こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。これまで数回にわたり記事を掲載してきた中国メーカーONE-NETBOOK社のゲーミングUMPC「ONE GX1」の発売スケジュールが決まりました!また、製品スペックもほぼ判明しています。でも、いまだ完全にはわからないのが「製品名」で、直近入手した情報だと「ONE GX1」になっていましたので、どうやら「ONE GX」ではないようです(またONE GXに戻るかもしれんけど)。
1.スペック
この画像はバイドゥ・ティエバ(中国のオンラインコミュニティ)から引用しています。元資料がすべて中国語表記な上、画像フォーマットなのでGoogle検索も使えず、わかる範囲でご説明します。このスペック表に知りたいことはほぼ網羅されているのですが、これだとわかりにくいので、「いつものやつ」を。
元のスペック表から転記しました。OSはWindows 10とだけ記載されていて、Home版かPro版かは不明です。CPUは当初伝えられていたTiger Lakeではなく、第10世代(Amber Lake Y)のCore i5-10210Yが搭載されます。ONE-NETBOOK社は頻繁に現行モデルのCPUをスペックアップする傾向がありますので、ONE GX1が発売されてからTiger Lakeが載る可能性は高いと思われます。
外部GPUについては記載がありませんでしたので空欄にしています。まあ、載らないでしょうね…。RAMは8GB/16GB、ストレージは256GB/512GB SSDです。ということはバリエーションモデルが複数あるんですね。中国国内では「8GB/256GB」と「16GB/512GB」の2バリエーションになっていました。また、説明を見る限り、ONE GX1には「SIMカードとmicroSDカード、あるいは増設用のM.2 SSD」が搭載可能のようです。つまり、1スロットでどちらかを選ぶ、ということだと思います。
ディスプレイは7インチのIPS液晶で、解像度はWUXGA(1,920 × 1,200)、リフレッシュレートは不明です。また、タッチ対応します。
通信まわりではWi-Fi6、4G/5G通信に対応します。詳細な対応バンドが不明ですが、高速なネットワーク通信が可能になると思われます。入出力ポートに関しても詳細な規格がわかりませんが、「数」だけは判明しました。7インチという極小サイズであることを思えばかなり健闘していると思います。
サイズをONE-NETBOOK One Mix 2Sと比較してみましょう。どちらも7インチです。
ONE GX1:173 × 136 × 21 mm / 623 g
One Mix 2S:180 × 110 × 17 mm / 518 g
横幅のみONE GX1のほうが小さくなっていますが、それ以外はOne Mix 2Sよりも大きくなっています。ただまあ、7インチサイズですし重量も600 g台ということであれば、持ち運びに苦労することもないでしょうし、あまり気にしなくて良さそうです。
2.筐体
トップ画像を再掲します。筐体色はいまのところ先に公開されていた鮮やかなレッドではないようです。あるいはカラーバリエーションがあるのかもしれません。
デザイン面の特徴は「ALIENWAREライク」なヒンジ付近の処理です。また、背面にはリング状のLEDライト(イルミネーション?)が装備され、ゲーミングPCらしさを演出しています。
キーボードはRGBバックライトが装備されます。キーサイズやキーピッチは狭そうですが、ゲームプレイ時の使用感はどうでしょうね?
この画像の一番右をみると、CNC加工の金属筐体であることもわかります。One Mixシリーズを見れば分かる通り、ONE-NETBOOK社のUMPCは筐体品質が非常にいいので、ONE GX1の筐体も出来がいいのだろう、と思います。
先日もご案内したとおり、別売りのコントローラーを使用することによって、多彩なスタイルでゲームが楽しめます。ONE GX1はコントローラー必須、と言えそうですよね?
3.価格など
記事タイトルにも記載の通り、ONE GX1は6月29日予約開始、8月出荷開始の予定です。また、6月29日に予約すると、「絶対つけておきたい」コントローラーがブレゼントされるとのこと。
…ただ、まだ価格がわかりません…。ちなみに、中国国内だと8GB/256GB版が5,599元(約85,000円)、16GB/512GB版が6,599元(約100,000円)で予約を受け付けています(ソースはJD.com)。それと、日本向けの販売サイトも発表されていないですね。これまでの流れから勝手に予想すると、テックワンが運営するONE-NETBOOK日本公式サイトで予約が可能となりそうですし、海外通販だとgeekbuyingが選ばれる可能性が高いのでは?と思います。まあ、このへんは後日明らかになるでしょう。
スペックなど製品概要については今回でほぼほぼ明らかになったと感じます。先行してクラウドファンディングがスタートしたGPD WIN MAXとの比較検討もしやすくなりますね。ただ、「価格がわからなければ(まあ10万円以上なんだろうけど)」というのはあります。
最後になりますが、バイドゥ・ティエバにあった画像をすべて掲載しておきます。中国語のみの記載なので、全て理解するのは難しいと思いますが、雰囲気は伝わってくると思います。
なお、こちらの画像1枚につき、3枚のオリジナル画像を載せています。「左から右」にご覧ください。また、画像はすべて「クリックで拡大」します。
4.関連リンク
New Products Info:ONE-NETBOOK 公式サイト(英語)
壹号本OneGX时尚版详情:バイドゥ・ティエバ
コメント
今回のはGPD WIN MAX発売に間に合わせるために無理矢理出したという噂ですが本命はTiger LakeのPro版がいつ出るのかですかね。
5Gが載るのはかなり興味ありますが。
こんにちは。GPD WIN MAXとONE GX1を見比べていろいろ思うところはあります…。おそらく皆さんそうだと思います。
見た目はかっこいい
けどちょっと手がでないかな…
なおさん、こんにちは。もうじき日本でも発表会が開催されるようですよ!