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東芝 dynabook AZ65/G レビュー - 東芝お得意の15.6インチ、豪華なスタンダードノート、これ買ったらいろいろ楽だろうなあ(実機レビュー)

東芝 dynabook AZ65/G
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。今回は東芝の15.6インチスタンダードノート「dynabook AZ65/G」の実機レビューです。AZ65/Gというのは東芝の直販サイト「東芝ダイレクト」のみで販売されるWeb限定モデルの型番で、家電量販店などで購入できる「T75/G」「T95/F」に相当します。というか、基本的に同じ製品で、AZ65/Gは注文時に構成のカスタマイズが可能であるという点が異なります。

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AZ65/Gは2018年夏モデル(9月11日現在の最新モデルです)で、東芝の15.6インチスタンダードノートとしては最上位の位置づけです。また、ウインタブの周囲だといまいち話題にのぼりにくいですが、家電量販店などではエース級の存在かと思われます。

1.スペック

東芝 dynabook AZ65/G スペック表
東芝のスタンダードノートには非常に多くのバリエーションがあり、「CeleronからCore i7まで」選び放題なのですが、AZ65/GのCPUに関しては第8世代(Kaby Lake R)のCore i7-8550Uに固定されます。さすがは最上位モデル。しかし、外部GPU(GeForceやRadeonなど)は搭載されません。

Web直販モデルであるAZ65/GはRAMとストレージの容量や種類をカスタマイズして注文できます。RAMは8GBもしくは16GB、ストレージは1TB SSHD(小容量のフラッシュメモリをセットしたHDDで、OSやアプリの起動速度が速くなります)もしくは1TB SSDを選ぶことができます。ただし、RAM8GBの場合は1TB SSHD、RAM16GBの場合は1TB SSDに決まってしまいます。そういう選択肢しかありません。

ディスプレイは15.6インチのIPS液晶、FHD解像度で、メーカーによれば「引き締まった黒と鮮明な色彩を再現するClear SuperView液晶」が採用されているとのことです。この辺は実機試用を通して確認してみます。

光学ドライブは標準でブルーレイドライブです。もちろんDVDスーパーマルチドライブとしての機能もありますし、ブルーレイが使えると映画や音楽ビデオ鑑賞も楽しめそうですね。

入出力ポートはスタンダードノートとして十分な種類と数があります。ちなみにウインタブでは、全然深い根拠はないのですが、スタンダードノートの場合、USBポートが3つだと「並」、4つだと「充実」という評価になりがちです。ただし、USBポートは4つあるものの、Type-Cはなく、当然Thunderbolt 3といった高規格のものは装備されてません。

サイズは特に小さくもなく、また軽くもないです。ただ、この先筐体についてレビューしていきますが、この製品の場合、テレビとか冷蔵庫とか電子レンジといった家電製品の高級品のように「家具調」っぽい高級感がありまして、いかにも伝統大手メーカーらしい仕上げになっています。なので、サイズに関しては「これでいい」のかもしれません。

東芝 dynabook AZ65/G システム構成
東芝 dynabook AZ65/G ストレージ構成
試用機のシステム構成です。Core i7-8550U/RAM16GB/(上の画像だと特定できませんが)1TB SSDとなっていて、カスタマイズしうる最上位の構成でした。

2.筐体

東芝 dynabook AZ65/G 天板とケーブル
東芝製なので、同梱物は多いです。しかし、まずは天板とACアダプターから掲載します。天板からしてすでに「いつもレビューしているPCとは違う…」という感じ。

東芝 dynabook AZ65/G 天板拡大
Web直販モデルであるAZ65/Gは筐体色が「サテンゴールド(やや薄いゴールド)」のみです。天板の表面は「成型同時加飾転写工法(IMR)」という、説明されてもよくわからない技術でプリントされていて、非常につややかな光沢があります。おそらくベース素材はプラスティックだと思われるのですが、質感はとても高いです。上のほうで「家具調っぽい」と書いたのはこの点です。

