ドスパラ Diginnos DG-D09IW2 - 最新にしてキープコンセプトなCherryTrailタブレット、キーボードもいいよ!(実機レビュー)

ドスパラ Diginnos DG-D09IW2
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。ドスパラの新しい8.9インチWindows タブレット「Diginnos DG-D09IW2」をお借りしての実機レビューです。Diginnosの8.9インチタブレットについては前身機である「Diginnos DG-D09IW」も実機レビューをしています。前身機を試用したのは昨年の7月なのですが、8.9インチというサイズが自分にとって非常に新鮮に感じられたことを今でもよく覚えています。なので、今回の実機レビューを楽しみにしていました。また、専用のキーボードも一緒にお借りできたので、そちらも併せて使用感をお伝えしたいと思います。
Diginnos DG-D09IW2:ドスパラ公式サイト

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1.スペック

OS: Windows 10 Home 32ビット
CPU: Intel x5-Z8300
RAM: 2GB
ストレージ: 32GB
ディスプレイ: 8.9インチ(1,920×1,200)10点マルチタッチ対応
通信: IEEE802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.0
カメラ:イン200万画素 / アウト500万画素
入出力: USB3.0、micro USB、miniHDMI、microSD
サイズ: 235 x 157 x 9.5 mm / 495g

最初にスペックを確認しておきます。OSは32ビットでRAMは2GBですが、CPUはCherryTrail世代のAtom Z8300を搭載しています。8.9インチサイズのディスプレイは解像度が1,920 × 1,200と高く、Wi-Fiは5GHz帯に対応し、USBも3.0対応のフル規格です。ちなみに前身機との比較では「CPUのCherryTrail化」が注目されるのですが、Wi-Fiの5GHz帯対応とUSB 3.0ポート、というのも地味に新しい機能です。私が一番そうなんですけど、「まずCPU」に目が行き、CPUがCherryTrailだと納得する、みたいなことになりがちです。でも本来はWi-FiとかUSBポートのレベルアップも大切なことなんですけどね。

ドスパラ Diginnos DG-D09IW2 システム情報
この製品はスペック違いのバリエーションは存在しません。従って試用機は上に書いたスペックと同じ構成になっていました。

2.筐体

ドスパラ Diginnos DG-D09IW2 同梱物
タブレット本体のパッケージ内容です。本体のほか、「はじめにお読みください」の冊子、DG-D09IW2専用の一枚もののマニュアル、AC電源、電源ケーブル(USB‐microUSB)です。ごくシンプルです。

ドスパラ Diginnos DG-D09IW2 キーボードと同梱物
こちらがキーボード(正確には「タッチパッド付キーボード一体型保護ケース」といいます)のパッケージ内容です。キーボードのほか、一枚もののマニュアル、そして充電用のUSB-microUSBケーブルです。そう、このキーボードはBluetooth接続なので、充電が必要なんです。

ドスパラ Diginnos DG-D09IW2 底面
タブレット本体から見ていきます。これは底面ですが、キーボードとはBluetooth接続なのでコネクターはついていません。というか何もないです。

ドスパラ Diginnos DG-D09IW2 右側面
右側面です。この面にポート類が集中配置されています。画像左からmicroSDスロット、オーディオジャック、microUSB、miniHDMI、そしてフルサイズのUSB 3.0ポートです。キーボード接続をしてPCとして使う場合は特に充電しながらUSBポートが使えるというのは助かります。

ドスパラ Diginnos DG-D09IW2 左側面
左側面にはスピーカーのみです。スピーカーはモノラルで、配置はそんなによくありませんね。個人的にはステレオスピーカーが筐体左右の側面に1つずつ配置されている、というのが理想です。

ドスパラ Diginnos DG-D09IW2 上面
上面です。画像が暗くて見えにくいと思いますが、この面には電源ボタンと音量上下ボタンがあります。ボタンのたてつけ、操作感ともいい感じです。なお、Windowsボタンはセンサータイプで筐体表面下側についています。センサータイプである、ということが嫌いな人もいると思いますが、Windows タブレットの多くはこの構造ですし、ないよりもあったほうがいいし、普通に操作できるので、これはこれでいいかな、と思います。

