こんにちは、壁です。こちらでライターとしてお世話になり、もう今年も終わりになろうとしてます。早いものです。今回はですね…えー全くガジェットと無縁な記事になりますw 今年は自分史上初となる大旅行をしてまいりまして、新日本海フェリーの記事をご覧いただいた方はお分かりかと思いますが、鹿児島から北海道へマイカーと一緒に旅してきました。よろしければ、最後までお付き合い下さい。
1.マイカーのスペック
いつもレビュー記事で被写体となっている日産・ノートです。このノートは特別仕様車の「ブランナチュールインテリア」で、明るめの内装色でコーディネートされているだけでなく、上級グレードの「MEDALIST」譲りの装備を追加した仕様となっています。
標準スペックを挙げましたが、壁仕様のノートは少し手を入れています。
具体的には、
・ホイールを16インチにサイズアップ(タイヤサイズは195/55R16にアップ)
・タイヤをブリヂストン・レグノGR-XⅠに変更
・ストラットタワーバーを追加(タナベ製)
・ブレーキホースをnismo製レーシングタイプに変更
・スピーカーを全てパイオニア製の17センチ(TS-F1730)に変更
・Bピラーにe-power MEDALISTグレード用ウェザーストリップを追加
・バックドアにニャンコ先生ステッカー貼り付け(ニャンコノートたる所以w)
とこんな感じです。
タワーバーを入れたのは、ノーマルだとパワステが軽すぎたので少し重くしたかったから。ブレーキホースにレーシングタイプを選んだのは踏んだ感じがスポンジーなのが気に入らなかったから。マツダやスバルみたいに踏み始めからガツンと来るタイプが好みです。
Bピラーに追加したウェザーストリップはe-power MEDALIST用ですが、通常のノートにも追加できます。これを入れることによりサイドからの風切り音を低減させることができます。
さて、ノートの紹介もほどほどに、「しろさばとらさん」と「しろちゃとらさん」を載せて、いざ、北の大地へ。
2.まずは舞鶴港へ
2018年9月15日(土)の午後3時に南さつま市を出発。お仕事終わってから出発なのです。南さつま市から舞鶴港までは950km。フェリー出発の1時間前の午後10時にはターミナルに着いていないといけないのですが、とても7時間では到達できません。かと言って広島まで行くのも難しい。しかし九州を出るのはマストなので、山口市に宿を取ることを選択。
午後9時頃に新山口駅近くのホテルに到着。9月16日(日)、朝食をとり午前8時にホテルをチェックアウト。ノートに乗り込み2日目スタート。国道2号線を北九州方面に走らせ……え?舞鶴港は逆だろう??いやまぁちょっと寄り道ですよぉ。
国道2号線から美祢方面へ。やってきたのは…。
秋吉台
山口の定番スポットではありますが、僕が来たかったのは山口県道241号秋吉台絵堂線。この県道の終点にある長者森というところなんですが…。
ニャンコノート、カルスト台地に立つ!!
以前は、終点の長者森まで行けたのですが、現在は環境保護のために自動車での進入は手前の展望台までとなっています。秋吉台から降りて再び山口市内へ戻り、山口にあるパン屋さん「シュクルヴァン」でおやつ代わりのパンやら補給します。
国道2号線小郡道路から山陽道山口南ICに抜けて東進。このまま山陽道を走り……ませんw 玖珂ICで降りて欽明路道路へ。そう、もう一つのテッパンの観光名所へ。
錦帯橋です。渡りしませんでした。眺めて終了。10年ぶりぐらいに訪れました。割と時間的にも余裕があるので岩国から広島市内まではそんなに時間かからないでしょ、ってことで国道2号線を広島方面へ。
ところが…。宮島観光でごった返していたのか渋滞にひっかかり大きなタイムロス。それでも寄りたかった佐方SA。写真撮り忘れた…。広島市内でお昼ごはんをと思ったのですが、渋滞によるタイムロスが響いて断念。山陽道広島ICから岡山方面に向かいます。ところどころで西日本豪雨の爪痕が残ってたのが印象的でした。
播但連絡道経由で舞鶴若狭道へ。お夕飯は舞鶴若狭道西紀SAの但馬牛の牛丼定食。
