HP ProBook 635 Aero G7の実機レビュー - ビジネスの強い味方!1キロを切る軽さ、タフでセキュリティも万全の13.3インチモバイルノート

HP ProBook 635 Aero G7
HPの法人向けモバイルノート「ProBook 635 Aero G7」の実機レビューです。法人向けPCではありますが、HPの直販サイト「HP Directplus」の法人向けPCは個人顧客も問題なく購入ができます。この製品は発売直後から大変気になっており、実機レビューできるのを楽しみにしておりました。

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また、メーカー貸し出しの実機レビューの場合、レビュー機はCore i5/Core i7あるいはRyzen 5/Ryzen 7であることがほとんどですが、今回のレビュー機はRyzen 3です。Ryzen 3はRyzenシリーズの中では最下位、低価格なCPUですが、個人的には以前から「これで十分なのでは?」と思っており、実際にProBook 635 Aero G7は「十分すぎるでしょ!」というパフォーマンスを見せてくれました。

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HP ProBook 635 Aero G7 製品詳細icon
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1.スペック

  ProBook 635 Aero G7
OS Windows 10 Pro
CPU AMD Ryzen 3 4300U/Ryzen 5 4500U/Ryzen 7 4700U
外部GPU なし
RAM 8GB/16GB
ストレージ 128GB/256GB/512GB M.2 SSD
光学ドライブ なし
ディスプレイ 13.3インチ (1,920 x 1,080)
ネットワーク 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.0(LTE)
入出力 USB 3.1 Gen2 Type-C、USB 3.1 × 2、HDMI、オーディオジャック(nanoSIMスロット)
カメラ Webカメラ(720p)顔認証対応
バッテリー 42Wh(18時間)/ 53Wh(23時間)
サイズ 307.6 x 204.5 x 17.9 mm(最薄部、突起部含まず)
重量 0.99-1.05 kg

バリエーションモデル

Ryzen5/8GB/256GB:84,700円
Ryzen3/8GB/128GB:87,780円(レビュー機)
Ryzen5/8GB/256GB:96,580円
Ryzen5/16GB/512GB:109,780円
Ryzen7/16GB/512GB:106,700円
※税込み価格
※84,700円モデルのみHome版OS、それ以外はPro版OS
※84,700円モデルを除きLTE対応可(追加税込み11,000円)

法人向けPCだけあって、OSのバージョンは基本Pro版です。しかし、「Ryzen5/8GB/256GB、84,700円」というモデルのみHome版OSを搭載しており、そのせいで価格が最も低く設定されていますので、個人ユーザーには狙い目かと思います。ただし、このモデルのみオプションでLTEモジュールを追加することができませんのでご注意ください。LTEモジュールの追加オプションは税込み11,000円と、他社製品に比べ安価な印象なので、購入時に追加しておくのもいいかもしれないですね。

それと、個人として購入される場合、カスタマイズ画面で「PCリサイクルラベル(無料)」をつけるようにしてください。

ポイント

●13.3インチで重量999 gと軽量(LTEモデルは1.05 kg)
●ミルスペック(MIL-STD-810H)準拠の堅牢性
●汚れや手脂が目立ちにくい、シンプルな金属筐体
●「世界で最も安全なビジネスPC」を謳うセキュアさ

コメント

ProBookという製品ブランドはHPの法人PCでは「スタンダードシリーズ」で、上位に「Elite」というブランドがあります。ビジネスPCとしては必要十分なシステム構成で、第3世代RyzenをCPUに、RAM、ストレージもCPU性能にあわせた構成となっています。また、通信まわりでもWi-Fi6(ax規格)やLTE対応(オプション)など、ビジネスに「あると便利」な機能を備えています。

一方で個人向けPCのような「4Kディスプレイ」や「タッチ液晶」、また「Bang&Olufsenスピーカー」といった快適装備はなく、キーボードバックライトもありません。筐体デザインも決して悪くはありませんが装飾が少なく、そのかわり指紋や手脂が目立ちにくい仕上がりです。

