dynabook MZ/MVの実機レビュー - 14インチのホームモバイルノート、パフォーマンスと省電力性を両立

dynabook MZ/MV
Dynabookの14インチノート「dynabook MZ/MV」の実機レビューです。MZ/MVは「ホームモバイルノート(自宅など主に室内での移動に向くモバイルノート)」と称する製品で、家電量販店などで販売されているカタログモデル「dynabook Mシリーズ(M6・M7)」のWebオリジナルモデル(Dynabook Directにて販売)に相当します。Mシリーズとは筐体が共通なものの、システムの仕様は異なり、Mシリーズよりも細かく構成を選べます。

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ここがおすすめ
・従来モデルよりもコンパクト、軽量に
・第12世代Coreを搭載、パフォーマンスと省電力性を両立
・クセがなく、使いやすいキーボード
・Dynabookのモバイルノートとしては安価
ここがイマイチ
・一部のベンチマークスコアがやや低め
・スピーカーの音質が低水準
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1.dynabook MZ/MV スペック

スペック表

  dynabook MZ/MV
OS Windows 11 Home/Pro
CPU Intel Core i5-1235U/Core i7-1255U
外部GPU なし
RAM 8GB/16GB(最大32GB)
ストレージ 256GB/512GB/1TB PCIe SSD
光学ドライブ なし
ディスプレイ 14インチ(1,920 × 1,080)
ネットワーク 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.2
入出力 USB 3.2 Gen2 Type-C、USB 3.2 Gen1 Type-A × 3、HDMI、LAN(RJ45)、microSDカードリーダー、オーディオジャック
カメラ Webカメラ(92万画素)顔認証対応
バッテリー 駆動時間約14.0時間
サイズ 323.9 × 211.8 × 18.75 mm
重量 1.381 kg

バリエーションモデル

・Core i5/8GB/256GB
・Core i5/16GB/512GB
・Core i7/16GB/512GB(レビュー機の構成)
・Core i7/16GB/1TB
 ※左からCPU/RAM/SSD
 ※Windows 11 Home/Pro選択可
 ※Microsoft Office付属の選択可

コメント

dynabook MZ(dynabook Mシリーズ)はニューモデルになって筐体が小さくなり、重量も軽くなりました。1.381 kgなので、モバイルノートとスタンダードノートの中間的な位置づけの「ホームモバイル」ではなく、普通にモバイルノートとしても十分に活用できると思います。

CPUには第12世代(Alder Lake)の省電力タイプ(型番末尾U)、Core i5-1235U/Core i7-1255Uを搭載し、RAMは8GBもしくは16GB、ストレージも最大1TBまで選択可能なので、RAMやSSD容量の大きなモデルであれば、自宅でも外出先でもメインPCとして使える性能を備えています。

また、筐体は時節柄うれしい「抗菌ボディ」です。電源ボタンや底面のゴム足など、ごく一部を除いて抗菌加工が施されていますので、他の人と作業をシェアする場合も安心です。

では、筐体から見ていきましょう。

2.dynabook MZ/MV 筐体と使用感

同梱物

dynabook MZ/MV 同梱物
同梱物です。ペーパー類は保証関係の案内(紺色の文字のもの)、スタートアップと開封時の確認事項(水色の文字のもの)、そして取扱説明書と「安心してお使いいただくために」の冊子、あとはACアダプターです。左上のスタートアップガイドを見れば特に問題なくセットアップはできると思います。

dynabook MZ/MV おたすけナビ

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また、Dynabook製品には「おたすけナビ」というアプリが入っています。基本的には各種機能へのショートカット、という内容なのですが、PC初心者向けにごく平易な説明になっています。そのため、どなたでもスムーズにMZ/MVを使い始めることができると思います。

dynabook MZ/MV ACアダプター
ちょっとびっくりしたのがACアダプターのサイズです。ノートPC用としては非常に小型で出力は45Wとやや低め、電源ケーブル込みの重量は178 gと軽量でした。出先にPCを持ち出す際、ACアダプターも一緒に持っていくと安心ですが、MZ/MVのACアダプターは携帯には非常に便利です。

なお、MZ/MVはUSB Type-Cポートからの充電/給電にも対応していますので、専用のACアダプターでなくとも充電は可能です。

天板と底面

dynabook MZ/MV 天板
天板です。MZ/MVおよびカタログモデルのMシリーズの筐体色は「オニキスブルー」のみです。Dynabook製品ではおなじみの色で、濃紺、という感じの色です。なお、筐体素材ですが「よくわかりませんでした」。…すみません…。おそらく樹脂製と思われたのですが、以前他の製品のレビューで素材名を誤って記載してしまったこともありますので…。

