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OnePlus 7T Pro - OnePlusのハイエンドがニューモデルに!変更点は少なめながら、McLaren Editionが追加されました!

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こんにちは、ゆないとです。10月10日にOnePlusから新モデル「OnePlus 7T Pro」が発表されました。9月26日にバージョンアップモデルの「OnePlus 7T」が発表されたばかりですが、今回発表されたのは前モデルである「OnePlus 7 Pro」の後継モデルになります。「OnePlus 7T」の方はウインタブに記事を掲載済みです。こちらもご覧ください。
OnePlus 7T - スマホのハイブランド、OnePlusのニューモデル!これが今のベストバイスマホだと思います

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正直なところ、デザインもスペックも「ちょっとのプラス」と言って良いくらいのアップデートとなっています(これがOnePlusの本来のTシリーズの出し方だとは思っているのですが)。OnePlus 7 Proを愛用している私としては、バージョンアップしたい!というよりは、このままでも十分だと思うことができる程度のアップデートに、少し残念な気持ちを抱きました。気になっていた方々の中にも、同様に思った人は多いのではないでしょうか。この程度のアップデートに留まったのは、それだけ前モデルが完成された製品だったから、と思うのは私だけですかね…

前モデルでは2モデル(無印とPro)同時に発表されましたが、今回はわけて行われることになりました。この狙いは、同時に発表された特別コラボモデル「OnePlus7T Pro McLaren」の存在でしょう。こちらはF1などでも有名なマクラーレンとコラボし、マクラーレンのスーパーカーをイメージしたカラーバリエーションとなっていて、この特別モデルを印象づけるための戦略なのかもしれません。そんな存在なだけに、RAMなどの構成は同シリーズの中でも一番ですし、デザインも尖っています。

スペック

specsheet
OSは、Android 10がベースのOxygen OSです。見た目や使い勝手はAOSP版(素のAndroid)にとても近く、シンプルで使いやすいです。そこにジェスチャー操作やOnePlusスマホの特徴であるアラートスライダー(通知モードの切替が可能な物理スイッチ)の設定などが追加されています。

CPUにはSnapdragon 855 Plusが搭載されています。前モデルである855のアップデート版になります。大きな性能差はありませんが、クロックアップとGPU性能が15%向上しており、近頃だと”ROG Phone 2″などのゲーミングスマホに採用されています。Antutuスコアは約39万点となっているので、この製品でもそれに近いスコアとなるでしょう。

RAMは、通常モデルが8GBのみ、McLarenモデルが12GBとなっています。前モデルが6/8/12GBと3種類あったのですが、この製品では2種類となります。そんなにスペックを求めない人にとっては、6GBが選択できなくなってしまったのが残念ですね。しかし、前モデルの販売も継続しているようなので安心してよいのかもしれません。

ストレージはどちらも256GBのみです。前モデルには設定のあった128GBは現時点ではありません。この製品はSDカードによる拡張ができませんが、256GBあれば、ゲームや動画、写真の保存など、空き容量の心配はしなくても良さそうです。UFS3.0による高速なデータ転送にも対応します。高速なデータ転送ができることは利点で、OSやアプリの起動、ページのアニメーションの速さにも影響します。UFS3.0の採用例はまだ少ないです。

ディスプレイは前モデルから「少しプラス」の要素があります。サイズは変わらず6.67インチのAMOLEDで、解像度も変わらず3,120×1,440となっています。CoringのGorilla Glassでエッジはカーブしています。ここは好き嫌いの分かれるところですが、SamsungのGalaxyシリーズよりも緩やかなカーブエッジなので、光の当たり具合などが気になってしまうかもしれません。私はOnePlus 7 Proで慣れました。そして一度体感したらやめられないスムーズなスクロールが気持ち良い90Hzのリフレッシュレート、ノッチのないフルスクリーンがこの製品の特徴です。さらに画面内指紋認証センサーを搭載しており、その認証速度はとても高速です。

そして、プラスされた要素というのが、「HDR10+」への対応です。HDR(High Dynamic Range)対応の動画コンテンツの再生が可能となり、通常よりもたくさんの色の表現ができるので、より鮮明で美しい映像を楽しめます。

SIMスロットには、nano-SIMが2つ格納可能です。SDカードはどちらにも格納は出来ず、SIMのみとなっています。

入出力はUSB3.1 Gen1 Type-Cに対応しています。OnePlus独自の充電制御技術「WarpCharge30T」に対応します(後述します)が、Type-C搭載向けのUSB PDでの充電も可能です。つまり、専用の充電器がない場合でもある程度高速な充電は可能ということです。reddit(米国でメジャーな掲示板サイト)の情報で、OnePlusの中の人が投稿していた前モデル「OnePlus7 Pro」の情報ですが、USB Type-CのAlternate Modeによる画面出力も可能とのこと。おそらくこの最新モデルでも可能でしょう。

残念ながらカメラに変更はないようです。リアはトリプルレンズで48MP(メイン)+8MP(望遠)+16MP(超広角)となっています。少し前に発表された「7T」が同じトリプル構成ながら、48MP+12MP+16MPという構成なだけに、それよりも位置づけ的に上であろうこの製品のカメラに変更がないというのは如何なものだろうと思います。しかし、これでも十分にきれいな撮影は可能で、48MPがあるおかげで、夜景もとても綺麗に明るく撮影ができます。

