dyplay URBAN TRAVELLER レビュー - ノイズキャンセリング機能がしっかり効いてる高品質ヘッドホン。ワイヤレスイヤホンからの買い替えにおすすめ!(実機レビュー)

dyplay URBAN TRAVELLER
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。今回はANC(アクティブ・ノイズキャンセリング)機能を搭載するBluetooth/有線両対応ヘッドホン「dyplay URBAN TRAVELLER」の実機レビューです。以前、Microsoftの「Surface Headphones」をごく短時間だけ試用したことがあり、ANC機能の凄まじさにびっくりした経験があります。また、個人的にはカナル型のイヤホンよりも耳全体を覆うヘッドホンの使用感が好み、ということもありまして、この製品をレビューするのがとても楽しみでした。

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私は(ウインタブをはじめてからは少しマシになりましたが)あまり音楽鑑賞をしませんし、音感も到底豊かとは言えませんので、音質面の評価は少し甘くなると思いますが、ANCの性能であるとか使用感については読者に少しでもご理解いただけるように努力いたしますので、よろしくお願いいたします。なお、この製品はメーカーであるMeloAudioよりサンプル提供していただきました。この場にて御礼申し上げます。ありがとうございました。

1.スペック

接続方式: Bluetooth 4.1 / 有線(3.5mmジャック)
ドライバー: Φ40mm
周波数: 20Hz-20kHz
インピーダンス: 30Ω
稼働時間:
 最大15時間(Bluetooth)
 最大12時間(Bluetooth + ANC)
 最大24時間(ANCのみ)
Bluetooth範囲: 最大10m
対応コーデック: SBCのみ
※コーデックに関し、SBC、AAC、apt-Xなどに対応するスマホを使用しましたが、SBCしか使えませんでした。

記事の冒頭に書いた通り、この製品のセールスポイントは「ANC機能」だと言えます。ヘッドホンとしては対応周波数を見てもハイレゾ対応(20kHz以上の音域をカバー、定義としては40kHz以上を再生可能)ではありません。ちょっと脱線しますが、「ハイレゾとおっさん、おばはんの関係」については下記の記事が参考になりますのでご参照ください。私は自分自身がおっさんなので、「ほう、なるほど…」と思いました。
高音聞こえないオヤジにハイレゾ音源の意味はある?

後述しますが、この製品はBluetooth接続できる関係で、電源のオン/オフをします(オートパワーオフ機能もあります)。ここまでは当たり前なのですが、通常の電源ボタンと別にANCのオン/オフボタンがありまして、有線接続の際などは主電源をオフに、ANCのみオンにすることができます。ANCもバッテリーを消費しますので、上のスペック表のようにパターンごとにバッテリー稼働時間が異なる、というわけです。

では、筐体説明をしていきます。

2.筐体

dyplay URBAN TRAVELLER 同梱物
同梱物です。本体のほか、ハードケース、3.5mmオーディオケーブル、USB Type-A(オス)- microUSB(オス)の充電用USBケーブル、クイックユーザーガイドが入っていました。なお、ユーザーガイドは英語と簡体字中国語のみで、日本語はありませんでした。

dyplay URBAN TRAVELLER ケース
ハードケースはとても立派ですね。ヘッドホン本体とケーブル類を収納できるようになっています。しかし、サイズは大きく、最長部で測定すると、23 × 20 × 6 cmでした。お使いのビジネスバッグのサイズにもよりますが、ほとんどの場合バッグに入れるのを諦めるくらいだと思います。また、ハードケースの中にヘッドホン、付属のケーブル2本を入れて重量を測定したら、482 gでした(ヘッドホン単体では240 g)。このハードケースはどちらかというと旅行用かな、と思います。

dyplay URBAN TRAVELLER
dyplay URBAN TRAVELLER 伸長
では、ヘッドホン本体を見ていきましょう。上の画像が「一番短くしたとき」、下の画像が「一番長くしたとき」です。私は頭のサイズが大きいほうですが、一番短くしても装着できるくらいでした。なので、ヘッドホンのサイズとしては大きめの部類に入ると思います。