東芝 dynabook AZ65/G ACアダプター
ACアダプターは195 gとかなり軽量です。この製品は本体重量が2.4 kgありますので、気軽に持ち運ぶという性質のものではありませんが、ACアダプターがコンパクトであるに越したことはないです。

東芝 dynabook AZ65/G 同梱物
で、怒涛のペーパー類。私はすべてを確認していませんが、非常に細かく、かつ親切に解説されていますので、読み解くのに時間が掛かるにしても、誰でも安心して使える、というのは間違いないです。

東芝 dynabook AZ65/G 左側面
東芝 dynabook AZ65/G 左側面
左側面です。この製品は左側に光学ドライブがあります。個人的に、これまでレビューしてきたスタンダードノートはほぼすべて右側面に光学ドライブがついていたため、ちょっと新鮮な感じ。ポート類は画像左からLAN、光学ドライブを挟んでUSB 2.0 × 2、オーディオジャックです。

東芝 dynabook AZ65/G 前面
前面(開口部)です。この面にはポート類、ボタン類はなく、右端にLEDステータスインジケーターがあります。

東芝 dynabook AZ65/G 右側面
東芝 dynabook AZ65/G 右側面
右側面です。画像左からSDスロット、USB 3.0 × 2、HDMI、通気口を挟んでDC-INとなります。天板のサテンゴールドに対し、側面や底面はホワイトになっています。筐体素材はプラスティックですね。

東芝 dynabook AZ65/G 背面
背面です。なにやら白くて丸っこいものがついてますが…

東芝 dynabook AZ65/G バッテリー
これはバッテリーです。この製品のバッテリーは着脱式です。最近は15.6インチスタンダードノートと言えども着脱式バッテリーを装備する製品はかなり減っていますが、私達ユーザーにしてみれば、バッテリー寿命が来たら簡単に交換できる、とか、予備バッテリーを持っておく、といったニーズに応えられるという点で、この構造のほうがずっといいと思います。

東芝 dynabook AZ65/G 底面
底面です。ここはちょっと説明が必要かと思います。まず、この画像、上側が手前(開口部)、下側が奥(ヒンジ側)で、下側にはバッテリーが見えます。一方上側にはスピーカー穴があります。このスピーカー穴なんですけど、

東芝 dynabook AZ65/G ACアダプター
「ONKYOと共同開発した2way 4speakers」です。この画像は前面左側のものですが、外側(左側)が低音用左スピーカー、内側(右側)が高音用左スピーカーとなっています。左右に低音用、高音用と2つずつスピーカーがあるので2way 4speakersということです。

東芝 dynabook AZ65/G メンテナンス開口部
底面についてもうひとつ。中央部にメンテナンス用のハッチがあり、ドライバー1本で開口が可能です。とはいえ、幅広いメンテナンスに使えるわけでもなく、RAM増設用です。RAMスロットが2つありますが、試用機は8GB × 2という構成になっていましたので、増設は出来ず「交換」となります。なので、試用機と同じ構成の製品を購入する場合、このハッチのお世話になることは当面ないでしょう。

東芝 dynabook AZ65/G キーボード
キーボードです。アイソレーションタイプ(個々のキーが独立している)でキーピッチは19 mm、キーストロークは1.5 mmです。意外なことにバックライトはついていませんでした。

また、タッチパッドの左上に指紋センサーがあります。

東芝 dynabook AZ65/G キーボード拡大
こうやってキートップを拡大してみても、特に加工が施されているように見えませんよね?でも違うんです。キートップに0.2 mmの凹みがあり、指先にフィットするようになっているとのことです。キーボードの使用感については後述しますが、正直なところ、この凹みの恩恵は感じませんでした。

東芝 dynabook AZ65/G 正面
ヒンジを開口してみました。なんとなくゴージャス!これ、キーボード面(パームレスト)に強い光沢があり、ディスプレイとか他の景色が写り込んでいるのが要因かと思います。

