Windowsタブレット機種比較(2015年8月版)第5回 10インチ、キーボードなし、5万円以下編

どの10インチタブレットを選ぶ?
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。2015年8月版タブレット機種比較特集の5回めです。今回から10インチサイズを取り上げることになりますが、このサイズはもはやWindowsタブレットの主流と考えていいくらいに機種数が多く、製品内容も価格帯も多岐にわたっています。そのため、以下のようなクラス分けをしてみました。
キーボード非付属、5万円以下: 今回の記事です
キーボード付属、5万円以下: 次回(第6回)で書きます
5万円以上: 次々回(第7回)で書きます

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なお、キーボード付属と非付属を選べるものや、バリエーション上5万円以下と5万円以上に別れてしまうものがありますが、そのあたりは執筆者である私の判断でいずれかのクラスに入れることとします。また、原則として新旧モデルが併売されているものに関しては、新型のみ比較対象機種とします。あらかじめご了承ください。では、今回のテーマ「10インチ、キーボードなし、5万円以下」クラスの比較を開始します。

1.比較対象機種

KEIAN KEM-100BU

KEIAN KEM100BU
OS: Windows 8.1 with Bing 32ビット
CPU/RAM/ストレージ: Intel Atom Z3735F/2GB/32GB
ディスプレイ: 10.1インチ IPS (1,280 × 800)
ポート: USB2.0、microUSB2.0、miniHDMI
カメラ: イン200万画素/アウト200万画素
Office: なし
サイズ/重量: 257 x 172 x 10.1 mm / 619g
価格: 23,950円(2015年8月29日現在の価格ドットコム最安値)
※この記事にて記載している価格はすべて税込みです。

コメント: 10インチWindowsタブレットとして最安値(2015年8月29日現在)。CPU/RAM/ストレージ/ディスプレイ解像度などは定番といえるスペックであり、Officeもつかない。キーボードも純正品は用意されておらず、ごくプレーンなタブレットとなる。

ウインタブ紹介記事:KEIAN(恵安) KEM-100BU - KEIANの4番目のWindowsタブレットは10インチ!実売価格に期待
メーカーサイト:KEM-100BU
販売サイト: 価格ドットコム比較ページ

geanee WDP-102-2G32G-BT

geanee WDP-101
OS: Windows 8.1 with Bing 32ビット
CPU/RAM/ストレージ: Intel Atom Z3735F/2GB/32GB
ディスプレイ: 10.1インチ IPS (1,280 × 800)
ポート: microUSB2.0、miniHDMI
カメラ: イン30万画素/アウト200万画素
Office: なし
サイズ/重量: 259.5 x 174.2 x 11.4 mm / 580g
価格: 26,244円(2015年8月29日現在の価格ドットコム最安値)

コメント: KEIAN同様、10インチとしては定番スペックのタブレット。Officeもつかない。ただし、外付けキーボードとしてBluetoothではない物理接続の純正品が用意(WDP-CASEKB101、実売価格4,500円程度)されており、ノートPCとしての利用時も一体感のあるデザインで快適に入力が可能。

ウインタブ紹介記事:geaneeのWindowsタブレットがひっそりとスペックアップしてました
メーカーサイト:Windows 8.1 10.1インチタブレット
販売サイト(NTT-X):geanee 10.1インチタブレット WDP-102-2G32G-BT:NTT-X Store

ドスパラ Diginnos DG-D10IW2

Diginnos_DG-D10IW2
OS: Windows 8.1 / Windows 10 32ビット
CPU/RAM/ストレージ: Intel Atom Z3735F/2GB/32GB
ディスプレイ: 10.1インチ IPS (1,920 × 1,200)
ポート: USB2.0、microUSB2.0、miniHDMI
カメラ: イン200万画素/アウト500万画素
Office: なし/Home & Business 2013
サイズ/重量: 260 x 168 x 9.2 mm / 560g
価格: 35,985円(Officeなし)~45,380円(Office、キーボード付き)

コメント: ドスパラの売れ筋製品。CPU/RAM/ストレージは定番スペックながら、ディスプレイ解像度が高く、カメラ性能も十分。筐体もアルミ合金製で実売価格よりも高級感がある。BTOメーカー製品のため、専用キーボードの有無、Officeの有無、OSのバージョンなどを細かく選択できるのも魅力。月額制の保守サービス(セーフティサポート)に加入すると割引価格で購入できるのも魅力

ウインタブ紹介記事:ドスパラ Diginnos DG-D10IW2 - 安定のスペックにBTO要素もあり!もちろんコスパも最高!(実機レビュー)
メーカーサイト:

