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VOYO Vbook i3 - 10.1インチでAtom搭載のWindows タブレット、Surfaceタイプとして登場!

 VOYO Vbook i3
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。久しぶりに中華の10.1インチWindowsタブレットを紹介することができます!「VOYO Vbook i3」という製品です。先日紹介した「Vbook i7 Plus」「Vbook i5」によく似たSurfaceタイプの製品ですが、サイズが一回り小さく、ウインタブの王道「Atom機」ですw それと、よく似た名称の「VOYO i3」という製品もありますが、それとも全然異なります。

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1.スペック

VOYO Vbook i3
低価格タブによくあるスペック…と思ったら全然違いました。CPUは往年の名作「Atom Z8350」ですが、RAMはなんと8GB、ストレージもeMMCながら128GBもあります。Atom Z8350というのはCherryTrail世代のAtomの中では最下位に位置するもので、性能のほうは決して高くはありません。Passmarkが公表しているベンチマークスコアだと

Atom Z8350: 1,292
Celeron N3350: 1,108
Celeron N3450: 1,838
※3月12日現在のPassmark公表値。数値が大きいほうが高性能

となっていて、これだけ見ればApollo Lake世代のCeleron N3350よりも高性能なわけですが、私の経験上は、Celeron N3350のほうがいくぶん挙動にゆとりがあるように思われます。Atom Z8350でも実用性がないということは全然なく、ノートPC環境であっても比較的軽めの作業をするのであれば十分に使えるとは思いますが、「RAM8GBって必要か?」ということは思いますね。RAM8GBを使い切る前にCPUが悲鳴を上げそうな気がします。ただ、RAMは多すぎて困るということもないので、これはこれでいいんでしょう。ストレージが128GBと大容量なのはもちろん大歓迎できますしね。

ディスプレイは10.1インチ、IPS液晶で1,920 × 1,200(アスペクト比16:10)と、中華製品によくみられる形式になっています。もちろんこれで全然文句はありません。また、専用のスタイラスペンを使えば2,048段階の筆圧に対応する手書き入力が可能です。

ポート類は決して十分とは言えませんが、「10.1インチのWindowsタブレット」と考えれば悪くはないです。フルサイズのUSB 3.0ポートがあるというのが大きいですよね。また、microUSBは充電/給電ポートも兼ねていて、外出時にはモバイルバッテリーからの給電も可能です。

サイズのほうも悪くありません。Surfaceタイプ、つまりキックスタンドを備える製品ですが、それでも重量が600 g以下に抑えられていますし、キーボード込みでも800
g台なので、十分合格点をあげられると思います。

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2.筐体

VOYO Vbook i3
筐体はもろSurfaceです。サイズが10.1インチということなので、私の大好きな「VOYO i8 Plus」と同じ筐体が使われている可能性もあります(タテヨコは同寸、厚さが1 mm異なります)が、ポート類の構成が全く異なるのと、キーボードが全然別物、そして価格もVbook i3のほうがずっと高いので、おそらく別筐体でしょう。実物を確認してみないとわかりませんが、筐体品質もこちらのほうが上だろうと思います。

VOYO Vbook i3
ヒンジの構造は最近のVOYO製品によくみられるもので、Lenovoのウォッチバンドヒンジによく似ています。このヒンジにより、無段階で最大178°までの開口が可能になります。この製品はスタイラスペンでの手書き入力に対応しているので、開口角度が大きいというのはメリットになります。

VOYO Vbook i3
キーボードの画像はこれが一番マシでした…。これを見るとキーサイズは十分に大きくとられていて、打鍵そのものはしやすそうに思われます。ただし、Deleteキーがない(Deleteと書いているキーはBackspaceキーでしょう)、PrtScキーがないなど、特定動作のキーがかなり省略されているようです。なので、実用上は結構クセがあるように思います。

VOYO Vbook i3
展開図です。やはりポート類はミニマムという感じです。また、キーボードの接続コネクターのようなものが見えますが、この製品のキーボードはBluetooth接続です。それと、この製品、ストレージが128 GBあるかわりにmicroSDスロットがついていないようです。