ちょっとお値段高めですが、美味しかったですよ。
福知山ICを過ぎたら、もうすぐ舞鶴。
午後9時30分、舞鶴港到着。出航は午後11時50分ですが、早めに並んでる人が多かったですね。船内の様子などは以前書いた記事を参照。
フェリー「あかしあ」に乗船して、ノートは1日お休み。南さつま市を出発してからここまでの平均燃費が20.4km/L。かなり伸びているのに驚きました。
9月17日(月)、日中は日本海の上。小樽港到着は午後8時45分。フェリーは定刻に小樽港に到着。まずは北海道の道路に慣れようと思い(?)、やってきたのは毛無山。
さっそく道民ドライバーのドライヴィングテクニックを目の当たりにしましたw それにしても、やはり寒く感じましたね。ジャケットといった冬モノの上着は持ってきてたのは正解でした。これもまたクルマでの旅での利点の一つと言えそう。
札樽道を札幌方面に走り、本日の宿は札幌市内。いよいよ、北の大地でのドライブが始まります。
3.北の大地をドライブ
9月18日(火)、いよいよ最北端へ。札幌のホテルを午前8時にチェックアウト。まずは道央道へ…と行くのでしょうが、僕はノートを国道275号線、当別方面へ走らせました。どうしても寄りたいところがありまして。
札沼線新十津川駅。札沼線の終着駅ですが、この駅はなんと言っても…。
列車は1日1本のみ。日本一早い終電の駅としても知られています。そんな新十津川駅ですが、2020年の5月に廃止されることが決定しました。北海道医療大学~新十津川間の47キロの区間ですね。実のところ、新十津川村から函館本線滝川駅が近かったりするので、本駅を利用している人はコアなファンぐらい…。一度は訪れたい場所でした。
新十津川からさらに北上して北竜町から国道233号で留萌方面へ。留萌から国道232号、『日本海オロロンライン』をひたすら走ります。途中の道の駅の立ち寄りつつ、羽幌町に到達。羽幌町と言えば…。
沿岸バスの本社があります。せっかくですので萌えっ子フリーきっぷを2種類購入。羽幌町内を走っていたらコインランドリーを見つけたので、休憩も兼ねてお洗濯。地元のマダムに「鹿児島からね?」と話しかけられ、しばし談笑。
お洗濯も終わり、羽幌町を後にして、再びノートを走らせます。天塩町からは国道232号からは別れて道道106号稚内天塩線で海沿いを行きます。
見えてきました、利尻富士。しばし、利尻富士を左手に眺めながら走ります。途中に駐車公園を見つけたので、記念撮影。
強い西風に耐える2匹のネコと利尻富士(←満足)
実は天気予報では晴れ予報だったのですが、天気が気紛れで途中で雨がパラついてきたりしてたのですが、道中、海からの強い西風が常に吹いてまして、何度かステアリングが取られそうになりました。
サロベツ原野を行く鹿児島ナンバーのノート。
稚内までもう少し。昨年はレンタカーでこの道路を走りました。その時は「いつかはマイカーで走りたいなぁ」って思ったのですが、まさか、今年その夢がかなうなんて思ってもいませんでしたw
18時頃に稚内市街地に到達。お夕飯に選んだのは北海道に来たら食べずにいられないコレ。
九州には何故か北九州市若松区にしかない山岡家のラーメン。鹿児島のラーメンも中太麺を使ってますが、それよりは少し太いんじゃないかと思う食べ応えのある麺。やっぱりウマい。
あとは日本最北端のマクドナルドも体験。味はまぁいつものダブルチーズバーガーでしたw
鹿児島からメーター読みで1,400kmほど。ついに稚内に到着です。
9月19日(水)、稚内から札幌に戻りますが、ルートは稚内から宗谷岬→猿払村→浜頓別町→中頓別町→音威子府村→名寄市→旭川市と、オホーツク海から内陸にいく、かつての国鉄天北線をなぞるルートです。
ホテルを8時にチェックアウト。給油を済ませ宗谷岬に向かいますが、宗谷丘陵を経由していきます。
風力発電の風車が並ぶ丘を進んでいき、途中で宗谷岬に下る道に入ります。下っていくと海の向こうに陸地が見えてきました。樺太…サハリンですね。
