こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。何をもって初モノか、という議論はあると思いますが、私が知る限り低価格帯のタブレットで初となるApollo Lake搭載の製品が登場しました!Ondaの中国語の公式サイトを確認したところ、
こんな画像がありました。製品名、というかシリーズ名は「小馬(Xiaoma)」で、11.6インチ2 in 1、12.5インチモバイルノート、14インチスタンダードノートの3機種が登場するようです。
現在製品概要が明らかになっているのは11.6インチ(Xiaoma 11)と14インチ(Xiaoma 41)の2つで、12.5インチは公式サイトにも情報はありませんでした。また、Gearbestにはこの2製品のページができていましたが、現状「Arrival Notice」というステイタスなので、販売は開始されていません。読者も私も非常に気になっていたApollo Lakeのタブレット、ということで、分かる範囲で紹介したいと思います。
1.スペック
OS: Windows 10
CPU: Intel Celeron N3450(Apollo Lake)
RAM: 4GB
ストレージ: 64GB
ディスプレイ:
Xiaoma 11: 11.6インチIPS(1,920 x 1,080)
Xiaoma 41: 14.1インチIPS(1,920 × 1,080)
ネットワーク: 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.0
カメラ:
Xiamoa 11: イン2MP / アウト2MP
Xiaoma 41: インのみ2MP
入出力:
Xiaoma 11: USB 3.0、microHDMI、microSD、オーディオ、DC-IN
Xiaoma 41: USB 3.0、USB 2.0、microHDMI、microSD、オーディオ、DC-IN
バッテリー:
Xiaoma 11: 7,500mAh(7時間)
Xiaoma 41: 5,000mAh(4-5時間)
サイズ:
Xiaoma 11: 287 x 180 x 8.9 mm / 770 g
Xiaoma 41: 334 x 220 x 21.5 mm / 1.4 kg
Xiaoma 11と41は筺体は全然別ですが、OS、CPU、RAM、ストレージは共通で、Windows 10のシングルブート、注目のApollo Lake世代のCeleron N3450、そして、あとは一般的な中華タブにありがちな4GBのRAMと64GBのeMMC(ストレージ)を搭載しています。また、ディスプレイはともにFHD解像度(1,920 × 1,080)ですが、11は11.6インチ、41は14.1インチ(Onda公式サイトでは14インチと表記あり)という違いがあります。
また、11はタブレットが本体でキーボードが別売りの2 in 1であるためか、カメラはインとアウトの2つを装備し、バッテリーもモバイル利用を考慮して大容量になっています。41のほうはインカメラだけ、バッテリーも若干弱い感じです。
ただ、後述しますが、41の方はスタンダードノートと言いながらかなりスタイリッシュなデザインですし、重量も1.4 kgなので、個人的にはモバイルノートって言ってもいいんじゃないか、と思いますけどね。
2.筺体
中華特有のうっとおしい画像加工は置いておいて、筺体デザインはOBook 20によく似ています。シリンダー型のベゼルなんてそっくりですね。
これがoBook 20です。サイズが異なりますしカラーリングも別物ですが、OBook 20を試用したものとしてはなんとなく雰囲気がわかりますw
筺体を分離したところです。OBookシリーズと同様、キーボードは物理接続で、OBook 20のキーボードよりは明らかに配置にゆとりもあり、使いやすそうに見えます。
なんとなく、こっちがアタリなんじゃないか、と思うのがXiaoma 41の筺体デザインです。ご覧の通りかなり薄型でカッコいいっすよね!
