中国メーカーのTeclastが10.8インチのAndroidタブレット「M18」を発売しました。スペックは微妙に古い感じがするのですが、ディスプレイサイズがちょっとだけ大きく、解像度も高いのが魅力です。
1.スペック
Teclast M18 | |
OS | Android 8.0 |
CPU | MediaTek Helio X27 |
RAM | 4GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 10.8インチ(2,560 × 1,600) |
LTEバンド | B1/2/3/5/7/8/20 |
SIM | nano SIM × 2(SIM2はmicroSDと排他) |
ネットワーク | 802.11 ac/a/b/g/n、Bluetooth 4.0 |
入出力 | USB Type-C、microSDカードリーダー、オーディオジャック |
カメラ | イン5MP/アウト13MP |
バッテリー | 8,000 mAh |
サイズ | 不明 |
重量 | 不明 |
冒頭に「スペックが微妙に古い」と書きましたが、OSはAndroid 8.0なので「微妙」でもないですよね。またCPUもHelio X27なので、「低性能」とまでは言いませんが、2020年の水準だと「エントリークラスの上の方」くらいです。
RAMは4GB、ストレージは128GBなので、ストレージに関しては余裕のある容量になっています。
そして、この製品の「見どころ」と言えるのがディスプレイです。10.8インチなので、一般的なAndroidタブレット(10.1インチ)よりも少しだけ大きく、また解像度2,560 × 1,600です。ピンとくるのは「動画視聴用」ということですが、この解像度だと「1440p(2.5K)」の動画がピッタリかと思います。ただYouTubeあたりだと、まだそんなに多くはないかも…。
ちょっと残念なのが、サイズが不明であることです。10.8インチという、微妙に大きいサイズなので、この点は購入前に知っておきたかったですね。ただ、おそらく重量は600 g以下には収まっているのではないか、と思います(10.1インチのAndroidタブレットは500 g台であることが多いので)。
2.筐体
Teclastらしい画像です。おそらく実物はこれよりもベゼル幅は太くなっていると思われます。「こういう画像加工は日本のユーザーが一番嫌うんですよ。」とメールしたいところ。Teclastは近年筐体もシステムの挙動も大きく改善され、侮れない実力があると評価しているんですけどね。
背面です。筐体素材は金属製で、これまでのTeclast製品のレビュー経験上、質感も高いものと予想しています。
ディテール画像です。どうやらエッジ部分にはダイヤモンドカット加工も施されているように見えますね。こういう仕上げに関してはTeclastは国内のメーカーに劣らないくらいになっています。
側面と入出力ポートの配置です。スピーカーは下部側面に2つ(ただし、ステレオとは限りません)、また、同じく下部側面にキーボード接続用のコネクターがあります。しかし10月2日現在だとキーボードはまだ販売されていないようです。10.8インチという、少し大きめのディスプレイサイズなので、できればキーボードもセットしたいところですよね。
ボタンやポートはすべて左側面です。USBポートはType-Cで、(タブレットなのでこれで普通ですが)イヤホンジャックもあります。また、SIM/microSDカードリーダーは上部側面(画像の上から2番め)の右側にあります。スマホと同様にピンでスロットを開ける仕組みです。
3.価格など
Teclast M18は中国の通販サイト「Banggood」で販売中で、10月2日現在の価格は179.99ドル(19,354円)です。ただ、現状の価格だと11.6インチサイズでキーボードが付属するTeclast M16のセール価格と大差がなく、「ディスプレイが高精細」というアドバンテージはあるものの、お買い得感はあまり高くありません。
おそらくこの先セール価格になっていくものと思われますが、もう一段価格が下がらないと、他の中華タブレットとの比較では少々厳しいかもしれないですね。しかし、セール価格になる前提で考えれば、そこそこ使えるCPU性能でディスプレイが「ちょっと大きめ、しかも高解像」というのは魅力ですね。
4.関連リンク
Teclast M18:Banggood