記事にアフィリエイト広告を含みます

最近はCore i3やIntel N(Celeron)もかなり高性能です。本格的な動画編集やゲームをしないのであれば十分!

Core i3ロゴマーク
先日第11世代のCore i3-1115G4を搭載する中古ノート(ジャンク)を購入しました。2018年に登場したモバイル向け低電圧版(U型番)第8世代~第11世代Core i3は前世代の第7世代Core i3と同じく2コア4スレッド動作ですが、それまではCore i5/i7しか対応していなかったインテル・ターボブーストテクノロジー(負荷がかかった際に一時的に動作クロックを向上させる仕組み)が搭載されたため、パフォーマンス面で大幅に性能が向上しています。

スポンサーリンク

1.第11世代Core i3搭載のThinkPad L13 Gen 2を購入

ジャンクとはいえ安心のThinkクオリティ。ただし解像度HDはともかくとしてTN液晶は今となってはいろいろと厳しい
10月中旬に秋葉原のジャンクショップで2020年に発売されたThinkPad L13 Gen 2のジャンク品を購入しました。

このショップはもともと土曜日と日曜日しか営業しておらず、基本的に扱っているすべての商品がジャンク品となっていますが、比較的新しい世代のノートPCが他の店よりも安価に手に入ることが多く、秋葉原に行った際には必ず立ち寄っています(この記事では諸事情により店舗名は伏せさせていただきます)。

たまたまX(Twitter)をチェックしていたところ、ThinkPad L13 Gen 2のジャンク品を2台販売している情報を見かけ、実機を確認しに行きました。到着が昼過ぎと遅かったため、コンディションが比較的良いほうの個体は既に売り切れでした。

しかし、奇跡的に「ディスプレイに白シミあり、筐体に破損あり、底面のゴムが欠品」という状態の個体が残っており、価格も14,000円(税込)と安価だったので即決で購入しました。注目商品はすぐに売り切れるので、夕方まで迷っていたら残っていなかったかもしれません。

購入したThinkPad L13 Gen 2は「OSライセンスはWindows 10 Home、解像度はHD TN液晶、Core i3-1115G4」という構成です。解像度HDという構成は法人向けモデルでよく採用されていますが、L13シリーズではGen3以降廃止されています。

通常中古であればいくら大好きなThinkPadであっても「Core i3とHDの解像度」だけでスルーしていたところではあるのですが、筐体の破損やディスプレイの白シミがあるとはいえ、現行モデルに近い世代のThinkPadが1万円台前半で購入できることはまず考えられません。状態は良くありませんが、この条件なら、と迷わず購入しました。

購入したThinkPad L13 Gen 2、かのあゆは気に入っていますが、この記事のテーマからは外れてしまうので、後日感想記事を用意したいと思います。

2.最近のCore i3は普通に「速い」

第7世代以前のCore i3について、かのあゆは「CeleronやPentium、Core mよりは性能は高いものの、ターボブーストが搭載されておらず、Core i5搭載モデルとの価格差も少ないので、あえて選択する理由はない」と考えていました。

また、かのあゆがよく購入している中古商品の場合だとCore i5搭載モデルが安く出回ることも多いので、わざわざ性能が劣るCore i3を選ぶ理由はありません。そんなこともあって今回のThinkPad L13 Gen 2がかのあゆにとって初めてのCore i3搭載機となります。

第8世代以降はそれまでのCore i5/i7と同じ構成に。CPUスペックも向上しているので快適度は当然現行i3のほうが上
前述の通り、第8世代からCore i3でもターボブーストがサポートされるようになり、性能が大幅に向上しています。

PASSMARKが公開しているベンチマークスコアを見ると、第11世代Core i3-1135G4は、第10世代Core i7-10510Uに迫るスコアを計測しています。

Core i3-1135G7とCore i7-10510Uの比較:PASSMARK

Core i7-10510Uは4コア8スレッドの構成なので、本格的なビデオ編集やゲームを楽しむ場合は、2コア4スレッド構成のCore i3-1135G4よりも有利です。ただ、文章作成やWEBブラウジング、簡単な画像編集などのタスクの場合だと大きな差を感じる場面は少ないのではないでしょうか。

もともとThinkPadシリーズは一部のモデルを除いてゲーム用途には選ばれないでしょうし、文章作成等がメイン用途なのであればCore i3でも十分かもしれません。

ただし、動画編集をする場合、解像度がFHDまでであれば対応できますが、4K以上になると負荷が高くなるので、中古で購入するのであれば4コア8スレッド動作のCore i5/i7搭載機を購入する方が無難です。

