新生活の家電選び~白物家電を上手に選ぼう~【中編】

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大阪は雨です。ひつじです。先日作成した家電選び記事から結構な日にちが経ってしまいすみません。続編をお送りいたします。(多分今回、私の過去最高文字数でお送りしております…。)

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前回は「必須な家電」について色々と機能解説などをした記事をお送りしましたが、今回は「検討上位に入る家電」がテーマです。テーマが嗜好品的な家電に近づいていくに伴い、「結構ややこしい機能」が増えていきます。特にオーブントースターは昨今の食パンブームもあって旬な家電だったりします。

1.新生活で必要な家電って何?

おさらいです。前回記事で紹介した家電が気になる方は是非合わせてこちらも読んでくださいね!

必須な家電(前回取り扱った範囲)

・冷蔵庫
・電子レンジ(オーブンレンジ)
・洗濯機
・エアコン

検討上位に入る家電(今回取り扱う範囲)

・掃除機
・オーブントースター
・炊飯器

ライフスタイル次第では検討が必要(一部取り扱う予定)

・アイロン
・食器洗い乾燥機
・(加湿)空気清浄機
・テレビ
・扇風機
・オーディオ
・ポット
・電気圧力鍋
・ドライヤー
・コーヒーメーカー
・フードプロセッサー
・電動歯ブラシ

ということで、今回は掃除機、オーブントースター、炊飯器を紹介していきたいと思います。

2.なぜ「必須」ではないのか

一応簡単にこの点は説明をしておこうかなと。主に今回の記事は単身者向けですのでその前提で説明をさせてください。

まず「掃除機」は代替品があります。具体的には「ハンディワイパー」や「フロアワイパー」です。

洗濯の難しい大型ラグを敷いている場合やソファーがあってカバーもしていない場合は掃除機も事実上必須にはなるのですが、フローリング生活をする場合だと主な汚れはフロア上に散らばる「髪」や「ホコリ」、そして「食べ物カス」等です。こういうものはワイパーが得意とするゴミでもあります。そしてワイパーは掃除機と違い、騒音もバッテリーもありません。よって掃除時間に制約が無いんです。

それだけではなくウェットシートを使用すれば水拭きだって可能ですし、ドライシートも掃除機と違って多少の水滴等を拭き取ってくれるメリットがあります。掃除機と比較して本体の水洗いだって容易い。それに隙間掃除も掃除機より得意な傾向があります。

しかも掃除機は充電式の場合「コンセントがあるところにしか置いておけない」んです。例えばインテリアにこだわりたいとしても生活感が出てしまう等、少なくない弊害があります。

そのため、「掃除機じゃないとダメ」な利用シーンがないならば一旦購入候補から外すことは悪くない判断です。掃除機を購入しても結局フロアワイパーを追加購入してしまう可能性は高いですしね。

次にオーブントースターです。これはとても単純な理由で「必要ですか?」と「機能重複してませんか?」の2つ。例えばキッチンにグリルがあるとか、電子レンジがオーブン対応の場合にオーブントースターを使用する想定の料理(トースト、グラタン等)は殆どそういった既存の調理機械で賄うことが出来ます。限られた設置スペースにオーブントースターを優先して設置する理由は元来弱い、というのが実情です。その上オーブントースターは他の家電以上に発熱が大きいので設置に気も使います。電子レンジほど掃除しやすい機器でもないので虫等を呼び込むリスクだって少なくありません。

ただ、パン食の率が高いとか、朝ごはんをちゃんと食べたい、あるいはオーブントースター側が持つ付加機能に目を向けた場合にそれらが有用であれば購入しても後悔は無いと思いますし、家電としても手の出しやすい価格である場合が多いため「試しに買ってみる」というのもアリでしょう。それで頻繁に使用するようならば、改めて良いものに買い替えを検討してもいいかもしれません。

最後に炊飯器です。これも単純に「ご飯を炊く生活を続けられますか?」という点が購入要否を分けるターニングポイントになるかと思います。

1合や1.5合といった小容量を炊くライスクッカーの場合、電子レンジでご飯が炊ける料理グッズで炊く米とそこまで風味が変わるものでもありません。

そうなると3.5合もしくは5.5合炊きの炊飯器が購入候補になるかと思いますが、この場合は炊いたご飯を持て余して、無理に食べるか調理して使い回すか冷凍する、という対処が必須になります。しかも洗い物も増えるわけです。それにそもそも炊飯器が無くともやる気があれば米は炊けますしね。

