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TUNEWEAR ALMIGHTY DOCK C3 レビュー - イヤホンジャックにイーサネットポートも搭載!モバイラー必携の多機能USBハブ(実機レビュー)

ALMIGHTY DOCK C3
こんにちは、かのあゆです。フォーカルポイント株式会社が「TUNEWEAR」ブランドのUSBハブ「ALMIGHTY DOCK C3 マルチUSB-Cハブ」を発売しました。この製品はUSB PD対応のUSB-Cポート(電源入力専用)を搭載するセルフパワータイプのUSBハブですが、それだけでなくイヤホンジャックや1000Base-T対応のイーサネットポート、4K出力に対応するHDMIポートも備えた優れた製品です。今回、この製品の実機をお借りすることができましたので、レビューしていきます。

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1.スペック

●インターフェイス : USB-C(PD給電専用、最大60W)、USB Type-A(USB 3.0  最大5V/900mAh 5Gbps)、HDMI(最大3,840 x 2,160/30Hz HDCP1.4/2.2対応)、RJ-45(10Base-T/100Base-T/1000Base-T)、3.5mmイヤホンジャック
●カードリーダー : MicroSD、SDカード
●サイズ : 115 x 52 x 16 mm(ケーブル除く)
●重量 : 約74 g

ALMIGHTY DOCK C3はバスパワータイプの多機能ハブです。USB 3.0に対応するUSB-Aポートを3ポート搭載するほか、給電用としてUSB-Cポートを備えています。ハブとしてはバスパワーですが、最大60Wまでの電源入力に対応するため、ハブを接続しながらUSB-Cポートでの給電ができるノートパソコンやスマートフォン、iPad Proの充電が可能です。

また最大4K(3,840 x 2,160)まで対応するHDMIポート、MicroSD/SDカードスロットを搭載するほか、USBハブとしては珍しくRJ-45ジャックと3.5mmイヤホンジャックも搭載します。

2.筐体

ALMIGHTY DOCK C3 付属品
付属品は専用ポーチ、マニュアル、「TUNE UP YOUR LIFE!」ステッカーです。TUNEWEARブランド自体は海外でも展開している製品ですが、日本で販売されている製品に関しては日本語のマニュアルが付属しています。

本体上部
本体上部です。安価な製品だとプラスチックを筐体に採用しているUSBハブも数多く存在しますが、ALMIGHTY DOCK C3では金属素材が採用されており、非常に高級感があります。

前面ポート
前面にはUSB-Cポート、MicroSDカードスロット、SDカードスロットが配置されています。USB-CポートはUSB PDに対応しており、ハブを接続しながら対応する端末を充電することが可能です。ただし、残念ながらデータ通信には対応しておらず電源入出力専用ポートです。

フルサイズのSDカードは今となってはメインで使われることが少なくなってしまいましたが、デジタルカメラなどのデータを取り扱うときに非常に重宝します。

右側面
右側面にはRJ-45とイヤホンジャックが配置されています。RJ-45は1000Base-Tに対応しており、本体にRJ45が搭載されていない機種でも有線ネットワークに接続することが可能です。なお、後述しますがWindows環境ではドライバのインストールが必要な場合があります。

USBハブとしては珍しくイヤホンジャックが搭載されており、イヤホンジャックを搭載していないスマホなどでもお気に入りの有線イヤホンを接続して音楽を楽しむことが可能です。

後部ポート
後面にはHDMIポート、USB 3.0ポート x 3が配置されています。HDMIポートは接続する端末とモニターが対応していれば4K出力にも対応します。