ただ、筐体の質感は高いです。また、この筐体はDynabook独自の耐久テスト(76 cmの高さからの落下テストやキーボード耐久テストなど)をクリアした堅牢なものになっています。そして、繰り返しになりますが、「抗菌ボディ」です。

dynabook MZ/MV 底面
底面です。ちょっと見にくいですが、上部の左右にスピーカーグリルが見えます。MZ/MVは底面にステレオスピーカーを搭載しています。

側面

dynabook MZ/MV 前面
dynabook MZ/MV 背面
前面(上の画像)と背面(下の画像)にはポート類やボタン類はありません。MZ/MVはリフトアップヒンジ構造(ヒンジ開口時に天板の後部が底面に接地し、キーボード面に角度がつく構造)になっているため、背面の上部左右に保護材が取り付けられています。

dynabook MZ/MV 左側面
左側面です。画像左からDC-INジャック、HDMI、USB Type-A、USB Type-Cがあります。

dynabook MZ/MV 右側面
右側面には画像左からmicroSDカードリーダー、イヤホンジャック、USB Type-A × 2、有線LAN、セキュリティロックスロットがあります。MZ/MVは14インチのモバイルノートとしては充実したポート構成になっていると思います。

ディスプレイ

dynabook MZ/MV ディスプレイ
ディスプレイは14インチで解像度FHD(1,920 × 1,080)のノングレア(非光沢)タイプです。Dynabookはディスプレイの仕様について「広視野角」と「高輝度・高色純度・広視野角」という表記を使い分けています。MZ/MVのディスプレイについては「広視野角」という記載になっていますので、高輝度・高色純度・広視野角という表記になっているモデルよりはワンランク下、と考えていいと思います。もちろん視野角は広く、角度をつけてみても白っぽくなりませんのでほぼ確実にIPS相当の液晶が使われていると思います。

ディスプレイの使用感

MZ/MVを単体で使うぶんには全く文句がないくらいの発色だと感じたのですが、手持ちのモニターと発色品質を比較してみたところ、若干原色が淡く感じられました。ちなみに比較に使ったモニターは27インチのIPS液晶、100%sRGBという発色品質になっています。

dynabook MZ/MV 色合い調整ユーティリティ

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Dynabook製品には「dynabook色合い調整ユーティリティ」というアプリが入っています。このアプリ、調整項目が少なく、「色の濃さ」を調整できる程度なのですが、威力は十分です。上にご説明した原色の淡さについてもある程度解消することができました。

色合い調整ユーティリティの機能を加味すれば、多くの人にとって十分な発色品質のディスプレイだと評価します。ただし、100%sRGBとか100%DCI-P3といった具体的な指標が明記されていませんので、繊細な色の識別が必要なお仕事の人にも満足な品質か、という点についてはなんとも言えません。

(注)液晶ディスプレイは、液晶パネルの特性や製造工程により、各製品で色合いが異なる場合があります。

キーボード

dynabook MZ/MV キーボード

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キーボードは「86キー(JIS配列準拠)、キーピッチ:18.8mm、キーストローク:1.4mm、抗菌対応」という仕様で、バックライトはありません。

dynabook MZ/MV キーボード
Dynabook製品のキーボードは「キートップに0.2 mmのくぼみ」がつけられていることが多いですが、MZ/MVについてはその説明がなく、この画像を見ていただいてもくぼみがつけられているのか判然としないと思います。私もよくわかりませんでした。ただ、くぼみのあるなしに関わらず、タイピングはしやすかったです。

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キーボードの使用感

いつものdynabook、と言いますか、配列は素直でクセが小さく、小さすぎて押しにくいキーというのもありませんでした(しいて言えば右下にある方向キーが小さいかな、と思いますが、他のキーとは明らかに形状が異なっていますので、私の場合は押し間違えはありませんでした)。

打鍵音は静かで「静音」と言っていいくらいです。このキーボードであれば静かな場所でもあまり周囲に気を使うことはないでしょう。また、バックライトは装備していませんが、キートップの印字がかなり見やすいので、バックライトの必要性は感じませんでした(薄暗い場所でもディスプレイの明かりで十分キーを視認できました)。