お米自体も少量の生米を購入するコスパはあまり良くないわけですからある程度の量を一気に買うことになります。が、しかし私は貰い物の4kg分の米の消費にかれこれ2年以上を費やしています。(これも極端ではありますが)

しかも保存方法が悪いと虫が湧いた、とかカビが生えた、みたいなトラブルまで発生するわけです。逆にちゃんと保存を意識するとスペースの占有率も高い。

そういった諸々から、週に1回炊いたご飯を食べる、という程度であればパックご飯もしくはスーパーのお惣菜コーナーのご飯を買うほうが正直楽だと思います。

ここまで読んで「それでも必要だな…。」という方は以下をご参考ください!

2.掃除機

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細かいことを言い始めると色々かけちゃうのがこのジャンルなのですが、とりあえず大枠として製品の良し悪しを判断するポイントに記載内容は絞りますね!また、ロボット掃除機は今回対象から外します。

余談ですが、「モーターで吸い取る」構造が故か、電気工具メーカーによる製品展開が多いのも掃除機の特徴です。

紙パック式かダストカップ式か

紙パック式の多くは「キャニスター式(本体にタイヤが付いていてホースを通じて吸引口が分離しているもの)」を採用しており、ダストカップ式のものの多くは「サイクロン方式」を採用しています。

前者は紙パックのランニングコストがかかりますが一度に吸引できるゴミの量は多く、紙パックをそのまま廃棄できるためサイクロン方式のようにダストカップのメンテナンスに気を割く必要が(比較した場合に)あまりない、ということや、吸引力が落ちづらいということがメリットとして挙げられます。

また、コードレス方式がほぼ存在しませんが、その分コンセントさえ確保できればいくらでも掃除そのものは可能です。充電も不要なので収納スペースも選びません。ただ掃除の手軽さはスティック型に劣りますし、吸引力がある分うるさい傾向にもあります。

近年は本体がかなり軽量になっていたり、ヘッド部分が自走する機種が多く「一昔前」を想像されている方は一度実機を手にとって頂きたいな、といったところです。

一方非紙パック式のものはキャニスター式のものもありますが、基本的には「スティック型(本体と吸引口が一体型のもの)」のクリーナーが多いですね。また、スティック型のものの一部は「ハンディ型」に変更できるものがあります。また、「コードレス方式」が多いのも特徴です。

最近はスティック型が主流になりつつありますが、こちらはどちらかというと日常的に掃除をされる方向けです。本体が軽量でかつ手軽に掃除できるメリットがあります。またハンディ型としても使える機種は車やソファーなどの掃除にも便利ですね。

一方でダストカップの容量が大きくないものが多く、ゴミの吸入量がそのまま吸引力に影響するものも多いです。また、ダストカップそのものを掃除する必要があるので、少なからず「ゴミで汚れたカップを直接手で洗浄する」必要がありますし、洗浄した時に出たホコリ等を起因に排水溝が詰まって掃除する、みたいなことはよく有る話。

更に、有名メーカーのものも含めて「吸ったゴミがそのまま排気口から出てきてしまう」場合も。それだけでなく紙パック式と異なりダストカップから直接ゴミを捨てる使用上、ゴミの廃棄時に微細なホコリが舞い散ります。この辺りはダストカップの作りが影響しますね。

コードレス方式の場合はバッテリー容量の問題もあります。ひつじの場合は25平方メートルのスペースを5~10分程度かけて掃除しますが、20分は使えると言われた今のスティッククリーナーはダストカップの容量もバッテリーも「ギリギリ」といった感じ。買い替えを検討しているレベルです。また、コードレス方式でかつ、長く掃除機を使いたい場合だとバッテリーは摩耗していくことも考慮に入れておきましょう。

正直どちらも一長一短なので生活スタイルに合わせてチョイスをした方が良いでしょう。

吸引仕事率について

記載のない機種もあります(これは工業規格が定まっていないからです)が、吸引力の強さは「ワット数」で表されます。どのような機種がいいのか悩まれた時は参考にするといいかと思います。基本的にスティック型よりキャニスター型の方が吸引力は強い傾向にありますね。

