CES 2020 出張レポート(まとめ2)- お金もかかるが得るものも大きい、世界有数の展示会。素晴らしい経験をさせてもらいました

CES2020 出張まとめ
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。2020年のCES出張関連記事、これがラストです。今回はウインタブ初となるラスベガス出張について、素直に感想を書きたいと思います。また、来年CESを見に行ってみたい、という読者もいると思いますので、そんな人に少しでも参考にしていただけるように、分かる範囲で情報も入れます。この記事についてもいつもの製品紹介やレビュー、セール情報などとは異なる内容になりますので、お時間のない方はスルーしていただければと思います。

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1.CESに登録

CESの公式サイトには「消費者向けテクノロジー業界に関係のある18歳以上の個人向けの業界限定イベントです」と明記されています。つまり、建前上誰でも入場できるわけではありません。「消費者向けテクノロジー業界」に身を置く人はいいとして、そうでない人は何らかの手立て、具体的には職場などの協力が必要になります。詳しくはこちらをご覧ください(日本語になっています)。
登録情報:CES公式サイト

ウインタブは「メディア関係者」として登録しました。今あらためて確認してみたら、メディア関係者として認定されるための要件も結構面倒ですね。「オンライン出版部数として月間ユニークビジター数(UVM)が10,000人以上であることを証明する、Google Analytics(またはそれと同等のもの)のような外部のウェブ分析サービスによる最近の月間トラフィック報告書も提出」とあります。

ウインタブはCES関係者ではないし、「資格審査警察」でもないので、個人としての印象と推測を書きます。ぶっちゃけ、上のリンクほど厳しくない、といいますか、「申請を却下するための審査」ではないですね。例えば私は(申請時に要求されなかったので)Google Analyticsのトラフィック報告書は提出していませんが、「そろそろ追加で請求されるかな」と思う前に申請が通ってしまいました。要するにアクセス数について、何のエビデンスも出していません。「消費者向けテクノロジー業界」という文言にしても、「ほぼ全業種の全企業が該当する」と考えていいかもしれません。だって、いまどきパソコンもない、電話もない、なんて会社はありませんよね?そのくらい拡大解釈の余地があると思われます。

2.旅費の目安

交通費

ここでは成田空港を使う前提で書きます。ラスベガスに行くためには、当たり前ですが飛行機を使う必要があります。

まず、日本(成田)からラスベガス(マッカラン空港)への空路ですが、一般的なのはロサンゼルスなどを経由する乗り継ぎ便です。乗り換えのタイミングにもよりますが、エアトリなどの予約サイトで確認すると、往復でだいたい14~15万円、片道の移動時間が14時間~18時間くらいです(金額は訪米する時期や予約のタイミングによって変化すると思います)。また、定期便ではないと思いますが、2020年に関してはCES開催期にアメリカン航空で成田-マッカランの直行便がありました。直行便の場合は運賃が往復で約20万円、片道の移動時間が10~12時間です。

あとは自宅から空港までの交通費、そしてラスベガスの空港からホテルまでの交通費ですね。日本のどこに住んでいるか、ラスベガスでどういう宿泊の仕方をするかにもよりますが、これら飛行機以外の交通費も1万円以上かかると思ったほうがいいです。ちなみにラスベガスの空港からホテルまでタクシーを利用すると、チップも含めて約4,000円(片道)かかります。

宿泊費

ラスベガスは(カジノで潤っているので)ホテル代は安いと言われています。真偽の程はわかりませんが、たしかにホテル代は比較的安価だと思います。もちろんピンキリではありますが、一泊40ドルくらいでそこそこの部屋に泊まることができます。3泊で120ドルくらい(14,000円弱)ですかね。

また、「泊まるだけ」なのであれば、チップもほとんど気にしなくて大丈夫です。私の場合、客室内に予備のPCなどを置いたまま外出したり、サービスのコーヒー(これがまた美味かったんですよ)をがぶ飲みしたので、毎日2ドルくらいのチップを部屋において外出してましたけど、このくらいなら安いもんだと思います。

物価は高い

CES2020 出張まとめ
これ、CESの会場で私が食べた昼食です。これでいくらすると思います?ピザ一切れとソフトドリンクで11ドルくらいでした。だいたい1,200円くらいですね。今回、私は終始単独行動だったので、食事は基本的にファーストフード系ばかりでした。特にケチったつもりもないのですが、ちゃんとしたレストランに一人で行って、黙々と料理を口にしても楽しくないだろうなあ、と思ったんですね。

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ある日の朝食。マクドナルドです。「Big Breakfast」というメニューですが、ドリンク込みで9ドル弱しました。ざっくり1,000円くらいです。

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これはホテルの近くの寿司屋(ファーストフードっぽいところ)のランチメニューです。太巻き一本と緑茶で18ドルくらいでしたね。2,000円かな。ちなみに太巻きのことを「ブリトー」って言ってました。お味のほうは悪くない、というか美味しかったです。あとボリュームもありました。

