現地時間の1月8日は、主要なPCメーカーではなく、割と自由にCES会場をうろついていました。しかし、一応「絶対見ておきたい」ブースがいくつかありまして、そのひとつが「Onyx」でした。OnyxというのはAndroid OS搭載の電子ペーパータブレットを手掛けている会社で、ウインタブとしては私よりも「ライターのnatsukiさん専属ブランド」という感じになっています。日本の正規代理店であるSKTのご協力もあり、つい先日最新の大型タブレット「BOOX MAX3」をnatsukiさんがレビューしたばかりです。
Onyxのブースに到着すると、品の良い女性が応対してくれました。それで「なんか新しい製品ありますか?」と聞いてみたら「BOOX MAX3というのがあります」とのご回答だったので、名刺を渡し、その場でウインタブのnatsukiさんのレビュー記事を見せて「SKTのご協力ですでに実機レビューしてます。他にはなにかありませんか?」とさらに質問したところ、「いやあ、ないですねえ。」とのこと。
うーん、ちょっと残念だけど仕方ないか…。ん?何だこりゃ?
どう見てもスマホ。しかもディスプレイはE-ink。サイズは5.5インチくらいでしょうか。
筐体はプラスティックのようですが、指紋センサーもついていますし、カメラもある、と。
「あ、それ日本での発売が予定されていません。今のところ中国国内のみで発売することになっています。それと、まだ開発中なので、市販バージョンは細部が異なるものになるかもしれません。」とのお話がありました。
せっかくなんで挙動を確認するために動画を撮影してみました。
んー、やっぱりE-inkだとどうしても反応が少し遅れてしまいますね。しかし、メイン用途ととして電子ブックリーダー、サブ用途として予備スマホ、みたいな使い方をするのならかなり便利かもしれません。単体で通信ができるというのもいいですよね。
まあ、SKTも慈善事業で代理店をしているわけではなく、その製品が採算ベースに乗るか判断しなくちゃいけないわけで、それを外野の人間が「どうしても売ってくれ」なんて言えませんね。買う人を数千人くらい見つけられるんなら別ですけど。
この製品に関しては今後の進捗(いろんな意味で)に期待することにしましょう。
それと、配布されたパンフレットの中に、こんなのがありました。
「BOOX Poke 2」です。6インチのAndroid OS搭載小型電子ブックリーダー。この製品の前身機「Poke Pro」はウインタブでも紹介記事を掲載しています。OSもAndroid 9.0ですし、全体的にスペックアップしているようです。また、デザインもカッコいいですよね。
「じゃ、これ見せてください。」
「持ってきませんでした…」
ということで、実機は見られませんでした。で、先ほど名刺交換した際にいただいた名刺をもう一回見てみたら「CEO」って書いてるんですよね…。
「社長さんですか?」
「はい。Poke Pro 2については後日高解像の画像などの資料をメールでお送りします。」
「ありがとうございます。じゃ一枚写真を」
この方がOnyxの社長さんです。先程の動画でも一生懸命スマホを操作してくれました。CESのブースで社長に会えるとは思っていませんでしたが、大変真面目で礼儀正しい方でしたね。こういう人が社長なら、しっかりとしたモノづくりをしているんだろうなあ、と思えます。
Onyxの製品は今後も積極的に取り上げていきたいと思います。E-ink端末のレビューに関してはnatsukiさんという人材もいますので、この先もしっかりとしたレビューを掲載できると思いますしね。
ただ、やっぱスマホは気になりますよね?日本発売が実現するといいなあ、と思います。
コメント
スマホで動画や写真を見ない代わりに長時間駆動を実現して欲しい。ただし超大容量のバッテリーなんか積んで、厚くて重いのは嫌だ!!
という思いから、前からe-ink搭載のスマホ出してくれないかなぁと思っている自分としては欲しい!と思う企画ですね。
これで、DASUNGのハイスピードe−inkモニター
https://www.indiegogo.com/projects/first-e-ink-monitor-with-front-light-touch/x/12573644#/
並の反応スピードだったら、速攻で買っちゃいます。
日本向けには、取り敢えずドコモとソフトバンクのプラチナバンド帯を押さえてくれた世界共通機を作ってもらって、開発費の足しに、クラウドファンディングで資金集めてもらう。と言う形式とってもらえないかなぁーと夢想してしまいます。
面白すぎる。さすがはONYX。E-inkなのに、表面がグレアなのも、なんか新鮮。
スマホとしてなら、バンド19に対応してくれるといいですね。
あとは、さすがにニーズは限られてくると思うので、確かに、こういうものこそ、「技適取得したらどのくらい買う人いる?」というクラウドファンディング案件ですかね?
E-inkスマホか
YOTAPHONEシリーズとかHisenseのやつとかあったけど
結局手にすることはなかったなあ欲しかったんだけどね