一例ですが、畳のダニを吸引したい場合、350W位の吸引仕事率が無いと取り逃がしが多くなります。また、カーペットに入り込んだホコリの吸い込みも300W程度は必要になるのですがスティック型でこの出力を有する機種はコード有無を問わず皆無です。

なお、海外製品だと「ダストピックアップ率」という指標があったりもします…。

ヘッドの機能について

掃除機のヘッドにも色んな種類があります。大きく分ければ

・エアタービン式
・モーター式
・床ブラシ

の3つがあります。いわば回転ブラシの動作による区分けがなされているのですが、「エアタービン式」は吸引力を用いてブラシを回転させます。ヘッドそのものが軽いので段差を掃除をする場合には利便性が高い方式です。

「モーター式」は回転ブラシをモーターで直接回転させる方式です。掻き出し能力が高いのでラグやフローリングの溝などで効果を発揮します。またヘッドそのものは重いのですが、モーターの駆動力を利用してヘッドを走行させる「自走式」モデルも多く存在しています。ヘッドを持ち上げず掃除をする場合、走行感が軽いので労力の軽減度合いで言えば他のヘッドより一歩抜きん出ています。

「床ブラシ」は回転ブラシがそもそもないので掻き出し能力はありません。吸引力だけで掃除できる箇所には好適です。

スティック型における本体の位置について

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スティック型掃除機をよく見てみると、ゴミを溜めたりモーターを内蔵している箇所が上部にあるモデルと下部にあるモデルが存在しているかと思います。前者の代表がダイソン、後者だとエレクトロラックスなんかが有名でしょうか。国内メーカーは前者の製品がやや多い気はします。この構造、細かいように見えて意外と違いが有るんです。

本体が上部にある場合、吸引口先端は細いので狭い箇所の掃除を得意としている傾向にあります。また、高所を掃除したい場合にも相対的に扱いやすい傾向にあります。ダストカップの取り外しなども手早く行うことが出来ます。ただ重心が高いので不安定感があり、本体の重さの大部分を手で支えることになるので相応に力が必要です。また、その重心の高さから手を離す際に「自立」しない機種が多いです。構造やフィルターの質によっては清潔でない排気を顔の近くで吸うことにもなるのでアレルギーを持たれている方にもオススメし難い機種が多いです。

一方、本体が下部にある場合は上記と逆のメリット・デメリットがあります。狭い箇所の掃除は隙間に入り込めないため期待が出来ません。その代わり重量物が下部にあるので走行感は安定します。また、手を離した時に「自立」する機種も比較的多いのが特徴的です。

メーカー独自機能について

・空気清浄機機能
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スティック式クリーナーは室内で充電しないといけない、というポイントを逆手にとった製品を三菱電機が発売しています。少し高級な機種ながら、吸引機構を利用して空気清浄機として通常時は動作をします。

空気清浄機としてはそこまで強力なものではないのですが、「室内においておく」ことに対するメリットが存在するのはありがたいポイント。

・ほこり感知センサー
アイリスオーヤマや東芝などのメーカーの一部製品が採用しています。床面に落ちているホコリなどを検知してLEDなどで伝える機能を有しています。見えない場所の掃除などには役立つ機能ですね。

・自動パワー制御
シャープ等、各メーカー上位機種が採用している機能です。床面の素材等を判断して吸引力を自動調整してくれます。基本的には私は「床は最強吸引力一択」の人間ですが電気代等を考えればありがたい機能だと言えますね。「見えない部分まで吸い取りたい」人にはありがた迷惑かもしれませんが。

・充電スタンド
スティック型掃除機で意外と使い勝手が変わるのがこれ。スタンド添付を自慢をしている製品があるということは、自立しない機種でかつスタンドもないスティック型掃除機がある…んですね。これは調べていて驚いた部分です。

収納において「壁に立てかける」ことは特に賃貸物件なんかだと危険です。そういう意味では定位置がちゃんとあって、安定した箇所に設置しておけるスタンドの存在は重要。

ダイソンなどの有名メーカーは家具として「掃除機スタンド」なんかも販売されていますが、そういったものが無い機種の方が世の中多いですから、最初から添付されているものを買っておくほうがよいでしょうね。