筐体その他

dynabook MZ/MV 横から
実機をよく確認しましたが、ヒンジを開口するとわずかに筐体後部がリフトアップします。ただし、他社のリフトアップヒンジ構造の製品と比較するとその程度はごくわずかで、キーボードの打鍵感にも(良くも悪くも)ほとんど影響は感じられませんでした。

dynabook MZ/MV ヒンジ最大開口
MZ/MVはヒンジが水平位置(180°)開口します。

dynabook MZ/MV 画面回転ユーティリティ

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また、「dynabook画面回転ユーティリティ」というアプリもあり、簡単なキー操作で画面を反転させることができますので、ミーティングの際などに向かい側にいる人との画面共有も容易です。これ、ビジネスシーンでは結構重宝する機能です。

スピーカー

YouTubeで音楽を視聴したのですが、音量は小さめです。ウインタブの実機レビューではスピーカーのテストの際、音量を30%から50%くらいにしているのですが、ここ最近実機レビューをしたノートPCとしては最も音が小さかったです。もちろん音量を70%とか100%にすればいいだけなのですが、他の製品の音量30%とこの製品の50%がいい勝負くらいの音量ですね。

音質もあまり高く評価できません。全体的に音が少しこもった感じで低音は弱く、AMラジオみたいな音質と感じられました。まあ、よくあるノートPCのスピーカー、という感じ。

dynabook MZ/MV DTS Audio Processing

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音響アプリにはDTS Audio Processingが入っていました。DTSをオンにすると音質はかなり改善されますが、素のスピーカー品質があまりよくないので、「いい音」という感じにはなりません。少し音質がクリアになり、低音が強化される程度です(なお、DTSはデフォルト状態でオンになっていますので、特に何かをする必要はありません)。

Webミーティングなど、ビジネスや学習の際には問題はありませんが、じっくり音楽を楽しむにはちょっと弱いかな、と思います。

dynabook MZ/MV ノイズキャンセリング

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MZ/MVにはAIノイズキャンセリング機能がついています(マイクの機能です)。Webミーティングの際などには威力を発揮してくれると思います。

バッテリー駆動時間

ディスプレイ輝度を70%に、音量を30%に設定し、下記の作業をしてバッテリー消費量をテストしました。

・ブラウザー上でYouTubeを開き、音楽鑑賞および動画視聴(30分)
・テキストエディタでこの記事の下書きを執筆(15分)
・ブラウザーでWebサイトを閲覧(10分)
・画像加工ソフトGIMPを使い、簡単な画像加工(25分)
 ※YouTube使用時のみ音量は50%
 ※Webサイト閲覧時のみディスプレイ輝度100%

上記の合計は80分ですが、「ながら」での作業もありましたので、実際の使用時間は70分でした。この際、バッテリー消費量は17%でした。単純計算だと1時間あたりのバッテリー消費は14-15%程度、バッテリー駆動時間は7時間弱くらいとなります。また、今回は「音を出している時間」が少し長めでしたし、ディスプレイ輝度は50%程度まで落としても作業に支障はなかったので、節約を意識すればもう少し駆動時間は伸びたと思います。

このくらいの駆動時間であれば、終日出先でPCを使うことができると思います。また、上にご説明した通り、MZ/MVのACアダプターは非常にコンパクトで軽量ですし、USB Type-Cポートからの給電も可能です。これらを踏まえると、MZ/MVは出先での長時間作業にも適した製品だと言えます。

3.dynabook MZ/MV 性能テスト

ベンチマークテスト

dynabook MZ/MV PC Mark

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表計算ソフトやビデオチャット、画像加工など、実際のビジネスシーンをシミュレートしたテスト、PC Markのスコアです。どちらかというとビジネス系のPCの性能測定で重視すべきベンチマークテストと言えます。また、このテストではCPU性能の影響が大きいとされますが、テスト内容にグラフィック系のシミュレーションも含むため、外部GPUの性能も少なからず影響します。

