こんにちは、.TAOです。ウインタブでクラウドファンディング中(現在は終了)に紹介していた「MINISFORUM DeskMini DMAF5」の一般販売が開始されました。10月17日現在、Amazonで4000円のクーポン適用により53,990円のところ49,990円から購入可能です。
クラウドファンディングの支援者への発送が10月20~25日という予定なので、その準備と同時進行で一般販売の準備が進められていたようですね。直近で、ウインタブで実機レビューさせて頂いた「MINISFORUM UM300」もとても良い出来でしたので、第2世代Ryzen5搭載のこの機種も人気が出そうな予感がします。
クラウドファンディングに抵抗があって迷っていた方なら、一般販売が開始された今が買い時なのではないでしょうか。
1.スペック
MINISFORUM DMAF5 | |
OS | Windows10 Pro |
CPU | AMD Ryzen5 3550H |
GPU | Radeon Vega 8 Graphics |
RAM | 8GB/16GB |
ストレージ | 256GB/512GB M.2 2280 NVMe SSD、(2.5インチHDD増設可能) |
光学ドライブ | 無し |
ディスプレイ | 無し |
ネットワーク | WIFI6 AX200、Bluetoosh 5.0 |
入出力 | HDMI 2.0、DisplayPort、USB3.1 Gen1×1、USB3.1 Gen2×3、USB-C Gen2×1(Gen2)、MIC、RJ45×2、3.5mmオーディオジャック |
カメラ | 無し |
バッテリー | 無し |
電源 | DC 19V / 3.42A |
サイズ | W127×D127×H48mm |
重量 | 不明 |
クラウドファンディング中のスペックから変更になった点として、OSがWindows10 HomeからWindows10 Proになったことがあげられます。会社などでの利用を想定した場合、メインで使用するデスクトップPCとして十分なスペックがあるので、よりセキュリティーの高いProへの変更はうれしいですね。
このミニPCの最大の特徴は、第2世代ながらRyzen5 3550Hを搭載していて高いパフォーマンスが期待できる点です。最近実機レビューした MINISFORUM MINI PC の同価格帯付近のモデルと比べると、シングルスコア・マルチスコア共に良いスコアになっています。
DMAF5 | UM300 | X35G (クラウドファンディング中) | |
CPU | Ryzen 5 3550H | Ryzen 3 3300U | Core i3-1005G1 |
CPUクラス | ラップトップ | ラップトップ | ラップトップ |
クロックスピード | 2.1 GHz | 2.1 GHz | 1.2 GHz |
ターボスピード | 最大3.7 GHz | 最大3.5 GHz | 最大3.4 GHz |
物理コアの数 | 4(スレッド:8) | 4(スレッド:4) | 2(スレッド:4) |
最大TDP | 35W | 12W | 15W |
内蔵GPU | Radeon Vega 8 | Radeon Vega 6 | Intel UHD Graphics |
シングルスレッド | 2113 | 1875 | 2308 |
CPUマーク | 8164 | 5886 | 5235 |
2.筐体
本体サイズは、縦横12.7cm、高さ4.8cmととてもコンパクトでデザインも良いですね。会社の狭い机では、ノートPCでも意外に場所を取りますが、この小さい筐体ならモニターとキーボートを置いてもスペースに余裕ができそうです。
側面は金属フレームが使われていて、上面はプッシュオープン構造が採用されメモリー増設やSSDドライブの追加が容易に行えるようになっています。入出力ポートも豊富で接続に困ることはないでしょう。前面には、ディスプレイ出力もできるType-Cとマイクがありますので、Webカメラをつなげればリモート会議もOKです。背面にはLANポートが2つあり、社内のイントラネットでの利用も簡単です。また電源横にはリセットスイッチがあり、トラブル時に役立ちそうです。
