DELL Inspiron 14（5440）－ CPUにCore 5 120U/Core 7 150Uを搭載、DELLの人気モデルがリニューアル！

DELLがノートPCのInspironシリーズ3機種をリニューアルしました。この記事では従来モデルがハイコスパで大人気だった14インチノート「Inspiron 14（5440）」をご紹介します。基本的にはキープコンセプトという感じですが、筐体は新しくなり、CPUにも新型番が搭載されています。

DELLの製品ページはこちらです。
Inspiron 14 ノートパソコン(5440) (2024年2月27日発売)

1.スペック

スペック表

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Inspiron 14は製品ページでシステム構成を広範囲にカスタマイズして注文することができます。CPUは第13世代のCore i3-1305U/Core i5-1335Uのほか、Core 5 120U/Core 5 150Uという聞き慣れない型番が設定されています。

Core 5 120Uはサンプル数がわずかに「1」ではありますが、Passmarkでベンチマークスコアが公開されていました。Core 5/Core 7は開発コードネームが「Products formerly Raptor Lake（Raptor Lake Refresh）」で、Core Ultraシリーズの「Meteor Lake」とは異なります。AI用チップNPUの搭載はなく、仕様は第13世代のCore i5/Core i7とあまり違いません。クロックスピードが上がったぶん、ベンチマークスコアも上がっている、という感じです。

また、内蔵GPUもCore UltraのIntel Arcではなく「Intel Graphics」という名称で、第13世代のIntel Iris XeとIntelの製品ページの解説上はほぼ同じ仕様です。よって、Core Ultraほど劇的なグラフィック性能の向上は見込めないものと思います。

RAMはCPUによって搭載可能容量が異なり、Core i3を選択する場合は8GBのみ、それ以外のCPUでは16GBとなります。SSDも第13世代Core i3/Core i5の場合は512GB、Core 5/Core 7の場合は1TBです。ディスプレイは1タイプのみ、14インチで解像度は1,920 × 1,200と、数値上は従来モデルと変わりません。

2.筐体

筐体サイズは従来モデルからほとんど変わっていません。製品画像のみの印象となりますが、従来モデルよりも若干丸みが強くなり、新筐体になっています。

キーボードです。この画像では英語配列になっていますが、日本仕様では日本語配列となりCore i3モデルのみバックライト非搭載、他はバックライト搭載です。また、従来モデル（Intel版）にあったキーボード面左右のスピーカーはなくなりました。

側面と入出力ポートの配置です。概ね従来モデルと同じですが、従来モデル（Intel版）にあったThunderbolt 4ポートがUSB 3.2 Gen 2となり、新たにセキュリティロックスロットがつきました。

筐体（シェル）素材にアルミニウムとプラスチック製のものがあり、Core i3/Core i5だとプラスチック、Core 5/Core 7だとアルミニウムとなります。また、プラスチックだとWebカメラがHD（720p）、アルミニウムだとFHD（1080p）となりますので、CPU選択の際に「実は結構重要」なポイントだったりします。

で、この画像ですが、左がプラスチック製シェルで選べる「カーボンブラック」、右がアルミ製シェルで選べる「ミッドナイトブルー」です。これまで掲載してきた「アイスブルー」はプラスチック、アルミの双方で選択可能です。

3.価格など

DELL Inspiron 14（5440）はDELL公式サイトで販売中で、2月29日現在の価格は74,800円から、となっています。ちなみに「Core 5 120U/RAM16GB/1TB SSD」という構成のモデルは109,800円です。発売直後なので、当然「通常価格」なのですが、その割には低めの価格設定かな、と思います。

低位グレードでは筐体がプラスチック製になったり、キーボード面左右のスピーカーがなくなったり（底面に移動したと思います）、Thunderbolt 4がなくなったりと、若干コストダウンしている感はありますが、このニューモデルも人気が出そうですね。

4.関連リンク

Inspiron 14 ノートパソコン(5440) (2024年2月27日発売)：DELL