マウスコンピューターが不定期にリリースする15.6インチスタンダードノートの限定モデル「B50○」シリーズの最新モデル「B505」が発売されました。いつもだとこの限定モデルは「TVコマーシャル公開記念」などの名分でプレスリリースが出されるのですが、今回はプレスリリースがなく、正確に何月何日に発売されたのか定かではありません。
歴代のB50○シリーズは誰でも使いやすく、そして非常に高いコストパフォーマンスを誇るスタンダードノートでしたが、このB505もその路線を踏襲し、しかもCPUなどの主要構成を3種類から選ぶことができるようになりました。
1.スペック
B505シリーズはCPU別に「B505E(Celeron)」「B505S(Core i5)」「B505H(Core i7)」の3つのベースモデルがあります。このうちB505Sは従来のB50○シリーズにはなかった構成で、B505になって初めて設定されました。OSは標準でWindows 10 Homeですが、カスタマイズによりPro版も選べます。CPUはApollo Lake世代のCeleron N3450(従来のB50○シリーズの基本)もしくは第7世代のCore i5-7200U、Core i7-7500Uとなります。
RAMはCeleronモデルのみ注文時にカスタマイズができず、Core i5、i7モデルは最大32GBまでの増設注文が可能です。ストレージは全モデルカスタマイズが可能で、「M.2 SSD」と「HDDもしくはSSD」を最大で2基搭載可能です。Celeronモデルのみ標準でHDDとなりますが、小さめのM.2 SSDを追加するとずっと快適に動作すると思います。
ディスプレイは全モデルFHD解像度ですね。Core i5とかi7を搭載している製品であれば当然、という感じですが、CeleronモデルもFHD解像度というのはうれしいところです。入出力ポートは「さすがマウス」です。スタンダードノートに欲しいポートはすべて装備されていると言っていいでしょう。ただし、歴代のB50○シリーズと同様、光学ドライブの装備はありません。
B505は基本的にCPUを3種類から選べるしくみなのですが、ディスプレイを含む筐体構造は共通なので、低価格なCeleronモデルでも充実装備となります。なので、なんとなくCeleronモデルのお買い得感が高いと感じてしまいます。
2.筐体
筐体はひとつ前のB504シリーズと共通と思われます。というか歴代B50○シリーズは筐体色が異なる場合もありますが、ほぼ同一筐体だと思っています。正面から見るとベゼル幅もそこそこ太く、シルエットとしてはごく標準的なスタンダードノートだと言えます。
しかし、筐体色はきれいなホワイトです。天板もご覧の通り、清潔感あふれる「純白」ですね。
キーボードです。キーピッチ18 mm、キーストローク1.8 mmでテンキーつき、タッチパッドには物理クリックボタンが2つと、いかにもマウスらしく、実用性の高い構造になっています。
しかも、キーボードにはバックライトもついています。
底面です。底面はブラックですね…。そして、バッテリーはしっかり着脱式です!ここもマウスらしいなあ、と感じます。
側面です。スペック表を見てわかる通り、非常に充実していると思います。また、最近ちょっとだけ話題になった「左右側面のポート配置の偏り」も問題なさそうです。USBポートは左右に振り分けられています。
3.価格など
マウス m-Book B505シリーズはマウスコンピューター公式サイトで販売中で、価格はB505E(Celeron)が39,800円(税込み43,984円)から、B505S(Core i5)が74,800円(税込み80,784円)から、B505H(Core i7)が89,800円(税込み96,984円)から、となっています。いずれのモデルも割安感がありますが、個人的にはやっぱりB505Eが最もお買い得なのではないか、と思いますね。
B505E、B505S、B505H、いずれも限定1,200台です。さすがに1,200台ということなら1日とか2日で売り切れることはないんでしょうけど、割と短期間で完売になると思いますので、購入を検討される人はお早めに!