それと、法人モデルならではのセキュアな機能も多数盛り込まれています。

HP ProBook 635 Aero G7 セキュリティ

クリックで拡大します

このようにハードウェア、ソフトウェアの両面からPCを保護する機能があります。なお、この画像はHPのサイトから引用していますが、これらの機能について詳しくは下記をご覧ください。また、実機レビューではこれらの機能の有効性を確認するテストは実施しておりませんので、あらかじめご了承ください。

セキュアPCicon:HP

2.筐体と使用感

同梱物

HP ProBook 635 Aero G7 同梱物

同梱物。個人向けPCよりもややシンプルな内容だと感じました。ACアダプターの実測重量は電源ケーブル込みで234gでした。

天板と底面

HP ProBook 635 Aero G7 天板

天板。筐体素材はアルミニウム(天板)とマグネシウム(キーボード面)です。

天板のロゴはプレミアムタイプではなく、おなじみのHPロゴです。シンプルなデザインで豪華さは感じませんが、使っていて「とにかく汚れが目立たない。指紋や手脂などで見苦しくならない。」と感じました。この点、非常に好感を持ちました

HP ProBook 635 Aero G7 底面

底面。こちらも非常にシンプルで、中央に通気口があるのみです。スピーカーは底面にはありません。

側面

HP ProBook 635 Aero G7 前面

前面。こちらにはポート類やボタン類はありません。

HP ProBook 635 Aero G7 前面

前面を拡大してみました。このように天板、キーボード面とも傾斜がついているので、ヒンジ開口はしやすいです。

HP ProBook 635 Aero G7 背面

背面。こちらにもポート類やボタン類はありません。

HP ProBook 635 Aero G7 背面

背面の中央に「PROBOOK」の刻印があります。HP製品にはよく見られるアクセントですが、フォントがとてもカッコいいと思います。

HP ProBook 635 Aero G7 右側面

右側面。画像左からNano SIMスロット、USB Type-C、HDMI、DC-INがあります。

HP ProBook 635 Aero G7 左側面

左側面。左からセキュリティロックスロット、USB Type-A × 2、イヤホンジャックがあります。

側面のポート配置ですが、この製品が13.3インチで1キロ切りの軽量PCであることを考慮すれば、ポートの数は十分と言えます。ただし、USB Type-Aポートが左右に1つずつだともっと良かったかなあ、とは思います。

キーボードとスピーカー

HP ProBook 635 Aero G7 キーボード

キーボード。パームレスト右に指紋センサーがあります。この画像はクリックで拡大します

HP ProBook 635 Aero G7 キーボード

キートップは中央部分がわずかにくぼんでいて、指のかかりが良くなっています。

キーボードの仕様は「85キーJIS標準準拠、キーピッチ:18.7×18.7mm、キーストローク:1.5mm」と開示されています。数値が示す通り狭苦しさは全くなく、自然にタイピングができるサイズ感です。打鍵音は「標準」くらいの音量で、典型的なノートPCの音質というか「パチパチ」という音です。特に「静音」とは言えません。

キー配列もごく標準的と感じられ、個人的には全く違和感なくタイピングができました。また、短期間の試用ではありましたが、キー配列に起因するミスタイプもほとんどありませんでした。それと、この製品にはキーボードバックライトがありません。ただし、キーの印字はくっきりしていて、薄暗い場所で使っても特に困ることはありませんでした。。

誰が使っても気持ちよくタイピングができる、素直で使いやすいキーボードだと思います。

次にスピーカーです。この製品のスピーカーは画像の通りキーボード面両端にあります。ノートPCのスピーカー配置としてはベストと言っていいでしょう。スピーカーが直接操作者に向いていますから。

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HP ProBook 635 Aero G7 HP Audio Control

クリックで拡大します

HP ProBook 635 Aero G7 HP Audio Control

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音響アプリは「HP Audio Control」という、シンプルなものが入っていました。しかし、グラフィックイコライザーもありますし、「ライブ」「ポップ」「高音」「低音」といったプリセットメニューもありますので、お好みに合わせた調整が可能です。ちなみに私は音楽を視聴する際「ライブ」にセットして使いましたが、標準の状態よりも活発な音質となり、個人的にはとても気に入りました。