すいません、端っこが切れてますが、41のキーボードです。テンキーなしの14インチなので、かなりゆとりのある配置になっていますね。
3.価格など
Onda Xiaoma 11と41は中国の通販サイト「Gearbest」に製品ページがありますが、現在「Arrival Notice」というステイタスなので、販売は開始されていません。参考価格という位置づけですが、11が347.92ドル(36,143円)、41が303.89ドル(31,569円)となっています。11のほうはキーボードを含まない価格なんですけど、大型の41のほうが安いのはどういうこと?というツッコミはやめておきましょう。
製品ページがあるとはいえ、まだページの内容はあまり充実しておらず、Ondaの中国語の公式サイトも参照しながらこの記事を書いています。Gearbestと公式サイトのスペック表に異なる記載も散見されましたが、経験上Gearbestのほうの記載を優先しました。メーカーよりも販売サイトのほうが信用できる、というのも変な話ですけどね。もう少し時間が経てば価格も信憑性を増すでしょうし、製品の詳細情報もつかめると思いますので、そうなったら改めて記事を書きたいと思います。
ともあれ、この製品は本来Atomが担うべきだった領域にApollo Lakeを搭載して現れた新製品、ということで、とりあえず記事にしてみました。
4.関連リンク
Onda Xiaoma 11:Gearbest
Onda Xiaoma 41:Gearbest
小马11 64GB:Onda公式サイト(中国語)
小马41 64GB:Onda公式サイト(中国語)
コメント
Xiaoma 41、公式製品ページの記述通りなら、かなり面白い製品です。eMMCは基板直付けでしょうが、SSDでの容量アップを公称しているので、ひょっとしたらSATAか(こちらは可能性極小ですが)S.2スロットが載っているかもしれません。ただのUSB3.0外付けSSDでの拡張ですよってオチもありそうなのが怖いですが。
あと、GEARBESTさんのページにRAMを8GBまで差し換えて拡張できると判断できる記述があります。内蔵グラフィックに限界まで振った残りのRAM容量に余裕があれば、それだけ挙動も安定するでしょうから、これも記述通りなら嬉しい仕様。
中国製品って、こういうモヤモヤした感じであれこれ変態仕様を想像できるのが楽しい。
さてさて、価格が幾らになるかが見物です。
kinji sumimoriさん、こんにちは、コメントありがとうございます。よくご覧になってますねー。脱帽です。41のほう、筺体もよさそうだしかなり期待できそうですよね。Pentiumのほうも乗せて欲しい。
11と41で厚みと電池の差はツッコミどころ満載ですね。片方がタブレットのみでもう片方はPCの厚みかな?あと3.5Vと7Vですかね?
Gearbest見たら3.8V/7500mAhと7.6V/5000mAhでした。
こんにちは、コメントありがとうございます。フォロー感謝します。やっぱりApollo Lakeはみなさん関心がお有りの様子…。
初めまして。
小馬41を購入しましたので、簡単ですが参考になれば…。
届いて直ぐに裏蓋を開け、確認!
追加のM2スロット…ありました!2242タイプです。
追加メモリスロットはありません…。
純正の4Gメモリは半田付けです。
しかし、本体自体が薄いのでネジが非常に小さく、短く…大変でした。
本体の方は、ぱっと見!高級感があります。
天板は何も描いてないですし(裏側にしか文字が無い!)
細かく見ていけば中華…ですが、値段を考えると全然問題ありません。
ただ、本体は全てプラスチックですので(見た目は綺麗なゴールドです)
乱暴に扱うと本体が歪みます。
本体の重量は約1.35㎏。
薄いせいもあるのか非常に軽く感じます。
まだネットとofficeぐらいしか使用していないのですが
結構キビキビ動きますし、バッテリーも8時間前後は持ちそうな感じです。
(Apollo LakeのCeleron N3450だから?)
液晶画面は綺麗ですが、IPSではありません。
(多分TNです)
Micro SDは本体全部入って、飛び出しもありません。
まだ新品ですので不具合らしき部分はありませんが
これから先どの程度?壊れずに動いてくれるのか!
非常に楽しみです。
ピカチューさん、こんにちは、コメントありがとうございます。Xiaomaのご購入おめでとうございます。また、内部のレポートも参考になります。全体的に価格に見合ういい製品みたいっすね。デザインもカッコいいし。私はN3450でベンチマークやってみたいです。