家電選びの記事もこれで最後です。こんにちは。ひつじです。「白物家電を上手に選ぼう」の後編をお送りしたいと思います。今回は「ライフスタイル次第では検討が必要」な家電の一部をチェックしていきたいと思います。一部白物家電とは言えないものも混じりますがそこはご愛嬌でお願いします。
目次
1.新生活で必要な家電って何?
おさらいです。意外と大作になって驚いています…。もっと簡単な記事になると思っていた…。(愚痴)
必須な家電(前編で取り扱った範囲)
・冷蔵庫
・電子レンジ(オーブンレンジ)
・洗濯機
・エアコン
検討上位に入る家電(中編で取り扱った範囲)
・掃除機
・オーブントースター
・炊飯器
ライフスタイル次第では検討が必要(一部のみ今回取り扱う範囲)
・アイロン
・食器洗い乾燥機
・(加湿)空気清浄機
・テレビ
・扇風機
・オーディオ
・ポット
・電気圧力鍋
・ドライヤー
・コーヒーメーカー
・フードプロセッサー
・電動歯ブラシ
どれを取り扱うか悩んだのですが…。一応テレビとオーディオを中心に紹介をさせてください。これらはある程度ひつじが勝手を把握しているジャンルです。他の家電については要点のみ記載をします。(ただ、ポットやコーヒーメーカー等は執筆対象外としました。言い訳は記事内下部に書いておきます。)
ただ、白物家電とは異なり、「独自機能」みたいなものが希薄なのがこれらの機器です。少し前2本の記事とは書き方が違うかとは思いますがご容赦ください。
2.テレビ
テレビの画質関係の情報はこちらの記事を見ていただくほうが色々参考になるかとは思います。記載していた時期などの兼ね合いもあり一部甘い書き方もあるかもしれませんが、おおよそ問題ないかと思います。
適切なサイズについて
まず、テレビのインチ数の検討がややこしいんですよね。よく4Kテレビなどの4Kディスプレイは「画面の高さの1.5倍」の視聴距離を取るのが最適だと言われています。根拠としてはドット粗が見えない距離の最短、が上記と合致するからのようです。(同様のロジックでFHDのテレビだと3倍の距離が必要)
ざっくりですが、27インチの4Kディスプレイだとだいたい50cm位距離を取る前提で導入を検討すればいい、ということになります。これが43インチのモニタだったら80cm位ですね。
ただ予算も無限ではないですから、「視聴距離の適切な”範囲”」も知っておきたいところ。
この点は日本人間工学会のガイドラインが参考となります。以下サイトにおけるPDFの19ページ当たりが分かりやすいですが、インチ数により高さにかけられる係数が変わりますね。市場に存在する主なテレビのインチ数であれば、かなりざっくりながら、視聴距離が1.5mの場合は21.5インチ、2mの場合は32インチ、2.5mの場合は46インチ位でもまあ大丈夫、というわけです。もちろん好み次第ですし、重なりますがざっくりとしたお伝えをしているので「一例」と思ってください。(そもそも視力、テレビの設定、環境、視聴する映像等でいくらでも適切な視聴距離そのものは変動しますしね…。)
薄型テレビの人間工学設計ガイドライン:日本人間工学会
液晶か有機ELか
合わせてテレビを購入される際に悩まれるのが「有機ELか液晶か」だと思いますが、まずは価格の一番近い製品(つまり有機ELのエントリーと液晶のハイエンド)を比較してみると良いかと思います。間違いなく有機ELが美しく、そして殆どは値段も高いと思いますが、「それぞれを家に持ち帰った時に価格差を踏まえた上でなおも後悔(満足)しそうな位に画質差があるか」を考えればOK。
特に家電量販店などで有機ELテレビと液晶テレビを比較することのできるブースって照明が暗くなっていると思いませんか?実は明るいリビングで映像を視聴するのであれば、液晶でも十分コントラスト差を感じられる画質は堪能できるんです。一方有機ELは暗い室内で映画を鑑賞する場合などで真価を発揮します。
とは言え有機ELはメーカーを選ばないならかなり価格も下がっています。5月18日現在、ハイセンスやLGの製品は55インチで12万円を切るような製品も存在しているのでこのクラスであれば液晶のハイエンド品よりむしろ安いくらいかもしれないですね。
その他の機能について
テレビの独自機能はそこまで会社別に特徴があるわけではありません。強いて挙げるなら三菱がブルーレイ再生機能が可能なモデルを、船井が標準でHDDを内蔵しているモデルを、東芝がタイムシフトマシンという番組全録に対応する機能を搭載した機種やFHDで120fps入力を許容するゲームモードを有する機種を以前より展開している、といった位です。(テレビ好きなら東芝のタイムシフトマシンのコスパは非常に高いです。ゲームモードは新製品を購入しない場合のみ検討に上がるかと思います。)製品リリース時期次第では他の家電の利用状況をモニタリングする機能等を有しているものもあったりはしたんですが…。