ディスプレイ面はベゼルがホワイトで、ベゼル幅も決して細いほうではありません。ホワイトなので重苦しい感じはしませんが、どちらかというと「どっしり」ですね。なお、ベゼル面上部にカメラのレンズがやたらとたくさんありますが、この製品はWindows Helloの顔認証に対応するので、IR(赤外線)カメラになっていますし、赤外線用のセンサーやフラッシュがついている関係でそう見えてしまいます。

東芝 dynabook AZ65/G ヒンジ最大開口
ヒンジを最大開口してみました。ご覧のように、決して「軟体」でもなく、開口角度はあまり大きくありません。自分だけで使う場合はこれで何の不都合もないですけどね。

この製品は東芝の高級機ということもあり、天板やキーボード面の光沢によって、ずいぶん豪華な感じに見えます。「家具調」というのはオーバーですが、日本の伝統大手メーカーらしいという気がします。ただし、それが無駄とは思いません。こういうデザインを好む人も多いと思います。また、東芝の製品らしく、堅牢性も極めて高いです。東芝の社内基準に合わせ、落下試験や振動試験、加圧試験など多岐にわたるテストをクリアしていて、保証期間も2年と長くなっています。これらも踏まえると、好みの問題もあるにせよ、筐体品質に関しては「さすが東芝」と言っていいと思います。

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3.使用感

スピーカー

筐体説明のところで記載したとおり、この製品はONKYOの2ウェイ4スピーカーを搭載しています。

音質は非常にいいです。ノートPC用のスピーカーに往々にしてみられる薄っぺらさ(シャリシャリと高音ばかりが強調される)もありませんし、低音の再現力も高いと思いました。音楽鑑賞にも十分満足できる品質だと思います。

東芝 dynabook AZ65/G サウンド
音質調整用の「dts sounds」というアプリもプリインストールされていました。直感的な操作で音質の調整が可能です。

また、このスピーカーの配置は明らかに「テーブル(あるいはデスク)への反射」を想定したものと思われます。実際、音楽を聴きながら筐体の前面を持ち上げてやると急に音質がしょぼくなります。低音、高音とも迫力を失い、ただのPCスピーカーに成り下がるという感じ。ただ、この製品はスタンダードノートですから、PCを手で持ったまま音楽を聴くという使い方はしないと思いますので、実用上は欠点とは言えないですね。しかし、音の反射などを計算に入れて作りこんでいるあたり、東芝らしいと思います。

ディスプレイ

黒いです。いや冗談、東芝の製品を立て続けにレビューしていますが、とにかく黒がしっかり黒いんで、赤とかピンクとか、他の色が映えます。非常に鮮やかな画質に感じられるんです。この製品の場合はさらにそれが強調されているというか、ハイエンドのスタンダードノートらしい品質だと感じました。おそらく先にレビューした「dynabook UZ63/F」よりも上だと思います。手持ちの液晶ディスプレイと比較してもはっきりとその差が体感できました。

この製品のディスプレイ解像度は4Kではありませんが、FHDディスプレイとしては最高水準と言っていいと思います。というか、別に4Kである必要はないと感じさせてくれました。さすが「Clear SuperView液晶」だと思います。

キーボード

キーボードも東芝のこだわりポイントです。最初キーボード面を見たときに、ずいぶんキーピッチが広いなあと感じたのですが、おそらくは配色の関係でそう感じただけで、キーピッチは19 mmと、一般的なフルサイズキーボードの間隔になっています。

打鍵感は非常にいいです。キーストロークが1.5 mmと、見た目よりは若干深めですが、それがまたこの製品にはよく合っていると思います。実際に打鍵していてキーストロークの深さを意識するという感じでもないんですけどね。ただ、確実な打鍵感は得られます。

打鍵音は小さめです。この製品はキーボード面が補強されています。強く打鍵すると若干キーボード面がたわむ感じになるものの、補強面で止まる、と言いますか、際限なくたわむ感じではありません。そのため、使っていて頑丈に感じられますし、たわむことの不快感もありません。

