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BOOX Poke Pro - 6インチ、Kindle Paperwhiteと同じサイズでGoolge Playが使えるAndroid 6.0搭載!のE-Inkタブレットというか電子ブックリーダーというか

BOOX Poke Pro 日本発売
先ほど速報記事を掲載しましたが、SKT株式会社が中国Onyx社のE-Inkタブレット「BOOX Poke Pro」を日本国内で正規輸入販売します(12月25日から)。この種の製品、「タブレット」と呼ぶべきか「電子ブックリーダー」と呼ぶべきか、私自身もよくわかりませんが、「何と比較すべきか」というのはある程度明確になっていると思います。

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1.スペック

BOOX Poke Pro
最初にサイズを確認してみましょう。比較対象は「Kindleシリーズ」です。

BOOX Poke Pro:160 x 114 x 7.8 mm / 170 g
Kindle:160 x 115 x 9.1 mm / 161 g
Kindle Paperwhite:167 x 116 x 8.18 mm / 182-191 g
Kindle Oasis:159 x 141 x 3.4-8.3mm / 194 g

Kindleの最上位モデルOasisのみディスプレイが7インチ、あとはすべて6インチです。ここで言えるのは「Poke ProはKindleシリーズとほぼ同じサイズである」ということです。非常にわかりやすいですね。

Kindleと異なるのは、Poke ProはAndroid 6.0を搭載しており、ユーザーが自由にアプリをインストールして使えるという点です。もちろんE-Inkディスプレイの性質上ゲームを快適に遊ぶというのは無理があり、日頃ライターのnatsukiさんが記事で書いているように、使いやすそうなのはサードパーティのブックリーダーアプリくらいでしょうかね。もちろんKindleアプリも含みますw

CPUは型番が公開されておらず、4コアの1.6GHzということしかわかりません。ただし、上に書いたようにもともとゲームで遊ぶための製品ではないのでCPU性能そのものはそれほど重要ではないと思います。

RAMは2GB、ストレージは16GBです。ストレージに関しては「活字の本」中心の利用であれば全く問題ないかと思いますが、マンガをよく読む、大量に保存したい、というニーズだと少し足りないかもしれません。またこの製品はSDカード(microSDカード)リーダーがついていませんので、容量の拡大もできません。

ディスプレイは6インチで解像度が1,448×1,072(300ppi)となっています。KindleだとPaperwhiteが300ppiになっていて、同じ6インチなので同等の解像度と言えます。Oasisも300ppiですがサイズが7インチ、Kindle(無印)は167ppiです。また、画面はモノクロ(正確には16階調グレースケール)で、これはKindleシリーズと同じです。ただし、活字とか画像の表示がどのくらいキレイなのか、というのは数値だけでは判断ができず、こればっかりは実機を並べてみないとなんとも言えません。

Poke ProはWi-Fiモデルです(正規輸入品なので技適も心配無用)。SKTからはバンドについて開示はなく、中国のBOOX公式サイトを確認しても「2.4GHz」とだけ記載がありましたので、おそらく「b/g/n」に対応するものと思われます。

入出力ポートはmicroUSBで、イヤホンジャックはありません。上位モデルのBOOX NovaだとType-Cになるんですが、このへんは少し不満を感じる人もいるかもしれないですね。

BOOXシリーズはファームウェアのアップデートなどもきちんと対応してくれます。また、SKTという会社も不具合情報の開示であるとかサポートに関しては非常に誠実なので、安心して使えそうです。

2.筐体

BOOX Poke Pro
この画像よりもむしろトップ画像を見ればそれで十分だろ!という気もします。Kindle Paperwhiteによく似ているというか、6インチサイズなのでデザイン面で凝りようもないのかもしれません。

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BOOX Poke Pro
この画像を見ると、下部ベゼルにホームボタンが配置されています。SKTによれば「バックボタン」と「電源ボタン」がついているということでしたが、画像が少ないのでよくわかりません。ということで、YouTubeで動画を探してみたところ、公式動画は見つけられませんでしたが、非常にわかりやすいレビュー動画がありました。

Onyx Boox Poke Pro Review

この動画、英語なのですが筐体説明や機能説明がしっかりなされていますので、以下、画像を引用しながら説明します。

BOOX Poke Pro
筐体下部です。画像左にあるのが電源ボタン、あとはmicroUSBポートが見えます。

BOOX Poke Pro
もちろん、というかGoogle Playがインストールされています。わかってましたけど画像で見ると安心…。

BOOX Poke Pro
文字コードはUTF-8に対応していましたし、この画像の「Code Page」の意味するところはわかりませんが、日本語対応もしっかりとなされているようでした。このへんはSKTがメーカーと連携しているのだろうと思います。

3.価格など

BOOX Poke Proは12月25日の発売予定で、Amazonに出品されます。価格は23,800円(税込25,704円)です。電子ブックリーダーとして見た場合、Kindle Paperwhiteとサイズやディスプレイ品質などが近い製品と言えます。しかしこの製品はOSにAndroid 6.0を搭載し、Google Playからのアプリ導入も可能であるなど、Kindleシリーズとはかなり異なる部分が多いです。

また、価格の面でもKindle Paperwhiteよりも高価(Kindle Paperwhiteはストレージ8GBのWi-Fi・広告なしモデルが15,980円、32GBのWi-Fi・広告なしモデルが17,980円)です。ただ、一般人でも容易に理解できることですが、Amazonというのはコンテンツ(この場合は電子書籍)を押さえていますので、ハードウェアで儲ける必要がないというか、ビジネスモデル的には儲けないほうがいいわけで、独立メーカーであるOnyxとは事情が異なります。それを考慮すればSKTの設定価格は妥当だと思います。実際この製品は「Amazon縛り」じゃないですし。

純粋に電子書籍を楽しむのであればKindleのほうが安いし、あえてBOOX Poke Proを買う必要はないのかもしれません。しかし、ここはウインタブです。「どうしようかなあ」という読者が多いのではないか、と思います。

4.関連リンク

SKT株式会社 公式サイト
BOOX Poke Pro:Amazon
※12月25日発売のため、12月21日現在購入はできません

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