宗谷岬に到着。流石に観光客が多かったです。あと、やはりバイク乗りも多かったですね。それも九州のナンバーをつけた。久留米や熊本からも来られているライダーも。
昨年来た時よりも樺太がハッキリ見えてました。これよりオホーツク海に沿ってノートを走らせます。猿払村の村道にエサヌカ線というライダー御用達のドライブルートがあるというので、国道から逸れて村道へ。
北海道の道路ってこういう一直線の道路を想像してしまいますが、ここはまさにそんな道路。両側に牧草地が広がり、今は牧草を刈る真っ最中。多くのライダーが撮影に勤しんでましたw
浜頓別町から国道275号へ。別名・頓別国道とも呼ばれるこの国道は旧国鉄天北線をそのままトレースしたようなルート取りとなっています。途中にある道の駅・ピンネシリはかつての敏音知駅の跡に造られています。
浜頓別の案内標識に表示された札幌までの距離。
札幌 315km
グレイト!この時点でお昼前の11時ほど。余裕こいてますが、お昼ご飯は音威子府村と決めていたので、ちょっとペース上げないとねぇ。しかし、国道275号の線形がよく(=きついカーブがあまりない)、一定ペースで走れたので、音威子府村には小一時間ほどで到着。
音威子府で是非とも頂きたかったのが、コチラ。
音威子府そばです。どうです、この黒々とした麺。一般的なそばと違い、殻ごと挽いて作るのが音威子府そばなんだとか。実際にフツーのそばよりも香ばしい味でしたね。
音威子府村は人口800人ほどの村で、特急列車も止まる自治体の中では実は日本一少ないのだとか。そんな音威子府からは国道40号を旭川市方面へ走らせます。ちょっとタブレット(Xperia Z3 Tablet Compact)にインストールしている時刻表を見ると、下りの特急列車が来るようなので撮ってみる。
うーむ、ホントにスマホで撮ったのかと思うぐらいいい感じに撮れてます。今回の旅行に持っていたスマホはHuawei Mate 9です。デジカメ(SONY DSC-HX60V)も持って行ってますが、ほとんどはスマホで撮ってました。なんかコンデジが売れなくなった理由が分かる気もします…。
宗谷本線沿線の無人駅にも探訪してみたりしました。
宗谷本線智恵文駅にて。列車を待つねこ。うん、満足(←バカ)
そして、ここで気が付きます。もう夕方になる午後4時を回ろうとしていることに…。まだ旭川市にも到達していないのに、のんびりし過ぎです。と言いつつ名寄駅に寄ってご当地入場券の購入したりしてましたけどね。流石にこれだけ寄り道しまくってるとオール下道とはいきませんで、滝川でギブアップして道央道をご利用。
午後8時頃に札幌に到着。
すすきののネオンが復活したと聞いたので、繰り出してみました。いや、一時はホントに真っ暗だったそうなので、ようやくというか復活の兆しが見えてきたんじゃないかなぁ。このネオンを見て、なんか安心しました。
9月20日(木)、この日はお土産品の調達ドライブ。小樽港には22時までに着かないといけません。まずは江別の方に向かう…のですが、どうも体がダルい。ちょっと運転前に運動をして軽めにウォーミングアップ。うーん、急な気候変動にカラダが追い付いてないのか…。そんなことはお構いなしにやってきたのは町村農場。
朝からいきなりパフェを食すロケットスタート。なかなか九州の百貨店には来ない町村農場。ここのクリームチーズが好きなんですよぉ。
朝のコーヒータイムをしていると自宅から入電。北海道のお土産と言えばロイズは鉄板だよねと言うことで、ロイズ上江別店へ。
ほー実店舗はこんなになってるんですなぁ。近くの幼稚園の園児たちの遊び場にもなってる模様。クルマで来ているから土産品を積める積めるw ロイズも鉄板ならココも札幌観光の鉄板だろうと羊ヶ丘展望台へ向かいます。
一面の緑の先に人口200万人の大都会の景色が広がるのは札幌ならでは。
羊ヶ丘を散策してようやくカラダのコンディションも上向いてきました。まだ時間はたっぷりあるので、行けるところまで北海道を楽しもうということで、定山渓から洞爺湖に行くことにしました。
