dynabook Gシリーズ - 新生Dynabookが放つ13.3インチモバイルノート、新生でも30周年記念?

dynabook Gシリーズ
東芝…じゃなくてDynabook株式会社が1月17日、都内にて発表会を開催し、「新生」Dynabook株式会社としては最初で、でもノートパソコンのdynabookとしては30周年記念モデルとなる13.3インチモバイルノート「dynabook Gシリーズ」を発表しました。ウインタブも発表会に参加させてもらい、ニューモデルに触れることができましたので、そちらも合わせてご紹介します。

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1.発表会

dynabook Gシリーズ
ノートパソコンの製品ブランドは「全部小文字」でdynabookですが、会社名はDynabook株式会社と、最初のDが大文字です。冒頭の挨拶等では会社名云々ということにはそれほど触れられず、「製品ブランドとしてのdynabookが30周年を迎える」ということが大々的にアナウンスされました。この記事のメインテーマである「dynabook Gシリーズ」は、「30周年記念モデル」であり、そのコンセプトは「The Note PC」、つまり唯一無二のモバイルノートの実現を目指したモデルである、ということが強くアピールされました。

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大企業的なお約束といいますか、来賓でMicrosoftの平野社長(右端)、Intelの鈴木社長(左端)も祝辞を述べられていました。

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そして、初代のdynabookであるJ3100も展示されてましたよ!ガラスケースに入っていて触ることはできませんでしたけどね。

ここはウインタブなので発表会がいかに盛大であったか、ということは省略させていただいて、本題の「Gシリーズ」をご紹介します。

2.スペック

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かつての東芝と同様、Gシリーズもカタログモデル(店舗販売やネット通販用のモデル)とWebオリジナルモデル(Dynabookの直販サイト専用のカスタマイズ可能なモデル)があり、カタログモデルは「G5、G6、G7、G8(基本的に数字の大きいほうが上位モデルです)」、Webオリジナルモデルは「GZ63、GZ73、GZ83」という名称になります。ここではWebオリジナルモデルのほうを中心に説明します。

CPUはKaby Lake RのCore i3/Core i5/Core i7を選択できます。Core i3/Core i5搭載モデルがGZ63、Core i7搭載モデルがGZ73とGZ83です。RAMは4GBから16GBですが、WebモデルにはRAM4GBの設定はなく、逆にカタログモデルにはRAM16GBの設定がありません。GZ63とGZ73は8GB、GZ83が16GBです。ストレージはGZ63とGZ73が256GB SSD、GZ83が512GB/1TB SSDで、128GBというのはカタログモデルのみです。

話がややこしくなりましたので、ここでいったん整理します。

GZ83: Core i7/RAM16GB/512GB or 1TB SSD
GZ73: Core i7/RAM8GB/256GB SSD
GZ63: Core i3 or Core i5/RAM8GB/256GB SSD

ということですね。なので、カスタマイズ可能とは言いつつも、ニーズに合ったCPUとRAM、ストレージ構成を念頭に型番を選ぶ、という感じになります。また、例えばGZ83/JとかGZ83/Mなどと、型番の末尾に/Jと/Mというのがつきますが、これはOSのバージョンを表します(/JがWindows 10 Home、/MがWindows 10 Pro)。

ディスプレイは基本的に13.3インチのFHD解像度、もちろん「SHARP製のIGZO」です。発表会では「dynabookとSHARP技術の融合商品第一弾」と説明されていました。ただし、GZ63のみHD(1,366 × 768)解像度を選ぶこともできます。また、タッチ対応はありません。

入出力ポートは充実しています。この製品は重量が700~900g台と超軽量であるにもかかわらず、Type-Cを含め3つのUSBポート、HDMI、そして有線LANまで備えています。ここはこだわりを持って設計されていて、ビジネスでもプライベートでも不自由のないポート構成にした、とのことでした。この辺については富士通のLIFEBOOK UHシリーズとも共通する理念だと思いますし、ウインタブとしても高く評価したいです。

カメラはWebモデルだと全製品がWindows Helloの顔認証に対応します(一部モデルで顔認証なしも選べます)。一方で指紋センサーについては発表会の展示機には装備されていたものの、現状は法人向けモデルのみとなっているようです。