3.価格など

VOYO Vbook i3は中国の通販サイト「geekbuying」で販売中で、3月12日現在の価格はタブレット単体が358.99ドル(39,338円)、タブレット+キーボードが382.99ドル(41,968円)、タブレット+キーボード+スタイラスペンが399.99ドル(43,831円)です。

うーん、キーボードとスタイラスも含めると高くはないんでしょうけど、できれば全部込みで3万円台にならんかなあ、とは思います。まだ発売されたばかりなので、今後セールでもう少し安くなるとは思いますけどね。

久しぶりに登場した10.1インチのWindowsタブレット、時流に合わせSurfaceタイプとなりましたが、それでもこのクラスのWindows製品が出てきてくれたのはうれしい限りです。

4.関連リンク

VOYO Vbook i3:geekbuying

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コメント

  1. 匿名 より:

    Deleteキーがない・・・だと・・・!?
    ではCtrl+Alt+Deleteをするときどうすれば良いのだ・・・?

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。確かに…。ほんとそれわからない…。

    • なお より:

      ドスパラのDiginnosなんかのキーボードにもdeleteキーはついてませんよ
      (過去記事にもあるDG-D09IWの専用キーボードにも)

      Surfaceとかは、windowキー+電源ボタンで(ctrl+alt+del画面)でます

      • wintab より:

        なおさん、こんにちは、コメントありがとうございます。私それ忘れてました…。ごめんなさい。

  2. 匿名 より:

    さりげなく電源コネクタが上にあるのが気になりますね。
    コネクタとケーブルに変に力がかかりそう…。

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。なるほど、たしかにそうですね。場合によってはひっくり返ったりとか…。

  3. なお より:

    ひさしぶりのwindowsマシン
    やっぱなかなかでないのはOSネック(ライセンス料)なんですかね

    • wintab より:

      なおさん、こんにちは、コメントありがとうございます。かもしれませんね…。MicrosoftがOEMライセンスをどういう条件で設定しているのかわかりませんけど、流れ的に小型Windowsデバイスだから安くするとかはなくなってるのかも知れない。

  4. towny より:

    現在、中国にいるので、voyo vbook i3を購入してみました。
    値段からすれは、上出来でしょうね。(キーボード付きで1999元=35000円くらいかな)
    見た目とかイラストには無いものとして、MICRO SDスロットとMICRO HDMIと4G対応のSIMスロットがあります。ただし、SIMスロットは付いているのですが、オプション扱い?のようで、最初に頼まないと生きてはいないようです。私も試しに中国SIMを入れて見ましたが、何にも起こりませんでした。抜けなくなるお約束付きでしたが、、、HDMI端子も試してはいません。
    これらの端子類は何と、上部のカメラの付いている縁の部分のカバーを外すと出て来ます。
    これに気づくのに三日かかりました(笑)、どこにも、書いてないのに仕様ではSDが使える事になってるし、デバイスドライバーも見えるし分解してやろうかと、ドライバーまで用意してネジ外し始めたのですが、中国サイトの評価欄見ていたら、それらしい事が書いてあったので、バラバラにする前で良かったです。(先程、サイト見たら、小さく、内部に有ることが書かれてましたが、場所の明示は無し)
    voyoの製品に言える事ですが、重量は公称859g(キーボード付き)は嘘のように思えます。ここには、計りが無いので正確にはわかりませんが、1kgくらいでは無いでしょうか。重要な事は何も書いて無いのに、重量と寸法は相違する事がある事だけはサイトにしっかりと書かれています。
    OSは最初から英語版と中国語版が選択出来るようになっていますが、残念ですが、日本語は後から言語パックを導入するひと手間が必要です。ただし、問題無く日本語環境に出来ました。
    スタイラスペンは買って無いので、評価出来ません。
    お役に立てれば幸いです。

    • 匿名 より:

      追加情報
      重量ですが、計ってみました。
      まずは、本体だけであれば、609gでした。
      公称600g以下には及びませんが、許容範囲でしょうか。
      一方、キーボード込みだと、924gでした。
      公称859gにするにはどうすれば良いのかわかりませんが(笑)1㎏未満なので、個人的には良しです。
      買う前から疑っていたので、思ったよりは、ましだった感じです。