・ヘッド構造関連
バルミューダは360度自走するタイプのヘッドを持つ掃除機を販売しています。また一部メーカーのキャニスター式掃除機を中心に「ホースを寝かせてもヘッドが浮きづらい」機種などを販売している例があります。いずれも使い勝手は向上するかと思います。

3.オーブントースター

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今が旬の家電だと言えます。色々付加機能が多いのでややこしい製品ジャンルでもありますが、購入に際して参考になれば幸いです。ちなみにオーブントースター界隈だと「バルミューダ」のみならず、「アラジン」「シロカ」「ライソン」辺りが急速に知名度を上げています。そう言えば意外と近畿地盤のメーカーが多いんですよね。不思議。

サイズについて

まず、オーブントースターの形態は「横型」と「縦型」があります。横型のものはパンを2枚程度左右に並べられるもので、一般的な仕様なのですがオシャレな家電として売られているオーブントースターで最近よく見るのがパンを上下2段に入れられるタイプのオーブントースターです。

設置スペースで選んでしまっていいポイントではあるのですが、例えば「グラタンを焼きたい」みたいな時に横方向にスペースがないことで使用できない、ということはあり得ます。本来的な使い勝手は横型の方が優秀です。

また、横型の場合、「食パン2枚タイプ」と「食パン4枚タイプ」に分かれていることが多いですね。単身者なら前者で良いとは思いますが、ピザを焼きたいといった思いがあるならば後者の方が良いかと思います。ただ設置スペースもその分大きくなるので必ず寸法は確認しておきましょう。

出力について

基本的に1200Wが中心となりますが、低価格帯のものだと800W台のものも存在します。予熱が可能とは言え、温度がすぐに上げられない機種というのは調理時間がより必要になるだけでなく、食品の中にまで「無駄に」火を通してしまうことに繋がります。つまり仕上がりが美味しくなくなる可能性が高いわけです。そういった意味では出力が大きいほうが良いですね。

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なお、冷凍食品等に記載される作り方にオーブントースター調理がある場合、基本的には出力ワット数に応じて時間が指定されています。最終的に判断する工程は結局必要ではありますが、出力調整が「温度」だけでなく「ワット数」としても併記されている機種は使い勝手がいいと思いますね。

また、特に安い機種の場合は温度調節すら出来ないものが存在します。多少の追加投資で調整可能な製品も購入可能なはずですから、できれば避けておきたいところです。それと温度調節ほどメジャーでないにせよ上下ヒーターの仕様有無切り替えが可能な機種も存在します。焼き目だけを付けたい場合などにはヒーター切り替えが可能な機種は便利です。

ヒーターの種類について

オーブントースターのヒーターにはいくつか種類があります。

・石英(ガラス)管ヒーター
・遠赤外線ヒーター
・カーボングラファイトヒーター

石英(ガラス)管ヒーターはいわゆる「電熱線」です。高温になるまでの立ち上がりがゆったりしており「ごくごく普通のオーブントースター」といえばこれです。低価格な製品も多いですね。スタンダードなので良し悪しを語るべくもないのですが、製品購入時、ヒーターについて何も記載などがなければ基本的にこのヒーターを採用しているもの、と思ってください。

遠赤外線ヒーターは石英管ヒーターより遠赤外線の放出量が高いため、食材内部まで火が通りやすいのが特徴です。基本的にはカーボングラファイトヒーターほどではないにせよ、各メーカーの廉価機種にはあまり採用されていない場合が多いです。また、石英(ガラス)管ヒーターと組み合わせている機種などもありますね。パンを焼く以外の使い方を多用されるならば採用品を購入してもいいと思います。

最後に、カーボングラファイトヒーターは一部高級な機種で採用されています。温度の立ち上がりが非常に速いため、一気に表面だけを焼きたい場合等に有用なヒーターです。過熱水蒸気を用いずパンを美味しく焼くタイプの機種(アラジンのグラファイトトースターやSirocaのすばやき等)では採用していることがあります。流行りという意味ではこのヒーターがトレンドですね。

マイコン制御について

高機能なオーブントースターが流行るに従い、従来の「ゼンマイ式のアナログタイマー」を搭載している機種だけでなく、電子レンジ並みのマイコン制御を取り込んだオーブントースターが出現しています。