スピーカーはHPお得意のBang&Olufsenではありません。しかし、音質のバランスはよく、クリアに聞こえます。低音や高音がやや安っぽいというか薄っぺらいのは、ノートPCなので仕方がないところです。作業をしながら音量を絞ってBGMを鳴らす、という使い方であれば満足できるものだと思います。

それと、ビジネスマシンですから、音楽を聴くという目的でなく、大きな音を鳴らしたい場面も出てくるかと思いますが、この製品のスピーカーはかなりの音量にできます。また、音量を上げても音が割れてしまうこともありません。ビジネスシーンでも役立つスピーカーだと思います。

ディスプレイなど

HP ProBook 635 Aero G7 ディスプレイ

正面から見たところ。ベゼル幅は十分に細く、シャープに見えます。Webカメラには物理シャッターが付き、顔認証にも対応します。

HP ProBook 635 Aero G7 ディスプレイ

ディスプレイはノングレアタイプ。

ProBook 635 Aero G7のディスプレイは13.3インチのノングレアタイプです。メーカーでは「IPS」という表記をしていませんが、実機を確認したところ視野角が広く、角度をつけても白っぽくなりませんので、IPS相当のものが使われていると思います。映り込みは小さく、使う場所をあまり気にしなくても視認性は高いですね。ただし、太陽を背にして作業するとかは無理ですw

発色もノングレアタイプとしては十分にきれいですが、手持ちのグレアタイプのディスプレイとの比較では原色の鮮やかさが若干落ちる、という感じです。HPの個人向けハイエンドクラスの製品は多くが「コンバーチブル2 in 1筐体、タッチ対応、ペン入力対応、グレアタイプ」という仕様なので、それらHPハイエンド機と比較してしまうとちょっと見劣りしてしまう印象はあります。

ただ、もともとビジネスマシンとして作られていることを考えれば発色品質についても特にケチをつけるようなものではありません。他のPCと横並びで比較するようなことをせず、単体で使う分には不満を感じないでしょう。「十分きれい」というレベルです。グレアタイプにして激しい映り込みに耐えるよりはずっとマシかと思います。

HP ProBook 635 Aero G7 ヒンジ最大開口

ヒンジは180度開口します。ビジネスミーティングの際などには役立つ構造です。

バッテリー

この製品、バッテリーはなかなかのものです。試用中に「結構バッテリーもつなあ」と感じていましたが、今回もいつものように1時間ほどバッテリー消費を測定してみました。

●ディスプレイ輝度50%で画像加工ソフト「GIMP2」を使い、30分ほど簡単な画像加工
●ディスプレイ輝度100%でブラウザー「Edge」を使い、画質の確認およびテキストエディターで文章入力を20分
●ディスプレイ輝度50%、音量20%でブラウザー「Edge」を使い、YouTubeの音楽視聴を20分

トータル70分使用し、バッテリー消費は10%でした。単純計算で11時間以上使えることになります。ProBook 635 Aero G7のバッテリー稼働時間公称値は42Whバッテリーを搭載するものが最大18時間、53Whバッテリーを搭載するもの(LTEモデル)が最大23時間と開示されていますが、もともとウインタブはHP製品に限らず、メーカー公称(というよりはJEITA測定法)値を全く信用しておらず、「公称値の半分くらいがいいところ」だと思っています。

使い方にもよると思いますし、レビュー機が新品に近いコンディションであった、ということもありますが、この製品のバッテリー稼働時間は優秀だと評価します。おそらく日中フルにバッテリー稼働で使っても終日はもつのではないかと思います。

筐体と使用感まとめ

一通り筐体を確認してみました。PCの外観や材質についてのお好みは人それぞれだと思いますが、私は「仕事用なら無骨でもいいから、軽くてメンテナンスが楽なものがいい」と思っています。その意味ではProBook 635 Aero G7の筐体は「最高」ですね。金属筐体はシンプルで決して安っぽさを感じることもなく、さらに汚れが目立ちません。

