ASUS ROG Phone 3 の実機レビュー - ROGブランドの最新作にして最高峰のゲーミング・スマートフォン


こんにちは、輪他です。9月23日に発表されたばかりのASUSの新型ゲーミングスマートフォン「ROG Phone 3」の実機レビューです。ここ2年ほど、ゲーミング性能を追求したスマートフォンが各社から登場しており、ウインタブでも機種紹介や実機レビューを精力的に行っています。

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今回レビューするROG Phone 3は、ASUSのゲーミングブランド「ROG」を冠するゲーミングスマートフォンの第三世代となります。ゲーミングPCのブランドとしては老舗とも言える「ROG」の意地が感じられる機種となっています。

先代のROG Phone Ⅱについてはウインタブで実機レビューを行っていますので、こちらも併せてご覧ください。

ASUS ROG Phone II レビュー - 最強のゲーミングスマホ爆誕!「素の状態」で最高品質のゲームプレイが楽しめます。ゲーム以外の機能も抜群!(実機レビュー)

なお、今回レビューしている機体はASUSからお借りしたものとなります。

1.スペック

   ROG Phone 3
OS  Android 10
CPU  Snapdragon 865 Plus
RAM  12GB/16GB
ストレージ  512GB(UFS 3.1)
ディスプレイ 6.59インチAMOLED(2,340×1,080)
リフレッシュレート144Hz
LTEバンド
5G : n41/77/78/79

LTE : B1/2/3/4/5/7/8/13/18/

19/20/26/28/29/32/66

SIM  Nano SIM ×2
ネットワーク IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax (Wi-Fi 6)、 Bluetooth 5.1
入出力  USB Type-C 
カメラ  イン 24MP/アウト64MP+13MP+5MP
バッテリー  6000mAh(30W 急速充電)
サイズ 171.0 x 78.0 x 9.9mm
重量  240g

OSはAndroid 10で、ASUSによるカスタマイズが施されたものとなっています。またRAMは12GB/16GBの2モデルが用意されて、ストレージは512GBのみとなります。RAM、ストレージとも他社のハイエンドモデルと比較してもかなり大容量なものになっています。国内で正規販売されているスマートフォンとして、RAMを16GBも搭載している製品は史上初とのことです。

ストレージの512GBというのも、正直使い切れる気がしませんが、積めるものは積めるだけ積むのが正義なんですね。単に大容量なだけではなく、最新のUFS 3.1を採用しているので速度もかなり速いです。

RAM/ストレージ容量だけ見るともはやゲーミングノートPCの数値です。私が使用しているビジネスノートはRAMが8GB、ストレージが256GBなので完全に追い越されてしまいました。

CPUには2020年度後半期以降のハイエンドスマートフォンに搭載されている、Snapdragon 865 Plusを搭載しています。詳しくは後述しますが、文句なしの性能です。

カメラは64MPのSONY製センサーIMX686と、超広角13MP、マクロ5MPの3眼構成となっています。撮影品質については後述します。またバッテリーは6,000mAhです。ゲーミングスマートフォンとしても大容量な水準だと思います。

今回試用するのはRAMが12GB/ストレージが512GBのモデルです。

2.筐体

ROG Phone 3 BOX
まずは外箱の写真を…スマートフォンの箱としてはありえないサイズと形の箱に梱包されています。せっかくのハイエンド機種ですし、味気ない箱に梱包されるよりもこういう遊び心のある箱を採用してくれている方がユーザーとしても絶対うれしいですよね?私はうれしいです。


同梱物です。30Wの充電に対応した充電器やUSB Type-Cケーブル、USB Type-Cを3.5mmイヤホンジャックに変換するアダプターなどが同梱されています。ROG Phoneの大きな特徴とも言える、AeroActive Cooler(画像の一番下にあります)は先代のⅡからⅢにアップデートされています。

ROG phone Ⅲ TOP

ROG_ phone_Ⅲ(1)

前面です。すみません、完全に真正面からの写真を撮り忘れてました…公式サイトの画像でご容赦ください。ノッチなしで上下にステレオスピーカーを搭載しています。ゲーミング用途として考えるとほぼ最適解だと思います。

ROG Phone Ⅱでは背面に指紋認証ポートが配置されていましたが、ROG Phone 3では画面内指紋認証に対応しました。

ROG Phone 3

背面です。ちょっとこれは文章で伝えるのが難しいのですが、端末を箱から取り出し、背面のガラスを触ると同時に、「あっ、これ違う。」と感じました。これまで何台か、ガラス筐体の端末を使用してきましたが、ROG Phone 3は、これまでに感じたことのない手に吸い付くような感触です。うまく伝わってますかねこれ…