他はHDMI2.1(8K転送、4K/120fps対応、ALLM、VRR、eARCへの対応状況)や内蔵OS等の細かい違いがある位でしょうか。特にHDMI2.1の対応状況についてはPS5などの新型ゲーム機を発端としニーズが急増している過渡期なので、既に対応品が出揃っているLG、最近対応品が発表されたSONYなどの一部メーカーを除き今後発売される(もしくは最近発売された)製品が順次正式対応していく、位の認識で良いかと思います。
なお内蔵OSに関して、AndroidTVを搭載しているのはSONY、SHARP、TCL、ピクセラ、船井等が代表格で、パナソニックはFirefox OSを系譜とするOSを、LGがPalmが出自、現在LG自身が事業展開をしているためかWebOSを、他メーカーは独自のOSをそれぞれ搭載している、といった感じです。オリオンおよび、一部の格安テレビはそもそもこういったOSの搭載をしていない場合もあります。また、搭載していても三菱なんかは完全に「おまけ」といった感じですね。
なお、スマートスピーカーにテレビを連携させたい、といった希望があればOSではなく機種単位で欲しい機能を網羅できているか見ておくほうが良いかと思います。AndroidTV非搭載でもGoogle系のスマートスピーカーに連動する機種は多いですし、逆にAndroidTV搭載でも実はスマートスピーカー経由での電源のONやOFFができない機種だった、みたいな場合もありますから。
あとは…。SHARP等は現実的な価格で8K液晶テレビを出していますが諸々尚早すぎるので個人的に「待ち」でいいと思います。
3.オーディオ
オーディオは完全な嗜好品ですが欲しい人も多いはず。簡単に情報をまとめておきます。なお、オーディオにおける「独自機能」の紹介は控えさせてください。正直体系立っていないため、これ単体で記事がいくつもかけてしまうような内容になってしまいます…。
導入可能なオーディオの種類について
オーディオといっても色々な機器がありますよね。ざっと思いつくだけでも以下のようなパターンがあると思います。
・Bluetoothスピーカー/ワイヤレススピーカー
・ヘッドホン等
・一体型オーディオシステム(ラジカセ等)
・サウンドバー
・パワードスピーカー
・ミニコンポ
・Hi-Fiコンポーネント(ステレオ)
・AVサラウンドシステム
基本的に上に行くほど手軽に導入可能だと思ってもらえばいいかと思います。
オーディオの構成について
音楽を送信する機器(=スマホやテレビなどの「再生元」)を除いた場合、基本的に単品で完結するものはBluetoothスピーカー、一体型オーディオシステム、サウンドバー、パワードスピーカーです。
これらは有線なり無線なりで、もしくは機器側がCD等を読み込めるならばそれらを読み込ませることでとりあえず音楽は聴けます。
唯一気をつけるべきはパワードスピーカーで、プロ用途を想定したモニタースピーカーは操作部がスピーカー後ろにある場合が殆ど。かつ接続端子もRCA非対応な場合があったり、そもそも店頭でも1本単位で販売されている場合があります。使い勝手や購入方法がトリッキーなので気をつけましょう。(一般的にこういったモニタースピーカーは別途ボリューム調整が出来る機器と組み合わせて使うことが多いです。)
一方、ミニコンポやHi-Fiコンポーネント、AVサラウンドシステム等はスピーカーとセンター部(アンプやデッキと言われるもの)に分かれます。ミニコンポの場合、多くはセンター部がCDチューナーアンプとして機能しますが、Hi-Fiコンポーネントの場合はアンプとCDデッキ、ラジオチューナーなどが別製品となります。(AVサラウンドシステムのアンプはラジオチューナーを搭載している場合もあります)
スピーカーもミニコンポならばセット商品として同梱されていることが多いですが、Hi-FiコンポーネントやAVサラウンドシステムも低価格品を除き、せいぜい「推奨」の製品がある位で、基本的に完全な別売りであることが多いです。
更に単品販売されているスピーカーはモニタースピーカーと同様、「ペア」などの表記がない場合は基本的に「1本売り」だと思ってください。ステレオ再生ならば最低2本必要ですがこの場合予算はもちろん2本分必要です。