HP ProBook 635 Aero G7
ちょっと脱線しますが、HPの公式サイトにはこんな説明もありました。私は仕事用PCなら「キズがついてなんぼ」くらいに思っていますが、指紋ベタベタで見苦しい状態だとさすがに萎えます。かといってこまめに天板を拭き取るような真面目さも持ち合わせていません。私のような人間に、ProBook 635 Aero G7の筐体は「福音レベル」だと思います。

また、ディスプレイ品質、キーボード品質、スピーカー品質とも、ビジネスPCに求められる水準は軽々とクリアしていると感じました。ディスプレイは4Kの設定はないし、スピーカーも(HPの個人向けPCのように)Bang&Olufsenじゃありませんが、使っていて全く不満を感じませんでした。必要十分、という感じ。価格帯を考慮しても余裕で合格点をあげられます。

3.性能テスト

グラフィック

HP ProBook 635 Aero G7 3D Mark
参考:
ONE-NETBOOK OneGx1 Pro(Core i7-1160G7) 4,349
MSI Modern 15 A10RBS-600JP(Core i7-10510U、GeForce MX350): 3,947
Lenovo Yoga Slim 750i Carbon(Core i7-1165G7):3,419
ASUS VivoBook S15 K513EA(Core i7-1165G7):3,304
ASUS VivoBook S15 S533EA(Core i7-1165G7):3,296
Lenovo IdeaPad Flex 550(Ryzen 7 4700U): 3,255
ASUS ZenBook 13 UX325EA(Core i7-1165G7):3,184
MINISFORUM EliteMini X400(Ryzen 5 PRO 4650G):3,012
ASUS ZenBook 14 UM4125IA(Ryzen 7 4700U):2,925
ASUS VivoBook S15 M533IA(Ryzen 7 4700U):2,834
Lenovo Yoga 750i(Core i7-1065G7):2,687
HP ENVY x360 13(Ryzen 5 4500U) : 2,667
HP ENVY x360 15(Ryzen 5 4500U) : 2,581
Lenovo Yoga 650(Ryzen 5 4500U)
HP ENVY x360 15(Ryzen 5 3500U) : 2,269
Lenovo ThinkPad E595(Ryzen 5 3500U): 2,259
Lenovo ThinkPad E495(Ryzen 5 3500U): 2,257
MINISFORUM U820(Core i5-8259U): 1,916
マウス m-Book X400B(Ryzen 5 3500U): 1,528
HP ENVY X360 13(Ryzen 7 3700U): 1,513
HP ENVY 13 X360(Ryzen 3 2300U): 1,513
ASUS VivoBook S15 S531FA(Core i7-10510U): 1,241
dynabook GZ83(Core i7-10710U): 1,239
※FireStrikeのスコア

グラフィック性能を測定する3D Markのスコアです。以前までは非ゲーミングノートの場合「FireStrike」と「SkyDiver」のスコアを掲載していたのですが、SkyDiverがサポートを終了してしまいましたので、現時点ではFireStrkeのみを比較対象としています。

1,732というスコアは「大したことない」とは言えますが、これ、Ryzen 3のスコアですからねえ。第11世代(Tiger Lake)のCore i7には及びませんし、同じ第3世代のRyzen 5 4500Uにもかないません。しかし、第10世代(Comet Lake)のCore i7搭載機には負けていません。もともとグラフィックに特化したテストですし、この製品をオンラインゲーム目的で購入する人はほとんどいないと思います。その意味では大健闘していると言えるのではないでしょうか。