基本的に現地で使ったお金の大部分は食費でしたが、ファーストフード系のお店ばかりを利用したにもかかわらず一食あたり1,000円を切ることはほとんどなく、2,000円弱くらいが平均だったと思います。ラスベガスは観光地なので米国の他の都市よりも食事にかかるお金が高いのかどうかはわかりません。でもおそらく、「日本が安すぎ」なんだろうと思います。ランチにかけるお金って、ここ30年くらい変わってないような気がするんですけど、皆さんいかがですか?これって海外からの視点だと明らかに異常で、いつの間にか日本は物価が安い国になってしまった、ということだと思います。

あと、ラスベガスでは市内にモノレールが走ってまして、私も1区間(一駅)だけ乗りました。料金は5ドルです。さすがに観光地料金なんでしょうけど、その時は無理して歩こうかなあなんて思いました。

ラスベガスというのはお金がかかる街だと思います。ホテルの一階はどこも巨大なカジノがありますしね。現地でどう過ごすかにもよりますが、お小遣いは多めに持っていくほうがいいでしょう。

3.CES会場は時間を忘れる面白さです

ウインタブではPC、タブレット、スマホ、そしてこれらの周辺機器をメインに紹介するサイトなので、CESのすべてのジャンルを対象にしているわけではありません。しかし、CES会場に行ってみると、ウインタブでは記事にできそうにないけど、とりあえず楽しい!というものが非常にたくさんありました。

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CES2020 出張まとめ
これ、魚の形をした「水中ドローン」です。ドローン関係の知識がある人はすでに知っているかもしれませんが、私は初めて見ました。

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こんなふうにプールも用意され、実際にドローンが浮いてましたね。この製品、ビックカメラiconで販売されてます。

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オフロード型の「セグウェイ」ですね。ただ、これはセグウェイの製品ではありません。会場では障害物が設置されたテストコースも用意され、希望すれば試乗できたようです。

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そのセグウェイは新型の一人乗りマシンを展示していました。ご覧の通りテストコースもありましたが、かなり盛況だった様子。

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いま「旬」の自動運転車も展示されていました。出展していたのは中国の「Deeproute.ai」という会社で、ここ以外にも自動運転車がいくつか展示されましたね。

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これ、何ていうんでしょう、「お給仕ロボット」かな。トレイに飲食物などを載せて目的の場所まで運んでくれます。もちろん障害物も自動的に回避してくれます。この類の出展はかなり多く、あちこちで似たようなロボットが動いていました。

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個人的にツボにはまったのがこれ。レトロな「ラジカセ」です。

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私が子供の頃、自宅にあったラジカセにそっくりなデザインで、とっても懐かしいと思いました。「LEOTEC」という中国メーカーが手掛けていて、「これどこで買えるんですか!」と質問したら、「個人向けには販売していません。B to Bオンリーです。日本企業からの引き合いもあるので、日本でも購入できるようになるかもしれませんよ」ということでした。ちょっと残念だったんですけど、日本でも「レトロラジカセ」でググったら、本物のヴィンテージ品に混ざって、この製品のような復刻品もちょっとだけ目につきました。要は知らなかっただけなんですね。しかしこれ、かなり本格的なレトロデザインだと思います。

CES見物という趣旨であれば、開催日程をフルに使っても全部見きれないくらいに面白いものがたくさんありましたね。ウインタブ読者であれば、CES会場に足を運んでも退屈することはないでしょう。

4.まとめ

2019年はCOMPUTEX TAIPEI、今年に入ってCESと、短期間で2度にわたり海外展示会を見に行くことができました。また、コロナウイルスの動向にもよりますが、できれば今年6月のCOMPUTEX TAIPEIにも行ってみたいと思います。

CESに関しては、自分の経験としては行ってよかったと思います。しかし、ぶっちゃけCESで発表される新製品を効率的に調査し、記事にするのであれば、自宅にいてTHE VERGEなどの海外ニュースサイトをガン見しておくほうがいいんですよね。引用元を明記する、引用元にリンクを張るなどの最低限のマナーを守る前提ですが、そのほうがずっと早く、ずっと多く新製品情報記事を掲載できるはずです。

しかし、国内、海外に限らず、大きな展示会に足を運び、メーカーの人とコンタクトを取り、新製品を自分の目で見て触る、というのは情報サイトを運営する者にとってはとても貴重な経験になると思っています。CESの場合、上に書いたとおり費用がかなり大きくなりますし、移動時間もバカになりませんので、そう毎年行けるわけでもないですが、COMPUTEX TAIPEIのほうは日本から距離が近く、費用もCESの5分の1くらいで収まります。なので、今年もぜひ行ってみたいと思っていますし、ライターも1名か2名、同行してもらうつもりでいます。

どんな仕事でも同じだと思いますけど、ひとつところにとどまっていては新しい発見もないし、自分自身も進歩がないと思います。なので、できるだけ年に1回くらいは外に出てみたいですね。来年のCES、というのはまだ気が早いですが、COMPUTEX TAIPEIではウインタブ読者にお会いできればいいなあ、と思っています。

5.関連リンク

CES 2020 出張レポート(まとめ1)- 広大な会場で、最新モデルをたくさん見ることができました

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