ONEXPLAYER miniにバリエーションモデル追加です。「ONEXPLAYER mini Gold」といい、CPUやディスプレイのスペックを落とし、購入しやすい価格になった製品です。少し前に中国でリリースされていたのですが、日本のONE-NETBOOK公式ストアでの取り扱いが開始されました。
1.ONEXPLAYER mini Gold 概要
スペック表
ONEXPLAYER mini Gold | |
OS | Windows 11 |
CPU | Intel Pentium Gold 8505 |
外部GPU | なし |
RAM(メモリ) | 16GB(LPDDR5 5200MHz) |
ストレージ | 512GB M.2 SSD(PCIE3.0×4) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 7インチ(1,280 × 800)タッチ |
ネットワーク | Wi-Fi6 / Bluetooth 5.0 |
入出力 | USB4 Type-C 、USB 3.2 Type-C、USB3.0 Type-A、オーディオジャック |
カメラ | なし |
バッテリー | 10,455mAH 40.25Wh/11.55V |
サイズ | 260 × 106 × 23(最薄部)mm |
重量 | 619 g |
コメント
CPUのPentium Gold 8505ですが、開発コードネームは「Alder Lake」でPコア1、Eコア4の5コア6スレッドという仕様です。
Passmarkスコアはこんな感じ。比較しているCore i7-1260PはONEXPLAYER mini Proの搭載CPU、Ryzen 7 6800UはONEXPLAYER mini Pro Ryzen版の搭載CPUです。それと、なぜかCore i3-1115G4のスコアも掲載されていますが、その理由はこの動画に…。
この動画ではPentium Gold 8505と同じGPUを内蔵するCore i3-1115G4で実際にゲームをプレイする様子が映っています。この動画の中で私がよく遊んでいるゲームはForza Horizon 5のみですが、720p(HD)の最低画質であれば、スムーズに動作しています。Passmarkスコア自体はPentium Gold 8505のほうがCore i3-1115G4よりも高いので、ONEXPLAYER mini Goldでもそこそこゲームは楽しめそうですね。
RAMは16GB、SSDは512GBです。上位モデルのように1TBとか2TBという大容量SSDの設定はありません。また、ディスプレイも7インチで1,280 × 800(WXGAあるいはHD)解像度にとどまります(上位モデルは1,920 × 1,200)。ただし、CPU性能が高くないので、実質的にPCゲームはHD解像度でプレイすることになるでしょうから、ここはあまり問題ないかと思います。
筐体は基本的にONEXPLAYER mini Proと同じです。ONEXPLAYER mini Pro Ryzen版の「側面のLED」はありません。
2.ONEXPLAYER mini Gold 価格など
ONEXPLAYER mini GoldはONE-NETBOOK日本公式ストアおよびハイビーム公式ストアで販売中で、2月2日現在の価格は税込み89,800円です。Core i7-1260P/1TB SSDという構成のONEXPLAYER mini Proの価格が152,820円なので、それよりも相当に安く購入できますね。
残念ながらどのくらい快適にゲームを楽しめるのかは何とも言えず、上にご紹介したベンチマークスコアや動画で判断していただくしかないのですが、個人的にはこのジャンルのゲームは「どこでも気軽にPCゲームができる」という点を最重視すべきで、外部GPUの搭載が難しく、パフォーマンス(つまりサクサク感、ヌルヌル感)にはどうしても制約があると思うので、低予算で購入できるこの製品はとても魅力的だと思います。
3.関連リンク
ONEXPLAYER mini Gold:ONE-NETBOOK日本公式ストア
ONEXPLAYER mini Gold:ハイビーム公式ストア