CPU

HP ProBook 635 Aero G7 PC Mark

クリックで拡大します

参考:
ASUS ZenBook 14 UM4125IA(Ryzen 7 4700U): 5,014
MSI GF75 Thin(Core i7-8750H、GTX1050Ti): 5,009
ドスパラ GALLERIA GCF1060GF-E(Core i7-8750H、GTX1060): 4,976
ASUS VivoBook S15 M533IA(Ryzen 7 4700U): 4,975
Lenovo IdeaPad Flex 550(Ryzen 7 4700U): 4,971
ドスパラ GALLERIA Mini 1060(Core i5-7500、GTX1060): 4,906
ASUS VivoBook S15 K513EA(Core i7-1165G7): 4,899
ドスパラ GALLERIA GCF2070GF-E(Core i7-8750H、RTX2070): 4,893
ASUS VivoBook S15 S533EA(Core i7-1165G7): 4,804
HP ENVY x360 15(Ryzen 5 4500U) : 4,738
Lenovo Yoga 650(Ryzen 5 4500U): 4,722
ASUS ZenBook 15 UX534FT(Core i7-8565U、GTX1650): 4,709
HP ENVY x360 13(Ryzen 5 4500U) : 4,678
ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E(Core i5-8300H、GTX1050Ti): 4,545
ASUS ZenBook 13 UX325EA(Core i7-1165G7): 4,526
ONE-NETBOOK OneGx1 Pro(Core i7-1160G7): 4,522
ASUS ROG Zephyrus G GA502DU(Ryzen 7 3750H、GTX1660Ti): 4,365
Lenovo Yoga Slim 750i Carbon(Core i7-1165G7): 4,347
OMEN X by HP(Core i7-7820HK、GTX1080): 4,290
iiyama STYLE-17FH054-i7(Core i7-8750H) : 4,281
MSI Modern 15 A10RBS-600JP(Core i7-10510U、GeForce MX350): 4,264
HP Spectre x360 13(Core i7-8565U): 4,223
dynabook GZ83(Core i7-10710U): 4,193
Lenovo ThinkPad T490(Core i7-8565U、MX250): 4,158
ASUS VivoBook S15 S531FA(Core i7-10510U): 4,155
Lenovo ThinkPad X1 Carbon(Core i7-8665U): 4,132
ASUS TUF Gaming FX505DT(Ryzen 5 3550H、GTX1650): 4,124
Lenovo ThinkPad X1 Yoga(2019)(Core i7-8665U):4,120
Lenovo Yoga Slim 750i(Core i7-1065G7):4,048

表計算ソフトやビデオチャット、画像加工など、実際のビジネスシーンをシミュレートしたテスト、PC Markのスコアです。3D Markほど露骨にGPU性能の差は現れませんが、テスト項目にグラフィック処理も含まれるので、外部GPU搭載機のほうが高いスコアとなる傾向があります。

このスコアこそ「大健闘」でいいでしょう。参考データを見ると、4,000点台前半には第10世代のCore i7がゴロゴロひしめいていますからね。第10世代Core i7搭載のノートPCは現在でも「新品」として販売されているものが少なくありませんが、PC Markの結果を見る限り、ビジネスシーンにおいてこのRyzen 3 4300Uは、Core i7搭載機に匹敵する性能を発揮できる、と言っていいかもしれません。

HP ProBook 635 Aero G7 CINEBENCH R23
参考:
ASUS ROG FLOW X13(Ryzen9 5900HS): 1,459、12,046
ASUS TUF Gaming A17(Ryzen7 5800H): 1,440、13,057
ASUS TUF Dash F15(Core i7-11370H): 1,550、7,073
ONE-NETBOOK OneGx1 Pro(Core i7-1160G7): 1,396、4,482
ASUS VivoBook S15 K513EA(Core i7-1165G7): 1,342、5,788
Lenovo Yoga Slim 750i Carbon(Core i7-1165G7): 1,227、3,363
Lenovo IdeaPad Slim 750i(Core i7-1065G7):1,183、4,174
Lenovo IdeaPad Flex 550 14(Ryzen 7 4700U):1,140、6,710
MSI Modern 15 A10RBS-600JP(Core i7-10510U):1,136、3,249 
MSI GP65 Leopard(Core i7-9750H):1,077、5,999
ASUS ZenBook 14(Core i5-8265U):1,023、3,691
Microsoft Surface Laptop Go(Core i5-1035G1):1,006、3,559
MINISFORUM U820(Core i5-8259U):816、2,974
HP Pavilion x360(Core i5-7200U):790、1,740
※左から順にシングルコア、マルチコアのスコア