価格は多少上がってしまう代わりに、「規定時間焼けば仕上がる」タイプの食品とは相性が良いですね。特にトースト等は連続して焼かない場合、頻繁に焼き具合を確認せずともある程度収束した焼き加減に落ち着かせることが出来ます。

コンベクション機能について

筐体内部で熱風を循環させる機能です。焼きムラを抑えると共に食材を「カリっ」と仕上げることに長けています。この機能にこだわりがある機種であれば「ノンフライの揚げ物」などを作ることも可能ですね。デロンギ等の製品はこだわりが強い傾向にあります。最近の中級以上のオーブントースターには搭載されていることが多いと思いますが、循環能力などで仕上がりが結構違うので、こだわりたいなら力が入っているであろう機種を選ぶのがベターです。

トーストを美味しく焼く機能について

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最近何かとトピックになっていたこの機能ですが、原則として美味しく焼くには「いかに内部の水分を飛ばさず表面のみをカリッと仕上げるか」が大事なようです。そしてそのためのアプローチは2つあると思ってください。

・過熱水蒸気で焼き上げる
過熱水蒸気に関してパン以外にも汎用性をもたせているのがシャープです。水を入れる儀式が毎回必要ですがお惣菜の揚げ物を復活させる、といった特技は優秀です。しかし焦げ目をつける、みたいなやり方には不向きなのでグリルと併用できる機種が理想的でしょう。

・急激な過熱で表面だけを仕上げる
この方法を取るのがシロカやライソンです。カーボングラファイトヒーターは温度の立ち上がりが非常に素早いことから、「中の水分が飛んでしまう前に表面を仕上げてしまおう」というアプローチです。メリットとしてはとにかく調理が速いこと。例えばシロカの場合、予熱無し1分でパンが焼けてしまいます。反面で既に水分が抜け落ちたパンには意味がないこと、それからこのやり方は「ポップアップトースターの劣化版」ではあります。トースターという空間を温めずとも、ヒーターそのものが近ければそもそももっと早く焼けてしまいますから。

なお、漁夫の利を得ようとしている機種としてはドウシシャが展開する「カモメ」ブランドのオーブントースターなんかが挙げられますね。

メーカー独自機能について

数が多い上にネタ色が強いものもちらほら。基本的に「トーストが美味しく焼ける」機能は紹介していませんので、前段をご参考ください。

・過熱水蒸気(スチーム調理)機能
一括してしまいますが、シャープの「ヘルシオ」やバルミューダの製品が有名ですね。トーストに関して言えばパンの表面だけを焼き、水分は飛ばさないので焼き立てのようなパンが再現できるとしてブームになりました。

個人的には「パンを焼くのに5ccの水を入れる」のは面倒くさいタイプなので多分購入しても長続きしないだろうな、なんて思っていますがパン好きにはいいと思います。シャープの「ヘルシオ」であれば揚げ物なども美味しく仕上がると思いますね。

・低温調理機能
テスコムの低音コンベクションオーブントースターが代表的です。ジップロックなどを使用できるほどの低い温度(下限35℃程度)で調理が可能です。前提として食品衛生を考える必要はありますが、例えば砂肝のコンフィとかローストビーフ、ドライフルーツ等を作るのに便利ですし、冷凍ものの解凍等にも使えます。ひつじも個人的に買うか悩んだ機種です。笑

・燻製機能
コイズミやパナソニックの一部製品には燻製調理が可能な機能が搭載されています。どちらも「ある程度匂いは漏れる」ようなので使うのにそれなりの覚悟は必要かと思いますが、チップを燻して香りをつける、という調理は確かにオーブントースターの構造と上手くマッチしています。幸いオーブントースターそのものは軽量で持ち運びしやすいかと思いますので、思い切って晴れた屋外なんかでやってしまってもいいかもしれませんね。

・焼き芋機能
ライソンが知名度を上げた製品の一つに「超蜜やきいもトースター」があるのですが、ああいった特化したものでないにしてもやきいもモードを有するオーブントースターというのも最近流行り始めているのか、パナソニックも最新機種で対応をうたっています。

