DELLから13.3インチモバイルノート「XPS 13(9305)」が発売されました。ご存知の通りXPS 13はDELLの大人気かつハイエンドなモバイルノートで、最新モデルの型番は「9310」です。今回発売された「9305」は、ちょっと語弊があるかもしれないんですが「先祖返り」的なデザインになっていまして、9310とは異なる筐体が使われています。
1.スペック
スペック表
XPS 13(9305) | |
OS | Windows10 Home/Pro |
CPU | Intel Core i5-1135G7/Core i7-1165G7 |
GPU | なし |
RAM | 8GB/16GB |
ストレージ | 256GB/512GB M.2 PCIe SSD |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 13.3インチ(1,920 × 1,080) 13.3インチ(3,840 x 2,160)タッチ |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetoosh 5.1 |
入出力 | USB Type-C(Thunderbolt 4)× 2、USB 3.2 Gen2 Type-C、オーディオジャック、microSDカードリーダー |
カメラ | Webカメラ(720p) |
バッテリー | 52 WHr |
サイズ | 302×199×15.8 mm |
重量 | 1.16 kg(非タッチ)/ 1.23 kg(タッチ) |
バリエーションモデル
プレミアム:Core i5/RAM8GB/256GB SSD/FHD
プラチナ:Core i7/RAM16GB/512GB SSD/FHD
プラチナ:Core i7/RAM16GB/512GB SSD/4K
基本は上記の3バリエーションで、これにOffice Home&Businessが付属するものや周辺機器がセットになった「新生活応援モデル」など、合計で8つのバリエーションモデルがあります(2021年3月10日現在)。
コメント
現行の最新バージョンである「9310」が13.4インチでアスペクト比16:10という、やや縦方向に長いディスプレイサイズになっているのに対し、この「9305」は13.3インチでアスペクト比16:9の、オーソドックスな形状のディスプレイを搭載しています。9310の登場前、7390という型番のモデルと同一の形状で、記事の冒頭に「先祖返り」と書かせていただいたのは、これが理由です。
ただし、CPUは第11世代(Tiger Lake)を搭載しています。また、通信まわりではWi-Fi6(ax規格)に対応していますし、入出力ポートでもThunderbolt 4を装備していますので、システムスペックに関しては「最新」と言っていいでしょう。
2.筐体
DELLが「フレームレス」と称する極細のベゼルがデザインの特徴です。7390と同じもので、最新モデル9310とは異なりますが、スタイリッシュさ、美しさという点では9310に引けを取りません。
筐体は「アルミ削り出し」の高級感あふれるものです。なお、筐体色は「プラチナシルバー」のみとなります。
キーボードです。バックライト付きで標準では日本語配列ですが、上位モデルだと英語配列も選択できます。キーボード面の素材はカーボンファイバーで、独特の少ししっとりした感触です。
側面と入出力ポートの配置です。「1.スピーカー、2.MicroSDスロット、3.USB 3.2 Gen 2 Type C(DisplayPort対応/電源供給)、4.イヤホンジャック、5.セキュリティロックスロット、6.Thunderbolt 4(DisplayPort対応/電源供給)x2、7.Webカメラ、8.バッテリーゲージインジケーター、9.スピーカー」となっています。
3.価格など
DELL XPS 13(9305)はDELL公式サイトで販売中で、3月11日現在の価格は91,283円(税込み100,411円)から、となっています。最低価格のモデルの構成は「Core i5/RAM8GB/256GB SSD/FHDディスプレイ」なので、このスペックでもビジネス用や学習用として問題なく使える水準だと思います。
最新モデルのXPS13(9310)に関しては「Core i7/RAM16GB/512GB SSD」というのが最低構成になっていることもあり、最低価格が163,984円(税込み180,382円、3月11日現在)なので、ハイエンドモバイルであるXPS 13をより手頃な価格で、ということなら、この9305がおすすめです。