AVサラウンドシステムの場合はフロント、リア(これらは通常のステレオスピーカー2セットで対応可能)以外にディスプレイ付近に設置する「センタースピーカー」、低音を支える「サブウーファー」、後述する「イネーブルドスピーカー」等を必要に応じて用意しなければならないので誤って購入しないよう注意が必要です。更にイネーブルドスピーカーはフロントやリアのスピーカー上に置く場合も多いので、フロントやリアのスピーカー形状にも気を配る必要がありますね。
加えて、Hi-FiコンポーネントやAVサラウンドシステムの場合、機器間の接続にケーブルが必要です。スピーカーケーブルやRCAケーブル、場合によってはXLRケーブルや同軸ケーブル、光デジタルケーブルやHDMIケーブルなどを必要に応じて用意する必要があります。
サラウンドシステムについて
よくサラウンドシステムでは「5.1ch」等といった表記がありますが、基本的にこれはスピーカーの数を表しています。0.1chがウーファー、残りがスピーカーの本数だと思ってください。
2chであれば左右、3chで正面が追加されます。以降本数が増えれば後方や左右をより高密度に設置可能となる、といったところ。一般的には5.1chがメジャーです。基本的に5.1ch以上であればそれぞれのスピーカーがその位置に合わせた音声を出力しますが、2.1~3.1chでのサラウンド、それからサウンドバーでは壁面等への反射を活用しサラウンド環境を構築します。
ただ、これらとは別に最近だと「オブジェクトオーディオ」と呼ばれる考え方が「チャンネルオーディオ」に代わって対応してきています。その潮流の中で「イネーブルドスピーカー」という、「上」方向に音を飛ばすスピーカーも出現しているのがトピックです。使用するアンプ等がDolby AtmosやDTS:Xに対応していれば導入検討が可能です。ちなみにイネーブルドスピーカーも天井で音を反射させることでサラウンド環境を構築しています。
なお、上の記載から察して頂いているかもしれませんが、AVサラウンドシステムは定期的に規格の刷新があるので古い機器だと最新の仕様に対応しきれない場合があります。また、「1台のアンプで2つのスピーカーを駆動する」アンプと「1台のアンプで6台のスピーカーを駆動する」アンプでは後者の方がよりコストがかかります。純粋に高音質なステレオ音楽を聴きたいだけならばAVサラウンドシステムは良い選択ではないです。
カタログスペックについて
正直に言います。イヤホン等もそうだと思いますがオーディオ関係はカタログスペックだけで音質の想像が付かない場合が殆どです。
各メーカーは使用部材等を宣伝文句に使ったりしますが、「コストをかけたんだな」位のことは分かってもそれが出音にどう繋がっているかは音を聴くまで分かりません。回路図や部品配置一つでも音質が大きく変わるからです。
これはパソコン等よりむしろ楽器などに近いですね。レビューなどもかなり執筆者の経験が物言う世界なので、高額な製品を検討しているならば多少無理をしてもちゃんと試聴することをオススメします。
4.その他
他の家電についても簡単にですが購入における観点を記載いたします。
アイロン
アイロンを掛ける必要がある衣服って最近そこまで多くはない場合も多いです。おしゃれ着やスーツくらいでしょうか。
スーツのシャツは最近防シワ加工されているものが多いのでそれらを意識して購入しておくようにさえすれば、他はアイロンをかける頻度よりクリーニングに出す頻度のほうが高くなるように思います。
おしゃれ着も洗濯後にシワを作らないように気をつければある程度は問題なし。結果として、気配り次第で「数ヶ月に1度」位の活躍頻度の家電になってしまいます。
ただ脱臭などの日々のケアを考えて吊るしたままスチームをかけられるハンディーアイロン等は割と使い勝手が良いかもしれません。
スラックスの場合、ズボンプレッサーという選択肢もありますね。場所を取るのが玉にキズですがアイロンより使い勝手そのものは上です。
食器洗い乾燥機
一人暮らしのワンルームなどであれば導入が特に難しい家電です。個人的に欲しくはあるのですが、設置スペースがないんですよね。最近は配管不要なタンク式の食器洗い乾燥機もありますがそれでも…。
食器洗い乾燥機にかけられない食器(ワイングラスの一部など)があることや、結局機器の清掃は必要であること、下洗いが必要な場合も多い、ということは知っているので優先度は下がります。料理をしない人であればそもそも洗う点数も少ないはずなのでコストパフォーマンスが良いとは言えないでしょう。
また、食器がぶつかる音など、意外と騒音が出る家電でもあるので環境によってはその点も検討が必要ですね。
