記事にアフィリエイト広告を含みます

Lenovo ThinkPad X1 Carbon(2017) - 14インチ、ThinkPadのフラッグシップ機、さらに薄く、軽く、速く!

Lenovo ThinkPad X1 Carbon
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。みなさんお好きなメーカーとか、お好きな製品ブランドがあると思います。私の場合は、いつも書いていますがLenovoの(心の中では「IBMの」)ThinkPadシリーズが大好きです。好き嫌いというのは理屈じゃないと思うので、議論しても仕方のない話ですよね。私の好きなThinkPad、と言ってもいろいろな種類がありますが、その中で「フラッグシップ的な位置づけのビジネスモバイルノートが「X1 Carbon(2016年モデルはウインタブでも実機レビューしてます)」です。単に価格比較だけだともっと高価なThinkPadというのは存在しますが、それでもこの製品名は今でもフラッグシップだよなあ、と思っています。

スポンサーリンク

ThinkPadのXシリーズは「イヤーモデル」的に毎年初頭にニューモデルが登場し、数カ月遅れて日本でも発売される、というパターンなのですが、今年も米国で「X1 Carbon 2017」が発表されました。この記事は個人的に「ThinkPadが好きだから書いている」的なところが強く、少し読みにくいかもしれませんが、どうかご容赦を!

1.スペック

OS: Windows 10 Pro
CPU: 最上位構成でIntel Core i7(Kabylake)
RAM: 最上位構成で16GB
ストレージ:  128GB / 180GB / 256GB / 512GB / 1TB SSD
ディスプレイ: 14インチ(1,920 × 1,080)(2,560 × 1,440)
カメラ: インのみ(Windows Hello対応)
ネットワーク:  802.11ac/a/b/g/n、Bluetooth4.2
入出力: USB Type-C(Thunderbolt 2)×2、USB 3.0 × 2、HDMI、microSD、microSIM
バッテリー稼働時間: 最大15.5時間
サイズ: 323.5 × 217.1 × 15.95 mm / 重量1.12 kg

ええっとですね。やっぱあんまり変わってないです…。もちろんCPUは最新のKabylake世代のCore iシリーズとなりますが、RAMやストレージの構成に関してはあんまり目立つ話題もなさそうです。例えばRAM16GBとかストレージ1TB SSDというのは2016年モデルでも存在していましたし、2,560 × 1,440の高解像度ディスプレイも同様に2016年からありました。

新しい機能としてはWindows Helloの「顔パス(顔認証)」「指紋認証」のいずれにも対応できるようになったことと、入出力でThunderbolt 3対応のUSB Type-Cポートが2つとフルサイズUSBが2つになった(従来はフルサイズUSBが3つ)こと、バッテリー稼働時間が最大15.5時間と、従来の9.8時間から大幅に伸びたことがあげられます。いずれもサラッと書いてしまうと印象に残りませんが、実はかなり重要なポイントなんですよね。

あと、サイズなんですけど「苦しみつつ小型化、軽量化」してますね。どのくらい苦しそうかというと

2017年モデル: 323.5 × 217.1 × 15.95 mm / 重量1.12 kg
2016年モデル: 333 × 229 × 14.95-16.45 mm / 重量1.18 kg

ね?そう見えるでしょ?全体的にほんの少しずつ小型化、軽量化していることがわかると思います。まあねえ、14インチサイズのノートPCで、1.18 kgというのでも十分立派なわけですが、そこからもう一段軽く、っていうのはめちゃめちゃ大変なんでしょう。ThinkPadの名を冠している以上、耐久性とか堅牢性とかはきっちり確保しなくちゃいけないわけですし…。頑丈じゃないThinkPadなんて許されませんもん。

2.筺体

ThinkPad X1 Carbon シルバー
以前も書いたことがありますが、ThinkPadシリーズのデザインは基本的に全部同じです。X1 Carbonとは言えども、遠目で見て「あれはThinkPadの何々モデル」などと言い当てることができる人はよほどのThinkPadマニアでしょう。少なくとも私にはできません。「ブラックの筺体でキーボード部分に赤いデベソ(トラックポイント)」がついている」というのは私が持っているThinkPadとしては普及価格帯のThinkPad 13だろうとX1 Carbonだろうと変わりはありません。そして、それがいいんですよ!

スポンサーリンク

しかし、2017年モデルのX1 Carbonではちょっとした異変がありました、「シルバー」の筺体色が追加されたんです。昔からThinkPadを使っている人には明らかに違和感がありますが、特にブランドにこだわりがなく、品質の良いモバイルノートを探しているだけ、という人にはいい選択肢ができたと思います。それでも私はブラックを選びますけどね…。

筺体は画像のようにヒンジが180度まで開くタイプで、クラムシェルノートでもここまで開口できるのは便利です(経験あり)。

Lenovo ThinkPad X1 Carbon 2017 ベゼル
Lenovo ThinkPad X1 Carbon 2016 ベゼル
また、筺体のサイズがわずかに小さく、軽くなった、と上に書きましたが、その「わずかに小さく」というのが実は効果的だった、ということが分かる画像を。上の2枚の画像は、上段が2017年モデル、下段が2016年モデルです。明らかにベゼル幅が狭くなっています。数値上は小さくとも、こうしてみるとかなり大きな変化ですよね!