配列は素直なほうだと思います。しかし、使い始めのうちは最上段のキーサイズがかなり小さいことと、右下の方向キーのサイズが小さいことが気になるかもしれません。また、Enterキーの周辺のキーもやや小さめです。全体的に打鍵に支障があるとは感じられず、試用していて戸惑ったのは「Deleteキーが最上段にあり、キーサイズが小さいので押しにくい」「方向キーが小さいので使い始めのうちミスタイプがあった」ことくらいですね。この程度であれば誰が使ってもすぐに慣れると思います。

バッテリー

この製品はスタンダードノートなので、バッテリー稼働時間をシビアにチェックするのもどうか、とは思いますが一応。

ディスプレイ輝度50%(これで日中でも十分明るいです)に設定し、バックグラウンドでYouTubeの音楽をボリューム20%程度で流しつつWeb検索で調べ物をしたり、テキストライティングをしたり、といった使い方をして1時間に24%のバッテリー消費となりました。

次に、ディスプレイ輝度を25%(これだと日中は少し暗めです。ただし、十分使えるレベル)にして、音楽をかけず、webでの調べものとテキストライティングだけで30分使ったところ、バッテリー消費は9%でした。これだと1時間で18%ですから、5時間以上は使えるということになります。

今回の試用ではごく軽いタスクしか使用していないので、バッテリー消費という点ではやや有利な条件だったと思います。その使い方で、単純計算で4時間強、ディスプレイを暗くしたり、バッテリー節約モードにすればプラス5時間くらい、というのが目安になると思います。ただし、バッテリー消費量を見通すのは非常に難しく、使い方によって大きく変動しますので、あくまでも目安程度にお考えください。

4.性能テスト

この製品はCore i7-8550Uを搭載し、外部GPUの搭載はありません。このパターンの場合、「ドラゴンクエスト X ベンチマーク(標準品質と最高品質)」「ドラゴンズドグマオンライン(DDON、標準品質)」「3D Mark(Time Spy、FireStrike、SkyDiver、ただし、データ表示にTime Spyは含まず)」「PC Mark」をテストすることにしています。

東芝 dynabook AZ65/G ドラクエベンチ標準
参考:
NEC LAVIE Direct NEXT(Core i7-8550U): 9,643
DELL Inspiron 13 7370(Core i7-8550U): 9,058
HP Spectre 13(2017)(Core i7-8550U): 8,727
DELL XPS 13(9370)(Core i7-8550U): 8,409
HP Spectre x360(Core i7-7500U): 8,385
HP Spectre x2(Core i5-7260U): 8,207
Lenovo ideapad 520(Core i5-8250U): 8,129
ドスパラ Altair F-13(Core i5-7200U): 8,106
富士通 LIFEBOOK WS1/B3(Core i7-8550U): 8,055
ドスパラ Altair F-13KR(Core i5-8250U)
HP ENVY 13(Core i7-8550U): 7,646
DELL XPS 13(Core i5-7200U): 7,405
DELL XPS 13(Core i7-6500U): 7,230
東芝 dynabook VZ72/B(Core i7-7500U): 7,224
FRONTIER NLK(Core i5-7200U): 7,162
東芝 dynabook UZ63/F(Core i7-8550U): 7,080
富士通 LIFEBOOK WU2/B3(Core i7-8550U): 7,053
ドスパラ Critea DX-KS F7(Core i7-8550U): 7,001
NEC LAVIE Direct HZ(Core i7-6500U): 6,986
マウス m-Book F(Core i7-7500U): 6,974
Microsoft Surface Pro(Core i5-7300U): 6,902
Lenovo ThinkPad X1 Carbon(Core i7-6500U): 6,775
HP Spectre 13(Core i7-6500U): 6,505
DELL Inspiron 13 5000(Core i3-6100U): 6,418
Lenovo ThinkPad X1 YOGA(Core i7-6500U): 6,352
マウス m-Book J(Core i5-8250U): 6,323
Cube Mix Plus(Core m3-7Y30): 6,293
DELL Inspiron 13 7000 2 in 1(7373)(Core i7-8550U): 5,926
ドスパラ Critea DX-KS H3(Core i3-7100U): 5,888
HP Spectre 13 x360(Core i5-6200U): 5,859
Lenovo ThinkPad 13(Core i3-6100U): 5,409
ドスパラ Critea DX-K H3(Core i3-7100U): 5,159
ドスパラ Critea DX11(Core i3-6100U): 4,956
マウス LuvBook J (Core i5-5200U): 4,819