ドスパラ Diginnos DG-D09IW2 背面
筐体背面です。素材はアルミ合金なので、触るとひんやりします。

筐体は前身機と同じものだと思います。サイズが微妙に違っているんですが、外見を見ただけでは全く見分けがつきません。唯一USBポートが3.0対応なので端子部分が青い、というくらいですかね。ただし、これはネガティブな意味ではありません。もともとドスパラのタブレットはアルミ合金製の筐体を採用していてしっかり感が高く、特に8.9インチと10.1インチは他社製品にはない、「角ばった」筐体デザインで高級感があります。そのため前身機と同じ、というのは私としては歓迎です。

ドスパラ Diginnos DG-D09IW2 キーボード
すみません、撮影角度が悪くて少し画像がゆがんでしまいました。キーボードは「8.9インチ(9インチ)用」ですね。サイズは8インチ用のものよりも大きく、タッチパッドもついています。普段10.1インチの2 in 1を使っている私としては特に戸惑うようなサイズ感ではありませんが、初めて使う場合はかなり小さいと感じるでしょう。5列なのでFキーとDeleteキー、そして私の愛するPrtScrキーがFnボタンと同時押しになってしまうのはしかたのないところでしょう。

ドスパラ Diginnos DG-D09IW2 キーボード接続部
タブレット本体とキーボードは画像のようにプラスティック製のガイドにはめ込んで接続します。かなりきつい、というかしっかりと接続されるので脱落等の不安はないと思われます。

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ドスパラ Diginnos DG-D09IW2 キーボードカバー
カバー部分を変形させてキックスタンドとして使いますが、キックスタンドとなる部分にマグネットが内蔵されており、非常にしっかり固定されます。ディスプレイの角度調整はできませんが、安定感はかなり高いです。

ドスパラ Diginnos DG-D09IW2 収納
このキーボードは「キーボード一体型保護ケース」なので、タブレットを接続した状態で上の画像のように折りたたむことができます。よくある構造、と言ってしまえばそれまでですが、携帯性は高いですし、タブレットカバーを別に用意する必要もないので重宝すると思いますよ。

ドスパラ Diginnos DG-D09IW2 キーボード接続 横から
ドスパラ Diginnos DG-D09IW2 正面
キーボード接続時のサイドビューとフロントビューです。キーボードのサイズは8.9インチ用であることがわかると思います。また、ディスプレイ角度の調整はできませんが、違和感を感じるような角度にはなっていないため、ほとんどの人にとって不満は出ないと思います。上にも書きましたがキックスタンドの構造が非常にしっかりしているため、このタイプとしてはかなり安定感が高いです。

3.使ってみた

この製品が、というよりも8.9インチというサイズが、ということになりますが、「8インチと10インチの中間」というのは素晴らしい!と思います。本体重量が495 gなので、当然8インチよりは100 g以上重いのですが、取り回しが非常にラクに感じられました。私は日頃8インチタブレットと10インチタブレットをよく使っているので、逆にうまく表現できないのですが、「10インチよりも画面が見にくく、8インチよりも重くて大きい」というネガティブな感想ではなく、「8インチよりも画面が見やすく、10インチよりも小さくて軽い」というポジティブな感想が先に出てくるんですよね。どっちも正しい表現なんですけど、後者のほうが人間の感性により近い、っていう感じでしょうか。

あと、キーボードを接続してウインタブの記事を書いたりしたんですけど、8.9インチサイズなのにちゃんと使えるんですよねw PCとしてはディスプレイサイズがかなり小さいわけですが、8インチよりも目の疲れがずっと少ないんです。ディスプレイがかなりキレイで高精細、そして(テキストやアプリの)表示倍率が150%に設定されていて、それらがうまく噛み合った結果、ということなんだろうと思います。

ドスパラ Diginnos DG-D09IW2 キーボード 薄さ
あと快適性を高めてくれたのはキーボードの恩恵もあります。薄型ですが、思いのほかキーストロークが深く、打鍵感はしっかりしています。サイズが小さい、というのは事実ですが、8.9インチ用としてはこれ以上大きいサイズにはしにくいと思いますし、慣れるのにそんなに時間はかからないと思います。また慣れてしまえば快適に入力できると思います。かなり気持ちいいですよ。

