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一太郎発売記念 keyboard PC Limited Edition(キーボードPC Ⅱ) - あのキーボードPCにバッテリーがついた!

一太郎発売記念 keyboard PC Limited Edition
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。PCを内蔵したキーボードといいますか、キーボードを一体化したミニPCといいますか、「キーボードPC」に関しては、過去ウインタブでも何度か記事を書いており、最近だと「K8 Mini PC」という製品の実機レビューもしています。日本メーカーだとテックウインドの「キーボードPC WP004」の紹介記事を1年ほど前に書きました。

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キーボードPCに関しては記事にする都度、それなりの話題にはなるのですが、きっと人気はイマイチなんだろうなあ、と思います。しかし、テックウインドがキーボードPCをリニューアルして発表し、ジャストシステムはそれを「一太郎エディション」として発売しました。テックウインドでは「キーボードPC Ⅱ」、ジャストシステムでは「一太郎発売記念 keyboard PC Limited Edition」となりますが、筺体色と販売チャネルが異なるものの、ハードウェアとしては同一構成、同一性能になっています。

1.スペック

筺体色以外のスペックが同じなので、「一太郎」のほうのスペック表を掲載します。

一太郎発売記念 keyboard PC Limited Edition スペック表

クリックで拡大します

テックウインドの「キーボードPC WP004(この製品の先代モデルに当たります)」と比較してみると、CPUがCherryTrail世代のAtom Z8300になり、RAMも4GBと倍増しました。当然ですが、この製品はタッチ操作ではなくキーボードでの操作となりますので、CPUとRAMがパワーアップしたことの恩恵はそれなりに大きいと思います(この表現の根拠については下記リンクをご参照ください)。
低価格帯タブレットや2 in 1に必要なRAMは2GBか4GBか?読者のご意見をまとめてみました

一方でストレージは32GBのまま据え置かれていて、どうせなら若干高価格になったとしても64GBにしてくれたほうが使いやすかったかな、と思います。また、USBポートは従来の「USB 2.0 × 2」から「USB 3.0とUSB 2.0」に変更されました。これは文句ないっすね。また映像出力関係ではHDMIに加えD-subがあり、有線LANポートも備えている、というのは従来通りです。

あと、実用上最も大きいであろう変更点として、6,000mAhという大容量のバッテリーが搭載されたことが挙げられます。この結果、最大6時間のバッテリー稼働が可能となりましたが、ミニPC系の製品の場合、バッテリーがついているかいないか、というのは劇的な差になります。当然バッテリーが内蔵されていたほうが圧倒的に用途が広がります。例えばリビングのテレビにこの製品を接続して使っていて、別な部屋に移動する際、バッテリーを内蔵していなければシャットダウンしてからでないと持ち運べませんが、バッテリーがあればそのような手間はありません。

ただし、バッテリーが主要因と思われる重量増加は顕著ですね。288 gから560 gに倍増してしまいました。560 gといえば10インチタブレット(キーボード含まず)くらいの重量になりますが、仮に外出先に持ち運ぶとしても特に苦労はしないレベルだと思いますので、それならバッテリーがあったほうがいいでしょう。

サイズも横幅が大きくなりました。287 mmから321 mmと、34 mmの差になっています。これは主にタッチパッドを大型化したのが要因と思われます。ちなみに321 mmという幅は13.3インチのモバイルノートPCと同じくらいなので、ビジネスバッグには問題なく入ると思います。

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2.筺体

一太郎発売記念 keyboard PC Limited Edition 筺体
ジャストシステムの方は鮮やかな「一太郎の赤」です。かなり派手な印象ですが、一太郎を愛用している人にとってはうれしいんじゃないでしょうか?また、こういうカラーリングが好きな人も結構いるでしょうね。

タッチパッドが大型化し、見た目のバランスはかなりよくまとまっていると思います。しかし、よく見ると右側のキー配列に結構クセがありますね。個人的には右のShiftキーがない、というのがかなり引っかかります。

一太郎発売記念 keyboard PC Limited Edition 操作イメージ
この画像を見ると、キーボード面のサイズがかなり小さいことがわかります。そんなわけで、この製品を使いこなすには多少の慣れというかリードタイムが必要かもしれません。

一太郎発売記念 keyboard PC Limited Edition ポート類
入出力ポートはキーボードの上側面(で大丈夫ですよね?)に集中配置されます。賛否両論はあるかもしれませんが、サイズの制約もありますしねえ。

テックウインド キーボードPC Ⅱ
テックウインド キーボードPC Ⅱ
こちらがテックウインドの「キーボードPC Ⅱ」です。筺体色がブラックになっているというだけで、製品そのものは一太郎と同じです。ビジネス用途ならこっちになるでしょうね。

3.価格と発売時期

テックウインドの「キーボードPC Ⅱ」は2017年1月下旬の発売予定で価格はオープンです。通販サイトなどで型番検索してみましたが、まだ予約注文はスタートしておらず、価格情報はありません。

一太郎の方はジャストシステムの通販サイト「Just my shop」で予約受付中です。発送開始は2017年2月2日の予定で、価格は下記のとおりです。

一太郎/ATOKユーザー優待価格: 24,624円
ジャストシステム製品ユーザー優待価格: 24,948円
一般価格: 26,784円
※すべて税込み

まず、一太郎ユーザーかそうでないか、ということによって一太郎エディションの印象は大きく変わると思います。このスペック、かつ一太郎モデルということであれば、Just my shopの価格は決して高いとも思えませんが、一太郎になんの関心もなく、赤い筺体に惹かれもしない、という人はテックウインドのほうが(予想ですけど)安く買えそうです。

あと、一番肝心なのはこの製品を購入して、「どう使うか」ということですね。例えばお仕事柄プロジェクターにPCを接続してプレゼンする機会が多いとか、自宅のリビングに接続するPCが欲しいとかであればわかりやすいですが、ともかく、どう使うかが先にある程度イメージできないと厳しいかな、と思います。

4.関連リンク

テックウインド、Windows10搭載バッテリー内蔵の「キーボードPC Ⅱ」を発売:テックウインド ニュースリリース
「一太郎2017」発売記念、現代によみがえる レトロな革新的PC:Just my shop
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コメント

  1. あるえふ より:

    一般向けの黒がNTTXストアで台数限定で出ましたねー。
    欲しいサイズとコンセプトですが、他にも欲しいものがあるしここは耐えます。
    ・・・耐えるんです・・・。