東芝 dynabook AZ65/G ドラクエベンチ最高品質
参考:
NEC LAVIE Direct NEXT(Core i7-8550U): 4,706
DELL XPS 13(9370)(Core i7-8550U): 4,571
ドスパラ Altair F-13KR(Core i5-8250U): 4,559
DELL Inspiron 13 7370(Core i7-8550U): 4,234
HP Spectre 13(2017)(Core i7-8550U): 4,210
ドスパラ Critea DX-KS F7(Core i7-8550U): 4,128
HP Spectre x360(Core i7-7500U): 4,003
DELL XPS 13(Core i5-7200U): 3,958
Lenovo ideapad 520(Core i5-8250U): 3,895
NEC LAVIE Direct HZ(Core i7-6500U): 3,787
富士通 LIFEBOOK WU2/B3(Core i7-8550U): 3,674
HP Spectre x2(Core i5-7260U): 3,670
富士通 LIFEBOOK WS1/B3(Core i7-8550U): 3,645
HP ENVY 13(Core i7-8550U): 3,634
DELL XPS 13(Core i7-6500U): 3,592
東芝 dynabook VZ72/B(Core i7-7500U): 3,540
FRONTIER NLK(Core i5-7200U): 3,412
Lenovo ThinkPad X1 Carbon(Core i7-6500U): 3,394
HP Spectre 13 x360(Core i5-6200U): 3,304
HP Spectre 13(Core i7-6500U): 3,283
Lenovo ThinkPad X1 YOGA(Core i7-6500U):3,190
東芝 dynabook UZ63/F(Core i7-8550U): 3,130
Cube Mix Plus(Core m3-7Y30): 2,798
マウス m-Book J(Core i5-8250U): 2,768
Lenovo ThinkPad 13(Core i3-6100U): 2,515
DELL Inspiron 13 7000 2 in 1(7373)(Core i7-8550U): 2,036

東芝 dynabook AZ65/G DDONベンチ
参考:
DELL XPS 13(9370)(Core i7-8550U): 4,385
NEC LAVIE Direct NEXT(Core i7-8550U): 4,365
DELL Inspiron 13 7370(Core i7-8550U): 4,247
ドスパラ Altair F-13(Core i5-7200U): 4,154
ドスパラ Critea DX-KS F7(Core i7-8550U): 3,935
HP Spectre 13(2017)(Core i7-8550U): 3,921
富士通 LIFEBOOK WU2/B3(Core i7-8550U): 3,890
富士通 LIFEBOOK WS1/B3(Core i7-8550U): 3,858
Lenovo ideapad 520(Core i5-8250U): 3,596
HP ENVY 13(Core i7-8550U): 3,487
ドスパラ Altair F-13(Core i5-7200U): 3,436
DELL XPS 13(Core i5-7200U): 3,379
FRONTIER NLK(Core i5-7200U): 3,326
Lenovo ThinkPad X1 Carbon(Core i7-6500U): 3,260
東芝 dynabook UZ63/F(Core i7-8550U): 3,192
DELL XPS 13(Core i7-6500U): 3,085
NEC LAVIE Direct HZ(Core i7-6500U): 3,068
HP Spectre 13(Core i7-6500U): 2,869
HP Spectre x360(Core i7-7500U): 2,867
Lenovo ThinkPad X1 YOGA(Core i7-6500U):2,751
マウス m-Book J(Core i5-8250U): 2,728
HP Spectre 13 x360(Core i5-6200U): 2,484
Lenovo ThinkPad 13(Core i3-6100U): 2,393
DELL Inspiron 13 5000(Core i3-6100U): 2,387
Cube Mix Plus(Core m3-7Y30): 2,264
DELL Inspiron 13 7000 2 in 1(7373)(Core i7-8550U): 2,197
ドスパラ Critea DX-K H3(Core i3-7100U): 2,087
ドスパラ Critea DX10(Core i3-6100U): 1,960
マウス LuvBook J (Core i5-5200U): 1,898