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この製品のセールスポイントのひとつが「サイズ(特に重量)」です。ちょっと意地悪ですが、「世界最軽量マシン(富士通LIFEBOOK UH)」と「世界最小マシン(DELL XPS13)」と比較してみましょう。

dynabook GZ:308.8 × 211.6 × 17.9 mm / 779 g
LIFEBOOK:309 × 212 × 15.5 mm / 698 g
XPS 13:302 × 199 × 7.8-11.6 mm / 1.21 kg
※重量は最低のものを記載

このように、13.3インチPCとして世界最軽量でもありませんし、世界最小でもありません。しかし、それがこの製品の評価を下げることにはならない、というのは明白でしょう。入出力ポートをフル規格のもので固めたということもあり、厚さは少々気にはなるものの、700 g台であるとか800 g台であれば文句なしだと思います。

3.筐体

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ベゼル幅も細く、スタイリッシュではありますが、特にものすごい個性があるとか、変わったところがある、という感じはしません。さすがThe Note PCです。

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筐体素材はマグネシウム合金です。発表会で展示機に触ってきましたが、この種の超軽量素材というのは感触が金属っぽくないです。どちらかというとプラスティックっぽい感じで、説明されなければプラスティックと誤解してしまいそうです。実際に手に持ってみると「異常に軽い」ということもあり、余計にそう感じてしまいますが、決して安っぽいという意味ではなく、オニキスブルーの美しい筐体になっていました。

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キーボードです。「87キーのJIS配列、キーピッチ 19 mm、キーストローク 1.5 mm」なので、モバイルノートとしては十分な余裕があります。またキートップには0.2 mmのくぼみがあり、より打鍵感を高める工夫がなされています。

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側面と入出力ポートです。やや厚みがありますが、そのせいで有線LANポートはモバイルノートの一部にみられるような半格納式ではなく、そのままLANプラグを差し込めるような形状になっています。SDカードリーダーがmicro規格なのがちょっとだけ残念かも。

この製品は軽量なだけでなく、非常に堅牢です。「MIL規格(MIL-STD-810G)」に準拠した耐久テストをクリアしており、さらに落下テストでは「26方向で」76 cmの高さから落下させるテストをクリアしています。Dynabookの方によれば、「パソコンを落とすときって、方向なんて決まってないじゃないですか。どの向きに落ちるかわからないんで、26方向からテストしました」とのこと。そのガッツに敬意を表したいところ。

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筐体色はオニキスブルーのほか、パールホワイトがあります。ただし、なぜかPro版OSを搭載するモデルとGZ73にはパールホワイトは設定されていないようです。

なお、スピーカーはONKYO製のステレオスピーカーが搭載され、DTSと共同でチューニングしたサウンドシステムとなっています。音質のほうも期待ができそうですよね。

4.価格など

dynabook Gシリーズは1月24日の発売予定で、Dynabook直販サイト(旧東芝ダイレクト)ではWebモデルの価格を確認できます。Webモデルの最低価格(GZ63、Core i3/RAM8GB/256GB SSD/HDディスプレイ)が109,800円(税込み118,584円)でした。この価格は「会員価格」です。Dynabook直販サイトの会員登録は無料でできますし、会員になると自動的に大きな割引が受けられますので、ウインタブ読者は会員登録をしておきましょう。

記事中にも記載しましたが、dynabook GシリーズはDynabook社が「The Note PC」と称している製品です。世界最小でも最軽量でもなく、しかし十分にコンパクトで軽く、ビジネスでもプライベートでも使い勝手がいい入出力ポートを備え、並外れた堅牢性を備えています。モバイルノートPCとして非常に高い水準でバランスが取れた製品だと思います。

5.関連リンク

dynabook G:Dynabook 製品紹介ページ

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コメント

  1. 匿名 より:

    東芝のノートPC事業を買収したのはSHARPらしいですね。鴻海の傘下になってから動きが活発になったなぁ、SHARP。

    • wintab より:

      こんにちは、SHARPですね。当日もSHARPから出向されたと思われる方が挨拶されていました。開発されている方は東芝のままのようです。