こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。中国のスタイリッシュな15.6インチノート「Teclast F15」を読者の方が購入され、レビューをご投稿いただきました。レビュアーは「こぷりんさん」で、先日ペンタブレット「VEIKK A50」の読者レビューをしていただいています。
筐体デザインは期待通り、でもスペックに誤りがあったようで、その点も参考になります。では、こぷりんさんのレビューをどうぞ!
1.ことの発端・・・
新元号が『令和』と発表されてしばらくして、知人Sちゃん「ネェネェ、こぷりん。私のノートパソコン、10年くらい前に買ったんやけど、もう遅くて、そして【Windows7のサポートが終わります。Windows10へのアップグレードをご検討ください。】って頻繁にメッセージが出るの。ノートパソコン作って!」
(ノートパソコンを作って?!?! デスクトップなら何台も作ってきたけど、ノートパソコンの自作・・・。確か、強者が、秋葉原で液晶やキーボード、RaspberryPiを買って、筐体は3Dプリンターで作って、、、というブログは見たことあるけど・・・)
私「Sちゃん、ノートパソコンは作れへん。その代わり、プレゼントするから、ボクが機種選んでええ?」
Sちゃん「くれんの?ヤッホー!」
私「ただ、中国から輸入したり、日本語化したりするから、10連休前後まで待ってな。」
Sちゃん「ええよ。待ってる!ほな、お願いな。」
この時点で、もう機種は決まっていた。TeclastのF15 !ウィンタブでチェックしていて手にとりたかったF15 !
早速、Banggood、GearBest、GeekBuying、AliExpressをチェック。すると、GearBestで、『春日本向けキャンペーン』サイトで、約42,000円のF15を発見。(これは安い!)併せてXiaomiのBluetoothマウスをカートに入れて、ポチッと注文。これが4月10日頃。日本向け専用サイトで、限定100とあったので、台数は確保してあるのかと思ったが、なかなか【ShippedOut(出荷)】にならず。その間に、PDA工房さんのサイトをチェックすると、F15 のフィルムがない。もしや1番のりで、無料作成をお願いできるかと待つこと2週間。
4月23日にF15 が届きました(マウスがなかったので、GearBestのオーダーページを見ると、別々に発送とのこと)。まっ、いいやとPDA工房さんのサイトをチェックすると、F15 のフィルムはなし。すぐに、PDA工房さんにメールをすると、「着払いで送ってください」とのこと。すぐに開封もせず送りました。これで、PDA工房さんの1番のりは3台目です(^o^)
翌々日、フィルムがキレイに貼られたF15 が戻ってきました。フィルム2枚のおまけ付きで。これは、ウィンタブをチェックしていたおかげで、ホンマにうれしいかぎりです。というのも無料でフィルムを作成していただくだけでなく、自分で貼るよりキレイに気泡なく貼っていただけるからです。みなさまも新製品ご購入の際は、PDA工房さんのチェックをお忘れなく!
2.スペック
ここに詳細がありますので、省きます^^;
Teclast F15 - 15.6インチでスリムなスタンダードノート。スペックもよく、デザインも素晴らしい!
3.筐体
なかなか豪華な箱。
中身は本体、電源ケーブル、日本のコンセント変換用アダプター、マニュアルは英文とありましたが、8カ国語ありました。日本語もありましたが、見る必要はなさそうなマニュアルです。
電源を入れる前にチェックしたかったのが、背面のSSDスロット。開けてみると、既にSSD、入ってました。やはり、増設用ではなく換装用でした。ウィンタブを見て、フォルムの美しさに惚れ、手にしたかったF15。そっと開けてみると、やはり美しい。Sちゃんにピッタリの美しさです。
側面には電源コネクタとイヤホンジャック以外なく、他は後面にあるのがいいんです。筐体の色はシルバーではなく、MacBookのスペースグレーを少し薄めにした色です。
天板
右側面
左側面
後面
後面?いや違う。ウィンタブで見た後面と違う・・・。再度ウィンタブをチェック。
そう、これが私の知ってる後面。みなさん、違い、わかりますか?USB-Cがないんです。GearBestのF15 のページを見ると、スペックから、USB-Cが消えており、画像も変わっている!