注意点として、48MPで撮影したい場合は、ズームが出来ないプロモードにしてあげる必要があります。それ以外は12MPでの撮影になっていしまいます。フロントカメラは、画面側ではなく、上部からせり出すポップアップ式を採用しています。こちらは16MPとなっており、シングルレンズですがポートレートなどの撮影も可能で綺麗に取ることが出来ます。

前モデルでは30万回の開閉ができるほどの耐久性を確保しているということで、通常使っているうえでは不良となることは無いと思われます。私もすでに「7 Pro」を5ヶ月程使っており、顔認証を繰り返し使っていますが、未だに故障しそうな気配がありません。

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バッテリーは微増(プラス85mAh)し、4085mAhとなりました。スマホの中でも大容量な部類に入りますが、OnePlus独自の充電制御「WarpCharge30T」のおかげか、この量でも高速な充電が可能です。前モデルが「WarpCharge30」ですが、それよりも23%向上しているそうです。

サイズ、重量は変わらず162.6×75.9×8.8mm、206gです。200gを超えているのでズッシリとした重さを感じるかもしれません。

筐体

Front
前面です。フルスクリーンのスマホを紹介するのは、ノッチがあるスマホよりも難しいかもしれません。ポップアップ式のおかげでフルスクリーンを実現しています。上下のベゼルはほとんど無く、左右のエッジはカーブをしているため左右のベゼルも目立ちません。しかし、写真でもそうですが、エッジに光があたった際は少し見づらいでしょう。

Back
背面です。縦にレンズが3つ並んだトリプルカメラが配置されています。カラーは「ヘイズブルー」と言う名前で、グラデーションになっています。カメラ下にはフラッシュとOnePlusのロゴマーク、そして下部にはOnePlusの名称が入っています。少し気になるのは、前モデルになかった黒いセンサー部分です。公式サイトを見る限りだとスペックに「Laser Sensor」とあるので、新しく深度センサーが搭載されているのでしょうか。

Side
側面は、左がボリュームボタン、右はアラートスライダーと電源ボタンです。アラートスライダーは3段階で調整が可能です。

Liquidcooling
内部にはヒートシンクが設けられ、熱処理もしっかりとされています。ゲーム中や充電中などは発熱しやすいので温度を低くしてくれるメリットがあります。

vibration
Haptic Vibration機構(直訳すると「触覚振動」。バイブレーション機能)もあり、自然で、性格で満足度の高いフィードバックを返してくれます。

Dolbyatmos
Dolby Atmosが搭載されています。デュアルスピーカーでしっかりとしたステレオ感が得られます。

Fnaticmode
Fnaticモードはゲーム最適化モードです。ネットワークやGPU、RAMなどの最適化を自動でしてくれます。ゲーミングスマホではないものの、ゲームが快適にプレイできる環境を提供してくれます。

McLaren Edition

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McLarenとのコラボモデルは、アクセントカラーにパパイヤオレンジを用いた特別なカラーになっています。基調色はブラックで、カメラ周辺に不思議なマーブルのような模様が描かれています。アラートスライダーはアクセントカラーになっていますね。


また、Oxygen OS内で設定できるアクセントカラーやアイコンも専用のデザインとなっており、通常モデルとは異なり、ラグジュアリーでちょっと知的なデザインになっている印象です。

case
通常モデルではクリアのTPUケースが付属しますが、このモデルには、両脇がカーボンファイバーで、それ以外の部分がイタリア製のアルカンターラとなった専用のケースが付属します。

価格など

OnePlusのUnited Statesでは「OnePlus7T Pro」は販売をしておらず、OnePlusのUnited Kingdomの公式サイトで予約受付中です(McLaren Editionは11月5日発売予定)。通常モデル(Haze Blue)が699ポンド(約95,844円)、McLaren Editionが799ポンド(約109,555円)となっています。あまりにも高額な値段になっていますが、ヨーロッパでは付加価値税(VAT)が付いているので、実際の値段はもう少し下がります。単純計算では、イギリスの場合VAT20%なので、通常モデルが582.50ポンド(約79,310円)、McLaren Editionが665.83ポンド(約91,297円)です。

OnePlusのTシリーズはOnePlus3Tから始まり、もともとはCPUを最新のものにしてリリースされていました。本来であれば、今回の7T Proもそれに近い程度のアップデートなので妥当と言っても良いと個人的には思いますが、7 → 7Tはそれなりに大きな変化になったこともあり、今回紹介したProのほうはいまひとつパッとしない印象となるのは仕方のないことだと思います。さらに、私がOnePlus7 Proユーザーということもあり、ユーザー目線ということがあるのはご承知おき頂きたいです。

これでOnePlus7シリーズは全て出揃いましたが、気になっていた方はどれが一番魅力的だったでしょうか。まだ悩んでいる方には、迷わずこのOnePlus7T Proに決めることをおすすめします。「7T」の紹介記事では7Tが今のベストバイだと記載しましたが、それを塗り替えこのモデルが今のベストバイだと思います。価格とスペック、そしてデザインのバランスがとても優れた良い製品です。公式サイトだけではく、Banggoodなどのサイトでも販売されることになると思いますので、安くなったときに狙うのもありだと思います。

関連リンク

公式ストア(United Kingdom)
製品ページ(通常モデル)
製品ページ(McLaren Edition)

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