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Lenovo ThinkPad X13 Gen 1 / X13 Yoga Gen 1 - ThinkPadシリーズの13.3インチ「王道」モバイルノートが最新スペックで登場!

ThinkPad X13/X13 Yoga
レノボが5月16日にThinkPadシリーズの2020年モデルを大挙してリリースしました。今回はその中から「王道サイズ、13.3インチのモバイルノート」X13 Gen 1とX13 Yoga Gen 1をご紹介します。ThinkPadシリーズは2020年モデルから型番体系が変更となりX13とX13 Yogaはそれぞれ「X390」「X390 Yoga」の後継モデルとなります。というかですね、システムの仕様には変更点がありますが、筐体サイズと重量が従来モデルとぴったり一致していますので、外観は全く変わっていないと考えていいです。というか「外観が変わらない」とか言い出したらThinkPadシリーズは「基本いつも変わらない」んですけどね。

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1.スペック

Lenovo ThinkPad X13 Gen 1 / X13 Yoga Gen 1
ThinkPadシリーズは注文時にシステム構成をカスタマイズすることができます。また、このスペック表にはX13とX13 Yogaをひとまとめにしていますので、少しややこしくなってしまいました。順にご説明します。

OSはHome版とPro版を選択できます。CPUは第10世代(Comet Lake)のCore i3/Core i5/Core i7で、Core i3に関してはクラムシェルノートのX13のみに設定があり、コンバーチブル2 in 1のX13 YogaではCore i3は選択できません。また、ビジネスマシンたるThinkPadらしく、vPro対応のCore i5-10310UとCore i7-10610Uも選択可能です(個人利用の場合はあまり意味がないと思います)。

RAMはオンボード(マザーボードに直付けされているので、ユーザーによる増設・換装は基本不可)で8GBもしくは16GB、ストレージは非常に選択の幅が広く128GBから2TBまでの設定があります。もちろん「Core i3に2TB SSD」とか「Core i7に128GB SSD」といった、ちょっと面白い組み合わせもできます。

ディスプレイは非常に多くの選択肢があります。

13.3インチTN(1,366 × 768)250nit
13.3インチIPS(1,920 × 1,080)300nit
13.3インチIPS(1,920 × 1,080)Privacy Guard、500nit
13.3インチIPS(1,920 × 1,080)タッチ、300nit
13.3インチIPS (1,920 x 1,080)タッチ、省電力、400nit

えー、コンバーチブル2 in 1であるX13 Yogaは「必ずタッチ対応」となりますので、選べるのは下の2つだけ、クラムシェルのX13は上の4つが選択可能です。個人利用の場合は一番上のTN液晶は避けたほうがいいんじゃないかと思います。また、オプション料金が高額ですが、覗き見防止機能のついた上から3番目のものを選ぶと、非常に高輝度(明るい)で、かつセキュアな作業環境を作り出せます。

ネットワーク関連ではWi-Fi6(ax規格)に対応します。ここが従来モデルのX390/X390 Yogaとの大きな相違点と言えるでしょう。また、この製品はLTEモジュールも追加することができます。

入出力ポートは充実しています。また、ThinkPadシリーズには純正のドッキングステーションがたくさん用意されていて、実際X13とX13 Yogaにも対応するコネクターがありますので、(正直安くはないけど)必要に応じてこれらを追加購入すれば万全でしょう。

冒頭に記載したとおり、サイズはX390/X390 Yogaとぴったり同じです。これまで説明してきたシステム構成の部分でも相違点はかなり少ないので、ある意味X390やX390 Yogaのユーザーもがっかりすることはないですね。というか、ThinkPadユーザーの場合、数世代(数年)にわたって愛用する人が多いし、世代が変わっても基本的にデザインは変わらないので、「ニューモデルが出たくらいでいちいち気にしてらんない」ということだとは思います。

2.筐体

ThinkPad X13/X13 Yoga
私が画像を見た限り、X390/X390 Yogaと変わりません。この画像をよーく見ると、右下(下部ベゼル)に小さく「X13」という文字がありまして、変わったのはここくらいかな、と思います。X13/X13 Yogaは横幅が310 mm程度で、13.3インチモバイルノートとしては「普通」くらいのサイズなので、ベゼル幅も細いと言えるものの、特に「すごい」という感じでもありません。ThinkPadだし、これでなんの問題もないでしょう。

ThinkPad X13/X13 Yoga
天板です。ここもねー、なに書いていいのかわかりませんね。ThinkPadそのものです。ただ、天板素材はX13とX13 Yogaで違いがあります。X13はPPS (ポリフェニレンサルファイド)、X13 Yogaはカーボン・ファイバー・ハイブリッドとなります。また、X13もカーボンファイバーの設定があります(選択するディスプレイタイプによって制約があります)。

ThinkPadシリーズはノートPCとしては屈指の堅牢性を誇り、そのかわり飾り気のないPPS素材が使われているのですが、個人的には「傷ついてなんぼ」くらいの感覚で使えるので大好きですね。

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ThinkPad X13/X13 Yoga
X13 Yogaの画像です。外観上すぐに分かる相違点はヒンジ部分くらいですね。

ThinkPad X13/X13 Yoga
X13 Yogaのみ、このようにテントモードやタブレットモードにして使うことができます。X13はヒンジが180度までの開口となります。

ThinkPad X13/X13 Yoga

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ポートの配置はX13とX13 Yogaで異なります。こちらはX13のほうです。この画像の2と3の部分がドッキングステーション接続コネクターにもなります。また、有線LANポートの装備はなく、「イーサネット拡張コネクター」に別売りのアダプターを使ってLAN(RJ45端子)接続します。

それと、この画像にmicroSDカードリーダーがありませんが、X390と同様、背面にあるものと思われます。

ThinkPad X13/X13 Yoga

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こちらがX13 Yogaです。画像上(右側面)の一番左にスタイラスペン(ThinkPad Pen Pro)を収納するホルダーがあります。X13 Yogaはスタイラスペンが同梱され、筆圧対応(おそらく4,096段階です)のペン入力が可能です。それと、コンバーチブル2 in 1筐体なので、電源ボタンは側面に配置されています。

Lenovo ThinkPad X390
すみません、X13/X13 Yogaのキーボード拡大画像が入手できなかったので、X390の画像を掲載しておきます(X13とほとんど同じだと思います)。ThinkPadシリーズのキーボードはノートPCとしてトップレベル(個人的な評価では断トツ)で、非常に素晴らしい打鍵感です。「ThinkPadを買う最大の理由がキーボード」と言ってもいいくらいだと思っています。注文時に日本語配列と英語配列を選べ、X13はバックライトの有無も選択できます(X13 Yogaはバックライトが標準装備)。

3.価格など

Lenovo ThinkPad X13 Gen 1 / X13 Yoga Gen 1はレノボ直販サイトで販売中で、5月29日現在の価格はX13 Gen 1が114,202円(税込み、42%OFF)から、X13 Yoga Gen 1が163,944円(税込み、28%OFF)から、となっています。Core i3の設定があるクラムシェルのX13のほうが購入しやすい価格ですね。

ビジネスノートの「王道」であり、13.3インチの「王道」サイズでもあるX13とX13 Yoga。Thinkpad買うなら真っ先に検討したいモデルです。なお、X13にはAMD CPU搭載モデル(従来はX395という名称でした)も追加されますが、製品ページは6月2日公開予定ということなので、追って紹介記事を掲載したいと思います。

4.関連リンク(Lenovo)

ThinkPad X13 Gen 1
ThinkPad X13 Yoga Gen 1

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