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NOMU S10 Proの実機レビュー(第2回) ー タフなだけでなく中身もバランスが取れた良端末(かのあゆ)

NOMU S10 Pro 実機レビュートップ画像
こんにちは。かのあゆです。昨年ウインタブで実機レビューを行った「NOMU S10 Pro」をかのあゆもレビューさせていただけることになったので、現在メイン環境とほぼ同じ環境を構築して持ち歩いています。個人的にレビューするのを楽しみにしていた端末でしたが、予想以上に完成度が高い端末に仕上がっていました。提供していただいたNOMUにはこの場でお礼申し上げます。ありがとうございます。

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1.端末を落としたからこそ感じる安心感

割れたGalaxy S8
個人的な話になってしまいますが、先日ウインタブでも実機レビューを書かせていただき、大事に使っていたGalaxy S8を落下させ、液晶を割ってしまいました。ケースとフィルムを装着していたためダメージは最小限で済みましたが、それでも液晶パネル上部が割れてしまうという惨状となりました…。


NOMU S10 Proはそんな不慮の落下でも耐えられるタフネスなつくりとなっています。かのあゆとしてはもう二度と端末を落としたくないので、試用機で試すことはしませんでしたが、NOMUの公式動画で4.5M上からコンクリート下に落下させるテストを行っています。

結果は(おそらく筐体部に傷は発生しているでしょうが)無事に動作しており、その耐久性は「本物」といえるものになっています。そのほか中華スマートフォンとしては異様すぎるくらいハードなテストを行っており、NOMU S10 Proに限らずNOMU製品の耐久性は「本物」といってもいいのではないでしょうか。

NOMU S10 Pro - 中国のアウトドアスマホ、メーカーがまた無茶なテストやってるので紹介します

バイエル社製ラバー素材採用
筐体の作りに関しても背面やサイドパネルはドイツ・バイエル社製の高品質なラバー製となっており、タフネススマホにふさわしく落下時の筐体ダメージを最小限に抑えるつくりになっているのは感心します。

またラバー製のため、ケースを装着しなくても傷が入ることをあまり気にしなくていいのは個人的に素晴らしいと感じました。

ぜいたくを言うなら次期モデルはキャップレス防水にしてほしい
ただしファーストレビューでもある通りIP68レベルの防水・防塵に対応しているのは安心できるのですが、端子部に関してはカバー式ではなくキャップレス防水仕様にしてほしかったのが正直なところです。

カバー式だとパッキンが劣化して防水性能が著しく落ちるというケースをかのあゆも何度か見てきたので、次期モデルがあるのであればこの辺を改良していただければより完璧になるのではないか、と思います。

2.カスタマイズのし甲斐がある「素の」Android

OS面に関しては本当に「独自のカスタマイズが行われていない」「素のAndroid 7.0」で、昨年レビューを行ったZOJI Z7にプリインストールされていたアウトドアに必須のツールなどもインストールされていないシンプルさです。

感覚的にはNexusシリーズにインストールされているOSの仕様に近く、必要なGoogleアプリもプリインストールされているので、後は自分の好みのアプリをインストールしていき、「自分色に」にカスタマイズしていけばいいのではないでしょうか。

かのあゆとしてはこの「ピュア」なAndroid OSを搭載してきたことをかなり高く評価していますし、実際に試用するのが楽しみだった理由の一つでもあったりします。

ホームランチャーを自由に入れ替えることができるのもAndroidの魅力の一つ
せっかくなのでかのあゆはランチャーを「Launcher3」のカスタマイズバージョンに変更し、最新のPixel 2風味のホームランチャーに変更して運用しています。

Rootless Pixel Launcher 2.1 – Github

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3.十分すぎるパフォーマンス

エントリー向けMT6737の中でも性能が高いMT6737T
またCPUに関してはMediaTek MT6737”T”を採用。MT6737は無印版のものも存在しますが、クロック数が1.3Ghzから1.5Ghzに上がっており、GPUやメモリのクロック数も上がっているため、パフォーマンスは大幅に向上しています。

実際にかのあゆのメイン環境とほぼ同じ環境で運用していますが、非常にサクサク動作しており、パフォーマンス不足を感じる箇所はありません。重量級の3Dゲームをプレイする用途でもなければ本端末も十分メインを務めさせることができると感じました。

カメラサンプル1
カメラサンプル2
カメラサンプル3
カメラに関してもハイエンドクラスの画質と比べるのは酷ですが十分使える性能です。持ち歩いている間に何枚か写真を撮影してみました。

タフネスなだけでなく、スマートフォンとしてみてもバランスの取れた良端末に仕上がっていると感じました。

4.PDA工房製液晶保護フィルムについて

相変わらず精度が高いPDA工房フィルム
今回もPDA工房に本端末用の液晶保護フィルムを作成していただいています。今回の試用機に装着されていたものは「キズ自動修復」タイプのものとなります。

本製品の特徴として、フィルムについた浅い傷であれば自動的に修復してくれます。あまりに深い傷はさすがにカバーできませんが、USBケーブルと一緒に持ち歩いているときに発生してしまう浅い傷に関してはほぼ完全に修復してくれる印象です。

実際にモバイルバッテリーやほかの端末、USBケーブルと一緒に本端末を持ち歩いていますが、一般的な液晶保護フィルムで発生してしまう傷は全くと言っていいほど発生していません。

NOMU S10 Pro自体ゴリラガラス3を採用しており、筐体の作りもあって頑丈ではあるのですが、それでも完全にキズや割れを防いでくれるわけではありません。ラフな環境で運用される本端末だからこそ、液晶保護フィルムを装着して保護してあげたいところです。

5.まとめ

NOMUのスマートフォンは初めて試用しましたが、非常に頑丈なつくりと余計なカスタマイズが一切されていないピュアなAndroid OS、十分な性能もあって非常に高品質な端末だと感じました。

最近のトレンドともいえる縦横比18:9ディスプレイでも2.5Dラウンドガラスでもない、非常にごついデザインですし、中華スマートフォンのエントリーモデルでも搭載されることが多くなってきた指紋認証センサーも搭載されていませんが、本端末はそれでいいんです。このデザインこそ信頼のあかしだと思っています。

日本国内で正規流通している端末で本端末と競合するのはCAT S40/S60や京セラのTORQUEシリーズ、業務用で高価なパナソニックのTOUGHPADシリーズになります。

本端末に関しては専用ケースがほぼ存在せず、日本国内のAmazon.co.jpでは手帳型ケースが流通しているだけとなっていますが、こんな異様にタフなつくりの端末にケースを装着するのはそもそもナンセンスといえます。液晶フィルムの装着は必須ですが、「漢らしく」ケースなしで使うのが一番ベストな使い方かもしれません。

また本端末の前モデルとなるNOMU S10に関しては初期出荷OSがAndroid 6.0でしたが、現在ではAndroid 7.0へのアップデートファイルも公式で提供しており、ハードスペックを除けばほぼ本端末と同内容にアップデートすることが可能となっています。

本端末がAndroid 8.0以降にアップデートされるかどうかは不明ですが、OSアップデートに関してもしっかりアフターしているのは好印象に感じました。今後NOMUから発売される新しいタフネススマートフォンにも大いに期待したいところです。

6.関連リンク

NOMU S10 Pro - 5インチ、そんなにハイスペックじゃないけど、筐体品質が素晴らしいアウトドアスマホ(実機レビュー)
NOMU S10 Pro:Aliexpress(公式ストア)
NOMU S10 Pro:TOMTOP
NOMU S10 Pro:geekbuying
NOMU S10 Pro:Banggood
NOMU S10 Pro:Gearbest

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