      今のところ、何となくの挙動不審はありますが、値段からすれば、許容範囲かと思っています。
      Bluetoothマウスの動きが鈍くて、イライラしていましたが、デバイスマネージャーのインテルワイヤレスBluetoothの電源管理で、このデバイスで、、、のチェックを外したら快適になりました。

  5. cherub より:

    月初に Geekbuying にて、キーボードとペン付きで注文していましたが
    2週間たってから【入荷未定だよ!!】との案内が来ました。
    天猫のメーカー公式通販でも在庫がないようですね。

    スタイラスペンの筆圧人柱になろうと思っていたので残念です。

    タイプカバーの色具合、筐体の材質、キックスタンドの質、液晶の色バランス、イヤホンジャックに変な出っ張りが? 等を気にしつつワクワクして待っていた時間が走馬灯のように…

    手に入れられた方もいるようで、素直にうらやましいです!!

    • towny より:

      私は中国国内のネット通販で購入したので、先月ですが翌日には届きました。

      https://item.jd.com/25463317734.html

      何となくですが、メーカーのvoyoも沢山は作っていない感じがしますね。
      スタイラスペンの人柱には是非ともなって頂きたい(笑)
      購入したサイトではペン付きのセットが無く、何と、ペンが購入者に抽選で当たる事になっていました。
      期待していましたが、当然、空振りでした。
      その他の関係ない色々なグッズは、間違って同じものが2つも入ってくるような、ごちゃまぜ状態でしたが、こんなもの付けるくらいなら、ペンを付けろと言いたいところです。
      ただ、最初から保護膜がまるで、気泡も無く張ってあったのは良かったかも知れません。
      こちらで、持ち歩いていたら、既に保護膜にキーボードのスレ傷が付いています。

      質感は実際に届いてからのお楽しみのところはあろうかと思いますが、値段を考えたら良くできている方だと思います。
      キックスタンドは金属製で開閉もしっかりとしています。
      筐体はプラスチック製ですが、見た目はそこまで、プラッキーではありません。
      液晶はサイドからの多少の光漏れが見受けられますが、かなり気にしてみない限りは問題ないレベルです。液晶そのものは視野角は広いですね。ドットが細かすぎて、老眼のわが目には厳しいくらいが難点でしょうか。

      本体上面にあるヘッドホン端子の盛り上がりは意味不明ですが、それよりも何よりも、そこのカバーも含めて上側が外れるギミック?には、本当に3日間気づきませんでした。以前に書きましたが、そこに、SDカード、マイクロHDMI、SIMスロットが隠されています。
      ちなみに、SDカードはちゃんと使えます。メーカーの仕様では64GBまでとなっていますが、128GBでも使えたと言うのが評価欄には載っていました。私は小心者なので64GBを入れていますが、、、
      マイクロHDMI端子もちゃんと使える事を確認しました。
      SIMは前報のようにマイクロSIMは挿入できますが、認識はされません。追加のFeeが必要と書いてあるので、オプション扱いなのでしょうね??
      ただ、デバイスドライバーを見ると、認識できないハードがあるので、何らかのドライバーで行けるのかも知れませんが、このi3は特に情報が少なくてわかりません。
      しかし、マイクロHDMIくらいは穴を開けておいて欲しかった。外したカバーを失くしそうです。

      電池は業務に使うだけであれば、7時間くらいは持ちそうです。
      モバイルバッテリーで充電できるのは本当に便利です。モバイルバッテリー持っていれば、1日くらいは十分問題無く使えるでしょう。
      ただ、voyoは電池の劣化が早いとの噂もあるので、気は抜けないかも知れません。

      使用した上での問題点は、極たまにキーボードが使えなくなる。これは、キーボードの取り外しで何とかなる場合が多い。
      日本語入力しているときに、勝手にひらがなのまま確定されたり、同じ入力が繰り返されたりと言った事が起こりますが原因不明です。タッチパッドはFN+スペースキーで無効にできるので、そうしているのですが、それでも、ポインターが勝手に飛ぶ感じです。
      キーボードのESCキーとDELキーがFNとの組み合わせである事。これは、日本語入力する者としては地味に辛いですね。
      問題はキーボードに集中している感じがします。

      耐久性については、まだ、わかりません。。。

      人柱になる日が遠くない事を期待しております。