参考(過去データから一部抜粋):
MSI Creator Z16P B12U(Core i9-12900H、RTX3080Ti):7,943
ASUS ROG Strix G15(Ryzen 7 6800H、RTX3060):7,037
MSI Stealth 15M B12U(Core i7-1280P、RTX3060):6,675
マウス DAIV 6P-RT(Core i7-12700H、RTX3050Ti):6,603
ASUS M3700WY(Ryzen 7 5825U):5,905
dynabook RZ/HV(Core i7-1260P):5,564
dynabook GZ/HV(Core i7-1260P):5,468
MSI Modern 14 C12M(Core i7-1255U):5,366
VAIO SX14(Core i7-1195G7):5,278
ASUS Vivobook 15x OLED X1503ZA(Core i7-12700H):5,244
Lenovo ThinkPad X13(Core i7-1165G7):5,205
Lenovo IdeaPad Slim 550 14(Ryzen 5 5500U):5,076
ASUS VivoBook 15 K513EA(Core i7-1165G7):5,017
dynabook MZ/HS(Core i7-1165G7):4,967
Microsoft Surface Laptop Studio(Core i7-11370H、RTX3050Ti):4,955
dynabook SZ/MV(Core i7-1255U):4,902
MSI Summit E13 Flip Evo(Core i5-1135G7):4,572
MSI GF63 Thin 10U(Core i5-10500H、RTX3050):4,201
HP ProBook 430 G8(Core i5-1135G7):4,131
Microsoft Surface Laptop Go 2(Core i5-1135G7):4,066
MSI Modern 15 A10M(Core i3-10110U):3,234

レビュー機の搭載CPUは第12世代(Alder Lake)の省電力タイプ、Core i7-1255Uです。少し前にレビューをした13.3インチモバイルノート「dynabook SZ/MV(同じくCore i7-1255U搭載)」と同じくらいのスコアとなりました。「5,000点は越えたかった」のですが、わずかに及ばず…。とはいえ、PC Markが想定している用途で性能に不満を感じることはまずないと思います。

dynabook MZ/MV CINEBENCH R23
続いてはCPU性能のみを測定するCINEBENCH R23のスコアです。このテストではGPU(GeForceなど)の搭載有無は影響を受けないとされています。

参考(過去データから一部抜粋):
MSI Creator Z16P B12U(Core i9-12900H):1,918、17,827
マウス DAIV 6P-RT(Core i7-12700H):1,814、12,873
ASUS Vivobook Pro 15X OLED K6501ZM(Core i7-12650H):1,806、14,632
MSI Katana GF66 12U(Core i7-12700H):1,800、15,593
MSI Modern 14 C12M(Core i7-1255U):1,797、8,791
MSI Stealth 15M B12U(Core i7-1280P):1,659、13,793
dynabook GZ/HV(Core i7-1260P):1,655、7,586
ASUS ROG Strix G15 G513RW(Ryzen 9 6900HX):1,580、14,830
dynabook SZ/MV(Core i7-1255U):1,551、5,160
ASUS ROG Flow X16 GV601(Ryzen 7 6800HS):1,543、13,832
ASUS Vivobook 15 OLED K512EA(Core i7-1165G7):1,497、5,555
MSI GP66 Leopard 11U(Core i7-11800H):1,491、12,210
ASUS Vivobook Pro 15 OLED(Ryzen 7 5900HX):1,482、12,108
dynabook MZ/HS(Core i7-1165G7):1,477、5,526
ASUS M3700WY(Ryzen 7 5825U):1,454、9,046
MSI Bravo 15 B5(Ryzen 7 5800H):1,422、11,241
Lenovo Legion 560(Ryzen 7 5800H):1,348、11,419
Lenovo IdeaPad Slim 550 14(Ryzen 5 5500U):1,170、6,973
ASUS ZenBook 14(Core i5-8265U):1,023、3,691
HP Pavilion x360(Core i5-7200U):790、1,740

ここでもdynabook SZ/MVとあまり変わらないスコアになっています。正直なところ、Core i7-1255Uであればもう少しマルチコアのスコアが高めでもいいのでは?と感じるのですが、おそらく電力供給が少し抑えられているのだろうと思います。

dynabook MZ/MV 3D Mark
グラフィック性能を測定する3D Markのスコアです。外部GPU搭載のゲーミングPCでは最も重要になるテストと言えますが、MZ/MVは外部GPU非搭載なので、スコアは低めです。