dyplay URBAN TRAVELLER イヤーパッド
左右の識別はここ、スピーカー部分に大きく「L」「R」と書いてあるので迷うことはありません。

dyplay URBAN TRAVELLER クッション
dyplay URBAN TRAVELLER クッション
クッションもよく効いています。イヤーパッドにクッションがついているのは当然として、上部にもクッションがあります。クッションは柔らかく、装着感はとてもいいです。また本体の素材は樹脂製ですが、シリコンコーティングと言うんでしょうか、しっとりした手触りになっていて、なかなか高級感のあるものでした。

dyplay URBAN TRAVELLER 下部2
右側のユニットを見てみます。ボタンが3つあり、上から「音量プラス(長押しで曲送り)」「電源、電話応答/終話、曲再生/一時停止(長押しでBluetoothペアリング)」「音量マイナス(長押しで曲戻し)」となります。

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また、下部には充電用のMicroUSBポートがあります。

dyplay URBAN TRAVELLER 下部1
左側のユニットにはANCのオン、オフボタンがあります。また、下部には有線接続用の3.5 mmジャック。

dyplay URBAN TRAVELLER 装着例
若い女性が装着したところです。上に書いたようにサイズが大きめになっていることもあり、小柄な女性だと少し大きすぎるかもしれません。ただし、ブカブカで使い物にならない、という感じではなく、装着は可能です。

dyplay URBAN TRAVELLER 折りたたみ
折りたたむとこんな感じになります。私はレビュー中、小さめのリュックにノートPCとこの製品を入れて持ち歩いていましたが、折りたためばそれほど邪魔にはならないと感じました。本当ならハードケースを使うべきなんでしょうが、やはり大きすぎて毎日の通勤とか通学で使うには厳しいかな、と思います。

一通り筐体を見てみましたが、質感および装着感は非常によく、価格(6月16日現在、Amazonで税込み8,199円)に見合っていると感じました。あるいは価格以上の質感と言ってもいいと思います。

3.使用感

ANC

冒頭に書いたとおり、私はごく短時間ではありますが、Microsoft Surface Headphonesを試用したことがあります。Surface Headphonesはお値段実に税込み39,938円の製品なので、dyplay URBAN TRAVELLERの「ざっと5倍」ということになります。なので、性能の単純比較はナンセンスです。Surface Headphonesが私にとっては初のノイズキャンセリング体験でしたが、ノイズキャンセリングの効きを段階的に調整ができ、最強にすると「外の音がほとんど聞こえない」くらいでしたが、URBAN TRAVELLERはそこまで強力な機能はありません。ANCは「オンかオフ」しか設定がありませんし、オンにしてもそこそこは外部の音が聞こえます。

具体的に数値を示すことができず、申し訳ないのですが、非常にアバウトに言って「外の音が半分弱くらいになる」と思っていただければ、と思います。交通量の激しい道路沿いや地下鉄の中などで、はっきりとその効果を実感できます。私がそうなんですけど、地下鉄の中などではどうしても騒音が大きくなってしまうので、音楽のボリュームをかなり上げたりしませんか?そして、この際のボリュームは静かな場所だと信じられないくらいの大音量だったりします。

URBAN TRAVELLERのANCをオンにすれば、地下鉄の中でも音楽のボリュームを上げなくとも大丈夫です。場合によっては1、2段階上げるくらいですかね。個人的には結構感動的でした。繰り返しますが、Surface Headphonesほどのノイズキャンセリング性能はありません。しかし、実用上は、またノイズキャンセリング製品を未体験の人は、URBAN TRAVELLERのANC性能で十分満足できることでしょう。