特定ゲーム「ドラクエ」「DDON」のベンチマークテストに関しては、Core i7-8550U搭載機としてまずまずのスコアとなりました。テスト中にファン音がやたらと大きくなることもなく、淡々とテストか進んだ感じです。もちろん本気で動いてくれたんですが、筐体のたたずまいとか、静かなファン音のせいもあって、「ずいぶん余裕かましてるじゃん」って感じがしました。

それは冗談としても、筐体サイズに余裕がある(たとえば冷却面などの心配が小さい)せいなんでしょうか、先日レビューしたCore i7搭載のモバイルノート「dynabook UZ63/F」とは結構な差になりました。ともあれ、良好なスコアを記録したと思います。

東芝 dynabook AZ65/G 3D Mark
参考:
DELL XPS 13(9370)(Core i7-8550U): 1,161、4,719
ドスパラ Altair F-13KR(Core i5-8250U): 1,126、4,746
HP Spectre x2(Core i5-7260U): 1,114、4,389
NEC LAVIE Direct NEXT(Core i7-8550U): 1,097、4,471
ドスパラ Critea DX-KS F7(Core i7-8550U): 1,070、4,365
DELL Inspiron 13 7370(Core i7-8550U): 1,020、4,358
富士通 LIFEBOOK WU2/B3(Core i7-8550U): 1,017、4,350
HP Spectre 13(2017)(Core i7-8550U): 1,000、4,304
Lenovo ideapad 520(Core i5-8250U): 984、4,262
富士通 LIFEBOOK WS1/B3(Core i7-8550U): 949、4,137
マウス m-Book J(Core i5-8250U): 942、4,118
東芝 dynabook UZ63/F(Core i7-8550U): 936、3,972
HP Spectre 13 x360(Core i5-7200U): 932、3,994
ドスパラ Altair F-13(Core i5-7200U): 930、4,028
HP ENVY 13(Core i7-8550U): 923、3,857
FRONTIER NLK(Core i5-7200U): 877、3,991
DELL XPS 13(Core i7-6500U): 871、3,710
Lenovo ThinkPad X1 Carbon(Core i7-6500U):857、3,608
マウス m-Book F(Core i7-7500U): 811、3,782
Microsoft Surface Pro(Core i5-7300U): 790、3,812
Lenovo ThinkPad X1 YOGA(Core i7-6500U):784、3,608
HP Spectre 13 x360(Core i5-6200U): 749、3,414
Cube Mix Plus(Core m3-7Y30): 680、2,889
マウス LuvBook J (Core i5-5200U): 626、2,631
Lenovo Miix 700(Core m5-6Y54): 611、2,469
ドスパラ Critea DX10(Core i3-6100U): 577、2,780
DELL XPS 12(Core m5-6Y57): 511、2,113
ドスパラ Diginnos DGM-S12Y(Core m3-6Y30): 496、2,586
DELL Inspiron 13 7000 2 in 1(7373)(Core i7-8550U): 493、2,102
Cube i7 Book(Core m3-6Y30): 304、2,723
Lenovo Yoga 700(Core m3-6Y30): 300、1,240
※左からFire Strike、Sky Diverのスコア

3D Markでも同様に、歴代トップ!みたいな派手な感じにはなっていませんが、かなり良好なスコアとなりました。やはりテスト中の挙動がかなり落ち着いていて、ファンが騒々しく回ったりもしません(あくまで私の体感ですが…)。東芝さん、もうちょっとクロックスピードあげちゃっても大丈夫なんじゃない?と思いました。

