GPDやONE-NETBOOK、AYANEOなどが手掛けている「ゲーミングUMPC」のジャンルに世界的大手メーカーのASUSが参入します。「ROG ALLY」という製品で、この記事を執筆している4月3日現在、YouTube上に紹介動画が掲載されているのみで、詳細なスペックや発売日、価格などは明らかになっていません。また、「ゲーミングUMPC」というのはウインタブでよく使っている表現なのですが、ASUSはROG ALLYを「ハンドヘルドコンソール」と呼んでいます。
まずは動画をご覧ください。
えー、公開情報がこれだけなので、ウインタブでもこの動画以上の説明はできないです…。でも、動画内にあった「とても印象的なこと」について少し書かせてください。
筐体の外観はONEXPLAYERとかAYANEO、AOKZOE A1と同じ方向性、というかよく似ています。このサイズでゲームコンソールを、ということになると、どうしても似ちゃうんでしょうね。
背面にもボタンが配置され、ROGのロゴもしっかり入っています。サイズ感的には8インチ~8.4インチくらいでしょうか。ONEXPLAYER miniシリーズとかAYANEOシリーズ(いずれも7インチ)よりは一回り大きく、ONEXPLAYER(8.4インチ)とかAOKZOE A1(8インチ)に近いと思います。
CPUは「カスタムメイドのRyzen」です。ゲーミングUMPCの現行モデルはRyzen 7 6800Uを搭載しているケースが多いですが、それよりもワンランク性能が上がっているのかもしれません。あと、「OSはWindows」です。
ROG(Republic Of Gamers)と言えばWindowsゲーミングPCのビッグネーム。そのROGの技術がROG ALLYにも投入されています。冷却面では「ROG Intelligent Cooling」システムを搭載、冷却ファンはデュアルです。
ROGのゲーミングノートやゲーミングスマホ(ROG Phoneシリーズ)に搭載されている設定アプリ、Armoury Crateもしっかり入っています。
そしてROG Flowシリーズ用に開発されたeGPU(外付けのGPU BOX)「XG Mobile」にも対応します。XG MobileはノートPC用のハイエンドGPUを搭載(最新モデルはGeForce RTX4090 Laptop GPU搭載)していますので、これが接続可能となると、ROG ALLYも非常に高いパフォーマンスを発揮することでしょう。
これはROG ALLYにXG Mobileと大画面モニターを接続したところですが、この構成なら最新のAAAタイトルも高画質で快適にプレイできそうです。
冒頭記載の通り、ROG ALLYの発売時期や価格はまだ明らかになっていません。続報が入りましたらまた記事を書きたいと思います。幸いにしてウインタブはASUS製品をレビューさせていただく機会が多いので、今からASUSのご担当者に「レビューさせてください!」と頼み込んでおこうと思います。
コメント
MSはこういうの作りそうなのにやんないな。技術力ないからかな?