こんにちは、かのあゆです。Xiaomiがハイエンドスマホ「Mi 10T Pro/Mi 10T」を発表しました。すでに「Mi 10」という製品が販売中となっていますが、今回発表されたMi 10Tシリーズとはそれとは別ラインの製品となります。
すべてのモデルで5Gネットワークをサポートし、高フレームレートのディスプレイやハイエンドCPUを搭載しているほか、Xiaomiらしくカメラ機能にも力を入れたスマートフォンです。現時点では日本国内での投入は発表されていませんが、魅力的な製品に仕上がっているので今後の国内展開にも期待したいところです。
1.スペック
Xiaomi Mi 10T Pro/Mi 10T | |
OS | MIUI 12(Android 10ベース) |
CPU | Qualcomm Snapdragon 865 5G |
RAM |
Mi 10T Pro:8GB Mi 10T:6GB/8GB |
ストレージ |
Mi 10T Pro:128GB/256GB Mi 10T:128GB |
ディスプレイ | 6.67インチ(2,400 x 1,080) リフレッシュレート144Hz |
LTEバンド |
5G:n1 / n3 / n7 / n8 / n20 / n28 / n38 / n41 / n77 / n78
FDD-LTE:B1 / 2/3/4/5/7/8/20/28/32 TDD-LTE: B38 / 40/41 WCDMA:B1 /2/4/5/8
GSM:B2 / 3/5/8
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SIM | nanoSIM |
ネットワーク | IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.1 |
入出力 | USB Type-C |
カメラ |
Mi 10T Pro:イン20MP/アウト108MP + 13MP + 5MP Mi 10T:イン20MP/アウト64MP + 13MP + 5MP |
バッテリー | 5,000 mAh |
サイズ | 165.1 x 76.4 x 9.33 mm |
重量 |
Mi 10T Pro:218 g Mi 10T:216 g |
初期出荷時にプリインストールされているOSはAndroid 10ベースのMIUI 12です。すでに最新バージョンのAndroid 11もXiaomiの一部機種に配信済みとなっているため、Mi 10Tシリーズに関しても近い将来アップデートが実施されるものと思われます。
CPUはQualcomm Snapdragon 865 5Gです。すでにマイナーアップデート版となるSnapdragon 865 Plusが投入されていますが、現時点ではASUSのROG Phone 3にしか搭載されておらず、Snapdragon 865でも一般的な用途ならオーバースペックともいえる高性能CPUなので最新の重量級3Dゲームも十分対応できます。
RAMはMi 10T Proが8GB構成、Mi 10Tが6GB/8GB構成で、内蔵ストレージはMi 10T Proが128GB/256GB、Mi 10Tが128GBです。どちらのモデルもMicroSDカードによるストレージ拡張には対応しません。
ディスプレイは6.67インチサイズで、解像度は2,400 x 1,080です。Mi 10T Pro、Mi 10 Tともにリフレッシュレートは144Hzに対応しており、動きがシビアなFPSゲームのプレイだけでなく、WEBブラウザのスクロール時にもその恩恵を受けられそうです。またリフレッシュレートをコンテンツに応じて7段階(30Hz~144Hz)に調整してくれる「AdavtiveSync」が搭載されており、状況に応じて自動的に最適な設定に切り替えてくれるので消費電力も抑えられています。
カメラ周りはMi 10T ProとMi 10T一部仕様が異なっており、Mi 10T Proがイン20MP、アウト108MP(メイン)+ 13MP(超広角)+ 5MP(マクロ)、Mi 10Tがイン20MP/アウト64MP(メイン)+ 13MP(超広角)+ 5MP(マクロ)という構成です。
MI 10T Proのメインレンズ108MPという仕様は日本国内ではすでに正規販売済みとなっているMi Note 10と同一の仕様で、センサーもSamsungのBright HMXが採用されています。一方Mi 10TはSony製のIMX682が採用されていますが、こちらも画素数はかなり高くなっているので一般的な使い方ではこちらでも十分かもしれません。
もちろんカメラの画質は画素数だけで決まるわけではありませんが、すでに日本国内で正規販売済みのXiaomi端末のカメラ性能の評価も高いものになっているのでこの点に関しては期待してよさそうです。ビデオ撮影はGalaxy S20シリーズやGalaxy Note20シリーズで先に実装されている8K動画撮影をサポートしています。
バッテリー容量はMi 10T Pro、Mi 10ともに5,000 mAhで、33W出力の急速充電対応ACアダプターが標準で付属します。
2.筐体
デザイン面に関してはMi 10T Pro、Mi 10 Tともに共通です。ハイエンド端末に関しては左右ベゼルが湾曲したエッジディスプレイを採用した機種が増えてきていますが、Mi 10T ProとMi 10 Tでは珍しくフラットなディスプレイが採用されています。ゲーミングスマートフォンとして開発された機種ではありませんが、ゲームプレイ中にエッジに触れて誤動作するケースも多いので、ゲーマーの方にもこの仕様は喜ばれるのではないでしょうか。またパンチホールノッチが採用されていますが、ノッチのサイズはGalaxyなどと比較すると小さめです。
背面はメインカメラの主張が激しいデザインとなっており、ほかのスマートフォンと比較すると印象に残るものになっています。筐体色は「コスミックブラック」と「ルナシルバー」で、Mi 10T Proのみ「オーロラブルー」が用意されます。
3.まとめ
Xiaomi Mi 10T Pro/Mi 10Tはヨーロッパ市場で10月中に発売予定で、すでにBanggoodでもMi 10Tの6GB/128GB版が509ドル(54,573円)、8GB/128GB版が749ドル(80,304円)、Mi 10T Proの8GB/128GB版が769ドル(82,449円)、8GB/256GB版が799ドル(85,665円)で予約受付中です。日本国内向けモデルの正規販売も期待したいところですが、現時点では特に国内投入はアナウンスされていません。
Mi 10T Pro/Mi 10は立ち位置としてはゲーミングスマートフォンではありませんが、リフレッシュレート144HzのディスプレイにハイエンドCPUを搭載するなどゲーム用途でも快適に利用できる性能です。カメラ性能もXiaomiらしく力を入れており、今回も魅力的な端末に仕上がっていまると感じます。現在発表されているグローバルモデルは4Gの通信バンドが国内向けではありませんが、国内正規展開も始めているメーカーだけに是非とも国内販売もしてほしいと思っています。
4.関連リンク
Mi 10T|5G :Xiaomi(グローバル)
Xiaomi Mi 10T(6GB/128GB) :Banggood
Xiaomi Mi 10T(8GB/128GB):Banggood
Xiaomi Mi 10T Pro(8GB/128GB):Banggood
Xiaomi Mi 10T Pro(8GB/256GB):Banggood