底部
底面にはTUNEWEARロゴと有線LANのMac IDが記載されています。

全体
全体の写真です。太めのケーブルを採用しており、耐久性はかなりよさそうな印象です。長さも22cmとなっているため、取り回しもちょうどいいサイズです。

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3.使用感

Androidスマートフォンの場合

Androidでの使用例1
TUNEWEAR ALMIGHTY DOCK C3はWindows、Macのほか、AndroidとUSB-Cポートを備えるiPad Proでも利用可能です。試しにXperia XZ2 Compact SO-05Kで接続してみたところ、ハブに接続されているUSBメモリやMicroSDカードを本体側のストレージやMicroSDカードとは別に認識してくれました。ただし、Android OSやiOSの制限上Windowsでよく使われているファイルシステムであるNTFSでフォーマットされた外付けハードディスクは正常に認識しませんが、exFATやFAT32でフォーマットされたドライブであればALMIGHTY DOCK C3に接続して認識させることが可能です。

なお、Micro SDカードスロット、SDカードスロットともにXperia上でもアクセスできましたが、二つのスロットを同時利用することはできませんでした。

Androidでの使用例2
近年Bluetoothイヤホン(ヘッドホン)も高音質コーデックの登場でハイレゾレベルの音質で音楽を楽しむことができるようになり、3.5mmイヤホンジャックを搭載しないスマートフォンも増えてきましたが、それでも「お気に入りの有線イヤホンを使いたい!」という方は多いのではないでしょうか。ALMIGHTY DOCK C3ならば3.5mmイヤホンジャックがついていますので、お気に入りの有線イヤホンを使用可能です。またUSB PDによる充電を同時に行うことも可能なため、イヤホンを使用しながらスマートフォン本体を急速充電することもできます。

Windows PCの場合

Windows PCでの使用例
USB-Cポートを搭載するWindows搭載ノートPCの場合、USBハブとしての機能に関しては標準ドライバの機能で追加のソフトウェアをインストールすることなく通常通り利用可能です。カードリーダーに関してもそのまま動作します。

初回接続時のみ隠しドライブがマウントされる
ただし、RJ-45ジャックを利用するには別途ドライバのインストールが必要です。ALMIGHTY DOCK C3に内蔵されているストレージ領域にドライバのインストールファイル一式が収録されていますので、ここから手動でインストールします。なお、ALMIGHTY DOCK C3のストレージ領域はCD-ROMと同じ扱いとして認識されるため、ここにユーザーデータを保存することはできず、さらに一度ドライバをインストールすると、この領域にはアクセスできなくなります。

RealTek製チップを採用
インストール後にALMIGHTY DOCK C3を接続するとデバイスマネージャーの「ネットワーク アダプター」の項目に「Realtek USB GbE Family Controller」として認識されます。無線LANが普及したとはいえ、ビジネスホテルの宿泊時や社内ネットワーク接続時に有線LAN接続が必要となる場合もあり、RJ-45が搭載されていないデバイスの使用時には大いに活躍してくれるはずです。

4.まとめ

まとめ
TUNEWEAR ALMIGHY DOCK C3はAmazon.co.jp、および楽天市場とYahoo!ショッピング内「フォーカルポイント・ダイレクト」、ヨドバシカメラ等各種ショップにて9,504円(税込)で販売中です。USB-Cハブはそれこそ数百円程度から購入できる製品も存在するものの、ALMIGHTY DOCK C3はUSBポートを増設するだけでなく、イヤホンジャック、HDMIポート、RJ-45ジャックも搭載した多機能ハブです。近年Microsoft SurfaceやMacBook、各種UMPCなど、薄型軽量にするためにUSBポートだけでなく、イーサネットポートまで廃止した製品も多くなってきたため、これらのノートPCを愛用しているモバイルユーザーであればそろえておいて損はないのではないと思います。

もちろんAndroidやUSB-Cポートを搭載するiPad Proでも利用可能で、特にAndroidスマートフォンの一部やiPad Proにはイヤホンジャックが搭載されていないため、これらの製品を愛用しているユーザーにも重宝する製品になると思います。

5f.関連リンク

TUNEWEAR ALMIGHTY DOCK C3 : フォーカルポイント 製品紹介
ALMIGHTY DOCK C3:楽天フォーカルポイント・ダイレクト

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