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ONE-NETBOOK A1を2年間使ってみて。最高の相棒!いまだWindows 11に対応しないのがちょっと残念

ONE-NETBOOK A1を2年間使用してきての感想
こんにちは、かのあゆです。2020年12月に購入し、実機レビューもしたONENETBOOK A1ですが、実は現在も愛用中です。さすがにバッテリーのへたり等は気になりますが、現在でもWindows 11(Insider Preview Canary)環境で快適に利用できています。

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この記事では2年間ONE-NETBOOK A1を使ってきての感想をまとめたいと思います。

1.CPUはCore m3-8100Yで十分

実はPentium Gold 6500Yとリネームして今でも現役
ONE-NETBOOK A1に搭載されているCPUはモバイル向け超低電圧版CPUのCore m3-8100Yです。2018~2020年頃に販売されていたUMPCによく搭載されていたもので、発表から5年が経過している、いささか古い型番ですが、かのあゆの場合、PCでの作業内容が

・記事の執筆作業(Wordで下書き作成、GIMPで画像加工、ブラウザで投稿)
・WEBブラウジング
・メールのチェック

がメインということもあり、正直なところ後継モデル(上位モデル)のONE-NETBOOK A1 Proに搭載されている第11世代Core i5/i7はオーバースペックという印象です。2コア4スレッド動作ですが負荷がかかった際はターボブーストにより最大3.4Ghzまでクロックアップしてくれますし、用途を考えるとCore m3くらいがちょうどいいのでは…と個人的には感じています。またONE-NETBOOK A1はストレージ512GBでも7万円で購入することができましたが、ONE-NETBOOK A1 Proは10万超えと、気軽に購入できるとは言いがたい価格になってしまったのも少し残念に感じています。

2.今となっては希少な7インチサイズ

当初コンパクトなサイズでフルバージョンのWindowsが動作することが売りだったUMPCはいつのまにか8インチサイズに大型化し、ONE Mix 4/4sに至っては10インチと、もはやUMPCではなく普通のモバイルノートと大差ないサイズになってしまいました。ゲーミングUMPCを除けば現在販売されている7インチ以下の機種はONE-NETBOOK A1 Pro(初代モデルは終売)、ドン・キホーテのNANOTEシリーズ、GPD Micro PC(Amazonなどで購入できます)くらいでしょうか。

おそらくほとんどのユーザーにとっては8インチサイズ、10インチサイズの方がモバイルPCとしては使いやすいのだろう…とは思うのですが、昔からWindows CEを搭載するキーボード付きPDA、モバイルギア(NEC)、Sigmarion(NTT docomo、製造はNEC)、Jornada(hp)などの名機を追ってきたかのあゆは「ポケットに入るサイズ感でフルサイズのWindowsが動くモバイルPC」に憧れてきたので「このサイズでないとUMPCではない」と思っています。できれば今後7インチサイズのUMPCが復活してほしいところではあるのですが…。

小さいながら打鍵感良好なキーボード
本当に小さいので使いたいときにスマホと同じ感覚でさっと取り出してどこでも記事を執筆できるのは本当に重宝します。ONE-NETBOOK A1ではゲーミングUMPCのONE GX1から継承した打鍵感の良いキーボードも搭載しているので本当に快適なんですよ。ちなみにこの記事の下書きも実際にONE-NETBOOK A1で執筆しています。

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3.高い拡張性、ただしシリアルポートは使っていません

シリアルポートは・・・
もともとエンジニア向けを想定して投入された機種ということで、7インチサイズでありながら拡張性は下手なモバイルノートよりも充実しています。USB- Cポートはもちろんのこと、USB 3.0 Type-Aポートも3つ備わっているので、わざわざUSBハブを接続しなくても複数の周辺機器を接続できるのはONE-NETBOOK A1ならではです。

ただ、シリアルポート(RS-232C)はいまだに使っていません。10年くらい前であればPalmやPocket PCなどの古いPDAを所有していたので、それらとの同期で活用できたのかもしれないのですが。

4.Windows 11にいまだ公式非対応なのは残念

fTPMならすぐ対応できるはずだが・・・
個人的に壊れるまで使いたいと思っているONE-NETBOOK A1、唯一気になる点があるとすれば「いまだにWindows 11に公式対応していない」ことです。CPU自体は第8世代Core m3-8100Yでセキュアブートも有効化できるのですが、セキュリティチップのTPM 2.0が搭載されておらず、CPUに内蔵されているファームウェアTPM(Intel PTT)を有効化するBIOSアップデートも配信されていないため、そのままの状態ではWindows 10のサポートが完全に終了する2025年10月までしかセキュアにネット接続するPCとしては利用できないということになります(一応LinuxやChrome OS Flexをインストールして延命することも出来ますが…)。

一応メーカーから対応策は用意されているのですが、「システム要件を回避するパッチを適用したインストールメディアを作成し、そこからアップグレード」という手段になるので、根本的な解決にはなっていません。そもそもこの手段はMicrosoftが検証用に案内しているものなので、いずれ機能アップデートや大型アップデートで塞がれてしまう可能性もあります。BIOSアップデートの予定も案内はされていたのですが、発売から2年が経過してもいまだに配信されていないので、もうこの点は諦めた方がいいのかもしれません。

5.まとめ

基本的にかのあゆは外出先にもモバイルノート(現在はHP Elite x2 1012 G2かMacBook Air 2018)と一緒にONE-NETBOOK A1も携帯しています。ノートパソコンを広げられないような作業環境でも快適に記事執筆ができるので、大事な相棒になってくれています。

残念ながらすでに販売が終了しており、前述のとおり後継モデルのONE-NETBOOK A1 Proは気軽に購入できるとは言えない価格になってしまいましたが、中古市場ではたまに見かけますし、発売から2年が経過していることもあり購入しやすい価格帯になっているので、拡張性の高いUMPCを探しているのであればおすすめできます。いろいろと劣化も目立つようになってきましたが、これからも大事に使っていきたいと思っています。

6.関連リンク

ONE-NETBOOK A1の実機レビュー - 購入しました。エンジニアだけでなく、一般ユーザーにも強くおすすめできる高い実用性と拡張性を備えた7インチUMPC

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コメント

  1. 匿名 より:

    私も発売日に購入し毎日使用しています
    このサイズで有線LANポート搭載なのが非常にありがたいですね

    • かのあゆ より:

      このサイズでイーサネットポートがしっかり用意されているのも魅力的ですよね!そろそろ後継機も出てきてほしいところではあるのですが、現状難しそうですね・・・

  2. 匿名 より:

    私はA1pro(Corei7)を利用していますが、初めからWin11が適用されていました。
    高性能なCPUのおかげでメイン機としての使用にも十分耐えます。
    一方バッテリー駆動時間は3〜4時間と短く、モバイル用途には不満があります。また、ペンの追従性や精度も低く、実用的ではありません。