基本的にやきいもは遠赤外線と相性がいいので、前述の遠赤外線ヒーターを上手く使って芋の美味しさを引き出すことに特化しているんだと思いますね。「焼き芋を常日頃食べたい人」にとっては魅惑の製品になるかと思います。ニッチな気がしないでもないですが…。

・炊飯機能
アラジンがつい最近(4月19日)発売したトースターに付与された機能です。なんと炊飯専用釜が付属していて、オーブントースターを使って米が炊けてしまいます。思えば炊飯器も必須調理家電ではないですし、スペースの喧嘩もこれで解消できてしまう、と思えば有りなのでは…?と思わなくもないですね。この釜だけ販売されませんかね。

・ロティサリー機能
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正直「売れたの…?」という疑問が湧いていたんですが…。なんだか人気みたいです。パナソニックから発売されているオーブントースター(というよりオーブン?)にはオーブン、燻製、トースター、グリルに加え「ロティサリー」機能が搭載されています。要は肉などを360℃回転させ続けるアレです。向きは違いますがトルコのケバブとかのあれ。

加熱ムラを抑えてかたまり肉を使った豪快な料理が作れる、というのは面白いなあと。「次」があるか不明な家電ですから、面白いと思えば購入一択でしょう。生産終了で在庫限りみたいですが…。回転を許容するなりのサイズ感になっているので、ひつじは置き場所で断念して買わなかったクチですが、未だにちょっと欲しいのは事実です、

・目玉焼き機能
コイズミのオーブントースターは天板で目玉焼きが焼けるものがあります。こうなってくるともはやネタの匂いしかしませんが、付加機能は付加機能。一応紹介しておきます…。

4.炊飯器

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今でこそ沈静化しましたが一昔前は高級炊飯器って流行ってましたよね…。今でも名残は色々あるようで、「高いけど美味しい炊飯器」がメジャーになりました。

容量について

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低価格帯だと1合くらいから炊けるライスクッカーも存在しますが、基本的には大きい容量の炊飯器のほうが美味しく米が炊ける、と言われています。また、小容量のライスクッカーは必ずしも出来の良い製品ばかりではなく、「そもそも米がきっちり炊けない」なんて質のものも。ちゃんとした小容量の製品を買おうとしたら普通の炊飯器と殆ど値段が変わらない、なんてことも。結局選ぶなら「3合」か「5.5合」の二択になるかな、と思います。

スペースが許すならば5.5合炊きを購入して3合を炊く、でもいいと思いますね。その上で100円ショップなどにある冷凍容器に残ったご飯を入れて保存しておけば便利です。

炊飯方式について

前提としてガス炊飯器は除き電気炊飯器に限りますが、大きく分ければ以下のものが炊飯方式として有名です。

・マイコン式
・IH式
・圧力IH式

マイコン方式は(個人的にこの表記って常々疑問なんですが)鍋底をヒーターで加熱する方式です。この際マイコンで火力管理をするから「マイコン式」というわけです。基本的に低価格かつお味はそれなり、大量の炊飯には向かない、という傾向にあります。

というのも底は加熱されますが温度ムラがどうしても避けられないことから、それがそのまま仕上がりのムラなどに結びつくからです。逆に3合炊き以下の小容量であれば味が大きく劣る、ということもないですね。

次にIH式ですが、IH調理器のように釜を磁力線で発熱させる方式です。この際釜全体が加熱されますし温度の立ち上がりも速いです。そのため温度ムラ等も発生しにくく、加熱の効率も高いです。加熱したいタイミングで急激に熱を加えられることから、マイコン式より美味しい仕上がりになりますし、加熱ムラも発生しにくいです。基本的に米の食感を活かしたい場合は一番良い選択肢だと言えます。

最後に圧力IH式はIH式に加え、圧力鍋のように米に加圧をします。加圧すれば水の沸点は100度を超えるのでより高温での調理が可能となるだけでなく、加減圧を繰り返すことで強制的に対流を発生させることも出来ますよね。結果としてIH式よりももっと甘みや粘り気の強いご飯に仕上がります。風味上は圧力IH式がもっとも良い選択肢でしょう。ただ、食感が柔らかく、粘っこくなるためそういった米があまり好きでないならばあえてIH式を選択しても良いでしょう。
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ちなみにハイエンドのIH式は三菱のみが展開、他の大手メーカーは基本的に圧力IH式をハイエンドに据えています。