東芝 dynabook AZ65/G PC Mark
参考:
ドスパラ GALLERIA GCF1060GF-E(Core i7-8750H、GTX1060): 4,976
ドスパラ GALLERIA Mini 1060(Core i5-7500、GTX1060): 4,906
ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E(Core i5-8300H、GTX1050Ti): 4,545
OMEN X by HP(Core i7-7820HK、GTX1080): 4,290
ドスパラ Altair F-13KR(Core i5-8350U): 3,778
NEC LAVIE Direct NEXT(Core i7-8550U): 3,704
ドスパラ Critea VF-HEKS(Core i7-8550U、MX150): 3,704
DELL Inspiron 17 5000(5770)(Core i7-8550U、Radeon 530): 3,607
HP ENVY 13(Core i7-8550U):3,534
DELL XPS 13(9370)(Core i7-8550U): 3,518
ドスパラ Critea VF-HGK1050(Core i7-7700HQ、GTX1050): 3,492
富士通 LIFEBOOK WS1/B3(Core i7-8550U): 3,479
マウス m-Book J(Core i5-8250U): 3,350
東芝 dynabook UZ63/F(Core i7-8550U): 3,341
ドスパラ Critea DX-KS F7(Core i7-8550U): 2,921
富士通 LIFEBOOK WU2/B3(Core i7-8550U): 2,873
DELL Inspiron 15 7000(7570)(Core i7-8550U、GeForce MX130): 2,824
HP Spectre x2(Core i5-7260U): 2,822
ドスパラ Magnate IM(Core i5-7400): 2,763
ドスパラ Critea DX-KS H3(Core i3-7100U): 2,198

ラストはPCの総合性能テスト、PC Markです。このスコアもCore i7-8550U搭載機としては悪くないと言うか、妥当な感じです。この製品の場合、自宅でまったり、という使い方もビジネスマシンとしての使い方もありうると思うのですが、オンラインゲームとか手の混んだ動画編集とかをしないのであれば、およそどんな使い方をしてもCore i7の名に恥じないくらいの実力を発揮してくれそうです。

5.まとめ

東芝 dynabook AZ65/Gは東芝ダイレクトで販売中で、9月11日現在の価格は定価が131,000円(税込み141,480円)から、会員(登録無料)価格だと113,800円(税込み122,904円)から、となっています。また、試用機のスペック(RAM16GB/1TB SSD)だと定価が200,000円(税込み216,000円)、会員価格が156,800円(税込み169,344円)です。特に会員価格の場合、「東芝だから高い」という感じでもないですね。ただ、ちょっと賢く、ストレージ256GB SSDとか512GB SSDの設定があればさらに購入しやすく出来ただろうに、とは思いますけど。

この製品は家電量販店で販売されている「いいパソコン」だと思います。こういう書き方をすると、なんだか小馬鹿にしているように思われるかもしれませんが、PC操作に慣れていない老若男女も対象に含み、知識のあるなしを問わず、美的感覚を問わず、最大多数に最大の満足を与えることを使命としているわけで、その意味で言うとマニア向けの製品(例えばUMPC)とはちょっと違います。

そう考えると、やはり出来のいい製品だと思います。ええ、間違いなく。高級感のある筐体デザイン、高い耐久性、長期間の利用を見据えた交換式のバッテリー、一般的な用途では申し分のない高いパフォーマンス…、私も含め、喜々として激安な中華タブとかを購入する人たちには出来が良すぎて面白くないかもしれませんが、そうではない大多数の人たちには確実に大きな満足感を与えられる製品だろうと思います。

6.関連リンク(東芝ダイレクト)

dynabook AZ65/G

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コメント

  1. 匿名 より:

    高過ぎだ

  2. 匿名 より:

    光学ディスクドライブが左側に配置されているのは個人的には有り難いです。右側だとどうしてもマウスの可動範囲と重なってしまってトレイを開ける度にマウスを握った右手に干渉して邪魔なので。

  3. wintab より:

    こんにちは。なるほど、実は東芝はそのへんも考えてたりして…。しかしこの製品、安心感がすごいです。