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DELL Vostro 14(5471)- 14インチでスペック、デザインとも優れたビジネスノートPC、手厚い保守サービスもついてます

DELL Vostro 14(5471)
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。先日来、DELLのスモールビジネス向け製品の記事を書いていますが、前回の「Vostro 13(5370)」に続き、今回は一回り大きいサイズのビジネス向け(法人や個人事業主向けという意味です。個人でも購入は可能です)ノートPC「Vostro 14 5471」を紹介します。

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DELLのVostroというのは、「エッセンシャル」なビジネス向けノートPCの製品ブランドということになっていますが、必ずしも「エントリークラス」というわけではなく、DELLの個人向けPC「Inspiron」と同様に「3000(エントリー)」「5000(プレミアム)」「7000(ハイエンド)」というシリーズがあり、この記事で紹介する「5471」は5000シリーズで、エントリーどころか、ハイスペック機と言っていい内容になっています。また、13.3インチの製品は先日紹介した「Vostro 13 5370」のみですが、14インチのVostroは「3000」「5000」に既存モデルが存在しますので、「5471」という型番までしっかり確認してから購入しないと間違えてしまうかもしれません。

1.スペック

DELL Vostro 14(5471)スペック表
この製品は法人や個人事業主向けですが、スペック面でコストダウンしていると感じられるところはありません。最下位グレードこそ「RAM:4GB、ストレージ:1TB HDD」となりますが、それより上位のグレードは「RAM:8GB、ストレージ:256GB SSD」となります。

CPUは第8世代のCore i5もしくはi7で、Core i7モデルには外部GPU「AMD Radeon 530」も搭載されますので、非ゲーミング機(というかこれビジネス機です)としてはトップクラスの処理性能になると思います。

ディスプレイは「法人向けだからTN」ということはなく「IPS液晶でFHD解像度」です。つまり、この製品はRAM4GBとかストレージがHDDというモデルもラインナップされるものの、総じて「上級(モバイル)ノート」と考えていいでしょう。

なぜ「上級モバイルノート」ではなく、「上級(モバイル)ノート」と書いたかといいますと、「サイズ」なんですよねえ。14インチということで筐体サイズがやや大きめなのはいいとして、重量が1.6 kgを越えてしまいます。もちろんこの重量でもバッグに入れて持ち歩くことは十分可能だと思いますが、13.3インチクラスの上級モバイルノートは今や1 kgを切るものもありますし、平均しても1.2 kgくらいだと思いますので、それらの製品との比較だと少し苦しいと思います。なのでカッコつきです。

一応、DELLの個人向け14インチノート「Inspiron 14 7000」と比較してみましょう。この製品はInspironでは最上位の「7000」シリーズで、狭ベゼルを採用した、コンパクトなサイズ感となっています。

Vostro 14 5471: 343 x 240.8 x 17.4 mm / 1.669 kg
Inspiron 14: 323.3 × 227.1 x 18.95 mm / 1.649 kg

やっぱりタテ・ヨコはミリ単位じゃなくてセンチ単位で違いますね。でも、ちょっと笑えるのが重量です。Inspiron 14 7000なんてめちゃめちゃカッコいいノートPCなんですけど、なぜか重量1.6 kg越え…。DELL製品は「重さ」が弱点かもしれませんね。

2.筐体

DELL Vostro 14(5471)
正面から見たところです。Inspironとのサイズ差を見れば予想通り、という感じで、最新の上級ノートPCとしてはベゼル幅が太く、そんなにスタイリッシュには見えません。でも、しいて「法人向け製品だなあ」と感じる部分はここだけですね。

DELL Vostro 14(5471)
この製品も先日の発表会で実機が展示されていましたので、簡単に説明したいと思います。筐体素材はVostro 13 5370と同様に天板と底面はアルミ製(要するにヒンジを閉じた際の筐体素材がアルミ、ということです)になっています。

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DELL Vostro 14(5471)
また、この画像を見るとわかると思いますが、筐体前面(ヒンジ開口部)が斜めにスパッと切り落とされたデザインになっています。ちょっとだけ「アメ車っぽい」雰囲気がありますよね!

