記事にアフィリエイト広告を含みます

Onda V919 Air CH - iPadクローンも中国タブレットのトレンド、9.7インチ高精細ディスプレイにCherryTrail搭載

Onda V919 Air CH
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。先日中国の8インチタブレットについて比較記事を書きました。
Windowsタブレット・2 in 1 機種比較 - (2015年冬)中国タブレット、8インチ編
8インチに関してはスペックが似たり寄ったり、という感じだったのですが、10インチクラスになるとかなり個性的なスペックのものが目につきます。「iPadクローン」と呼んでもよさそうな、「9.7インチでアスペクト比4:3のディスプレイ」を備えるタイプ、というのも複数あり、ウインタブで過去に何度か紹介記事を書き、実機レビューもした「Teclast X98」シリーズがその典型だといえます。今回紹介する「Onda V919 Air CH」もそれによく似ていて、やはり「iPadクローン」というべきパッケージングになっています。

スポンサーリンク

1.スペック

OS: Windows 10
CPU: Intel Atom X5-Z8300
RAM: 4GB
ストレージ: 64GB
ディスプレイ: 9.7インチIPS(2,048 x 1,536)
ネットワーク:  802.11b/g/n、Bluetooth
カメラ: イン2MP / アウト2MP
入出力: microUSB、microHDMI、ヘッドフォンジャック、microSD
バッテリー: 7,200mAh、最大7時間
サイズ: 239 x 169 x 8mm / 重量 450 g

補足します。OSですが、ONDA公式サイト、Bannggood、GEARBEST、Geekbuying(いずれも中国の通販サイト)をチェックし、全て「Windows 10」であることは確認しましたが、中国のタブレットは、購入して手元に届いてみたらデュアルブートだった(つまりWindowsとAndroidが両方インストールされている)、ということがあります。V919についても従来機「V919 Air」はデュアルブート機なので、ひょっとしたらデュアルブート機である可能性があります(信じられないかもしれませんけど、中国タブレットの場合は本当にこういうことが起こります)。

CPUはCherryTrail世代のAtom X8300で、同じタイプのTeclast X98 Proよりはワンランク下、Teclast X98 Plusと互角、と言うことになります。RAMは4GB、ストレージは64GBとなっており、スペック上は64ビットOSの性能を生かせるように思われます。

ディスプレイは9.7インチで解像度が2,048 × 1,536と高く、同スペックのTeclast X98 Proを試用した際、非常に美しいと感じました。V919はTeclast製品ではないのですが、おそらく通常のWindowsタブレットよりもかなり高精細で満足できるものだと思われます。

サイズもiPadを模していて、iPad Air 2の6.9 mmにはかなわないものの、7.9 mmという薄さは素晴らしいですね。また、タテ・ヨコのサイズはiPadとほぼ同じです。

なお、何かにつけてTeclast X98を引き合いに出してしまい申し訳ないのですが、Teclast X98 Proを試用した際、バッテリー稼働時間がかなり短いのが不満でした。Teclast X98 Proのバッテリーは「8000mAh」なのですが、V919は「7200mAh」となっており、高精細なディスプレイとCherryTrailプロセッサーを使用していることから、バッテリー稼働時間が公称通り最大7時間となるのかは少し心配で、実際はこれよりもかなり短くなるのではないか、と思います。

スポンサーリンク

2.筐体

Onda V919 Air CH 展開図
Teclast X98シリーズと異なり、筐体色は「ゴールド」です。展開図を見るとわかりますが、入出力ポート類は10インチクラスとしてはそれほど充実したものではなく、必要最小限、というところでしょうか。ベゼルも細いですし、かなりデザインがいいと感じますね。なお、この展開図だとよくわかりませんが、Windowsボタンは筐体下側の中央についています。

Onda V919 Air CH 側面
この画像を見ると薄さがよくわかりますし、質感がかなり高そうです。Teclast X98 Proも実機を試用した際に質感の高さを感じましたが、V919も画像をチェックする限りは合格点をあげられそうに思います。

Onda V919 Air CH 利用シーン
このクラスとしては異質なアスペクト比とディスプレイ解像度により、日本メーカーのWindowsタブレットとは異なる使い勝手になりそうです。Surface 3に近いイメージがありますね。

3.価格と発売時期

Onda V919 Air CHは中国の通販サイトでプレセールの扱いになっており、プレセールの終了日が12月2日のため、配送はそれ以降、ということになります。日本のネット通販だと「予約注文受付中、配送は12月2日以降」というステイタスですね。価格はBanggoodが206.99ドル(ただしまだ注文できず)、GEARBESTが193.99ドル(24,816円)、Geekbuyingが199ドルとなっています。

これまで書いてきた通り、この製品の競合はTeclast X98 ProとX98 Plusになります。X98 ProはCPUがAtom Z8500とワンランク上ですが価格も229.46ドル(29,354円)なのでワンランク上、X98 Plusのほうは183.99ドル(23,537円)とかなり接近した価格になっている上、スペックもほぼ互角(厳密に言うと、アウトカメラの性能はX98 Plusが5MPなので、上)です。この程度の価格差であれば購入する日とか、購入する通販サイトによって簡単に逆転してしまうでしょうし、実際には筐体色などで好みの方を選ぶ、ということになるかもしれませんね。

9.7インチ、iPadクローンタイプの中国タブレットは日本では競合製品もなく、「ならでは」感のある個性派だと思いますので、検討してみてください。

4.関連リンク

昂达 V919 AIR CH: ONDA公式サイト(中国語)
Onda V919 Air CH: Banggood
Onda V919 Air CH Tablet PC: GEARBEST
Onda V919 Air CH: Geekbuying
※海外通販を利用する際は、通販サイトの取引ルールをよく確認してからにしましょう。

スポンサーリンク