どうも。ひつじです。コロナ禍も第二波が来るのでは、という憂慮が出始めていますね。幸い私の本業は在宅勤務が許容されているため安心ですが共働き世帯等では必要なパソコン等が意外と多くて困っている、なんてことはあるんじゃないでしょうか。
とはいえ、この状況が沈静化したら無駄になる機種を買いたくないというのもまた事実。グラフィック性能や液晶の質が低いと逆に複数台いらないな…。なんて未来が待っているわけです。 しかし!そんな悩みなんて関係ないんじゃないか、という優秀なモデルがCHUWIから発売されます。これ、結構良いと思いますよ!
1.スペック
CoreBookPro | |
OS | Windows 10 Home |
CPU | Intel Core i3-6157U |
外部GPU | 内蔵GPU:Intel Iris Graphics 550) |
RAM | 8GB |
ストレージ |
256GB SSD NVMeのM.2 2280ストレージ搭載可 |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 13インチIPS(2,160 × 1,440) |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.2 |
入出力 |
USB Type-C、USB 3.0 、オーディオジャック、 microSDカードリーダー、DCジャック |
カメラ | 不明(恐らく搭載有り) |
バッテリー | 46.2Wh(約8時間) |
サイズ | 289 × 219 × 17.75 mm |
重量 | 約1,34kg |
最近の中華PCではしばしば見る「ちょっと古いCore iシリーズCPU」を搭載した機種なのがわかりますね。今回の場合は第6世代(Skylake)のCore i3を採用しています。世代だけで言えば多少の古さを感じてしまうかと想いますがモバイル向けCPUは第6世代以降、第8世代まではこのSkylakeの改良品、という側面が強く、コア数が増えない限り大きな性能差が生じることはありません。(CannonLakeは除く)また、第9世代にはi3に該当するCPUは存在しませんし、第10世代はプロセスルールの微細化は果たしているものの、内蔵GPUを除き大きな性能向上があったという程ではないんです。そう考えれば第6世代のi3はまだまだ古さを感じさせません。実性能でもCeleronN4100やPentiumN5000は比べるまでもなく、Core m3のターボブーストがONになってようやく性能が横並び、といったところです。
ただ、それ以上にGPUが魅力的なんですよね。CPU内蔵GPUとしては高い性能を有するIrisを採用しているんです。FF14などの少し古めのゲームであれば、FHDでもそれなりに動作するだけの実力を有しています。ここがm3採用品と大きな相違だと言えます。元々非IrisのオンボードGPUでもm3のGPUより性能は上とはいえ、実質的にできることがあまり変わらないのに対し、Irisであればもう少しグラフィック負荷の高い作業などもできる、というわけです。
RAMも8GBとこのクラスであれば必要十分ですし、ストレージも256GBのSSDなので特に不満のない内容です。なお、このストレージそのものはSATAタイプのM.2のようですが別途NVMeタイプのSSD(M.2 2280)も拡張が可能なようです。ここまで見ただけでもエントリークラス〜ミドルクラスのPCとしてはかなり高次元でバランスが取れている機種だと言えます。
ただ、ここから更に強みの積み上げが。まずディスプレイ。サイズは13インチと一般的なノートPC相応ですが、ベゼルがかなり細くしかもフルラミネート加工も施されておりスタイリッシュに仕上がっています。(画面占有率85%)また、液晶そのものもIPS形式で解像度がなんと2,160×1,440で縦横比も3:2とSurface等が積極採用しているトレンドに沿ったもの。色域もsRGBに対し「100%」(カバー率かどうかは不明)対応だと謳っています。
Webカメラの解像度など一部は不明なスペックもありますがまず不足を感じる要素はないでしょう。唯一USBがフルサイズのもの1つとType-C1つ(DCジャックは別にあるが充電にも対応)と少ない点が気がかりな人もいるとは思いますが、他の要素がかなり高次元であることや競合機種の多くも同様の悩みがあることを考えればご愛嬌、と言って良いでしょう。少なくとも「Core m3採用品より総じてレベルの高い機種」と言えます。
2.筐体
CHUWI CoreBook Proのデザインは非常にシンプル。質感も上々です。ロゴは天板左上に配置されていますが悪目立ちしていません。筐体品質もCHUWIならばまず問題ないでしょう。好感を持つ方は多いのではないでしょうか。
また、右側面にフルサイズのUSB3.0とオーディオジャック、それからMicroSDカードスロット、左側面にはDCジャックとUSB Type-Cがあります。画像からもかなり薄く仕上がっているのがよく分かります。
キーボードの画像ははっきりしませんが、恐らく右上に電源ボタン、テンキーはない仕様かと思われます。なおバックライトは搭載している模様です。日本語配列のモデルが販売されるかどうかは未知数ですが英字配列であればスペースもそこまで厳しいものではないはずなので配列も極端に使いにくい、ということにはならないでしょう。(実際過去のUbookなどもトリッキーな配列は少なかったです)
3.価格など
CHUWI CoreBook Proは通常560ドル(約59,917円)のところ、現在は499ドル(約53,390円)にて販売されています。ここから更に期間限定(7月27日まで)100ドル割引のクーポンがメルマガ登録を条件に利用可能ですから、399ドル(42,691円)で購入可能ということになります。更に今ならPCケースも付属しています。
加えて抽選で価格が無料化するプレゼントクーポンもTwitterフォローなどを条件に配布しているようですから、少しでも興味があれば公式サイトを訪問してみても良いでしょう。 個人的にはCore m3を採用している機種と比較しても優位性が大きく、筐体の質や性能なども不満がおよそない仕上がりですから4万円台前半であればかなり有力な候補になるのではないでしょうか。