TeclastがAndroidタブレット「T45HD」を発売しました。Teclastは精力的にAndroidタブレットをリリースしていますが、正直「出過ぎ」なんじゃないかと…。製品間のスペックの違いも小さいですし、購入を検討する側も「どれにしたらいいの?」と少々混乱してしまいそうです。
今回ご紹介するT45HDは先日発売されたT40HDとディスプレイの仕様が異なりますが、基本的なスペックはほぼ同じです。
T40HDについてはこちらの記事をご覧ください。
Teclast T40HD - 薄型軽量で高質感なAndroidタブレット、T40 Airのスペックダウン版です
1.製品概要
スペック表
Teclast T45HD | |
OS | Android 13 |
SoC | UNISOC T606 |
RAM | 8GB(拡張機能により最大16GB) |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 10.5インチIPS(1,920 × 1,200) |
LTEバンド | FDD:B1/3/5/7/8/20 TDD:B34/38/39/40/41 |
SIM | nano SIM × 2(SIM2はmicroSDと排他) |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth5.0 |
入出力 | USB Type-C 、microSDカードリーダー、オーディオジャック |
カメラ | イン8MP/アウト13MP+補助カメラ(0.3MP) |
バッテリー | 7,200 mAh |
サイズ | 不明(厚さ7.5 mm) |
重量 | 505 g |
コメント
OSはAndroid 13、SoCはUNISOC T606、RAM8GB(拡張機能により最大16GB)、ストレージ128GBと、ここまでは既存のT40HDと同じです。中華のAndroidタブレットとしては中位くらいのスペックで、ゲーム用としてはあまり向きません(比較的ライトなパズルゲームなどであれば問題なく動作します)が、ゲーム以外であれば割と快適に使えると思います。
ディスプレイはT40HDとは異なります。T40HDが10.4インチで解像度2,000 × 1,200であるのに対し、T45HDは10.5インチとわずかに大きく、解像度は1,920 × 1,200となっています。サイズの違いというよりはアスペクト比(画面の縦横比)が違うという点にちょっと注意が必要ですね。
それと、WidevineはL1です。しかし、T40HDがNetflixでもHD画質視聴ができるのに対し、このT45HDはNetflixでのHD画質視聴に対応していません。この点はNetflix利用者には結構大きなポイントになると思います。
カメラもT40HDと同じ仕様でイン8MP、アウト13MP+補助カメラという構成ですが、中華タブの13MPはスマホの13MPとは別物と考えておくほうがいいでしょう。一昔前のスマホも13MPカメラという製品は良く見かけましたが、結構キレイに写真撮影ができましたよね?しかし、中華タブの13MPカメラというのはセンサーなどのパーツにせよカメラアプリにせよ、まだまだ品質がいいとは言えないので、思ったほどキレイには撮影できません。カメラ目的でタブレットを購入される人は少ないと思いますが、一応念のため。
Teclastの「Tシリーズ」はマスターグレードと呼ばれ、Teclast製品の中でも最上位に位置づけられます。そのため筐体は金属製でサンドブラスト加工が施され、質感・手触りとも高水準です。…まあ、このあたりもT40HDと変わりませんけど。ただ、背面のカメラバンプ付近のデザインはT40HDとはかなり大きく異なります。
あと、サイズは公開されていませんが、ディスプレイサイズが少しだけ大きくなったためか、重量がP40HD(460 g)よりも重くなり、505 gとなりました。
2.価格など
Teclast T45HDはAmazonで販売中で、11月5日現在の価格は18,900円(製品ページにある1,415円OFFクーポンを使用したもの)です。冒頭で「Teclastは似通った製品を出し過ぎ」と書きましたが、コスパはいいですね。SoC性能はそれほど高くはないものの、RAMやストレージの容量も悪くありませんし、筐体品質も高いと思われ、これで2万円切りなら安いと思います。
これから「セールラッシュ」が始まります。11月11日のシングルデーではAliExpressはもちろん、Amazonでもセールになることが予想されますし、下旬にはブラックフライデーも待ち構えています。なので、もう一段安く買えるタイミングもありそうです。
3.関連リンク
TECLAST T45HD:Amazon