DELL Vostro 14(5471)
側面を見ても、緩やかにラウンドしているのが美しいですし、スリムな印象もあります。

DELL Vostro 14(5471)
キーボードです。この製品には「プラチナシルバー」と「ローズゴールド」の2色がありますが、プラチナシルバーを選ぶとキーボード面が「ノクターンブルー(濃紺)」となり、ローズゴールドを選ぶと「リッチ・ウォールナット・ブラウン(濃い茶)」になります。Vostro 13 5370の紹介記事でも書きましたが、これは「作業する際に目に優しい」ことを念頭に決められた配色とのことです。

ということで、この記事で使用している画像は「プラチナシルバー」なので、このキーボード面は「ノクターンブルー」です。画像では英語配列になっていますが、日本向けには日本語配列のものが用意されます。もちろんバックライトも付いています。

そして、オプション扱いになりますが、画像右上にある電源ボタンに指紋センサーを装備することができます(つまり、電源ボタン兼指紋センサーとなります)。

実機に少しだけ触ってみた感じ、Vostro 12 5370と同様に、ややキーストロークが深めと感じました。もちろんキーピッチには十分な余裕があります。

DELL Vostro 14(5471)
左側面です。画像左からDC-IN、USB Type-C、HDMI、オーディオジャックとなります。この製品も急速充電(DELLの独自規格)に対応し、60分で0%から80%までの充電が可能です。

DELL Vostro 14(5471)
右側面です。画像左から SDカードリーダー、USB × 2、有線LAN(RJ45)、ケンジントンロック(セキュリティロック)となります。14インチのビジネスマシンということで、LANポートもしっかりついてますね。

3.価格など

DELL Vostro 14 5471はDELL公式サイトで販売中で、価格は下記のとおりです。

Core i5/RAM4GB/1TB HDD:97,178円
Core i5/RAM8GB/256GB SSD:113,378円
Core i7/RAM8GB/256GB SSD:134,978円
※税込価格
※Core i7モデルは外部GPU(Radeon 530)搭載

最低価格のものはRAMが4GB、ストレージも大容量のHDDなので、「法人向けっぽい」構成となりますが、それ以外は個人向けPCと変わらないスペックと言えます。また、この製品は「1年間オンサイトサービス(故障時などに必要に応じてDELLのエンジニアが出張してくれる)」が付属します。この点が個人向け製品との大きな違いですね。また、2018年1月29日までは通常だと年額6,000円かかる有料保守サービス「プロサポート・プラス」が無料でセットできます(ただし1年間のみ)。

この製品もVostro 13 5370と同様、「いかにも法人向け」的な感じは全くなく、スペックといい筐体の質感といい、パーソナル利用にも適していると思います。また、購入を検討するにあたり、「手厚い保守」がセットされているのも他社の個人向け製品に対する優位点ということができるでしょう。

私から見て唯一「イマイチ」と感じるのは、やっぱり重量ですね。過酷な耐久テストをクリアしている製品なので、筐体の堅牢性、製品としての信頼性は非常に高いとは思いますが、やはり1.6 kgオーバーというのはモバイルノートとしては少し厳しい感じはします。逆にそれがあまり気にならない(例えばスタンダードノート的に半据え置き型として使う場合など)のであれば、十分に競争力のあるノートPCだと思います。

4.関連リンク(DELL)

New vostro 14 5000_5471(2017年12月19日発売)

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コメント

  1. 下手に軽くすると耐久性が犠牲になるし、剛性と価格の両立を取ろうとしたらこうなるのはある程度やむを得ない感じがします。

    • wintab より:

      PYUさん、こんにちは、コメントありがとうございます。DELLは比較的重い製品が多いんですけど、耐久テストをすごくしっかりやっているので、おっしゃる通りやむを得ないと私も思います。あと、アメリカンな会社なんで、「助手席に放り込んで移動」的な使い方になるんでしょうね、あちらでは。