続いてCPU性能のみを測定するCINEBENCH R23のスコアです。ここでも笑っちゃうくらいにいいスコアになっています。実際に購入検討する際に、Ryzen 3にするかRyzen 5か、それともRyzen 7か、ということで悩まれるかもしれませんが、別にRyzen 3でいいんじゃない?という感じです。

その他

HP ProBook 635 Aero G7 Crystal Disk Mark
SSDの読み書き速度を測定するCrystal Disk Markのスコアです。私もこのテストを実施して初めて気づいたのですが、ProBook 635 Aero G7は「Ryzen 3でWindows 10 Proを搭載するモデルのみ、SSDはSATA」となっていました。Ryzen 3のWindows 10 Home搭載モデル、Ryzen 5モデル、Ryzen 7モデルはすべてNVMeなので、このスコアよりも数段高くなるものと思われます。

で、このスコアをどう評価するか、ということですが、「ビジネス用としては全く問題なし」です。NVMeのスコアと比較すると頼りなく感じるかもしれませんが、このSATAのスコアでもExcelとかWord、PowerPointなどを使っていてかったるさを感じたりはしないはずです。それと、繰り返しになりますが、レビュー機はSATAながら、ほとんどのモデルはNVMeなので、これよりもずっと高速になります。

4.まとめ

HP ProBook 635 Aero G7はHP Directplusで販売中で、3月16日現在の価格は下記のとおりです。

Ryzen5/8GB/256GB:84,700円
Ryzen3/8GB/128GB:87,780円(レビュー機)
Ryzen5/8GB/256GB:96,580円
Ryzen5/16GB/512GB:109,780円
Ryzen7/16GB/512GB:106,700円
※税込み価格
※84,700円モデルのみHome版OS、それ以外はPro版OS
※84,700円モデルを除きLTE対応可(追加税込み11,000円)

今回はRyzen 3モデルをレビューし、結論としては「Ryzen 3モデルで実用上十分」という評価なのですが、実売価格を見ると「Ryzen 5/RAM8GB/256GB」のほうが安いですし、ストレージも256GBと余裕がありますので、「LTEモジュールは使わない。OSはWindows 10 Homeでいい」という前提なら、あえてRyzen 3モデルにする必要はないですね。Ryzen 5モデルにすればパフォーマンスはさらに上がりますし、SSDもNVMeになりますし。

レビュー前から「自分好みの製品」だと思っていましたが、レビューを終えてみて「やっぱり自分好み」の製品だった、というのが感想です。「1キロを切る軽さ」「高度なセキュリティ機能」そして「筐体の汚れなどを気にしなくて大丈夫」なProBook 635 Aero G7、毎日持ち歩いて使い倒したい!という人にピッタリの軽量モバイルノートだと思います。これは「買い」です。

5.関連リンク(HP)

この製品はウインタブ読者優待で、4%OFFの特別値引きが受けられます。そのため、まずこちら
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HP ProBook 635 Aero G7 製品詳細icon
からご注文ください。この手順で「カスタマイズ画面」に「特別値引き」が表示されます。

また、個人として購入される場合、カスタマイズ画面で「PCリサイクルラベル(無料)」をつけるようにしてください。

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コメント

  1. 匿名 より:

    HPの企業向け13.3インチノートはProBookの性能が底上げされて、2世代前のEliteBook並の性能を持つようになりましたね。フルHD、指紋センサーなどはEliteBook 830 G5で搭載されていましたが、当時のProBookにはありませんでした。
    そのかわり価格も相応に上がりましたが…。
    今度買うならProBookかな。

  2. 匿名 より:

    この商品は良い・・・と思いましたが、Ryzen7を2月15日に発注したものの5月中旬以降に納期予定です。この時期は、納期厳しいですね。特にHP社。

    HP社ではWeb上で構成を選ぶときに、各部品の納品状態がわかるのですが、
    他は何も問題もないのに、LTEあり・なし双方とも「入荷待ち状態」でした・・・
    Ryzen3は納期がすぐかもしれませんが、よく確認されることをお勧めします。

    ちなみに、昨年、HP社のChromebookでしたが、3月6日発注→8月28日納期でしたw
    #今見たら、Ryzen5では「LTEあり」は入荷待ちではなかったです。