こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。低価格のノートPCやタブレットを購入する際、コストパフォーマンスに特化して選んでいくと中華製品が圧勝します。それは読者のみなさんもご存知のことでしょう。しかし、万一の際の保証とか、なにかわからないことがあったときの問い合わせ先とか、サポート面は日本で販売されている製品のほうが断然しっかりしていますし、日本向け製品はOSの言語とかキーボード配列とか、日本用にローカライズされているという、当たり前の話もあります。
また、「価格の割安なパソコンを」ということは誰しも考えると思いますが、だからといって3万円のパソコンに20万円のパソコンの性能を要求する人はいないでしょう。3万円とか4万円のパソコンを購入するのなら、多少性能が劣るということはあらかじめ覚悟していると思います。問題なのは「ちゃんと使えるか、使いやすいか」ということなんじゃないでしょうか?今回紹介する「iiyama STYLE-15HP012-C-CE」は、税抜きで4万円を切る低価格なスタンダードノートですが、iiyama(というかマウスコンピューター)は低価格品であっても実用性の面では妥協しないので、「使いやすい」という点では合格点をあげられると思います。
1.スペック
iiyamaブランドで税抜き39,980円のスタンダードノートを発売するのはこれが初めてではありません。「STYLE-15HP034-C-EEX」という製品が4月に発売されており、今回紹介する「STYLE-15HP012-C-CE」はその後継モデルだと思います。
CPUはウインタブではすっかりおなじみのApollo Lake世代のCeleron N3450です。国内向けの低価格品だとCeleron N3350という、ワンランク下のCPUが搭載されているケースが多いのですが、3350と3450は結構な性能差があり(もちろん3450のほうが高性能です)、3450が使われているのは歓迎すべきところです。
RAMは4GBですが、カスタマイズで8GB(税抜き4,980円)に増設注文することが可能です。また、ストレージはなんとデュアル構成にできます。ベースモデルは500GB HDDのみとなりますが、これにSSDを追加したり、SSD + SSDにすることもできます。低価格品ながら、さすがBTOメーカーの製品だと思います。あと、ディスプレイは解像度がHDとなっていますが、これは価格帯を考えれば仕方がないと思います。
また、この製品はスタンダードノートですが、光学ドライブは装備されず、カスタマイズによっても内蔵することはできません。Wi-Fiはしっかりa/ac規格に対応します。そして入出力ポートですが、USBポートが合計4つ(うち1つがType-C)あり、映像出力でもHDMIとS-subと2系統が確保され、もちろん有線LANポートもあります。光学ドライブがついていない(また、内蔵もできない)のはマイナスポイントですが、実用性という点では素晴らしいものがあると言えるでしょう。
サイズについては特に小さいとか薄いということはありませんが、重量が2 kgを切っており、常時持ち歩くかどうかは別としても、15.6インチのスタンダードノートとしては軽いほうだと思います。
2.筐体
「普通のノートパソコン」ですね…。コメントに困るくらいですが、ベゼルはそれほど太くはなく、全体的にすっきりした印象です。
天板もシンプルで、小さめにロゴが入っている以外に装飾はありません。筐体素材は不明ですが、おそらく一般的なプラスティック素材と思われます。余計なデザイン性がないので飽きることなく長く使えるんじゃないでしょうか?
側面です。入出力ポートがたくさんついてますね。USB 3.0(Type-C含む)が左側面に、USB 2.0が右側面になっています。また、この画像を見ると、光学ドライブを内蔵する余地はないですね…。
キーボードです。配列を見ても、タッチパッドのサイズ感、またタッチパッドのクリックボタンなど、実用性に不安を感じる要素はないですね。おそらく誰が使ってもすぐに慣れることができると思います。
3.価格など
iiyama STYLE-15HP012-C-CEはiiyama製品の直販サイトであるパソコン工房で販売中で、価格は上に書いたとおり税抜きで39,980円、税込みで43,178円です。また、ストレージが500GBではなく240GB SSDとなる「STYLE-15HP012-C-CES」というモデルもあり、こちらは税抜きで44,980円、税込みで48,578円となります。記事中に記載したとおり、低価格製品ながら構成のカスタマイズが可能なので、カスタマイズしているうちに予算オーバー、みたいなことにならないように注意したいところ。
この製品はCeleron N3450をCPUにしており、そんなに高性能なものではありません。なので、オンラインゲームとか複雑な画像加工とか、膨大な統計処理とかには向きません。比較的ライトな事務作業とか、自宅でのエンタメ(Webブラウジングや動画視聴、Windowsストアのゲームアプリなど)用途に向くと思います。
CPU性能にこだわりがなく、パソコンとしての実用性を重視するならこの製品はおすすめです。また、パソコン工房でもマウスコンピューターと同様に「24時間365日電話サポート」をしてくれるので、パソコン初心者の人にも向くと思います。そういったサポート面がしっかりしていて、なおかつこの価格というのは素晴らしいですよね!
コメント
ディスプレイの解像度は中華だと格安PCでもFHDなのに国内のPCはHD主流なの何でだろう?
そんなに値段違うのだろうか?