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GPD WIN 2 - あのGPD WINの次回作が始動!2018年1月15日よりクラウドファンディングにて!

GPD WIN 2
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。超小型Windows PC(UMPC)を立て続けにリリースし、小型デバイスマニアの心を鷲掴みにしているGPD。ウインタブでは過去に「GPD WIN」と「GPD Pocket」の実機レビューを掲載しています。
GPD WIN - 5.5インチ、フルWindows搭載ゲームパッドというかミニPC、こんなの他にないよね(実機レビュー)
GPD Pocket - 7インチの超小型ノートパソコン(UMPC)、期待を裏切らない品質だし、思ったより使いやすいよ!(実機レビュー)
GPD Pocket - 1か月使ってみて、魅力・利点・欠点・使用の工夫などをレポートします(実機レビュー:natsuki)
GPD Pocketを出張に連れて行く - 小型オールインワンPCの本領発揮!(実機レビュー:natsuki)

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GPD Pocketのほうは正統派UMPCと言いますか、クラムシェルノートの形状のまま思い切りサイズを小さくした、というわかりやすい製品なのですが、GPD WINのほうは「ゲームパッド(ゲーム機)にWindowsを搭載し、キーボードをくっつけた」という、ちょっと変わったコンセプトの製品です。

今回紹介するのは「ゲームパッド + Windows」のほうです。ただこれ、ゲームをやらない人も思わず欲しくなってしまう、超魅力的なものです。

1.スペック

GPD WIN 2 スペック表
従来のGPD WIN、GPD PocketがCPUにAtom最上位のZ8700(Z8750)を搭載しているのに対し、GPD WIN 2はCore m機となりました。Atom Z8700(Z8750)も一般的によく見かけるZ8350とは段違いに高性能ですが、Core m3-7Y30はZ8700(Z8750)よりもさらに数段上です。

GPD WIN 2 CPU性能比較
これはGPDが公開したCPUの性能比較のグラフです。CPU-Zのスコアが「ほぼ2倍」になっていますよね。

RAMは8GB、ストレージは128GB SSDです。GPD Pocketと同スペックに見えますが、GPD PocketはストレージがeMMC、GPD WIN 2はSSDなので、速度面ではGPD WIN 2のほうがずっと高速です。また、GPD WIN 2はDIYでストレージを換装できます(おそらく増設ではなく、換装です)。

ディスプレイは6インチでHD解像度です。従来モデルのGPD WINは5.5インチでしたから、それよりもサイズが大型化しています(GPD Pocketは7インチ)。ただ、解像度のほうは据え置きですね。ただ、これ6インチサイズでしかもパソコンとして使えるので、この解像度で十分な気はします。

ポート類はそれほど充実していません。USBが合計で2つ、あとはHDMIがあるのみです。しかし、この製品はサイズがサイズなんで、これでもかなり頑張っていると思います。

また、バッテリーですが、4,900 mAh × 2とGPD WIN(6,000mAh)からは大幅に増強されています。しかも急速充電(USB PD 2.0)に対応するので、使い勝手が大幅に向上すると言えるでしょう。

サイズのほう、GPD WINと比較してみます。

GPD WIN 2:162 x 99 x 25 mm / 460 g
GPD WIN:155 × 96 × 23.5 mm / 370 g

全体的に少し大きくなり、重くなってます。ディスプレイサイズが5.5インチから6インチになった、ということに加え、CPUも強化されているので発熱対策など各種の機能変更で重くなったのだろうと思います。ただ、「キーボードのついたCore m機」としては「異常に小さくて軽い」のは間違いありません。

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2.筐体

GPD WIN
最初に従来機GPD WINの画像から。この製品も中二ごころをくすぐる、ある意味素晴らしいデザインですよね。

GPD WIN 2
で、こちらがGPD WIN 2です。エルゴノミクスっていうんでしょうか、全体的に丸みが強くなりました。「一段と中二」っていうと叱られますかね…。「俺にはこれ程までのドレスフィアな聖遺物(ホーリーレリック)が似合うぜ(原文:俺にはこんな個性的なパソコンが似合うぜ)」とかね(なお、この文章はノムリッシュ翻訳を使用して作成しました)。

GPD WIN 2
背面と底面です。GPD WIN 2の筐体素材はフレームが金属、筐体外観はABSとのことです。ただ、天板のシルバーの部分は金属だろうと思います。

底面ですが、Core m機ながらしっかり冷却ファンが装備されているのがわかります。また、SSDは着脱式になっています。サイズは2242サイズです。ただ、増設ではなく換装ということになるとOSの入れ替えも発生しますので、物理的な作業は簡単だと思いますが、トータルの作業量は結構大きくなりますね。

GPD WIN 2
キーボード面です。ゲームパッドらしく、キーボードの「W,A,S,D」は文字色が変えられてます。GPD WINでもこのキーボードを使用しましたが、ブラインドタッチとかキーピッチとかキーストロークとかに言及するような代物ではありません。でも、両手親指で操作すると意外に使いやすいです。ということはパソコンのキーボードって感じではないですよね。

あと、ゲームパッド部分のジョイスティックとボタンの配置はGPD WINから変更になっています。どっちが使いやすいんでしょうね?