その道中、ノートのメーターに警告灯が。インテリジェントキーの電池消耗を示すランプが点灯しました。まさか、北海道最終日にクルマがグズるとは夢にも思わなかったッスwww 道中まだ長い…そりゃ舞鶴港→自宅の950kmが控えてますからねw
やはり念のために電池を変えた方がいいと判断し、北海道日産白石店に緊急ピットイン。突然の来店でしたが迅速に対応してくれました。ナンバープレートの「鹿児島」の文字で「え!?」って反応されましたがwww
トラブルも解決したので、再びクルマを走らせます。
札幌市から中山峠を越えてリゾート地の留寿都村に到着。ここで時計を見ると夕方16時。まぁあと6時間あるから余裕余裕。
留寿都村から1時間ほどで洞爺湖に到着。洞爺湖と羊蹄山をパシャリ。うーむ、池田湖と開聞岳に通ずるものがありますな。
もう日が暮れてきますので、ここまで。小樽港へ向かう…前にちょっと寄り道w 新千歳空港に寄って再びお土産品を調達します。この時はレストラン街は災害から復旧していなかったのですが、土産品店などは営業を再開していました。それにしても、鹿児島空港とは比較にならない大きさでしたね。ヒコーキが苦手なので、利用することがあるのか…。
午後9時過ぎに小樽港に到着。
3日間の北海道での日程が終わりました。
4.旅を終えて
全日程1週間のうち、北海道に滞在したのは3日間ほどでした。やはり船で2日ほどは丸々持っていかれますから仕方のないことなんですけど、北海道の滞在日数は最低1週間は欲しいよなぁヤッパシ。まだまだ行きたいところが多いんですよ。ドリカムの聖地、池田町とか、日本最東端の駅東根室駅とか…。でも、やはり一度はマイカーで最北端はどうしてもやっておきたかったので、今回の旅行は満足です。
ところで、帰宅した途端に熱発しましたwww というのも、まだこの時の鹿児島の最高気温は30℃だったので、鹿児島では11月頃の気候となる宗谷地方に3日前にいたわけで、たった3日で2ヶ月分の気候変動を受けてしまったわけですね。そりゃカラダがついていきませんわwww
あとクルマで行く場合、体調管理がキモということ。公共交通機関なら体調崩しても座っていれば目的地まで運んでくれますが、自分でクルマを運転だとそうはいきません。
その辺りの対策も考えながら、2019年の北海道旅行はクルマか鉄道か…。うーん、考えるだけでもやっぱりワクワクします。
こんな放浪ヘッポコライターですが、来年もよろしくお願いします。
コメント
ピンクのタワーバーかっこいいです。
ありがとうございます。
ニスモの設定もあるのですが、そちらはスーパーチャージャー無し車に適合するということでタナベ製にしました。
そういう反応があるとウレシイですw
全くサイトのコンセプトに合ってない記事でスミマセン。
記事読んで、サイトの名前を再度見返して、
来ているのはウインタブだよな?としばらく呆けてました。
ノート、つまり6インチ前後のスマホだな!
ついにエンジン搭載スマホが出てしまったか
あ、画像処理エンジンや検索エンジンとかですねわかります。
えーご安心ください。間違いなくウインタブですw
面白かったです。ありがとう♪
> ルートは稚内から宗谷岬→猿払村→浜頓別町→中頓別町→音威子府村→名寄市→旭川市と、オホーツク海から内陸にいく、かつての国鉄天北線をなぞるルートです。
道民以外で何割くらいの人が完読できるんだろうw
鉄なんですね。
ニャンコ可愛かったです♪
ありがとうございます。
昨年、一昨年は鹿児島中央駅から新幹線と特急乗り継ぎで稚内に行きましたよ。
ヒコーキが苦手というのもあるんですけど、好きじゃないとやらないですよねw
ねこだいすき。
鹿児島生まれの鹿児島育ち、現在舞鶴勤務で、仕事で稚内にも行ったことがあるので不思議な縁を感じつつ読ませていただきました。
旅行か・・・仕事柄なかなかできないので、一寸羨ましかったです。(笑
おやっとさぁ!
かごんまのすんくじらから北海道ずい行ってきたど。
(※訳…鹿児島の端っこから北海道に行ってきました。)
レビュー記事で鹿児島の写真をちょこちょこ載せていってます。
そう言えば、舞鶴若狭道で鹿児島ナンバーのオデッセイに追い越されましたねw