内釜について

高級な炊飯器で違うのは内釜の質です、価格帯を問わず米研ぎを釜で行えるようになった、などの進化は当然あるのですが熱伝導やIHとの相性、蓄熱性などを踏まえ各社色々な素材や構造を組み合わせて釜を作成しています。一例だと構造面で厚みや重層タイプの釜にしたり魔法瓶構造にしたり…といったことが挙げられますし、素材で言えば銅やアルミ以外にも炭、鉄、土鍋、果てには金や銀、ダイヤモンドまで現れる状況です。

基本的にIH式であれば「いかに早く温度を上げられるか(IHとの相性)」と「いかに蓄熱できるか」「いかに温度ムラが起きないか」の3点が重要なポイントなのでその観点で、釜や炊飯器側の加熱方式を見比べてみればいいかと思います。(が、限度がありますね…。)

洗い物の点数について

購入時に意外と大事なのがこのポイント。釜以外に蓋も洗う必要があるのはどの炊飯器でも同じかと思いますが、その部品点数は炊飯器毎に細かく違います。ただ、単純に点数が少ないだけでいいかと言うとそれも微妙で「分解できない」ことは洗い物の点数とトレードオフです。点数の少なさだけを意識してしまうと「蓋のパッキンが取れない」とか「蒸気受けが蓋と一体成型で洗った後に水切りしにくい」とか、そういう不都合が発生することもあります。「どこをちゃんと洗いたいか」を意識して考えることは大事です。

保温について

最近保温機能を省略する機種が増えてきています。そもそも保温は米の風味が落ちてしまう、という問題もあるのですが半日程度置いていると炊飯一回分と同じだけ電気代がかかってしまう、といった「あまりエコでない」機能だから、というのもあるから、だとは思いますね。ただ炊飯器で米以外を調理したい場合などでは保温機能が重要な場合も多いです。搭載有無は見ておいた方が良いかと思います。

独自機能について

基本的に「炊飯器がそれぞれ持つ炊き分け」みたいなものは紹介していくとキリがないので代表的なものだけを。

・好み学習機能
象印の炊飯器が保つ機能です。炊きあがりの感想を登録することで炊きあがりの細かいチューニングを炊飯器側が行なってくれます。都度登録するのは面倒くさい部分もありますが、「硬いお米の方が好き」とか「粘りがもっと欲しい」みたいな希望を元に炊き上げを細かく調整してくれます。勿論日々の水の温度や米のコンディションなどで細かく違うポイントはあるので一概に「常に安定して炊き上げができる」わけではないと思いますが、愛着が湧く機能だとは思いますね。

・銘柄炊き機能
アイリスオーヤマの炊飯器が有している機能です。(近似機能はパナソニックの機種も有しています)元々アイリスオーヤマは米自体も取り扱っているのでそちらのノウハウも有している面白い会社ですが米の重量等を図った上で炊き上げ時の水の量等で「美味しい炊きあがり」に使用者を誘導する機能を有しています。

・カロリー表示機能
これもアイリスオーヤマの独自機能です。しゃもじで米をよそった際にカロリーの概算を表示してくれます。

・蒸気低減機能
日立や三菱の一部機種が有している機能です。特に昔に三菱が同機能を搭載した当初はちょっとした話題になっていました。発生した蒸気を回収し、調理過程の中で有効活用する形で再利用するような機構が搭載されています。完全に蒸気がなくなるわけではないものの、蒸気が抜けづらい設置場所でも使い勝手は良くなりますね。

また、メーカーを問わず電気圧力鍋としての活用やパンが焼ける、といった機種も存在します。

5.まとめ

今回はオーブントースターがややトリッキーでしたが他の家電は割とスタンダードかなあ、というところですね。本当はもっと細かい機能もたくさんあるんだろうとは思いますが、私から説明できる内容はざっくり記載できたかな、と思っています。

さて。次回が「後編」として最終かなと思っています。テレビ等はピックアップしたいところなのですが…。それ以外にも各家電の「ちょっとした観点」くらいはお伝え出来たらな、と思っています。

それでは、また後編をお送りする際にはよろしくお願いします。

6.関連リンク

新生活の家電選び~白物家電を上手に選ぼう~【前編】

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