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楽天モバイルが携帯キャリアサービスを開始 - とても安い料金プランが魅力!しかし注意しておきたいこともあります

Rakuten Un-Limit
こんにちは、かのあゆです。従来ドコモとau回線を利用した格安SIM(MVNO)事業を展開していた「楽天モバイル」が、4月8日よりドコモ、au、ソフトバンクに続く第4の携帯キャリア(MNO)としてのサービスを開始します。これに伴い、従来の格安SIMとしての「楽天モバイル」は4月をもって新規申し込みを終了します。

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3月3日にはドコモ・au・ソフトバンクにはない安価な価格設定と「初回申し込み300万人まで1年間回線使用料が無料」というキャンペーンが発表されました。発表直後は申し込みが殺到して楽天モバイルのサイトにつながりづらいという状況にもなりましたが、まだ回線が整備されていないということもあり、メインの回線を楽天モバイルに移行する上で、注意しておきたい点もあります。

1.「楽天回線」エリア内ならデータ通信使い放題だが…

「楽天」エリア内ならデータ使いたい放題
楽天モバイルの通信プランはドコモやau、ソフトバンクと比べると非常にシンプルで、データ通信使い放題の「RAKUTEN UN-LIMIT」プランのみが用意されています。楽天モバイルの回線エリア内であればどれだけデータ通信を行っても通信料金は2,980円で収まるプランです。他社大手キャリアの大容量プランがおおむね6~7,000円程度であることを考えると非常に安いと言えます。

しかも300万人までのユーザーに対して初年度1年はプラン料金が無料となるキャンペーンを行っていることもあり、今すく他社大手キャリア回線や格安SIMから乗り換えようと思っている人もいるかもしれません。特に外で動画コンテンツやアプリのダウンロードを行うとすぐにデータ容量を使い切ってしまうこともあり、ヘビーユーザーには非常にありがたく感じるでしょう。

濃いピンクのエリアが楽天回線エリア、薄いピンクのエリアはau回線を借りているエリア

楽天モバイル サービスエリア(関東地方の一部のみ表示)

※サービスエリアの詳細はこちらをご覧ください。
サービスエリア:楽天モバイル

しかし、注意すべき点があります。「楽天モバイル回線エリアがまだ整備されていない」ということです。すでに昨年10月より一部ユーザーに先行テストとしてサービスを提供しているものの、楽天モバイル回線が利用できるエリアはまだ非常に少ないのが現状です。楽天モバイル回線が使えないエリア(上記画像の薄ピンク色のエリア。3月8日現在)ではau回線を借りたローミング接続となり、この場合データ通信無制限ではなく「一か月2GB」までという制限があります。2GBという容量を使い切った後は他社大手キャリアや格安SIMキャリア同様通信速度が128Kbpsという、一昔前のISDN回線並みの通信速度に落とされてしまいます。

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2.端末を買い替える必要がある

端末ラインナップは充実してきているものの…
また、楽天モバイルに移行する場合、基本的に「楽天モバイル(MNO)」対応端末に乗り換える必要がある点にも注意が必要です。ドコモ・au回線を利用した格安SIMキャリアとしての楽天モバイルでは対応するドコモ、au向けキャリア端末、およびSIMフリースマートフォンをそのまま使用することができましたが、MNOキャリアとしての楽天モバイルでは同社が販売するスマートフォンを使用する必要があります。AppleのiPhoneに関しては一部機種で動作するようですが、公式サポートされているわけではないため今後利用できなくなる可能性があります。

楽天モバイル(MNO)回線に対応する端末は以下の通りです。
Huawei nova 5T
Huawei P30 lite
Huawei nova lite 3
Xperia Ace
Galaxy S10
Galaxy Note10+
Galaxy A7
SHARP AQUOS sense 3 Plus
SHARP AQUOS sense 3 lite
oppo Reno A 128
oppo A5(2020)
Fujitsu arrows RX
Rakuten mini

