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Lenovo ideapad 330S(15)- 15.6インチながらコンパクトで軽量なCore i7搭載ノートPC

Lenovo ideapad 330S(15)
Lenovoは15.6インチサイズの高性能ノート「ideapad 330S(15)」を紹介します。ideapad 330Sという製品名では14インチサイズのものも販売中で、同一名称だとややこしいんで製品名のあとに「(15)」をつけています。この製品はLenovoからプレスリリースが出たのが6月で、基本的に量販店モデル(直販サイト以外の通販サイトや家電量販店用という意味です)として登場したため、直販サイトでの取扱はありませんでした。しかし、先週になって直販サイトでの取扱がスタートしましたので、それにあわせウインタブでも紹介させていただきます。直販モデルと量販店モデルはスペックに差異があるので、購入の際には少し注意が必要です。

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1.スペック

Lenovo ideapad 330S(15)
これが直販モデルのスペックです。CPUは第8世代(Kaby Lake R)のCore i7-8550Uのみで、他の型番はありません。RAMは8GBで、ストレージがちょっと変わっています。基本的には1TB HDDなのですが、小容量(16GB)の「Optane メモリー」というのがくっついています。Lenovoの説明だと、「この最新のテクノロジーは、ユーザーの作業を学習することで、PCを起動、アプリの起動を高速化。すばやくファイルを展開して、シームレスにマルチタスクを実行、日々の作業を高速化します。」となっています。要するに「HDDキャッシュ」で、例えば毎回同じソフトウェア(ゲームなど)を使う場合、初回の起動はHDDからになるので遅いですが、2回目以降はOptaneからの起動になり、SSD並の速度で起動するという感じです。ただ、ウインタブではこの仕組みの製品をレビューしたことがないので、具体的にどこまで快適になるかはなんとも言えません。

ディスプレイは15.6インチのFHD解像度、IPS液晶なので、一般ユーザーが使用するぶんにはとても美しく、視野角の広い画面が楽しめると思います。入出力ポートについては、15.6インチのスタンダードノートとして「並」くらいですかね。USBは合計で3つ、あとはHDMIがあるのみで、それ以外の映像出力専用端子はなく、有線LANポートもありません。このあたりは筐体サイズとの兼ね合いで多少割りを食っている感じがします。

ということでサイズです。つい先日HPから登場した「パビリオンシリーズ史上最薄・最軽量」である「Pavilion 15(cs0000)」と比較してみましょう。

ideapad 330S(15): 358 × 244.1 × 19.4 mm / 1.87 kg
Pavilion 15(cs0000): 361 × 246 × 18.0-20.0 mm / 1.82 kg

このように、薄型・軽量をセールスポイントにしているPavilion 15(cs0000)よりもさらにコンパクトになっています。上位クラスの15.6インチって、モバイルノートのサイズにどんどん近づいてますね。

いま、「上位クラス」と書きましたが、実は「上位クラス」ではないモデルもあります。この製品の量販店モデルはCPUとRAM、ストレージの構成が異なるものがラインナップされています。NTT-Xストアで販売されているものだと、

Pentium 4415U / RAM4GB / 128GB SSD
Core i5-8250U / RAM8GB / 256GB SSD
Core i7-8550U / RAM8GB / 256GB SSD
※ディスプレイ品質や入出力ポートの構成は直販モデルと同じです

となっていて、エントリークラスのPentium機もありますし、すべてSSD専用機です。しかも、HDDを積んでいないせいか、重量は1.75 kgと、さらに軽量です。なので、この製品は直販モデルと量販店モデルの仕様や価格を確認してから購入すべき、ということになります。

2.筐体

Lenovo ideapad 330S(15)
筐体の雰囲気は「典型的なideapad」という感じです。ThinkPadシリーズとは異なり、シンプルかつクリーンな印象です。また、ベゼルも非常に細いですね(上部9.1 mm、左右5.9 mm)。

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Lenovo ideapad 330S(15)
天板です。やはり最近のideapadらしく、シンプルなデザインになっています。直販モデルの筐体色は「プラチナグレー」のみとなりますが、量販店モデルのほうにはカラバリがあります。

Lenovo ideapad 330S(15)
このように、プラチナグレーに加え、「ミッドナイトブルー」「ブリザードホワイト」の設定があります。

Lenovo ideapad 330S(15)
ヒンジの開口角度は「180度」つまり水平位置まで開くことができます。最近のideapadはほとんどがこのような構造になっています。

Lenovo ideapad 330S(15)
キーボードです。この画像は英語配列になっていますが、日本向けには日本語配列のバックライトつきキーボードが装備されます(量販店モデルにはバックライトがつくのか不明)。キートップの形状は下側が丸みを帯びたリーフタイプになっていて、これもideapadシリーズでは統一的に採用されているデザインです。15.6インチなのでもちろんテンキーがつきます。なお、指紋センサーはありません。

3.価格など

Lenovo ideapad 330S(15)はLenovo直販サイトで販売中で、9月9日現在の価格は税込み127,224円です。ただし、この直販モデル、販売がスタートした直後ということもあり、また他の販売チャネル(通販サイトや量販店)とのバランスもあるんでしょう、安くないです。週末クーポンも発行されていません。ちなみに上に簡単に紹介したNTT-Xストアの製品価格(9月9日現在)は下記のとおりです。

Pentium 4415U / RAM4GB / 128GB SSD: 47,800円
Core i5-8250U / RAM8GB / 256GB SSD: 71,800円
Core i7-8550U / RAM8GB / 256GB SSD: 79,800円
※税込価格
※NTT-Xストア会員向けクーポン価格

なんと、Core i7モデルが8万円を切ります。これだと、現状直販モデルを購入する理由はない、という感じ。というかNTT-Xストアの価格は異様に安いですね!ただし、スペック表の数値で見る限り直販モデルと量販店モデルは同じ筐体、同じ装備と思われますが、例えばキーボードバックライトの有無など、詳細部分で差異がある可能性もあります。

この製品は15.6インチとしては最小クラスの筐体になっていて、直販モデルは「様子見」ですが、量販店モデルに限ればかなりお買い得なのではないか、と思います。

4.関連リンク

Ideapad 330S (15):Lenovo直販サイト
Lenovo ideapad 330S(15.6型FHD):NTT-Xストア

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