スポンサーリンク

Core i3-1135G4(ThinkPad L13 Gen 2)

Core i3-1135G4(ThinkPad L13 Gen 2)


Core i5-73090U(Let's Note SZ6)

Core i5-7300U(Let’s Note SZ6)

ちょうどL13 Gen 2を入手した一週間後にCore i5-7300Uを搭載するLets’s Note SZ6も中古で購入していたので、PCMarkとCinebenchでベンチマークスコアを比較してみることにしました。

PCMarkのスコアはGPUやSSDの性能も影響するので単純に比較することはできませんが、総合スコアは(当然ではありますが)第11世代Core i3のほうが高い数値を計測しています。

Core i3-1115G4は画像編集や動画編集といったクリエイティブな作業を想定している「Digital Content Creation」のスコアでCore i5-7300Uより高い数値を計測しています。解像度がFHDまでのホームムービーを編集する用途であれば第11世代のCore i3でも十分対応できそうです。

ただ、Core i5-7300Uもビジネスアプリの使用を想定している「Productivity」の項目での性能差はそこまでありません。実際、記事執筆の際のMicrosoft WordやGIMPでの作業についてはLet’s Note SZ6でも快適です。

Core i3-1135G4

Core i3-1135G4(ThinkPad L13 Gen 2)


Core i5-7300U(Let's Note SZ6)

Core i5-7300U(Let’s Note SZ6)

「CineBench R23」でもテストを実施しました。2023年9月にリリースされた最新バージョン、CineBench 2024ではGPUを使ったテストが追加されましたが、CineBench R23ではCPU「のみ」で画像をレンダリングするので、PCMarkと比較するとより性能差を確認しやすいかと思われます。

正直かのあゆの使い方の範囲では大きな差は感じられない
4コア8スレッド構成のCore i5やCore i7よりは落ちますが、マルチスレッド性能は5年前の型番であるCore i5-7300Uを上回るスコアを計測していて、画像のレンダリングもCore i3-1135G4の方が早く処理が完了します。

一方でシングルコアのスコアではそれほど大きな差がないのは少し意外でした。確かにかのあゆの使い方ではCore i5-7300Uでも特にストレスを感じていませんし、むしろOSのサポートが延長されるのであればまだまだ現役で運用できると思います。

ただ最近ではビジネスアプリでもマルチコアを活かすように開発されているので、同じ作業を行う場合であってもCore i3-1115G4のほうがより快適なのは言うまでもありません。

3.実は今の廉価CPUも速い

Core i3だけでなく、実はCeleronも高性能化しています。正確には、1998年にPentium IIの廉価版CPUとして登場し、長年採用されてきたCeleronブランドは2022年をもって廃止されていて、現在では「Intel N」ブランドに移行しています。

省電力コアのみを抜き出した第12世代Core(Alder Lake)は、かつての「何をさせても遅い」と言われたCeleronとはまったく異なるものに進化しています(正確に言えば、初期のCeleronには場合によっては上位CPUを上回る性能を発揮するものもあったため、SNSなどで攻撃的な単語でCeleronを叩く今の風潮は、見ていてあまりいい気分ではありません)。

特に、ミニPCや中国メーカーのWindowsタブレットでも見かけるN200は、第7世代Core i5-7300Uをしのぐ(Passmarkスコアでの比較)性能を有しています。

Windows 11への対応などを考えると、今から第6/第7世代Core i5搭載の中古ノートPCを購入するのであれば、N100/N200搭載機を新品で購入する方がサポート面も含めて安心して使えると思います。

4.まとめ

スマホ・タブレット向けCPUもそうですが、近年エントリークラスのCPUも性能が大幅に向上してきています。以前はかのあゆもCore i3では遅くて性能面で満足できないだろうと思い込んでいたのでThinkPad L13 Gen 2を購入してその速さに驚かされました。第12世代(Alder Lake)以降は4コア8スレッド構成に変更されているので、動画編集も十分カバーできそうです。ここまでくれば「Core i3は微妙」と言う人はいないのではないかと思われます。

SNSなどでは「高性能CPUこそすべて!廉価CPUは人権がない!」という風潮になってきていて「どうなのよ…」と思っているのですが、用途は人それぞれですし、Microsoft 365(Microsoft Office)やブログの投稿といった作業をメインで行うのであればCore i3…どころかIntel N100やIntel N200でも十分だと思いました。

5.関連リンク

インテル® Core™ i3-1115G4 プロセッサー:Intel

スポンサーリンク