GPD WIN 2
ポート類は背面に集中配置されます。また、GPD WIN 2はゲームパッドでもあるので、L1~L3、R1~R3と、ゲーム操作用のボタンもついています。ちなみにGPD WINではL1~L2、R1~R2と、ボタンの数が少なかったです。

3.価格など

GPD WIN 2は2018年1月15日からクラウドファンディング「INDIEGOGO」に出品され、出資を募る予定です。残念ながら価格は未定となっていますので、1月15日を楽しみに待ちましょう。

GPD WIN、GPD PocketともINDIEGOGOに出品され、その後国内外の通販サイトで販売されるようになりましたが、「初期ロットに不具合があったり、デリバリー上の問題が発生したりして炎上」というのが少し悲しいお約束になってしまいました。GPD WIN 2がどうなるのか、それはよくわかりませんが、少しでもリスクを避けたいのであればクラウドファンディングではなく、多少製品の歩留まりが改善されるであろうセカンドロット以降にしとく、というのが賢いかもしれません。

あと、現状は不明ですが、おそらくこの製品も技適マークを取得するのではないか、と思います。そのあたりにも期待したいですね。

4.関連リンク

GPD WIN 2:极致3D重金属风格PC游戏掌机:Baido(中国語)
※Chromeなどの翻訳機能で「中国語→英語」にすると多少は理解できます。中国語→日本語だとかなり厳しいかも…。

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コメント

  1. 本山 葵 より:

    こんばんわ。ご無沙汰です。
    つい先日必要になったのでCore m3-7Y30版 SurfacePro買いました。
    フルセットで10万飛びましたがAcerR11とは別次元の物を感じました。(涙)

    m3版GPDですか・・・・・・
    ファンついてますがそれでも発熱が気になります。
    m3版Surfaceはファンレスですがそんなに熱気になりませんが・・・・・

    日本で売られる場合おいくらになるのか気になります。

  2. なお より:

    コントローラ単体でみれば、端のほうが入力がしやすいでしょうね

    しかしながら少し想像してみて下さい

    左右の端っこを押したり、叩いたりした場合は左右のブレが大きくなり、その分画面が揺れてしまいます

    中央よりになれば、キーを押しても本体は動きにくくなります(ブレ幅が減ります)

    なので、画面を見ながらのプレイを前提と考えた場合には、こちらの配置のほうがあっているんじゃないかと思われます

  3. 匿名 より:

    右のアナログパッドはGPDWINと同じ内側がよかった
    なんで逆にするんだろ
    右のアナログパッドなんてボタンと違って殆ど使わないでしょ
    インディで出資するなら締め切り間際でセカンドロット狙おうかな

  4. 匿名 より:

    初代GPD WINはCPUがAtom 3750でもファン爆音だったから2代目もファン音は大きいと思う。
    初代はちょっと重いゲームやろうとすると死んでたから今回のは期待値高い。

  5. m.os.ota より:

    ストレージがSSDになったのがすごい魅力的!

  6. 匿名 より:

    パッドとボタンの配置変更は
    筐体内部中央に空間を確保し、十分な冷却系を設置するための設計上の問題とのこと
    無印GPDWINであった熱問題の解決とのトレードオフって感じでしょうか

  7. 匿名 より:

    小売価格1000ドルか
    インディで先行出資で800ドルくらいしそうだな

  8. 匿名 より:

    魅力的なデバイスだけど流石に1000ドルは無理。Core mとSSDって高いんだな。

  9. 匿名 より:

    ゲームするための最低実用性能を備えた、手ぶらで持ち歩けるパソコンと言う唯一無二の性能だから欲しい、欲しいが中華品質に中華サポートで$1000は厳しい
    日本サポートでも中華品質で12万越えはさすがに割高(特にGPD pocketが日本サポートで6万円&core-m3の中華タブレットならセール4万円台($300位)なのが大きい)
    解像度720pはこのサイズかつスペックで予価$800以下のセール価格$700以下なら分かるが、iPhone Xと対等の$1000では甘え、この価格で行くならスペック要求としてたまに来る縦800越えの1440×810以上は欲しかった所

    SSD 32GBでSSD交換前提の玄人向け安価モデルも用意して欲しい所である
    これだけでも初価$100は削れる

    • 匿名 より:

      気持ちは分からんでもないが、開発に金がかかってるのを回収するために売値上乗せしてんのに、甘えとか何様なの?