また、ベゼル部分にあるカメラはWindows Hello対応なので、ロック解除が非常にラクになります。

Lenovo ThinkPad X1 Carbon キーボード
キーボードに関しては、ほとんど違いがわかりませんでした。指紋センサーの位置が少し変わったかな、というくらいです。X1 Carbonが、というよりも、ThinkPadシリーズのキーボードってみんなこんな感じなんですよね。ただ、私はX1 Carbonの2016年モデルは実機レビューしていますし、ThinkPad 13は自己所有していますが、キーの感触は微妙に異なります。X1 Carbonのほうがしっとりした感じなんです。ThinkPad 13のキーボードにも全く不満はないですが、並べて置いて、打ち比べて見れば違いがわかると思います。

Lenovo ThinkPad X1 Carbon
うーん、やっぱりカッコいいですね!このアングルからだと筺体の薄さもよくわかります。

3.価格など

Lenovo ThinkPad X1 Carbon(2017)は米国で2017年2月に発売され、価格は1,349ドル(約15.6万円から)とのことです。また日本では発売未定ということですが(んなわけない)、Lenovo直販サイトには製品ページが用意されており、発売も秒読みではないか、と思われます。

ThinkPadのモバイルラインの最上位が「Xシリーズ」ですが、このシリーズもセールの常連になっていて、40%以上の割引率で購入できることも珍しくありません。X1 Carbonの現行モデルは、最下位のグレードでもCPUがCore i5、RAM4GB、ストレージ128GB SSDで、定価だと20万円以上するのですが、現在だと週末などに40%以上の割引率となり、12万円くらいから購入が可能になっています。

2017年モデルに関しても、基本的には週末セールなどでそれなりの値引率になると思われますので、そこまで考慮すれば決して割高ではなく、むしろ割安だと思います。ライターのかのあゆさんは中古PCというものに一切偏見を持っておらず、つい最近ThinkPad X230(2012年に発売された製品です)を購入し、メインマシンとして大切に使っておられます(ウインタブにレビュー記事を書いてくれてます)。ThinkPadの場合は特に長く使えるのではないか、と思いますし、デザインも全然変わらないので、いつまでたっても古さを感じません(逆に言うと新製品でも新製品らしく見えません)。

個人的にはおすすめなんですよね、ThinkPad…。

4.関連リンク

ThinkPad X1 Carbon(2017):Lenovo直販サイト
ThinkPad X1. By Us. By You.:米国Lenovo公式ブログ

スポンサーリンク

コメント

  1. 匿名 より:

    802.11ac/a/b/g/nとなってますがadも対応してますよ

  2. win-tab愛読者です より:

    角型端子のACアダプタが廃止になった部分は、割りと大きな変化ではないですか??

    • wintab より:

      win-tab愛読者ですさん、こんにちは、コメントありがとうございます。そうですね、大きいとか小さいとかは主観の問題かな、と思いますので、特に記事に修正はしないつもりです。

      • win-tab愛読者です より:

        大きい、小さいは主観的判断、というのは確かにそのとおりと思います。
        ただ、変化点であるにもかかわらず全く触れられていなかったので、あれ?、と思いましたのでコメントさせていただきました。
        分かっていたが、変化点としては小さいと判断され、あえて記事でも全く触れなかった、ということで了解いたしました。
        もし私が、本気でThinkPad X1 Carbonを購入する気持ちがあったならば、win-tabさんの記事では、大きく取り上げなくてもいいので、変化点として触れておいて欲しかったなぁ、というのが私の感想です。
        今後とも、楽しく記事を拝見させていただきます。

        • wintab より:

          win-tab愛読者ですさん、こんにちは、コメントありがとうございます。今後の参考にさせていただくべく、ご意見拝読いたしました。

  3. miz より:

    縦横10mm小さくするって相当大きな変化だと思っているのですが…
    机の上,カバンの中で10mm小さいって結構違ってくると思います。
    角型AC廃止も大歓迎で大きな変化だと思います。
    (あとスペック欄Thunderbolt 2になってますよ)

    • wintab より:

      mizさん、こんにちは、コメントありがとうございます。ご意見としてはうかがっておきます。しかし、主観の問題で反論されてもなあ、というのが正直なところ。読んだ人がどう判断するかは自由だし、執筆者の意見を書くのがウインタブの芸風なんで、ご容赦下さい。