TOSHIBA dynabook Tab S50/S80

OS: Windows 8.1 with Bing 32ビット
CPU/RAM/ストレージ: Intel Atom Z3735F/2GB/32GB or 64GB
ディスプレイ: 10.1インチ (1,280 × 800)
ポート: microUSB2.0、microHDMI
カメラ: イン120万画素/アウト500万画素(S50)/800万画素(S80)
Office: Home & Business 2013
サイズ/重量: 258.8 x 175 x 9(S50)、9.1(S80)mm / 555g(S50)565g(S80)
価格: 44,800円(S50)~46,980(S80/デジタイザ搭載)

コメント: 大手メーカー東芝製の10インチタブレット。上位モデルのS80は高性能なデジタイザーが搭載される。スペックは標準的ながら、メーカーとしての信頼性が高いのが魅力。また、実売価格としてはS80がかなり割安となっている。なお、S80にキーボードを付属させたS90というモデルもあるが、価格が5万円越えとなるため、比較対象とはしていない。

ウインタブ紹介記事:
薄く、軽くなった日の丸Windowsタブレット dynabook Tab S50 & S38 - でも7インチはまだよ
TOSHIBA dynabook Tab S68 / S80 / S90 - 高精度デジタイザつきWindowsタブレット
メーカーサイト:
手書きで選べる。サイズで選べる。全5モデル。
販売サイト: 
価格ドットコム比較ページ(S50)
価格ドットコム比較ページ(S80)

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2.スペック比較

10インチクラスとしては実売価格が低いクラスということもあり、CPU/RAM/ストレージはいつものAtom Z3735F/2GB/32GBで統一されています。デジタイザーがついた東芝のS80はストレージが64GBですが、絶対的な価格はやや高くなります。意外なことに、9インチ(8.9インチ)の比較記事ではほとんどの機種がディスプレイ解像度1,920 × 1,200であったのに対し、10インチのこのクラスではドスパラのみ1,920 × 1,200で、あとは1,280 × 800となっています。私が個人所有している10インチは解像度1,280 × 800で、特に不自由は感じていないので、この解像度じゃダメ、ってことはありませんが、比較すればはっきりと分かるくらいの差ではあります。なので、キレイな画面を、ということであればドスパラがいいと思います。

次に価格差の要因となるであろう箇所はOfficeの有無です。KEIAN、geaneeは非常に低価格ですが、Officeはつきません。ドスパラはOfficeなしとOfficeつきを選択することができ(Windows 8.1モデルのみ)、その差額はわずか3,699円です。KEIANやgeaneeにOfficeをつけるとしたら、製品版のOfficeを購入することになるので、2万円以上の追加出費となりますから注意してください。東芝は今回の比較対象機種の中では実売価格が高めですが、Officeは標準でついてきます。

それと東芝のS80は唯一デジタイザーを搭載していて筆圧対応のペン入力ができます。S80のデジタイザーはWeb上でも良い評判が聞こえてくるので、イラストが趣味、という人でもちゃんと使えそうですし、ビジネスで手書きメモなどをする際にも役に立つと思います。他の機種はオプションでもデジタイザーをつけることができないため、このニーズがある場合はS80一択となります。

最後に、今回の記事はあえてキーボードなしのモデルを対象としているのですが、KEIAN以外は純正キーボードが用意されています。10インチクラスともなるとキーボードが欲しくなる場面があるので、オプションとしての価格が予算の許す範囲内であればつけておいたほうがいいでしょう。キーボードにこだわりのある人は、純正ではなく、サードパーティ製のキーボードを選ぶという手もありますが、それほどこだわりがないのなら、製品専用の純正品を使うとデザインの一体感もありますし、携帯性もいいのでおすすめです。

3.サイズ感の比較

KEIAN: 257 x 172 x 10.1 mm / 619g
geanee: 259.5 x 174.2 x 11.4 mm / 580g
ドスパラ: 260 x 168 x 9.2 mm / 560g
TOSHIBA: 258.8 x 175 x 9(S50)、9.1(S80)mm / 555g(S50)565g(S80)

縦横はあまり気にする必要がない、というくらいの差です。厚さは最薄の東芝が9 mm、最厚のgeaneeが11.4 mmとなっていて、体感できる程度の差はありますが、おそらく実用上の差は感じられないと思います。いつも書いていますが、重要なのはやはり重量ですね。東芝の555gから「じわじわ」と重くなっていき、最も重いKEIANが619gです。その差は64gとなりますが、これ、手で長時間持つと意外に大きな差に感じられると思います。ただし、重量を理由とした機種選びを推奨、というのは難しいですね。

私が実機を試用した限りでは、ドスパラのアルミ合金製筐体はなかなかいい感じでした。決して高額な製品じゃないですけど、安っぽさは感じられず、高級感すらありました。ご参考までに。