(加湿)空気清浄機
花粉症などをお持ちの方であれば特にオススメしたい家電です。製品として大切な観点は適用畳数位ですが、いくつか購入に当たり知っておいたほうが良い情報もあります。
適用畳数はエアコンと同様で、物件の構造体や空間の広さで実際は検討をする必要があります。ただこの適用畳数は「空気をキレイにするのにかかる時間」に影響するので、常時稼働をさせるつもりならば多少不足気味のスペックでも大きな問題はないでしょう。なお当たり前ですが空気をキレイにしても定期的な外気交換は必要です。
ただ、外気交換中にも使用したいならば吸引力がより強い、適用畳数が大きいものを窓の近くに設置するとよいでしょう。
また、加湿機能を搭載している製品も多いですが個人的には一考を要するかと思っています。理由はいくつかありますが、加湿方式の関係で衛生的でないものがどうしても多いこと、水を扱う都合上どうしても掃除が大変になるということが気がかりです。
前者について、超音波式や気化式の加湿機は水を加熱しません。(ハイブリッド式は加熱しますが殺菌できるかは未知数)そうなると水の経路上で雑菌が繁殖します。この雑菌を散布してしまうと健康被害に繋がる場合があります。(ただ、過失空気清浄機は多くが「気化式」を採用しています。この方式だと臭いなどが目立つものの、雑菌そのものは散布していないと見る向きもあるようです)
そして雑菌の繁殖を防ぐのは後者の掃除、ということになりますが結構この掃除のハードルが高いんです。最近でこそ部品の取り外しは簡単になりましたが洗うことを想定していない形状のパーツが多いんですよね。またスポンジといった、完璧な洗浄が難しいパーツも多いです。洗浄がきっちりできなければ雑菌の繁殖だけでなく、臭いの原因になったりもします。
じゃあ加湿機能は使わないでおこう、と思っても加湿空気清浄機の「おまかせ」モード等は湿度も管理対象としている場合が多いので、給水が必要な状況だとエラー音が定期的に鳴ったりします。
そういった諸々を考えれば「空気清浄機」と「加湿器」は分けて持ったほうがいいかな、と思わなくもないです。
それとは別に「空気を除菌したい」とか「消臭したい」といった目的の場合、空気清浄機が対応可能かどうかは機種次第といったところです。
ちなみに除菌や消臭はそれぞれ専用の家電(例えば前者ならパナソニックのジアイーノ、後者なら富士通のPlazionなど)が存在しています。特にオゾン散布型の消臭機は殺菌能力を有していることも多いのでこういった機器の購入を検討してみても良いでしょう。なお消臭機は形式により対応できる臭いに得手不得手があるのでその点は注意。前述のオゾン散布型だと香水や芳香剤などの臭いを消臭するのは苦手です。
扇風機
真夏だと気温が高すぎて使う機会が逆に減っている気もしますが、エアコンをつけるほどでもない時期などには大活躍するのが扇風機ですね。最近はDCモーターを採用しているものやサーキュレーターとしての利用を想定しているものが増えています。前者だとファン形状にもよりますが静音性が高く風量の調整がより柔軟です。後者だとファンの逆回転機能(シロカ)や、首振り機能の多軸化(アイリスオーヤマ)等を売りにしている場合も多いです。
また、ダイソンやパナソニック等の製品の中にはファンレス仕様(正確には底面などから吸気し、その風を送り出す仕様)のものがあります。小さいお子様やペットのいる家庭であれば羽に触れてしまう心配がないので購入候補にしても良いでしょう。逆に目的なく購入するにはやや価格が高すぎる気もします。
サーキュレーターとして使える製品は季節を問わず活躍するので総合的なコストパフォーマンスは悪くありません。換気の補助にも便利だと思います。
夏のみ使用するならば、三菱は収納スペースを小さくしたタイプの製品を出していますから、そういった収納にもこだわった製品を検討してみてもいいかもしれません。
ドライヤー
使用されない方もいらっしゃるようですが髪をセットする場合には必須と言えるのがドライヤーです。ワックス等の整髪料はあくまでスタイリングを補助するもの。髪そのもののデザインの7割位は乾かした時に決まってしまうんですよね。
髪には濡れていたり高温になっていると水素結合が外れて、いわば「骨が外れた状態」となりますが乾いたり冷めたりすることで再度「骨が繋がる」という特性があります。そして骨が繋がった際の形が一時的な髪の癖となるので、骨を繋いだ際の髪の形でスタイリングも決まる、というわけです。また、髪はタンパク質でできているので過熱しすぎると変質します。
