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Daysky D-book V9 - 14.1インチでRAMとストレージが大幅に増強された中華ノート、こちらはキワモノ感なし!

Daysky D-book V9
先ほど「Celeron N3450とGeForce 940MXを搭載」する、異色のノートPC「Daysky D-book Pro」の紹介記事を書いたところなのですが、Dayskyの製品はこの他にも中国の通販サイトで製品ページが作られています。で、D-book Proをギャラクティカ・マグナムとするなら…、このネタ前にもやったことがありますね…。やり直し。D-book Proをストライクフリーダムとするなら、今回紹介するD-book V9はインフィニットジャスティス…、とまではいきません…。しかし、かなり面白いスペックになってますよ!

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1.スペック

Daysky D-book V9 スペック表
この製品は中国の通販サイト「Banggood」と「Gearbest」に製品ページがあります。2つのバリエーションがありまして、RAMとストレージの構成が異なります。

●RAM4GB / 128GB SSD
●RAM8GB / 500GB HDD + 128GB SSD

です。CPUはApollo Lake世代のCeleronですが、ノートPCでおなじみのN3450ではなく、J3455です。ウインタブではCeleron J3455を搭載するミニPC「VORKE V1 Plus」の実機レビューをしたことがあり、現在も継続して使用しています。J3455はN3450よりも高性能ですが、IntelのARKによれば、本来デスクトップ用のCPUです。TDP(一定の条件下で使用した場合の平均消費電力)は10W(N3450は6W)なので、ノートPCに使えないこともないですけどね(例えばデスクトップ用のCore i5-7500だとTDPは65Wもあります)。また、Celeron N3450よりも高性能とは言っても、それほど大きな性能差はありません。「似たようなもの」と考えたほうがいいくらいでしょう。

しかし、Celeron機とは言え、上位構成を選べばRAM8GBでストレージはSSDとHDDのデュアル構成になりますから、従来の中華ノートとは一線を画する個性派、と言えます。また、Daysky D-book Proのように、個性を発揮するところが外部GPU(CPUとは別にグラフィック用のチップを搭載しているという意味です)ではなく、RAM容量とストレージ容量、という点に少し安心感があります。常識的に性能を伸ばした、って感じですかね。

ディスプレイは14.1インチのFHD(1,920 × 1,080)解像度で、形式(IPSかTNか)は不明です。また、入出力ポートに関しては、USB Type-Aが2つにminiHDMIと、少しさびしい感じもしますが、SDスロットはフル規格ですし、有線LANポートも装備します。特に有線LANポートはありがたいですね。

サイズについてはGearbestの製品ページから転記していますが、正確性には少し疑問が残ります。私が筐体を見た感じだとタテ・ヨコの数値は小さすぎるような気がしますし、逆に厚さは大きすぎるように思います。なので、この数値はあまり信用できないと思っておいたほうがいいでしょう。

2.筐体

Daysky D-book V9
この製品は「ゴールド」と「シルバー」、2つの筐体色があります(ただしBanggoodのみ)。この記事では主に「ゴールド」の画像を使って説明します。

Daysky D-book V9
正面から見たところです。ロゴマーク等が一切見えず、無国籍パソコン、あるいはプロトタイプみたいな感じです。ベゼル幅は細めですが、非常に細い、というほどではありません。それと、ディスプレイ面が少し分厚く見えます。

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Daysky D-book V9
天板です。D-book Proは完全無地でしたが、この製品にはロゴマークが入っています。デザインは「ちょっとよくわからない」ですね。なお、Banggoodによれば表面の素材はプラスティックとのことです。

Daysky D-book V9
キーボードです。14.1インチの割にずいぶんシンプルに見えるなあ…と思ったので、同じ14インチサイズのJumper EZBook 3L Proと見比べてみることにしました。

Jumper EZbook 3L Pro キーボード
こちらがEZBook 3L Proのキーボードです。EZBookはEnterキーの右側に一列あるレイアウトなので、キー数はこちらのほうが多くなります。それがD-bookのキーボードをシンプルに感じさせているんでしょう。でも、よく見るとD-bookのほうはキーボード面右側の配列がちょっとトリッキーです。例えば「\(バックスラッシュ)」です。あと、DeleteキーとBackspaceキーの順序も一般的なノートパソコンの配列とは逆になってますね。

ただし、個々のキーのサイズは大きめです。なので、配列上の慣れは多少必要と思いますが、打鍵はしやすそうです。

Daysky D-book V9
Daysky D-book V9
この2枚の側面画像はポート類の配置を確認してもらう意味もあります。あと、筐体の厚さなんですけど、ディスプレイ面が少し厚ぼったく見えますが、どう考えても25 mmもなさそうですよね。かなりの薄型に見えます。HDDちゃんと乗っかるんでしょうかw

3.価格など

Daysky D-book V9は中国の通販サイト「Banggood」と「Gearbest」に製品ページがあり、Banggoodは「Alert Me on Arrival(入荷お知らせ)」というステータスなのでまだ販売はスタートしておらず、参考価格は288.99ドル(31,900円、RAM4GB+128GB SSD)と359.99ドル(39,737円、RAM8GB+デュアルストレージ)、Gearbestは販売がスタートしていますが、出荷は3月5日から9日となっており、価格は294.11ドル(33,280円、RAM4GB+128GB SSD)と365.83ドル(41,396円、RAM8GB+デュアルストレージ)です。

先に紹介したD-book Proのような違和感というか無理ゲー感はなく、正常な方向で製品の構成を充実させた感があります。なので、この製品のほうが面白くな…いや安心できそうです。あとは、Dayskyというブランドの製品について、ウインタブではまだ実機レビュー経験がないので、品質面がどうなのか、という点についてはなんとも言えません。ただ、D-book Proにせよ、このD-book V9にせよ、ヒットしてもおかしくない製品だと思いますので、販売後のトラブルなどが頻発する事態とならないようなら、2018年はこのブランドに注目したいです。

4.関連リンク

Daysky D – book V9(RAM8GB):Bamggood
Daysky D – book V9(RAM4GB):Banggood
Daysky D – book V9:Gearbest

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コメント

  1. なお より:

    無難な正当進化系ですね
    SSD+HDD版なら大容量ですし、様々な使い方にも合うと思います
    外装も割り切ってプラスチックですし(形成が楽なのでその分安くできる)

    けど、変態マシンPROをみた後だと、なんだか肩透かしを食らった感がありますね

    • wintab より:

      なおさん、こんにちは、コメントありがとうございます。これは誰が見ても収まりがいい、というかおっしゃるように正当進化系ですよね。ちょっとおもしろくない、と言うと怒られるかなあ。