4.実売価格比較

KEIAN: 23,950円
geanee: 26,244円
ドスパラ: 35,985円(Officeなし)~45,380(Office、キーボード付き)
TOSHIBA: 44,800円(S50)~46,980(S80/デジタイザ搭載)

ここではっきり言えるのは、「価格に徹底的にこだわるのなら、KEIANにしときなさい」ということです。とにかく安さはKEIANがナンバーワンです。geaneeもいいですが、価格の他にもカメラ性能や拡張性(USBポートがない)などでKEIANよりも若干不利だと言えます。ただし、KEIANを選ぶ場合、純正キーボードがないということと、Officeが別売りなので後から購入するとかなり高額、ということを理解しておきましょう。

やや割高に見えるドスパラと東芝ですが、ともにPCメーカーとして定評があり、ドスパラは保守サービスも用意してくれていますから、特に初心者には安心です。また、双方ともOfficeつきモデルがあり、KEIANやgeaneeよりも高額であるだけの理由はあります。特に私が割安感を覚えるのは東芝のdynabook S80です。上にも書きましたがS80のデジタイザーは精度が高いと評判で、これが同じ東芝のdynabook S50からわずかな追加出費で手に入るのなら、非常にお買い得なんじゃないかと思います。またS80は比較対象機種中唯一のストレージ64GBモデルでもあります。そのため、総合的なコストパフォーマンスという意味では予算が許せばS80というのはいい選択肢だと思います。

5.結論

10インチタブレット、これがおすすめ
今回の特集では私が一番いいと思うおすすめ製品をひとつ選ぶことにしています。比較対象機種中ではKEIANを選びたいと思います。その理由はもちろん「安いから」ということなのですが、そもそもあえてキーボードなしの10インチタブレットを探す、という時点でOfficeを使うとか、ノートPC的に使うニーズは薄いんじゃないか、と思うんです。タブレットをタブレットとして使うのであれば製品版のOfficeは必ずしも必要とは思えません。機能は製品版に及びませんが無料のOffice Onlineもありますし、Windows 10用のストアアプリとしてのOffice Mobile(無料)もありますしね。

KEIANは決してハイスペックではありませんが、必要最小限の機能は揃っています。それで2万円台前半、というのはすごいことだと思います。なので、今回はKEIANを選びました。

とはいいつつ、実際そこまで割り切って考えられる人は多くないでしょう。結局Officeとかキーボードも視野に入れながら機種選びをすることになります。上に書きましたが、デジタイザーが欲しいのなら東芝のS80になりますし、Officeとかキーボードとか、オプションをよく考えて選びたい、ということなら柔軟な選択肢のあるドスパラになります。

今回、比較対象機種を選んでいて「え?これだけ?」と少し驚きました。やはり10インチクラスは「キーボード付属」という構成が優勢になりつつあるんですね。ドスパラにしても東芝にしても、この記事上は「キーボードなし」クラスに入れましたけど、ちゃんとキーボード付きモデルをラインナップしてますし、geaneeもキーボードの純正オプションが用意されてますから。「キーボードなしの10インチ」というカテゴリーはこの先どんどん細っていくのかもしれません。

6.関連リンク

Windowsタブレット機種比較(2015年8月版)第1回 7インチ編
Windowsタブレット機種比較(2015年8月版)第2回 8インチ、2万円切り激安編
Windowsタブレット機種比較(2015年8月版)第3回 8インチ、2万円以上編
Windowsタブレット機種比較(2015年8月版)第4回 9インチ(8.9インチ)編

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コメント

  1. chi より:

    T100CHI-FG001B がアウトレットで29800円です
    即買いました
    これさ買いだと思います

    • wintab より:

      chiさん、こんにちは、コメントありがとうございます。ですよね!異常な安さですよね!ASUSを狙っている人で、箱破損でもいいならアウトレットで買わない手はありません。しかし、T100Chiが29,800円というのはすさまじいです。箱が多少傷んでても全然OKでしょう。ほとんど半額みたいなもんだし。以前アウトレットで買われた方からのコメントによると、確かに箱は破損してるけど、梱包は丁寧だし全く文句なし、みたいな感じだったそうですが、Chiさんもなにかお気づきの点などあればまたぜひコメントをお願いいたします。

  2. chi より:

    7月にアウトレットで9イチンが買いましたが箱には傷1つもなかったです
    個体差があるみたいですね

    到着しましたら報告します

  3. chi より:

    こんちは
    ASUS TransBook T100CHI-FG001B 【OUTLET】
    本日到着しました
    今回も箱に傷1つなかったです

    箱も新品でした

    • wintab より:

      chiさん、こんにちは、コメントありがとうございます。「今回も箱に傷1つなかったです」というところを読んで「なんだよ、それ」と思わず呟いてしまいました。ASUS買うならOUTLETに限る、ってことでしょうかね。