このうちHuawei端末、SHARP端末、oppo端末は家電量販店や他社格安SIMキャリアでも販売されていますが、基本的に楽天モバイルが販売しているモデルのみ動作保証されています。Huawei P30 liteとHuawei nova lite 3に関しては楽天モバイルでの取り扱い開始時点では楽天モバイル(MNO)回線に対応していませんでしたが、のちに対応するためのアップデートが配信されています。

こちらに関しては楽天モバイル向けモデルのみに配信されているため、家電量販店や他社MVNOキャリア経由で購入したHuawei P30 liteやHuawei nova lite 3では楽天モバイル(MNO)回線が使えない可能性があります。基本的に楽天モバイル回線を使うのであれば既存の他社キャリア端末やSIMフリー端末は利用できないと考えておいたほうが良いかもしれません。

3.「Rakuten Link」アプリを使用すれば国内通話がかけ放題

一方で、国内通話がかけ放題になる、というメリットもあります。

MNO回線に移行する楽天モバイルではもちろん他キャリア同様、「携帯電話」としての通話も可能です。Android OSに含まれている電話アプリ経由で通話する場合、通常通り30秒20円という通話料金が発生するのですが、楽天モバイルが提供するIP電話アプリ「Rakuten Link」アプリを利用することにより、国内通話に関してはかけ放題となり、通話料金が発生することはありません。

Rakuten Link自体はSkypeやLINEなどと同じくインターネット回線を利用したIP電話アプリなのですが、固定回線や他社携帯電話にかけると番号非通知になることが多いほかのIP電話アプリとは異なり、Rakuten Link経由での通話に関しては通常の電話アプリを使った時と同じように契約している携帯電話番号での通話が可能になっているのが最大の特徴です。また海外への国際電話に関しても月額980円(税抜き)でかけ放題になるサービスが提供されます。

ただし、「0570」で始まるナビダイヤルなどの有料通話サービスに関してはかけ放題の対象外となります。

4.まとめ

ドコモやau、ソフトバンクよりも安価な設定でMNOキャリアとしてスタートする楽天モバイルは楽天回線エリア内でのデータ通信使いたい放題、国内通話かけ放題など、非常に魅力的で、すぐにでも乗り換えようと検討している方も多いかと思います。

これまでご説明してきたとおり、現状楽天モバイル回線の整備が進んでいないこともあり、データ使いたい放題で使えるエリアはかなり限定され、それ以外のエリアではau回線での接続となるため2GB以上データ通信を行うと速度制限にかかってしまうなど、「メイン回線」として乗り換えてしまうと「結局乗り換え前の大手キャリアや格安SIMキャリアのほうが安かった」と後悔してしまう可能性もあります。

また原則端末の乗り換えも必要となるため、楽天モバイルに対応する端末の代金も用意しなくてはならない点には注意が必要です。

ただ「300万人限定」という形ではありますが、初年度1年に関しては基本使用料が発生せず、契約時に発生する事務手数料(3,300円)に関しても楽天ポイントとしてキャッシュバックされるため、通話できるサブ回線として契約するという使い方であれば魅力的です。

1年後であれば楽天モバイル回線もだいぶ整備されているはずなので、試しに使って回線整備されたらメイン回線として乗り換えるというのもありでしょう。またドコモ・au・ソフトバンクも楽天モバイルの「RAKUTEN UN-LIMIT」プランに影響された価格設定のプランを用意してくる可能性があるので、少し様子を見てみるのもいいかと思われます。

5.関連リンク

RAKUTEN UN-LIMIT 受付ページ : 楽天モバイル 楽天市場店

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コメント

  1. 名無し より:

    カケホのデータ通信なんですが、エリア外(KDDI auエリア内)だと2Gから消費されるので発信時は要注意ですね…
    せめて『Rakuten Link』だけは通信制限をかけなければ良いんですがね(*_*)

  2. aristo5555 より:

    Rakuten Linkはパケット消費しないとどっかで見ましたよ
    確か公式サイトにも載っていたような…

  3. tk より:

    oppo A5 2020は楽天以外で入手したものでも同じようにつながる
    動作保証に乗っていないAndroidは、バンドが対応していてもデータ通信と音声通話ができなものが多数
    IPhoneはデータ通信できるが、音声通話ができない