Ulefoneがタフネスタブレット「Armor Pad 2」を発売します。続々と新製品が発表されている中国メーカーのタフネスタブレットですが、最近はSoCにHelio G99を搭載する高性能な製品も登場しています。タフネススマホでおなじみのUlefoneにもArmor Pad、Armor Pad Liteという既存モデルがあり、今回ご紹介するArmor Pad 2は既存モデルよりもシステムスペックが大幅にパワーアップし、外観も「らしく」なっています。
1.Ulefone Armor Pad 2 スペック
スペック表
Ulefone Armor Pad 2 | |
OS | Android 13 |
SoC | MediaTel Helio G99 |
RAM | 8GB(拡張機能により最大16GB) |
ストレージ | 256GB |
ディスプレイ | 11インチ(2,000 × 1,200)120Hz 8 Pro:6.7インチAMOLED(2,992×1,344)120Hz |
バンド | 不明 ※参考:既存モデルArmor Padの対応バンドは下記 FDD-LTE: B1/2/3/4/5/7/8/12/17/19/20/28A/28B TDD-LTE: B38/40/41 |
ネットワーク | Wi-Fi6、Bluetooth 5.2 |
入出力 | USB Type-C、microSDカードリーダー、オーディオジャック |
カメラ | イン16MP/アウト48MP |
バッテリー | 18,600 mAh |
サイズ | 不明 |
重量 | 不明 |
コメント
OSはAndroid 13、SoCはHelio G99です。ワールドワイド、というかグローバルな大手メーカー製品だとSnapdragon 8シリーズがハイスペック機用SoCとしておなじみではありますが、中国メーカーの、それもタフネス系のタブレットが搭載する型番としてはHelio G99はハイエンドクラスです。
RAMは8GB、拡張機能により最大16GBとして使えます。ストレージも256GBと十分な容量です。
ディスプレイは11インチとちょっと大きめで解像度は2,000 × 1,200です。ただし、Widevineのレベルについては説明がなく、また「Helio G99搭載の中華タブ」は軒並みWidevineがL3なので、おそらくArmor Pad 2もL3だと思います。よって、動画サブスクリプションサービスでHD以上の画質での視聴はできないものと考えておきましょう。
カメラもイン側16MP、アウト側48MPと、タブレット製品としては高い画素数になっています。タフネスタブレットの性格上、アウトドアシーンで写真や動画を撮影する機会もあると思いますので、この点は歓迎したいですね。
バッテリーは18,600 mAhと標準的です…。いやウソです。中華タフネスタブレットにはこれよりも大きなバッテリー容量の製品がありますが、それでも18,600 mAhというのは「強烈」な容量ですね。また、33Wの急速充電とリバースチャージにも対応します。なので、アウトドアでも「モバイルバッテリーいらず」でしょう。Armor Pad 2で充電できますから、スマホのバッテリー残量も気にする必要がありません。
ただし、筐体サイズはかなり大きくなっていることが推測されます。ディスプレイサイズが11インチと大きめなこと、そして超大容量のバッテリーを搭載していることから、重さは1キロ前後はあると思います。
2.Ulefone Armor Pad 2 筐体
筐体色はイエローとブラック。イエローのほうが「雰囲気抜群」かと…。ご覧の通りゴツい外観で、タフネス系ガジェットが好きな人には刺さるデザインだと思います。
また、この筐体は当然のようにIP68/IP69Kの防水・防塵性能とMIL規格(MIL-STD-810H)の堅牢性を備えています。Ulefone製なので、筐体のタフネス差には心配はいらないでしょう。
それと、この画像を見ると背面にはバンド(ストラップ)が取り付けられるようです。この画像に写っているストラップが付属品なのかオプション品なのかは不明ですが、Blackviewのタフネスタブレットには同様のストラップが付属品扱いでした。
Armor Pad 2ならではの機能もあります。まず、背面に大型のLEDライトがついています。これ、キャンプなどでは意外に便利に使えると思います。
それと、マイクロスコープ(顕微鏡)やエンドスコープ(直訳すると内視鏡。狭い場所でも撮影できるレンズ)の接続ができる「uSmartコネクタ」がついています。また、AliExpressの製品ページではArmor Pad 2とマイクロスコープ、エンドスコープのセットモデルも用意されています。
なにげにこの画像、私が中華製品の紹介記事を書く際にいつも苦労している情報が書かれていて助かりましたw SIM/microSDカードスロットは「3カード挿入可(nanoSIM+nanoSIM+microSDを同時に使える)」でイヤホンジャックも装備、そしてタフネスタブレットではあまり見かけないカスタムキー(ユーザーが任意の操作を割り当てることのできるボタン)もついています。
3.Ulefone Armor Pad 2 価格など
Ulefone Armor Pad 2はAliExpress内のUlefone Official Storeに製品ページがあり、10月16日から発売記念セールが予定されています。この記事を執筆している10月7日現在、セール価格はわかっていません。おそらく200ドル台の後半(日本円だと4万円強くらい)になるものと予想します。
なお、ウインタブでよくご紹介しているタフネス系メーカーのうち、Blackview製品は頻繁に実機レビューをしている関係で「ほぼ全製品に技適マークあり」と確認できていますし、OUKITEL製品も総務省の検索ページで直近の製品が技適マークを取得していることが確認できます。しかし、Ulefone製品については「相当長い間」実機レビュー機会がなく、総務省の検索ページでも2年くらい前の製品がヒットするものの、直近の製品はヒットしません(私が確認できていない可能性もあります)。そのため、Armor Pad 2に技適マークがあるかどうかはなんとも言えませんので、この点にはご留意ください。
4.関連リンク
Ulefone Armor Pad 2:Ulefone Official Store