次にこの製品の「体感性能」ですが、はっきり言って、CPUがCherryTrailだから、という理由で高性能だ、とは体感できません。このことは他のCherryTrai機についても同様です。おそらく何種類かのブラウザゲームを挙動の軽いものから順に試していくと、どこかでBayTrailとCherryTrailの差が体感できるものを発見できるかもしれません。要するにそのくらいの違いだと思います。ただし、これは私の使用環境だとそう感じる、ということであって、普通の人なら「BayTrail機とCherryTrail機、どっちがいいですか?」と聞かれたら間違いなくCherryTrail機を選ぶと思いますし、実際この製品はBayTrail機よりも高価格ではないので、「選ばない理由はない」とも言えますね。

このサイズは製品数も少なく、選択肢があまりないんですけど、私のようなおたくではなく、「1台だけタブレットを」という場合は8.9インチというサイズは非常に魅力的だと思います。

4.性能テスト

実機レビューの恒例として、「ドラゴンクエスト X」と「ドラゴンズドグマオンライン(DDON)」のベンチマークソフトを使ってみました。

ドスパラ Diginnos DG-D09IW2 ドラクエベンチ
参考:
Cube iWork 8 Ultimate(Atom x5-Z8300): 1,448
DELL Inspiron 11 3000(Celeron N3050): 1,446
acer Aspire Switch(Z3735F): 1,101
ドスパラ Diginnos Stick DG-STK2S(Z8300): 1.097
ドスパラ Diginnos Stick DG-STK2F(Z3735F): 1,082
HP Stream 11(Celeron N2840):1,018

うーん、思ったよりよくないですね。中国タブレットだとZ8300搭載の場合1,400以上になるんですが、1,200台でした。

ドスパラ Diginnos DG-D09IW2 DDONベンチ
参考:
ONDA V919 Air CH(Atom X5-Z8300): 819
Cube iWork 8 Ultimate(Atom x5-Z8300): 774
ドスパラ Diginnos Stick DG-STK2S(Z8300): 521
acer Aspire Switch 10(Atom Z3735F): 469

DDONの方もイマイチの結果です。先日読者の方からコメントをいただいたのですが、CPUのパフォーマンスはレジストリに設定項目がある、ということなので、ドスパラが何らかのチューニングをしている、という可能性がありますね。CherryTrailはBayTrailよりも発熱が大きいということもあり、実用的な設定をしているのかもしれません。どっちにしろ3桁のベンチマークスコアではDDONは快適に遊ぶことが不可能ですしね。ドスパラはゲーミングPCが本流の会社なんで、そういうこと(Atomでオンラインゲームは無謀)を踏まえてバランスをとっているんだと思います。

5.まとめ

ドスパラ製品はデスクトップPC以外はほぼ全機種試用させてもらっていますが、Windows タブレットは久しぶりに試したなあ、という感じです。ドスパラといえどずーっと新製品が投入されていませんでしたから。また、私としても8.9インチサイズのタブレットは試用経験がほとんどありません。その意味では今回の実機レビューは新鮮に感じられましたし、改めて8.9インチサイズのメリットを強く感じました。

いつも思うのですが、ドスパラ製品は安定性が高く、安心して使うことができます。ゲーミングノートPCのキーボードなんて「これでもか」っていうくらい頑丈ですし。同じことはDiginnos タブレットについても言えます。この価格でアルミ筐体を使い、スペック表上派手なインパクトのあるCPUだけでなくWi-FiやUSBポートもしっかり改善してますね。それでいて価格はむしろ安くなってます。

この製品はドスパラの公式サイトで25,704円(税込み、キーボードなし)、28,944円(税込み、キーボード付属)で販売されています。ここのところタブレット用の外付けキーボードをいくつか試用していますが、この価格差(キーボード分は3,240円)ならキーボードをセットで購入したほうがいいです。どう考えても3,240円以上の価値のある製品ですから。

6.関連リンク

Diginnos DG-D09IW2:ドスパラ公式サイト

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