バッテリー容量が多く、重量もずっしり感じるからか、非常に高級感を感じます。

ROG Phone 3 Cooler

ROG ロゴの下にある銀色の部分はヒートシンクです。付属のAeroActive Cooler 3は主にここを冷やすように設計されています。ASUSによると、先代のROG Phone Ⅱと比較して、「6倍のヒートシンク」となっているようです。

右側面です。電源ボタンと音量ボタン、そしてゲーミングスマートフォンとしてもはや必須とも言えるショルダーボタンも搭載しています。

ASUS ROG Phone 3 ショルダーボタン
ショルダーボタンの部分を拡大し、色を調整したものがこちらです。画像にすると非常にわかりにくく、申し訳ありません。

ROG_ Phone_Ⅲ

ROG_ phoneⅢ__Side

左側面にはSIMスロットとUSB Type-Cが二つ並んだような形の特殊コネクタが配置されています。AeroActive Cooler 3用のコネクタですね。右側の色がついていない方のコネクタには普通にType-Cケーブルを挿して使用することもできます。

ROG Phone_Ⅲ(3)

底面にはマイクとUSB Type-Cを搭載しています。

ROG_Phone_Cooler

ROG_ phone_Stand

AeroActive Cooler 3です。冷却性能が先代に比べて向上しているのに加え、スタンド機能が追加されました。スタンドに関しては何気ない改善ではありますが、実用面ではかなり便利になったと言えます。

ROG_Phone_Cover

付属のカバーを装着した状態です。四隅をしっかり守りつつ、カメラやROG Phoneロゴ、ヒートシンクの部分にはしっかり穴が開いており、ケースを装着したまま、AeroActive Cooler 3を使用することができるようになっています。

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ポート類や、カメラの配置などは先代のROG Phone Ⅱのデザインをそのまま引き継いでいます。

3.UI

ROG Phone_Home

デフォルトのホーム画面です。

ROG Phone_3(5)

ROG Phone 3は端末の下部を強く握りしめるとゲームに特化した状態になるXモードが起動します。Xモードが起動すると壁紙が赤く発光します。

ROG_ Phone_3_(6)

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3つテーマがプリインストールされています。下のClassicを使えば、一般的なスマートフォンのようなUIになります。

ROG Phone_3_(6)

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ストレージ情報です。設定画面はしっかり日本語化されていました。

ROG _Phone_3_(7)

ROG _Phone_3_(8)

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ホーム画面下の真ん中に配置されている矢印のようなアプリアイコンを押すと、ROG ロゴのアニメーションが流れ、Armoury Crateが起動します。

ここで、各ゲームをプレイしている時の端末の動作についてそれぞれ制御したりするなど、かなり自由度の高い設定が行えます。

ROG_Phone_3_(8)

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ここで、端末背面と、AeroActive Cooler 3のRGBライトについての設定が行えます。RedからGreen、Blueまでのそれぞれの色と、その色の濃さまで設定できます。

ROG_ Phone_3_(9)

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ゲーム起動時に、画面の左端からスワイプすると、「GAME GENIE」が起動します。ここから、画面のFPS値やCPU/GPUのクロック数を確認したり、各種通知のオン/オフ、明るさの固定やホームボタンなどのナビゲーションキーのブロックなどが行えます。

ROG_ Phone_3_(10)

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一番びっくりしたのがこの「データのみ」という機能。モバイルデータ通信は残しつつ、掛かってくる通話はシャットアウトします。相手側からすれば、「スマホ持ってるなら電話くらい出ろや…」と思ってしまいますが、そんなのゲーマーには関係ありません。人間関係より、今向かい合っている敵を倒す方が重要なのです。不在着信すら表示されないのは流石にちょっと怖いですかね…?

ROG_ Phone_3_(12)

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ROG_ Phone_3_(13)

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ショルダーボタン(AirTrigger)についての設定画面です。他社も含め、ほとんどのゲーミングスマートフォンが端末側面にショルダーボタンを搭載していますが、今回ROG Phone Ⅲに搭載されたAirTriggerはさらに進化したものとなっています。

基本的なショルダーボタンはLRボタンにそれぞれ画面内の領域を設定し、タップするものでしたが、ROG Phone ⅢのAir Triggerは、左右のスライドをシミュレートしたりLRボタンをさらに二つに分けて4つの領域を設定したりと、これまでにない操作が可能になっています。

ROG_ Phone_3_(14)

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ROG_ Phone_3_(14)

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右上の3点リーダーのようなボタンから、フローティングアプリケーション機能が設定できます。ここで任意のアプリを設定すれば、ゲームをプレイしながら、その上にアプリケーションのウインドウを起動することが出来ます。

4.性能テスト

今回もAntutu ベンチマークを行っていくのですが、事前に最高のパフォーマンスが発揮できるように設定を調整しています。

ROG_ Phone_3_(16)

