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Teclast Tbolt 20 Pro - 第8世代のCore i5を搭載する15.6インチノート。日本向けにプレスリリースが出ています

Teclast Tbolt 20 Pro
中国メーカーのTeclastが15.6インチノート「Tbolt 20 Pro」を発売します。しかも、日本向けにプレスリリースを出していて、この記事執筆時点(8月30日)だと、まだBanggoodやAliExpressには製品ページができていませんので、メーカーの「日本向けに販売したい」という意向が強く感じられます。

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なお、「Tbolt」というのはTeclastが最近立ち上げた製品ブランドで、正式な製品名に「Teclast」が冠されるのかは不明ですが、この記事のタイトルには「Teclast」とつけておきました。そのほうが誤解が少ないと思うので。

1.Tbolt 20 Pro スペック

スペック表

  Tbolt 20 Pro
OS Windows 10 Home(推定)
CPU Intel Core i5-8259U
外部GPU なし
RAM 8GB
ストレージ 256GB SSD
M.2 NVMe SSD増設可
光学ドライブ なし
ディスプレイ 15.6インチIPS(1,920 × 1,080)
ネットワーク 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.1
入出力 USB Type-C × 2、USB 3.1、USB 3.0 × 2、USB 2.0、HDMI、midroSDカードリーダー、オーディオジャック
カメラ Webカメラ
バッテリー 55Wh
サイズ サイズ不明 / 重量1.8 kg

コメント

Teclastはメーカーサイトで正確なスペック表を掲載していないことが多いです。これ、あまりよろしくない姿勢と思われますが、ウインタブではBanggoodやAliexpressの製品ページにあるスペック表を参照しながら紹介記事用のスペック表を作成しています。

Teclast Tbolt 20 Pro

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とはいえ、メーカーサイトにはこのような説明画像もありますし、製品紹介の文章を確認すればおおよそのスペックは把握できます。今回は「OSのバージョン(Home版かPro版か)」と「筐体サイズ」が判明しませんでしたが、それ以外はほぼ確認できました。

CPUは第8世代のCore i5-8259Uで、最近の中国PCではたまに見かける型番です。ウインタブではこのCPUを搭載するミニPCを実機レビューしており、ベンチマークスコアも測定しています。

Minisforum U820の実機レビュー(その2・性能編) - もはやオフィスワークはこれで十分?!Core i5搭載ミニPCの実力をチェック!

Core i5-8259Uの特徴として、内蔵GPUがIntel UHD Graphicsではなく、Iris Plus 655である、という点が挙げられます。となると、やはりグラフィック性能が高いのではないか、と考えてしまいますが、上記の実機レビュー記事でも、私の経験上(GMK NucBox2という、GPUにIris Plus 655を採用したCore i5-8279Uを搭載するミニPCのレビューをしています)でも、「そこまでグラフィック性能は高くありません」。グラフィックについては第11世代Coreが搭載するGPU「Iris Xe」よりも数段劣る、という印象です。

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ただし、トータルの処理性能はメインPCとして十分使えそうな水準だと評価できますので、価格次第では「十分あり」なCPUだと思います。

RAMは8GB、ストレージは256GB SSDです。また、ストレージについてはM.2 NVMe SSDの増設が可能です。メーカーサイトに「with a secondary M.2 slot that supports NVME」という表記がありましたので、おそらく「空きスロット」が装備されているものと思われます。

ディスプレイは15.6インチのIPS液晶、FHD解像度、ノングレアタイプです。スタンダードノートのディスプレイ仕様としてはごくオーソドックスなものと言えるでしょう。

2.Tbolt 20 Pro 筐体

Teclast Tbolt 20 Pro
正面から見たところです。読者の皆さんならすでにご存知のことかと思いますが、Teclastの製品画像はあてになりません。この画像でもディスプレイのベゼルの太さが実際より細くなっていると思われます。ただし、メーカーサイトに「ベゼル幅6mm」という説明があり、「さすがに筐体サイズの数値は正しいだろう」と思いますので、この画像ほどではないにせよ、ベゼル幅は比較的細いんでしょう。

Teclast Tbolt 20 Pro
天板です。装飾が少ない、Tboltのロゴのみが描かれているものになります。筐体素材は「メタル」という説明になっていました。過去の経験上、Teclast製品は(筐体画像は加工しますが)実機の仕上がりは高水準だと思っています。

Teclast Tbolt 20 Pro
キーボードです。テンキーのつくタイプですが、テンキー部分はスペース的にやや割を食っているように見えますね。Teclast製品はまだ日本語配列には対応しておらず、この製品のキーボードも英語配列のままです。また、このキーボードにはバックライトも装備されています。

Teclast Tbolt 20 Pro

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ちょっと期待したいのがスピーカーですね。この画像を見るとおそらく底面に2つ、キーボード面に2つ、合計で4つのスピーカーが搭載されているようです。

Teclast Tbolt 20 Pro

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側面と入出力ポートの配置です。Tbolt 20 Proはポートの規格こそ高くありませんが、USBポートが合計で5つもあります。しかもDC-INが独立していますので、本当に5つともUSBポートとして周辺機器の接続が可能です。ゲーミングノートを別とすれば、USBポートが5つ、というノートPCはかなり少ないと思いますよ。

3.Tbolt 20 Pro 筐体

Tbolt 20 Proは9月に発売予定で、8月30日現在、価格がいくらになるのかは不明です。日本向けにプレスリリースが出ていましたので、おそらく日本のAmazonなどでも購入ができるようになると思います。

価格が不明なのでお買い得とも割高とも言えませんが、スペック面ではメインPCとしても十分使えそうに思われます。このクラスになるとLenovoのIdeaPadシリーズやDELLのInspironシリーズなどと価格面でオーバーラップし始めるような気もします。まずは価格がどのくらいに設定されるのか注目したいと思います。

4.関連リンク

Tbolt 20 Pro:Teclast公式サイト 製品紹介ページ
i5-8259U プロセッサ搭載、TECLAST 新ノートPC「Tbolt 20 Pro」登場:Teclastプレスリリース

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