こんにちは、かのあゆです。KEIANより久々にタブレットの新モデル「KI-Z101E」が発表されました。Android 11をプリインストールし、CPUに日本国内では珍しいUNISOC製のものを搭載していますが、性能としてはエントリークラスの製品となります。
1.KI-Z101E スペック
スペック表
KEIAN KI-Z101E | |
OS | Android 11 |
CPU | UNISOC SC9863A |
RAM | 3GB |
ストレージ | 32GB |
ディスプレイ | 10.1インチIPS(1,280x 800) |
LTEバンド | — |
SIM | — |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.2 |
入出力 | USB Type-C、MicroSDカード、3.5mmイヤホンジャック |
カメラ | イン0.3MP/アウト2MP |
バッテリー | 6,000 mAh |
サイズ | 243 x 162 x 8.6 mm |
重量 | 545 g |
コメント
搭載しているOSはAndroid 11です。まもなく最新バージョンとなるAndroid 12がリリースされる予定となっていますが、新しいバージョンを搭載していることはありがたいのですが、KEIANの場合OSアップデートやセキュリティアップデートをあまり行わない点に注意が必要です。おそらくKI-Z101Eに関してもAndroid 11のままOSアップデートは行われないものかと思われます。
CPUはUNISOC SC9863Aです。Teclastなど中華メーカーでは搭載機が多いUNISOC製CPUですが、日本国内向けに販売されている機種では非常に珍しい存在といえます。ただしSC9368Aという製品自体は2019年に投入された製品で、ウインタブでも同CPUを搭載する「Teclast P80X」を実機レビューしていますがAntutu Benchmark v7での総合スコアは72,063点と低めです。ゲームに関しては「モンスト」などの2D主体のタイトルであれば楽しめるでしょうが、基本的にはWEBブラウジングやSNSの利用がメインになると思います。RAMは3GB、内蔵ストレージは32GBという構成で、MicroSDカードによるストレージ拡張に対応します。
ディスプレイは10.1インチサイズで、解像度はWXGA(1,280 x 800)です。パネルは視野角の広いIPS液晶を採用しています。
カメラはイン0.3MP、アウト2MPという構成です。ちょうど先日レビューしたAndroid 10 Go搭載スマートフォン「ADP-503G」と同じスペックですが、今となってはメモ代わりとして使うにも少々厳しそうです。
ワイヤレスネットワークは802.11a/b/g/n/acとBluetooth 4.2に対応します。また、バッテリー容量は6,000 mAhで、接続ポートはUSB-Cを採用しています。
2.KI-Z101E 筐体
前面です。Xiaomi Pad 5やiPad mini(第6世代)など、ベゼルレスデザインを売りにしているタブレットが増えてきていますが、KI-Z101Eでは従来通りのスタンダードなデザインを採用しています。ただ前面だけ安っぽさは感じられません。
背面です。社名ロゴすら配置されていないシンプルすぎるデザインで、筐体色は「ブラック」一色のみが用意されています。「背面のほぼ全面にアルミハウジングを採用している」とのことで、質感にはある程度期待できそうです。
3.KI-Z101E 価格など
KEIAN KI-Z101Eは現在ソフマップ、ビックカメラなどの家電量販店などで販売中で、価格はオープンとなっていますが、参考までにビックカメラでの販売価格は27,780円(税込)です。
一般向けにも販売されていますが、正直Xiaomi Pad 5がセール価格で299ドル(約33,300円、6GB/128GB版のワールドプレミア価格)で購入できたことを思えば割高な印象があります。どちらかといえば企業がOSをカスタマイズできるキッティングサービスを利用してデジタルサイネージとして活用したり、飲食店などのメニュー用端末としての運用がメインになると思われます。
4.関連リンク
KEIAN KI-Z101E:KEIAN
KI-Z101E:ビックカメラ