HP Elite Folio - 5Gにも対応、ヴィーガンレザーに覆われた個性的なARM版Windowsマシン

HP Elite Folio
HPがARM版Windows(WoA)の2 in 1 PC「Elite Folio」を発売しました。この製品は少し前に「発表」されていたのですが、いよいよ日本国内でも発売の運びとなりました。製品名に「Elite」とついている「法人向けPC」ですが、もちろん個人も購入できます。

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1.Elite Folio スペック

  Elite Folio
OS Windows 10 Pro
CPU Qualcomm Snapdragon 8cx Gen2
外部GPU なし
RAM 8GB/16GB
ストレージ 256GB / 512GB SSD
ディスプレイ 13.5インチIPS(1,920 × 1,280)タッチ
LTEバンド 5G:1/2/3/5/7/8/12/20/28/38
41/66/77/78/79
LTE:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/14
17/18/19/20/25/26/28/29/30/66
ネットワーク 802.11 a/b/g/n/ac/、Bluetooth 5.0、LTE
入出力 USB Type-C(5Gbps、USB PD、映像出力対応)x 2 、オーディオジャック、nanoSIMスロット
カメラ Webカメラ(720p)顔認証対応
バッテリー 46WHr(最大 21.1 時間)
サイズ 298.6 x 229.6 x 16.1 mm
重量 1.33 kg

バリエーションモデル

・RAM8GB/256GB SSD
・RAM16GB/512GB SSD

ARM版Windowsの特徴

メリット
・コネクテッド・モダンスタンバイ(バックグランドにて超省電力状態のまま通信)
・スリープ状態からの瞬間復帰
・長時間バッテリー
デメリット
・ARM版Windows用に開発されたものを除き、基本的に64ビットのアプリは動作せず

コメント

OSはPro版です。冒頭記載の通り、ARM版ですが、HP公式サイトには「現在のWindowsベースのPCは、リリース時にWindows 11にアップグレード可能になります」という説明がありましたので、おそらくWindows 11へのアップグレードも可能と思われます。

CPUはSnapdragon 8cx Gen2です。Qualcommによれば「Intelの第10世代Core i5と比較して、消費電力は約半分、最大18%高速」とのことです。以前レビューしたMicrosoft Surface Pro X(ARM版Windows搭載機です)よりは高性能になっているとは思いますが、Surface Pro Xはベンチマークソフトがまともに動作しませんでしたし、64ビットアプリが動かないなど制約のあるOSなので、「Core i5より上か下か」という議論はなじまないように思われます。まあ、Surface Pro Xのレビュー経験のある者としては「話半分くらい」と理解しておくほうがいいだろうと思います。ただし、Windowsの基本操作などではARM版だから挙動がおかしい、ということはありません。

RAMとストレージの組み合わせは2種類で、8GB/256GBと16GB/512GBです。なお、RAMはオンボードなので、購入後にユーザーがDIYで増設・換装するのは難しいです。ディスプレイは13.5インチのIPS液晶で、1,920 × 1,280と、一般的なノートPCよりも縦方向に長い形状(アスペクト比3:2、Microsoft Surfaceシリーズと同じ)です。2 in 1筐体なのでタッチ対応もしますし、HP スリムアクティブペンが付属し、ペン入力も可能です。

通信周りではWi-Fi6に対応するほか、全バリエーションモデルで5G/LTEが使えます(別途通信契約が必要です)。ARM版Windowsは「常時接続」がセールスポイントなので、基本的にすべての製品でモバイルネットワーク接続が可能ですが、5G対応というのが新しいですね!

入出力ポートは「少ない」です。USB Type-Cが2つのみ。USB PDと映像出力にも対応しますが、この製品への充電/給電ポートも兼ねていますので、仕事用にバリバリ使う、ということだとポート不足になりそうです。あと、SD(microSD)カードリーダーもありません。データのやり取りはクラウドで、ということでしょう。

また、ARM版Windowsのセールスポイントのひとつ、バッテリー駆動時間ですが、最大21.1時間と開示されています。実機を使ってみないと何とも言えませんが、ウインタブの経験上、バッテリ駆動時間のメーカー公称値は「実駆動時間の半分くらい」だと思っています。ただ、この製品の場合は仮に半分(つまり10時間強)だとしても終日バッテリー駆動でPC作業ができますね。

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2.Elite Folio 筐体

HP Elite Folio
Elite Folioはコンバーチブル2 in 1なのですが、筐体構造は一般的なコンバーチブル2 in 1とは異なります。でも、「Microsoft Surface Laptop Studio」とほとんど同じ構造ですね。それと、同じHPの「Spectre Folio 13」に非常によく似ています。

HP Elite Folio
天板です。表面にヴィーガンレザーが貼られています。Spectre Folio 13は吟味された素材の牛革が貼られていましたが、素材こそ異なるものの、製品の方向性は同じかと思います。ヴィーガンレザーの下の素材はマグネシウムです。

HP Elite Folio
Surface Laptop StudioやSpecre Folio 13と同様、天板の中ほどで「折る」ことによって筐体を変形させます。

HP Elite Folio
こちらがタブレットモード。

HP Elite Folio
で、こちらはメディアモードといいます。一般的なコンバーチブル2 in 1のテントモードに近い感じですね。

HP Elite Folio

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キーボードです。日本仕様は「85キーJIS標準準拠、防滴機能付き、バックライト付き、キーピッチ 18.4×18.4mm、キーストローク 1.3mm」となります。また、キーボード面上部にペンを収納するスペースがあり、ここにペンを収納しておくと自動的に充電されます。この構造はSurface Pro XやSurface Pro 8と同じですね。

HP Elite Folio

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側面と入出力ポートの配置です。やっぱりポートの数はかなり少ないですよね。それと、この製品、キーボード面に2つ、側面に2つ、合計で4スピーカー搭載です。もちろんBang & Olufsenチューニングなので、音質にはかなり期待できそうです。

3.Elite Folio 筐体

HP Elite FolioはHP公式サイトで販売中で、10月3日現在の価格は184,580円(税込み)から、となっています。また、この製品はウインタブ読者クーポンが使えますので、表示価格からさらに4%OFFで購入できます。

ウインタブとARM版Windows、ということだと、正直「Microsoft Surface Pro Xの実機レビュー」で評価が止まっている、というのが現状です。Surface Pro XはARM版であるということを意識せずに快適な操作ができましたが、「スリープからの爆速復帰」であるとか「長時間のバッテリー駆動」についてはあまり高く評価できませんでした。また、快適に使えるとは言っても、価格が「Core i7搭載機と変わらないかむしろ高い」という水準なので、「それならSurface Pro 7(当時)のCore i7モデルでいいのでは?」とも思いました。

Elite Folioについては、5G対応とか、高い質感の筐体であるとか、独特のコンバーチブル2 in 1筐体であるとか、ペンが付属すると言ったARM版Windows以外の部分でも魅力的な製品と言えますが、実際どのくらいのパフォーマンスになっているのかは何とも言えません。早く実機を手にとってみたいところです。

4.関連リンク

この製品は読者クーポンにより、4%OFFで購入可能です。そのため、まずこちら
ウインタブ専用リンク(クーポン)_法人向けPC
にアクセスし、その後こちら
HP Elite Folio 製品詳細icon
にアクセスしてご購入ください。この操作でショッピングカートのところで4%の「特別値引き」が表示されます。

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