なお、この製品はバッテリー内蔵なので、稼働時間が気になるところですよね?今回厳密に測定はしていませんが、夜寝る前にでも充電しておけば「使っている最中にバッテリー切れ」になる心配はまずないと思います。ただ、一点だけ注意点がありまして、この製品はANCが主電源と独立していて、使っていないときに意識してANCをオフにしておかないとバッテリーが消耗します(ANCはオートパワーオフになりませんでした)。なので、ANCをオンにしたまま1日くらい放置してしまうと、バッテリーが切れてしまいます。最初この点がすごく不思議だったんですよね。注意しましょう…。

音質

ANCをオンにするかオフにするかで若干音質が変わります。よりメリハリがあり、低音も強調されるのがANCオンの状態です。オフにすると少し音が遠ざかる感じになります。私はロック系、ダンス系の音楽を好むので、明らかにANCオンの状態の音質が好みです。

他の製品の比較ではなく、単体でしばらく使っていましたが、音質には不満を感じませんでした。外観が「密閉式ヘッドホン」なので、さぞかし重低音が効くだろう、と思いましたが、正直それほどでも…。というかよく言えば「自然」な音質だと思いました。ただ、高音(シンバルみたいなの)が少し潰れてしまっているような気がします。

そこで、手持ちの完全ワイヤレスイヤホンにして「重低音番長(これマジです)」である「SoundPEATS Truengine」と音質を比較してみました。

さすが重低音番長、Truengineの低音は非常に強調されていて、URBAN TRAVELLERは太刀打ちできません。でも、「全体的にどっちが自然か?」と言われれば間違いなくURBAN TRAVELLERですね。どこがいい、という具体的なことは言いにくいのですが、URBAN TRAVELLERに対しTruengineは全体に人工的な感じの音質になります。自然な音質、バランスのいい音質という点ではURBAN TRAVELLERに軍配が上がると思います。ただし、やはり個々の楽器に注意して聞いてみると、「ちょっと音が潰れているなあ」と感じるところもあり、このへんは高級ヘッドホンにはかなわないと感じました。いやね、私高級ヘッドホンなんて使ってないんで、このへんは少し適当かもしれないですけどね。

個人的には「納得」といいますか、ワイヤレスイヤホン、完全ワイヤレスイヤホンとは差別化された、価格以上の品質であると評価します。

4.まとめ

dyplay URBAN TRAVELLERはAmazonで販売中で、6月16日現在の価格は税込み8,199円です。ヘッドホンの価格は本当にピンキリなので、上を見ればキリがありませんが、SONYとかBOSEとかの一流ブランドのノイズキャンセリングイヤホンだと3万円越えのものも珍しくありませんし、ノーブランド品ならこの製品よりもさらに低価格なものもあります。

2万円とか3万円のヘッドホンを購入する人は音質にもかなりのこだわりがあるのだろうと思います。なので、URBAN TRAVELLERは向きませんね。一方で、普段はイヤホンを使っていて、「耳が痛くなる」とか「騒音が気になる」とか「もう少し自然な音がいい」と思っているようなライトユーザーにはとっても魅力的な製品だと思います。耳の性能が良くない私が言ってもあまり説得力はないと思いますが、やはりヘッドホンのほうが「体には自然」という気もしますし、聞こえ方も自然だと思います。また、ANCの効きについても、先日かのあゆさんがレビューした「ANC SPORT(ワイヤレスイヤホン)」よりも上だと思います。

ウインタブでレビューするワイヤレスイヤホン、完全ワイヤレスイヤホンの価格帯はだいたい3,000~6,000円くらいのものが多いです。このURBAN TRAVELLERはそれよりも少しだけ上の価格帯の製品ですが、ワイヤレスイヤホンユーザーが乗り換えるノイズキャンセリング・ヘッドホンとしてはちょうどいい感じだと思いますし、そのような人にとっては満足度の高い製品と言えるでしょう。また、筐体の質感(手触りや装着感)も非常にいいので、使っていてとても楽しいと思いますよ!

5.関連リンク

Dyplay ワイヤレスヘッドフォン ANC アクティブノイズキャンセリング:Amazon

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