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ROG _Phone_3_(8)

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ROG Phone_3_(17)

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まず、AeroActive Cooler 3を装着し、Armoury Cateを起動します。次にコンソールタブを開いて、Xモードを起動し、カスタマイズ設定から最大のパフォーマンスが発揮できるLv3 パフォーマンスを選択します。その状態でベンチマークを起動すれば最大の性能を発揮できるようです。

ROG Phone_3_(18)

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計測したスコアです。ウインタブ最高スコアですね。ASUSが提示している参考スコアが657,870ですので、ほぼ同じスコアとなりました。先代のROG Phone 2と比較しても、約17万点ほどスコアが向上しています。

参考:

nubia RedMagic 5G(Snapdragon 865): 610,070
nubia RedMagic 3S(Snapfragon 855+): 497,776
ASUS Rog Phone 2(Snapdragon 855+) : 487,784
Xiaomi Mi9(Snapdragon 855): 414,693
Samsung Galaxy S10e SM-G9700(Snapdragon 855) : 410,899
Sony Xperia XZ2 Compact SO-02K(Snapdragon 845) : 289,484
Samsung Galaxy S8 SC-02J(Snapdragon 835) : 237,841
Huawei Mate 10 Pro(Kirin 970) : 210,485
Apple iPhone SE(Apple A9): 193,246
Blackview BV9800(Helio P70):188,265
Sumsung Galaxy A51(Samsung Exynos 9611) :184,566
UMIDIGI S3 Pro(Helio P70):179,103
CUBOT X20 Pro(Helio P60) :170,560
Smartisan U3 Pro(Snapdragon 660) : 167,968
Teclast M30(Helio X27) : 116,771
UMIDIGI Z2(Helio P23): 107,355
Ulefone Armor X5(Helio P23) :102,062
Rakuten Mini(Snapdragon 439):94,364
Xiaomi Redmi 6(Helio P22) : 83,181
OUKITEL WP5(Helio A22):75,720
CUBOT King Kong Mini(Helio A22) :74,165
KYOSERA Android One S4(Snapdragon 430): 68,802

5.カメラ

ROG Phone 3は、ASUSのZenFone譲りの高品質なカメラを搭載しています。

ROG Phone_3(20)

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何も設定せずに16MPでそのまま撮影した画像です。搭載しているSONY製センサーのIMX686は、4画素を一つに束ねられるクアッドベイヤーというカラーフィルター配列を採用しているので、デフォルトの状態で撮影すると、64MPの4分の1、16MPでの撮影となります。もちろんそのまま64MPで撮影することもできますが、データが大きくなるうえ、ズーム機能やHDR機能が使えなくなるなど、不便な点も多いので基本的には16MPでの撮影が最適だと思います。

ROG Phone_3(21)

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夜景モードで撮影した写真です。わりと遅い時間に撮影しましたが、かなり明るく撮影できている印象です。

ROG Phone_3(22)

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マクロレンズにて、看板の文字を撮影した画像です。5MPのマクロカメラとしては高画素なレンズを採用しており、かなり精細に撮影できます。

撮影した画像の左下に、ROGロゴと、「REPUBLIC OF GAMERS」のウォーターマークをつけることが出来ます。

6.まとめ

ROG Phone 3は9月26日の発売予定で、ASUS Storeでは予約販売がスタートしています。価格はRAM12GBのモデルが119,800円(税込み131,780円)、RAM16GBのモデルが129,800円(税込み142,780円)となっています。また、発売記念キャンペーンとして30W ACアダプターもプレゼントされます。

最初の概要の部分でも書きましたが、ゲーミングブランド「ROG」の意地を感じるような端末でした。ゲーミング性能だけでなく、UIの完成度も高く、普段使いにも適しているスマートフォンに仕上がっています。

ROG Phone_3(24)

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ROG Phone_3(23)

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なお、ROG Phone 3には、いくつかの周辺機器が用意されています。さらに、先代のROG Phone Ⅱと筐体のデザインをほぼ同一にしたことによって、ROG Phone Ⅱ専用として販売されていた別売の周辺機器については、ROG Phone 3でも引き続き使用することが出来ます。

この充実した周辺機器群はどれも魅力的で、「せっかくなら…」と同時購入したくなるものばかりです。そうなると金額の方もかなり大きくなってしまいますが、ゲーマーだけでなく、小型ガジェットマニアの物欲をも強く刺激する「セット品」だと思います。

7.関連リンク

ROG Phone 3 特設ページicon
ROG Phone 3 (ZS661KS-BK512R12)(RAM12GB)icon
ROG Phone 3 (ZS661KS-BK512R16)(RAM16GB)icon

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コメント

  1. 匿名 より:

    ROG Phone Ⅱも指紋認証は画面内(ディスプレイ埋め込み型)ですよ