SIBOLAN － 7インチのタッチ対応ディスプレイを搭載するミニPCがクラウドファンディング中です

GREENFUNDINGにてミニPC「SIBOLAN」がクラウドファンディング中です。CPUにRyzen 9 6900HXを搭載する高性能な製品ですが、それだけでなく、本体に7インチのタッチ対応ディスプレイを搭載しています。つい先日、ライターのnatsukiさんが「Intel N100搭載の十分使えるスペックのタブレット型UMPCが相次いで登場！」という記事を書いていて、その中で「Miniproca」という製品を取り上げていましたが、このSIBOLANはMiniprocaと同じものと思われます（中華だとよくある話です。どちらが本家かはわかりません）。

中国メーカーのWindows PCの場合、「OSのライセンスが信用できない」というのがありまして、ウインタブとしても掲載実績のないメーカーのWindows PCをご紹介するのが躊躇されるところですが、この製品に関してはGREENFUNDINGでの出品であり、当然彼らがしっかり審査しているものと思われますので、ここにご紹介します。

1.製品概要

スペック表

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OSはWindows 11 ProでCPUはRyzen 9 6900HXです。このCPUは最新型番ではありませんがPassmarkが公表しているベンチマークスコアは24,817と高く、現在でもメインPCとして十分な実力があります。RAMは16GBと32GBを選べ、最大で64GBまで搭載可能、SSDは512GB/1TB/2TBの3つから選べます（最大搭載容量は2TBです）。

何と言っても面白いのは「7インチディスプレイ搭載」という点です。このディスプレイはタッチ対応もしますので、往年の変態PC「PIPO X10」を彷彿とさせるパッケージングです（ちなみにライターのnatsukiさんはつい先日までPIPO X10を愛用していたとのこと）。

ただ、PIPO X10と異なるのはCPUをはじめとした「パソコンとしてのスペック」が非常に高い、というところです。なので、大きなPCモニターとも組み合わせて使いたいところですね。SIBOLANは映像出力対応のUSB Type-AポートやHDMI、DisplayPortを備えているため、最大3つの外部モニターに映像出力ができます。

入出力ポートの配置です。ネットワーク関連では有線LANポートを2つ装備し、無線でもWi-Fi6Eに対応します。

この製品、様々な使い方がイメージできますよね。ミニPCなのでもちろんキーボードはついていませんが、そのぶんお好みのキーボードと組み合わせることができますし、単体で「PIPO X10っぽく」使うのもよし、本体のモニターとモバイルモニターのマルチモニター環境で使うのもよし、普通のミニPCとして大型のモニターを繋いで使うのもよし、だと思います。

2.価格など

SIBOLANはGREENFUNDINGでクラウドファンディング中で、8月22日現在、最も安価なプランは113,800円（16GB/512GBモデル）です。出品者は「ギャザテック」という会社で公式サイトを持ち、GREENFUNDINGには多数の出品実績があります。また、冒頭にも書きましたが、GREENFUNDINGでの出品ということでOSライセンス等についてはしっかり審査がなされているものとみなし、記事にしました。

3.関連リンク

小型なのに高性能！ゲームもクリエイティブ作業もストレスフリーに7インチ無段階調整タッチディスプレイ搭載ミニPC「SIBOLAN」【AMD Ryzen™ 9 6900HX搭載・DDR5メモリ・複数の仕様選択】：GREENFUNDING

執筆者：ウインタブ
2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。