参考(外部GPU非搭載のノートPC):
ASUS Zenbook 14x OLED Space Edition(Core i9-12900H):2,165、5,523、15,596
VAIO SX14(Core i7-1195G7):2,069、5,422、14,536
dynabook RZ/HV(Core i7-1260P):1,957、5,170、13,807
ASUS ExpertBook B9 B9400CEA(Core i7-1165G7):1,832、5,142、11,928
dynabook GZ/HV(Core i7-1260P):1,814、4,882、12,868
Lenovo ThinkPad X13(Core i7-1165G7):1,762、4,785、12,663
Vivobook 15X OLED(Core i7-12700H):1,597、3,933、9,463
VAIO Z(Core i5-11300H):1,571、4,213、11,375
MSI Modern 14 C12M(Core i7-1255U):1,526、3,664、9,843
ASUS M3700WY(Ryzen 7 5825U):1,499、3,650、7,256
MSI Summit E13 Flip Evo(Core i5-1135G7):1,498、4,213、11,048
dynabook SZ/MV(Core i7-1255U):1,334、3,343、9,243
Microsoft Surface Laptop Go 2(Core i5-1135G7):1,271、3,607、10,227
Lenovo IdeaPad Slim 550 14(Ryzen 5 5500U):1,106、2,912、6,173
HP ProBook 430 G8(Core i5-1135G7):999、2,307、6,266
※左からTime Spy、Fire Strike、Wild Lifeのスコア

ここは振るいませんでした。こうやって数値化すると結構不満に感じられますが、異常に低い、という感じでもないですけどね。やはりメーカー側で省電力性を優先させた結果だと思います。

dynabook MZ/MV Crystal Disk Mark
ラストはSSDの読み書き速度を測定するCrystal Disk Markのスコアです。MZ/MVが想定するビジネスや学習といったシーンでは十分すぎるくらいに高速です。これだけの速度が出るのであれば、大容量の動画データなども快適に扱えると思います。

発熱とファン音

PC負荷の大きいベンチマークテスト中でもファン音はごく小さいものでした。騒音計で40dbに届かないくらい。ウインタブのレビューではもちろん防音室のような環境は使っておらず、できるだけ外部の音を拾わない、静かな部屋で音量を測定しているのですが、どうしても最低限の生活音は拾ってしまいます。それを踏まえた上での40db弱、というのは無音に近いくらいのレベルと言っていいと思います。

次に発熱ですが、これも優秀でした。ベンチマークテスト中の表面温度はキーボード面、背面ともに最高で50℃程度で、キーボード面に関しては発熱によってタイピングが不快になるなどの印象はありませんでした。背面に関しては50℃弱であっても膝の上に置くと熱を感じます。ただ、これはMZ/MVに限った話ではなく、ノートPCでは割と普通の話ですし、他の製品よりも熱いということもありません。これもごく一般的な話ですが、膝の上にPCを置いて作業する際は低温やけどに注意しましょう。

なお、PC負荷がそれほど大きくない、表計算ソフトの利用であるとかYouTubeで動画を観るなどの場合は発熱・ファン音とも全く気にしなくても大丈夫です。

4.dynabook MZ/MV レビューまとめ

dynabook SZ/MVはDynabook Directで販売中で、ウインタブ読者が利用できる「クローズドサイト」から安く購入ができます。9月22日現在のクローズドサイトでの価格は税込み104,280円から、となっています。また、レビュー機の「Core i7/RAM16GB/512GB SSD」という構成だと税込み124,080円です。Dynabook Directは会員登録(無料)をすれば通常価格から大きな割引が受けられますし、ウインタブ読者の場合「クローズドサイト」の利用でさらにお買い得になります。

実機を試用してみて、筐体の質感やキーボードの使いやすさなど、どなたにもおすすめできるモバイルノートだと感じました。各種ベンチマークテストのうち、3D Markのスコアが少し低めになっていたのが残念ですが、Core i7を搭載するノートPCとしてはバッテリー駆動時間も長めと感じられましたし、発熱も小さく、省電力性に優れた製品だと思います。もちろん、3D Markのスコアが多少低かったとして、ビジネス用とか学習用に支障があるということも考えられませんし、総評として「期待通りの性能」と評価できます。

MZ/MVのクローズドサイトでの価格は先日実機レビューをした13.3インチモバイルノートのdynabook SZ/MVとほぼ同じです。あとは「より小さくて軽いSZか、ディスプレイが大きめで視認性のいいMZか」というところが悩みどころかと…。

5.関連リンク

この製品は「クローズドサイト」から安く購入ができます。クローズドサイトのアクセスにはIDとパスワードが必要です。
【特定サイト限定】クローズドサイト
ID :dyna204cls
パスワード:T8Y7GRSV
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