ドライヤーは「風」と「熱」を髪に与える機器ですが、熱が強すぎれば髪にダメージを与えますし、風量が強すぎたり弱すぎたりすると髪のセットが上手くできません。そのため程よい風量や温度の熱風と、髪を冷ますための風を使い分けできる切替式の製品がベターです。
パナソニックやテスコムは美容用途を意識したドライヤーを販売していますが、通常のドライヤーが乾かすことを意識しているのに対し、そういった髪への影響を鑑みています。(逆に風量や熱の関係からホビー用途には向きません)友人や同僚などからもしばしば「パナソニックのドライヤーは買ってよかった」という声が出るので目からウロコ、なんでしょうね。
年齢を重ねると髪のセット如何だけで「社会人としてありえない」に近い評価をくだされる場合があります。20代までなら「垢抜けしていない」位で笑ってもらえたとしても人は結局見た目が第一印象の7割なんです。整えられていない髪は清潔感に影響しますし、寝癖等が残った人の第一印象が「信頼できそう」とならないのは自明だと思います。
セール品などであれば数千円から美容用途を意識したドライヤーは購入できるのでドライヤーそのものを使用していない人はこれを機会に1台持っておくと良いかとは思いますね…。
5.今回何も記載しなかった他の電化製品について
すみません。以下の製品ジャンルは私でお話することがあまりなく…。
コーヒーメーカー
紅茶派な私では対応できない製品ジャンルです。ただ豆からコーヒーを作るタイプの製品もあれば、カプセルでインスタントコーヒーを作るタイプの製品もあるのでどちらが良いかはコーヒー好き度合いによるんでしょうね、とは。
カプセルタイプのものであれば「& Drip」のように大手メーカー製で味も優れており、デザイン製が豊か、価格がリーズナブルでメンテナンスが楽でもサービスが終了するような場合があります。互換カプセルがあるようなメーカーだとこういった場合にも安心かもしれませんが…。結局、知名度の高い製品には相応のメリットがあるんでしょうね…。
ポット
すみません。私は都度湯は沸かすタイプです。電気ケトルもそれほど必要性を感じていません。温かいお茶を常に飲みたい、といった人には保温が出来るポットは便利なのだろうと思いますが私は猫舌です…。
電気圧力鍋
検討したこともあったのですがキッチンスペースの占有率に対して必要性が薄い、として購入候補から外した経緯があります。「たまに料理する」位だとこういった時短出来る調理器具のメリットはそれほど大きくありません。なぜならそもそも料理をしようと思っている時点である程度の時間的余裕があるはずだからです。
一方で毎日料理をされるならば、コンロの占有無しにスジ肉や筍といった下処理に時間がかかる食材を日々のレパートリーに組み入れやすくなるメリットは大きいと思いますね。
面白い製品としてはシャープが撹拌までこなしてくれる機器を出していますね。食材を入れるだけで自動で調理と保温まで済ませてくれるので料理が苦手な人にとっては救世主に近いでしょう。
一方でこういった製品だと洗い物の点数は多くなります。もちろん通常の電気圧力鍋もフタと鍋、場合によってはパッキンも洗浄が必要です。「料理」ではなく「食器洗い」が苦痛な方にとってはメリットがあまりないと思います。
フードプロセッサー
一応私は所有しているのですが機能面で製品ごとに大きな違いがあるか、というと…。という印象が正直。玉ねぎなどを粗みじんにしたい位であれば、ダイソーや3COINSにて300円程度で入手できる「ぶんぶんチョッパー風の調理器具」である程度は事足ります。ただソース類やスープを作りたい、という人には必須アイテムだと言えますね。
使い勝手上では耐熱でかつ洗い物点数が少ないもの、更に刃の細かい部分まで洗浄が可能な製品が良いかと思います。
電動歯ブラシ
フィリップスとパナソニック、オムロンの電動歯ブラシは使用したことがあります。導入そのものは割とオススメですが、「ブラシ部分交換で家族共用は可能」と「フィリップスは歯間掃除に対応した機種がある」「防水じゃない製品に注意」くらいしか言えないので除外。
なお、電動歯ブラシは口腔内に微細な傷を作る原因になるので口や粘膜を介した感染症などの罹患を憂慮する向きもあるようです。一応要注意。
6.まとめ
一通りの家電を巡ってみましたがいかがでしょうか。私も得手不得手があるので必ずしもきっちり解説できているわけではないのですが、それでも参考になっていたなら幸いです。良い家電を選ぶことは日々の生活が楽になりますし、QoLの向上にも結びつきます。また定期的に面白い家電等があれば紹介していきたいと思いますのでよろしくお願いします。