こんにちは、かのあゆです。Xiaomiが3月27日に最新フラッグシップモデル「Xiaomi Mi 10」を発表いたしました。昨年投入された「Mi 9」の後継モデルで、最新のハイエンドCPUと日本国内でもすでに正規販売されているMi Note 10シリーズやSamsungのGalaxy S20シリーズにも採用されている108MPのイメージセンサーを含む4眼アウトカメラを搭載しています。
5G回線に対応する最新ハイエンドモデルは10万円を超える製品がほとんどになってしまっていますが、Mi 10は約8万円程度で購入可能です。
1.スペック
OSはAndroid 10ベースのXiaomiカスタムOS「MIUI 11」のグローバルROMです。以前はグローバルROMであっても日本語ロケールが標準搭載されていなかったMIUIですが、現在は日本語ロケールも搭載されており、翻訳も完全に行われています。
CPUはXperia 1 IIやGalaxy S20シリーズといった他社ハイエンドモデルにも採用されているQualcomm Snapdragon 865で、Antutu Benchmarkでの総合ベンチマークスコアが56万、GPUのベンチマークスコアが22万というモンスタースペックです。また、RAMとストレージはXiaomi公式サイト上では8GB/128GBもしくは8GB/256GBとなっていますが、3月28日現在Gearbestで販売されているのは8GB/128GBモデルのみです。
Mi 10では発熱対策として「VC Liquid Cooling System」が搭載されています。冷却板を従来のスマートフォンに採用されていたものよりも大型化したことにより、効率的に熱を逃がすことができるようになりました。ゲーム支援機能として「Game Turbo 3.0」なども搭載されており、ゲーミングスマートフォンとしてみた場合の性能も非常にハイレベルです。
また内蔵ストレージは高速転送規格「UFS 3.0」を採用し、RAMも最新となる「LPDDR5」規格を採用しているため、ゲームのロード時間なども短縮されて快適にプレイすることが可能です。もちろんWEBブラウジングやSNSといった通常利用に関してはオーバースペックともいえる性能なので、長期間愛用することができそうです。
ディスプレイは6.67インチFHD+(2,340 x 1,080)で、他社フラッグシップモデルがWQHD+や4Kという高解像度に対応していることを考えるとスペック上では物足りなさを感じてしまうかもしれませんが、正直FHD以上の解像度になると人間の目ではそこまで目立った差異がわかりにくいと思っていますので、個人的にはこれで十分だと思います。発色の良い有機ELを採用しており、リフレッシュレートは90 HzとなっているためWEBブラウジング時のスクロールがスムーズになるほか、ゲームもより快適にプレイできます。
カメラはイン20MP、アウト108MP(広角) + 13MP(超広角) + 2MP(マクロ) + 2MP(デプス)という構成です。Mi Note 10やGalaxy S20 5G Ultraに採用されている108MPのイメージセンサーが新たに搭載されており、Mi Note 10では対応していなかった8K動画の撮影にも対応しています。また2倍広角ズームと10倍ハイブリットズームにも対応しているため、離れた場所からもきれいに撮影することが可能です。近年のXiaomi製スマートフォンのカメラ性能は高性能・高画質化が進んでおり、カメラフォンとしても活躍できそうです。
Mi 10では内蔵スピーカーも強化されており、通話用のスピーカーを流用するのではなく専用のスピーカーを左右に配置することにより、迫力のあるステレオサウンドを実現しています。「DXOMark」のオーディオベンチでは76点という高スコアを記録しています。もちろんハイレゾ音源の再生もサポートします。
内蔵バッテリーは4,780 mAhと大容量のものを搭載しており、50W出力の急速充電と30W出力の無線充電に対応しているため、バッテリーがなくなってしまっても素早く充電することが可能です。またMi 10ではGalaxy S10/S20シリーズの「ワイヤレス・パワーシェア」と同様の無線リバースチャージ機能が搭載されており、qi規格に対応した他社スマートフォンやスマートウォッチ、ワイヤレスイヤホンなどを充電することも可能です。
2.筐体
前モデルのMi 9ではティアドロップ型のノッチを採用していましたが、Mi 10ではパンチホールノッチに変更されました。これにより画面占有率がより向上しており、全面は「ほぼ画面」といえる見た目です。指紋認証センサーはディスプレイ埋め込み式のものが搭載されています。
Gearbestにあった画像を引用しているため、うっすらとロゴが見えていますがご容赦下さい。背面は先に登場している「Mi Note 10」に近い印象のデザインです。他社スマートフォンではスクウェアカメラバンプ(ボックス型のレンズカバー)を採用したものが増えてきている中、Mi 10ではオードソックスな縦並び型のレンズカバーを採用しています。スクウェアカメラバンプに関しては結構癖のあるデザインで人によっては違和感を覚えそうなのでこちらのほうが落ち着くという方もいるかもしれません。筐体色は「ミディアム・ターコイズ」と「スレート・グレー」の2色展開です。
3.まとめ
Xiaomi Mi 10は現在GearBestにてRAM 8GB/ストレージ128GBモデルが719.99ドル(約80,999円)で販売中ですが、クーポンコード「GBMI10SALE」を入力することにより、699.99ドル(78,749円)で購入可能です。
Xiaomiは昨年12月より日本市場に正式参入していますが、今回発表されたMi 10に関してはミッドレンジモデルとなる「Mi 10 Lite 5G」がau向けに投入されるのみとなっており、現時点でMi 10が日本国内で正式に投入されるのかはまだ不明ですが、他社のSnapdragon 865搭載スマートフォンが10万越えになるものがほとんどとなる中、安い構成のモデルでは8万円台から購入できるMi 10はハイエンドスマートフォンとしてはお買い得感が高い印象です。
もちろん安いだけではなく8K動画撮影に対応する108MPのイメージセンサーを採用したアウトカメラに高音質な内蔵ステレオスピーカー、ゲーミングスマートフォン並みの高リフレッシュレート対応ディスプレイと冷却システムを採用するなど最新フラッグシップスマートフォンにふさわしい高性能な一台に仕上がっています。昨年のフラッグシップモデル「Mi 9」に関してはウインタブでもnatsukiさんが実機レビューを行っており、高評価を得ていましたが、今回のMi 10も満足度の高い一台に仕上がっていそうでかなり期待できそうです。
4.関連リンク
Xiaomi Mi 10: GearBest
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