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DELL ALIENWARE AREA-51M - CPUもGPUも換装可能!17.3インチのハイエンドゲーミングノート

DELL ALIENWARE AREA-51M
DELLが誇る「宇宙最強のゲーミングPC」、ALIENWAREから、まさに最強と言っていい17.3インチノートが発売されました。…確かにノートPCではあるんですが、中身的にはデスクトップPCに近いんじゃないか、と感じるようなシステム構成で、上級ゲーマー注目の製品です。

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1.スペック

DELL ALIENWARE AREA-51M
CPUはデスクトップPC用のCore i7とCore i9が搭載されます。Core i9が極めて高性能であるのは言うまでもありませんが、Core i7のほうもデスクトップPC用ということで、ゲーミングノートに搭載されることが多いCoffee LakeのCore i7-8750Hよりも性能は上です。ただ、この製品を購入する人はCore i9の方を選ぶんだろうなあ、という気はしますね。

外部GPUはノートPC用のGeForce RTX2070もしくはRTX2080が搭載されます。また、RAMは標準で8GB、最大で64GB、ストレージは最高の構成だと2TB SSD(1TB SSD× 2でRAID 0)+ 1TB SSHD(データの読み書きを高速にするために小容量のSSDがセットされたHDD)となります。

それで、この製品はCPU、GPU、RAM、ストレージのいずれもDIYで換装(あるいは増設)可能です。一般的にノートPCはCPUやGPUがオンボード(マザーボードに固定されている)のため、DIYで交換できるのはせいぜいRAMとストレージくらい(それすらも出来ない製品も多いです)なのですが、ALIENWAREはCPUがデスクトップ用であるということと、GPU用に独自のモジュールを採用し、交換を可能にしています。

ディスプレイは17.3インチのIPS液晶で、リフレッシュレート60 Hzと144 Hzを選べます。144 Hzのほうを選ぶと「アイトラッキング(ユーザーの視線の動きを察知してアクティブウインドウを切り替えるなどの操作をしてくれます)」にも対応します。もちろんNVIDIA G-Syncにも対応しています。

ネットワークでは無線LANがKiller 1550が採用され、有線のほうはKillerではないものの、2.5 Gbps帯域幅に対応し、一般的なノートPC用イーサネットの2.5倍の速度となります。入出力ポートもゲーミングノートとしては充実しているほうで、Thunderbolt 3も含めると3つの映像出力ポートを備えており、本体のディスプレイと合わせ4画面出力が可能です。

サイズは「やっぱり大きい」です。特に「奥行きが40センチを越える」ノートPCというのはウインタブでは初めて紹介することになると思います。探せばこれより大きいノートPCは存在するのかもしれませんが、ちょっと思いつかないですね…。また、横幅も40センチ越えですが、これは17.3インチノートとしては特に大きい方ではありません。あと、重量も4.4 kgということなので、そう簡単に外出先に持ち出せるような代物ではないです。

2.筐体

メーカーサイトに十分な数の製品画像がなかったため、海外サイト「CNET」の下記の記事から画像を引用させてもらいます。
Alienware Area 51m brings desktop gaming PC power to the laptop at CES 2019

DELL ALIENWARE AREA-51M
DELL ALIENWARE AREA-51M
DELL ALIENWARE AREA-51M
正面とか斜め前から見る限り、めちゃめちゃ奇抜、という感じではありません。ディスプレイ面のベゼルは細くなっていますしね。ALIENWAREの外観上のアクセントは筐体後部にあります。ヒンジが前方にせり出している、というべきか、ヒンジの後方になにかがついている、というべきか、ともかくヒンジ後方にカラーリングを変えてはみ出している部分があります。これが筐体の奥行きを40センチ越えにしている要因でもあります。

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DELL ALIENWARE AREA-51M
この製品に限らず、ALIENWAREは冷却系のパーツを筐体後部に集中させる構造になっていて、それがヒンジ後方のはみ出し部分の原因と言えます。「ALIENWARE CRYO-TECH」という冷却システムを搭載し、2基の大型ファン(デスクトップPCと同等のサイズ)に8つのヒートパイプが搭載されます。

DELL ALIENWARE AREA-51M
キーボードはテンキー付きで、「ALIENWARE TactX RGB キーボード」と呼ばれています。バックライトはキー単位での設定が可能で、Nキーロールオーバー/アンチゴースト対応です。うれしいことに日本語配列と英語配列を選択できます。

DELL ALIENWARE AREA-51M
筐体色は「Lunar Light(シルバーグレー)」と「Dark Side of the Moon(ダークグレー)」の2色。なんか英語の色名がかっこいいですね。筐体素材は「マグネシウム合金製の外骨格」という説明がありますが、天板やキーボード面の素材については不明です。多分マグネシウム合金なんじゃないか、と思います。

3.価格など

DELL ALIENWARE AREA-51M
DELL ALIENWARE AREA-51MはDELL公式サイトで販売中で、2月11日現在の価格は318,301円(税込み343,765円、クーポン割引後の価格です)から、となっています。「Core i9にして、RAMは32GBでストレージはRAID 0の1TB(512GB × 2)にして…」といったカスタマイズをしていくと余裕で50万円は越えます。ただ、この製品の場合、購入後でも主要なパーツを換装したり増設したりといったことができますので、あえて当初は低めの構成で注文する、というのも悪くはないと思います。

AREA-51Mは良くも悪くもノートパソコンの範疇をはみ出してしまっているように思います。ゲーミングノートですから、パフォーマンス命!ということであればまさに「宇宙最強」だと思いますし、主要構成をDIYで変更できるので、最先端のパフォーマンスを長く維持することも出来ます。

一方で、サイズは非常に大きく、バッテリー稼働というのも「ほぼ考えられない」くらいですよね。この製品のバッテリーはUPS(無停電電源装置)くらいに考えておくほうがいいと思います。

これまでにはないゲーミングノート、という点で、「さすがALIENWARE」とは思います。

4.関連リンク(DELL)

NEW ALIENWARE AREA-51M

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コメント

  1. 見習いプログラマー より:

    最近増えた2㎏切るような軽量なゲーミングノートとは正反対な、
    到底持ち運べなさそうですがGPUが交換出来るのは面白い試みだな。

    • wintab より:

      見習いプログラマーさん、こんにちは。ALIENWAREらしいフラッフシップノートだと思います。宇宙最強を名乗るならこういう製品は必要かと。