Amazonの販売ページには、取り付けブラケット、HDMIケーブル1(60cm)、DPケーブル、電源アダプター、日本語取扱説明書が付属されるとの記載がありました。注意する点としては、HDMIケーブルが短いところ。購入の際には自分のPC環境に合わせて別途用意する必要が出てくるかもしれません。
PC本体の内部パーツはこの様になっています。 大口径で静音設計のCPUファンが印象的ですね。実機レビューしたUM300は、ファン内蔵ながら静音設計である点が高評価のポイントでしたが、こちらも期待できそうです。実機を確認してみたいですね。なお、UM300の特徴については前回の紹介記事をご覧ください。
●Ryzen5 3550H搭載でパフォーマンスが高い
●ポート類が充実
●トリプルモニター出力に対応
●LANポートが2つ
●Bluetooth5.0とWi-Fi6に対応
●メンテナンス性の高さ
●静音性
と、この小さい筐体ながら頼れるやつです。
あと足りないのは、メディアスロットくらいですね。(これが前面にあると更に良かったですけどね。)
3.まとめ・価格など
冒頭で言っちゃってますが、10月17日現在Amazonでの販売がスタートしていて、10月30日の入荷予定となっています。価格は8GB+256GBモデルが53,990円、16GB+256GBもでるが58,990円、16GB+512GBモデルが63,990円となっていますが、17日現在4000円OFFのクーポンが製品ページにありますので8GB+256GBモデルが5万円以下で購入できます。
せっかくメモリースロットが2つあるので、デュアルチャンネル化してパフォーマンス向上を図りたいですね。後から増設するか、+5000円で最初から16GB(8GB+8GB)にするか、迷うなら最初から16GBを選択すべきでしょう。
実際に購入を考えた場合、同価格帯の小型デスクトップPCだとCPU性能がワンランク下がってしまいますが、ノートPCだと同価格帯でも第3世代Ryzen 5搭載のモノもありますから迷うところかもしれません。ノートPCをデスクトップPC代わりにモニターをつないで利用している方も多いとは思いますが、「放熱の問題・バッテリーの問題」この2点を考慮すると在宅ワークにはミニPCという選択は良いと思います。ミニPCに大きめのモニターと使いやすいキーボードをプラスして快適な在宅ワーク環境を整えてみてはいかがでしょう。
4.関連リンク
MINISFORUM DeskMini DMAF5:Amazon
コメント
くそでかい電源なくしてPDでType-Cいけるようにしたらもっと小さい箱でいけるのにね。
コメントありがとうございます。
それもありですね。ただType-Cは挙動が不安定な場合もあるので、電源は別にある方が安心感はあります。Type-C接続時はCPUの電力供給をセーブしたモードで稼働できますっていうのもあっていいかもしれませんね。
ノートPCと違ってバッテリー内蔵してないからPDだといきなり落ちたりするのか。それは嫌だな。小型バッテリー内蔵型のミニPC作って欲しい。
コメントありがとうございます。過去にドスパラ(DG-M01IW)やNEC(NEC PC-MK26MCZDF)かでそういった製品があったみたいですが、需要が少なかったのか新製品は出ていないようですね。現行、バッテリー内蔵が良いならゲーミングノートPCをデスクトップ代わりにするという選択肢になるんでしょうかね。
DMAF5は単純に消費電力が高すぎるけど
そういうPC用自作UPSキットなら売ってますよ
リトルパンダみたいなバッテリーに繋げるx86系のSBCとかも
PDに対応するマザーやデスクトップは僅かながら存在します
PDでやりたいなら・・・パススルー付きバッテリーで大丈夫、なのかな?
瞬停にどのくらい対応できるかわからんから
UPSと明記してあるSupertankみたいな上位モバイルバッテリーがいいかも
ノートPCをベースにしたミニPCなら、バッテリー内蔵PD給電でってゆう方向性もアリなんでしょうね。直近、ウインタブで実機レビューしたMINISFORUM X35GのようなミニPCにUPSオプションが有ると面白いかもしれませんね。