BanggoodのF15 のページも見てみました。スペックには、USB-C Yes とありますが、画像からは、USB-Cが消えているんです。しかも、バッテリーの容量は、6000mAhではなく、5500mAhになっています。
今、本件については、GearBestに問い合わせ中です。USB-Cがないのと、バッテリー容量減がありますので、ここに利点を感じておられる方は、お待ちになった方が良いかと思います。今、Banggoodでは、Teclastフェア開催中ですが、スペックと実機では違うようです。ご注意ください。
それはさておき、
ナロウベゼルのディスプレイ。この美しさも惚れた要因の1つです。ディスプレイの上部にヒッソリとある前面カメラ。カメラの画素数は気にならず、このヒッソリ感もいい。
4.日本語化
Windowsは、英語でしたので、日本語パッケージをダウンロードし、Windowsもアップデートし、OSの設定は終わり。
5.使用感
・ディスプレイは、IPSのFHD。IPSのFHD。IPSのFHD、3回も叫んでしまうほど美しい。開封もせず、PDA工房さんにお願いしたのが、高硬度9H光沢フィルム。反射低減か、ブルーライトカットか迷ったんですが、この筐体には光沢一択やとお願いしました。
・スピーカー、底面にあり、なかなかの音質ではないかと思っています。
・キーボード。テンキー付きのいわゆるUSキーボードです。ただし、バックライト付きではないです。部屋を暗くしても光りません。何か設定があるのか、今調べ中です。Mac、iPadなどお使いの方なら違和感なく使えるでしょうが、Sちゃん、どうやろ?ちょっと心配やったので、
alt-ime-ahk - 英語配列のキーボードでもスムーズにIME切り替えが可能なツール、中華製品ユーザーにもピッタリ!
の記事を思い出しインストール。スペースキーの右のAltキーを押すとスタート画面???そこにあるのは、Altではなく、Windowsキー。Deleteキーが右端にあるのはブログで知ってましたが、まさかWindowsキーが2個もあるとは・・・。2個いらないので、Altキーがほしい!そこまでキーボードの配置を確認してませんでした。JISキーボードがいいなら、USB接続か、Bluetooth接続のキーボードを買ってもらいましょう。
・バッテリー。人様の物なので、バッテリーを消耗したくなくて、バッテリーテストは割愛させていただきます。5500mAhに減っていますが、まあ、Celeronと液晶なので、そこそこもつのかな。
6.ベンチマーク
バッテリーテストはできませんが、ベンチマークはいいだろう、と測定。結果は以下の通り。
「ドラゴンクエスト X ベンチマーク(ドラクエベンチ)」です。これを見て、「DDONベンチマーク」「3D Mark」「PC Mark」は止めました。Sちゃん、ゲームはしないから大丈夫かな。
「Crystal Disk Mark(SSD読み書き)」です。うーん、M.2 SSDならも少しいい数値が出るかと思ったんですが、でも体感的には、起動もOfficeもブラウザもサクサクです。
ちなみに初めから、GoogleChromeがインストールしてあります。Chromeを起動すると必ず表示されるTeclastのサイト。これは不要なので、Chromeの設定からオールリセット。再起動すると再び表れるTeclastのサイト。何?!TeclastカスタマイズのChromeか?と思ったので、いったんChromeを削除。Edgeも怪しそうなので、Firefoxをインストールし、FirefoxでChromeをインストール。Teclastのサイトは表示されなくなりました。
で、何か心配になったので、プロダクトキーを調べて、DoubleDriverで、ドライバをバックアップし、Windows10をクリーンインストールすることにしました。USBメモリにWindowsイメージを作り、BIOS設定をUSBメモリ起動に変更して、クリーンインストール!DoubleDriverで、ドライバを戻して、Officeやらを入れて、ようやく完成。ちょっと手間取りましたが、筐体はTeclast、中身はキレイなWindowsになりました。
7.おまけ
後面に、microSDスロットがありますので、128GBのSDを插入し、マイドキュメント関係のフォルダはそこへ(ただし、今度のMayアップデートではSDカードやUSB接続のメモリ、ハードディスクがあるとアップデートできないとMicrosoftがアナウンスしてますので、ここも要注意です)。
そして、USBメモリに、Windows回復ドライブを作成し、プレゼント。
これにて、完了です。なんか、イロイロ時間かかってしまいました。バッテリー減は、まっいいとして、USB-Cの件、何かありましたら、またお伝えします。
8.関連リンク
Teclast F15:Banggood
※5月6日現在、クーポンコード「bgf15low」で379.99ドル(43,167円)で購入できます
Teclast F15:Gearbest